【葬送のフリーレン】レルネンは一級魔法使いの老人!強さやゼーリエとの関係は?

一級魔法使いの老人、レルネンを特集します!人気漫画『葬送のフリーレン』に登場するレルネンは、主人公フリーレンが臨んだ一級魔法使い試験で試験官を務めていたおじいちゃんです。これから、穏やかな見た目に反して短気とも言われる彼の強さや、大魔王ゼーリエをはじめとする魔法使いとの関係を考察していきます。二級魔法使いの若い女性エーレや七崩賢の最後の生存者マハト、そしてマハトの弟子デンケンといった多彩な顔触れが登場します。是非ご覧ください!

【葬送のフリーレン】レルネンは一級魔法使いの老人!強さやゼーリエとの関係は?のイメージ

目次

  1. レルネンは一級魔法使いの老人
  2. レルネンの強さや能力
  3. レルネンとゼーリエやフリーレンの関係
  4. レルネンとデンケンの関係や再登場
  5. レルネンに関する感想や評価
  6. レルネンまとめ

レルネンは一級魔法使いの老人

葬送のフリーレンの作品情報

この記事では、フリーレンとフェルンが臨んだ一級魔法使い試験で登場した一級魔法使いのおじいちゃん、レルネンを特集します。これから、レルネンの強さや「神話の時代の大魔法使い」ゼーリエやエーレたちとの関係などを探っていきますが、まずはその前に『葬送のフリーレン』の作品情報をお届けしましょう。最初に『葬送のフリーレン』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

葬送のフリーレンの概要

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『葬送のフリーレン』は、山田鐘人が原作を手掛け、アベツカサが作画を担当した日本のファンタジー漫画です。小学館の「週刊少年サンデー」にて2020年22・23合併号から連載が続けられています。

書籍の総部数は2023年10月時点で1100万部を突破しており、第14回マンガ大賞と第25回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました。また、テレビアニメが制作され、2023年9月より日本テレビ系列などで放送されています。

葬送のフリーレンのあらすじ

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千年以上生きるエルフの魔法使いフリーレンは、勇者ヒンメルたちとともに魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらしました。フリーレンたちは再会を誓い、50年後に再びヒンメルのもとを訪ねますが、ヒンメルはすでに老いており寿命は残りわずかでした。その後、ヒンメルの死に触れ、「人を知る」ことをしてこなかった自分を悔いるフリーレンは、人を知るための旅に出発します。

レルネンのプロフィール

ここからは、この記事のメインテーマである『葬送のフリーレン』のレルネンの話題に移ります。レルネンは、フリーレンとフェルンが参加した一級魔法使い試験で試験官を務めていた、一級魔法使い・第一号とされる人物です。大昔の魔法使いの証である「聖杖の証」を知る数少ない人物で、この証を持っていた無資格の魔法使いフリーレンに対して、例外的に一級魔法使い試験への参加を認めました。

そんなレルネンの年齢ですが、年老いた体つきや白髪の見た目から80歳くらいと推定されます。レルネンは大魔法使いゼーリエが設立した大陸魔法大陸魔法協会の筆頭一級魔法使いであり、ゼーリエの最古参の弟子でもあります。

レルネンは、貴族の出身で、青年期には優雅で魅力的な容姿をしていました。性格は穏やかな好々爺で、師であるゼーリエからは謙虚で堅実、臆病と評されつつも、実際には度々過激な行動に出ることもあります。作中では問答無用で突然フリーレンに襲いかかるところが描かれています。ちなみに、レルネンという名前の由来ですが、ドイツ語で「学ぶ」という言葉から来ています。

葬送のフリーレン 1 | 書籍 | 小学館

レルネンの強さや能力

強さや能力①武闘派魔法使い

次に、筆頭の一級魔法使い、レルネンの強さや能力について考察していきます。レルネンは、外見はただのおじいちゃんで、とても強そうには見えません。しかし、フリーレンやゼーリエによれば、彼は武闘派魔法使いだそうです。フリーレンは、彼を「平和な時代にはふさわしくないオーバースペックな腕前を持つ」と評価し、ゼーリエは「魔王軍との戦火の時代に生まれていれば、歴史に名を刻んでいたことだろう」と賞賛していました。

レルネンは、ゼーリエの弟子たちの中でも抜きん出た才能を持ち、魔王以外で唯一初対面でフリーレンの魔力制限を見抜いた眼力を有しています。戦闘スタイルはフェルンに似ており、独自の黒い攻撃魔法の速射で相手を圧倒します。戦闘経験も豊富で、本人曰く「時間稼ぎの」巧妙な戦い方を得意としています。物語では最強の七崩賢「黄金郷のマハト」と対峙し、マハトが全力ではなかったとはいえ、一対一で渡り合っていました。

強さや能力②ゴーレム作りの腕も良い

レルネンは戦闘のみならず、ゴーレム製作の腕も優れています。一級魔法使い試験の二次試験では、レルネンが製作した「脱出用ゴーレム」が受験者の安全を確保するための仕掛けとして登場しました。この特殊なゴーレムは、マッチョな小人が瓶の中に収められており、瓶を割ると巨大化し、使用者を安全に保護しながらダンジョンの外まで運搬する高性能なアイテムです。

作中では、一級魔法使いゼンゼの複製体からの攻撃を軽減するなど、レルネンの戦闘でも大活躍しています。また、マハトとの戦いでは、異なる種類のゴーレムを駆使して対戦します。マハト相手には一苦労でしたが、彼を足止めする役割は十分に果たしていました。

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レルネンとゼーリエやフリーレンの関係

レルネンとゼーリエの関係

半世紀以上にわたり、レルネンは大魔法使いゼーリエの弟子として人生を送っており、ゼーリエを深く慕っています。彼に対する尊敬の念は極めて強く、そのために物語の中でとんでもない行動に出ることもありました。レルネンは、自分が何もできずに一生を終えれば、ゼーリエの師としての実績が一つ消え去り、ひいては彼女を未来で孤独にさせてしまうと考えました。

そこで、自らの名前を歴史に刻むため、勇者一行の魔法使いであるフリーレンに突然襲いかかりました。しかし、フリーレンは抵抗することなく、「フリーレン、私はなぜか弟子を取り、一度も後悔したことはない。歴史に名を刻めなくても、私はきちんと覚えているよ」というゼーリエの言葉を伝えました。

この言葉を聞いて、レルネンは歴史に名を刻むことよりもゼーリエの心に永遠に残ることを選び、戦いを終えました。ただし、一見すると冷静な老紳士のように見えるレルネンは、実はかなり血の気が多く、魔法でフリーレンの肩をぶち抜いたりしているので、彼女には嫌われているようです。

レルネンとフリーレンの関係

続いて、レルネンと本作『葬送のフリーレン』の主人公、フリーレンとの関係について考察してみましょう。レルネンは、フリーレンの持つ聖杖の証を知る数少ない魔法使いであり、また、あることをきっかけにフリーレンに襲い掛かりました。

レルネンは聖杖の証を知っていた

レルネンがこの物語に初登場したのは、4巻の終盤、フリーレンとフェルンが一級魔法使いの試験を受けようとする場面です。この時、レルネンは、フリーレンが何百年も前に取得し、現在も所持している聖杖の証を知っていました。それまでフリーレンに対してタメ口で接していましたが、聖杖の証を目にした瞬間から敬語を使うようになりました。「まさか、まだこれを知ってる人がいたなんてね」と、フリーレンも驚きを隠せませんでした。

レルネンはフリーレンに戦いを挑んだ?

ゼーリエは、レルネンに対して興味深いことを口にしています。その言葉には、老い先が短いと自覚しているゼーリエの心情が滲んでいます。フリーレンとの対戦はこれから一生ありえないだろうと述べて、たとえ戦っても勝っても意味がないと語っています。

ゼーリエの弟子の中で歴史に名を刻むことができたのは、フランメという大魔法使いだけであり、このままではゼーリエが生きた証が消えるという不安がレルネンを行動へと駆り立てました。前項で触れましたが、フリーレンに闘いを挑んだのです。しかし、レルネンの挑戦をフリーレンは快諾せず、歴史に名を残す必要などないと述べます。ゼーリエはそのようなことを気にする必要はないと語っていたというのです。

フリーレンは、自分の弟子にも素直に感情を伝えることができないゼーリエを子供のようだと表現しました。これに対して、レルネンはフリーレンに襲いかかり、フリーレンの防御魔法を貫通しました。ところが、それでもなおフリーレンは挑戦を受け入れませんでした。

レルネンとエーレの関係

次に、レルネンと2級魔法使いのエーレの関係を見ていきます。物語の中で直接的には言及されていませんが、レルネンは一級魔法使い試験を受験していたエーレのおじいちゃんだと噂されています。エーレは魔法学校では首席の魔法使いで、試験に合格し一級魔法使いとなった後、北部高原へと向かいました。

『葬送のフリーレン』の42話では、自分のおじいちゃんが一級魔法使いであるとエーレが言及しており、60話の終盤ではエーレがヴィアベルとシャルフにレルネンを紹介する場面が描かれています。一級魔法使いは大陸に数えるほどしかおらず、なおかつご老体であるということから、レルネンがエーレのおじいちゃんである可能性は極めて高いと言えるでしょう。

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レルネンとデンケンの関係や再登場

レルネンはマハトの黄金郷で再登場した?

なかなか好戦的なおじいちゃん、レルネンが9巻で再登場します。物語では、七崩賢の一員であるマハトによって黄金に変えられた町、マハトの黄金郷にエーデルとともに潜入することになります。ちなみに、この時エーデルはメトーデについて「やばい女」と表現しています。メトーデとは、一級魔法使いで精神魔法の専門家です。小さい子の頭を撫でるのが好きで、過去にゼーリエの頭をなでなでしようとしたことがあったのです。

そして、物語ではマハトとレルネンの1対1の壮絶な戦いが繰り広げられます。ところが、意外なことに、レルネンは非常に強く、また戦う姿勢はとてもかっこいいものでした。勝利することはできませんでしたが、エーデルにマハトの記憶を読ませるための時間を稼ぎました。

最終的には、エーデルにマハトの記憶を読ませ、マハトの黄金郷からの脱出に成功します。レルネンはその後、マハトの記憶を友人のデンケンに手渡します。この出来事は、物語を新たな展開へと導くこととなりました。

レルネンとデンケンの関係

次に、レルネンとデンケンの関係を見ていきましょう。少年時代、デンケンは魔法の腕を磨くためにマハトのもとで修行しました。かつて軍に所属していたデンケンは、魔法使いとしてのスキルを高め、激しい権力闘争にも勝ち抜いた、老獪な宮廷魔法使いでした。

デンケンはレルネンと一級魔法使い試験を共に受けた仲間であり、若い頃に苦楽を共にした同僚でした。レルネンは貴族の出身でありながらも、デンケンという軍の経歴を持つ友人と意気投合し、親しい仲になったと伝えられています。

しかし、レルネンは優れた才能を持ちながらも社交性に欠け、その後、地位を失う運命に見舞われました。その際、最後までレルネンを庇ってくれたのがデンケンであり、レルネンの中に深い感謝の念と義務感を生み出しました。いつの日かデンケンに対し、その時の恩義を返すことを心に誓ったとされています。

それから半世紀以上が経過し、デンケンは故郷がマハトによって黄金郷へ変貌したことを知り、帰郷したいと望むようになりました。この想いに応え、レルネンは最大限の援助を約束しました。黄金郷を元の姿に戻すため、レルネンは精神魔法の専門家であるエーデルを連れて黄金郷の調査に乗り出しました。

マハトとの交戦をも厭わず、レルネンは、デンケンが故郷を救うための重要な情報を持ち帰ることに成功しました。レルネンの支援がなければ、デンケンが故郷を救うことはできなかったでしょう。フリーレン一行の助けもあったとはいえ、レルネンたちの協力が不可欠でした。

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レルネンに関する感想や評価

ここまで『葬送のフリーレン』のレルネン特集をお届けしてきましたが、最後にレルネンに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、ある方法で魔法使いたちの性格診断ができるというツイートです。その方法とは、愛用杖診断で、華奢で弱々しいレルネンが丸太のような杖を使っているところに着目し思いついたようです。その杖から受ける印象そのままに、レルネンは短気で過激な行動に出る一面を持っていました。

次のツイートでは、この記事でも紹介したゼーリエを孤独にさせたくないというレルネンの心情を紹介しています。ヒンメルと同じことを語るレルネンに、胸が熱くなったと語っていました。

最後に紹介するツイートでは、レルネンが若い頃勤めていた宮廷で冷遇された原因を分析しています。それによると彼の性格に原因があるとのことで、プライドの高さや皮肉っぽいところが裏目に出たようです。
 

最後に紹介するのは、『葬送のフリーレン』の良いところを語るツイートです。それは、レルネンやデンケンなど、老いてなおロックな心を失わない魔法使いが数多く登場するところだそうです。

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レルネンまとめ

この記事では、「『葬送のフリーレン』のレルネンは一級魔法使いの老人!」と題して、彼の強さやゼーリエをはじめ、フリーレンやデンケン、マハト、エーレたちとの関係について考察してきました。

まとめのイメージ

一流魔法使いのレルネンは、穏やかな外見とは裏腹に武闘派で知られています。フリーレンは彼の強さを平和な時代にふさわしくないと述べ、師のゼーリエは彼を歴史に名を刻む魔法使いと、その強さを讃えました。レルネンは、黒い攻撃魔法の速射で相手を圧倒するだけでなく、ゴーレム製作にも優れた才能を発揮し実戦で大活躍しました。

また、他の魔法使いとの関係では、大魔法使いゼーリエに50年以上師事し深く敬愛しています。フリーレンとの関係は、彼女が聖杖の証の所持者と知ると一目置くようになりましたが、ゼーリエへの思いから突然襲いかかり嫌われてしまいました。また、二級魔法使い・エーレとの関係では、いくつかの証拠からレルネンがエーレのおじいちゃんであると推定されます。

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