【ワンピース】バッカニア族とはくまの種族？巨人族やルナーリア族との関係は？

ワンピースの1095話にて、バーソロミュー・くまが、巨人族の血を引いているバッカニア族であることが判明しました。本記事ではバッカニア族にスポットを当てて、強さやルナーリア族との関係などを解説していきます。また、バッカニア族のくまの謎についても考察していくため、ぜひチェックしてみてください。

バッカニア族が登場するワンピースは、1997年より「週刊少年ジャンプ」にて連載されてから、またたく間に人気を博した漫画作品です。作者は尾田栄一郎先生で、2023年4月時点では、全世界累計発行部数が5億1000万部を突破しました。

1999年からはテレビアニメーションも放送開始され、映画やゲームなどさまざまなメディアミックスも展開されています。2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネスにも認定されており、世界中で人気を誇る作品です。

海賊王になることを夢見ていた幼いルフィは、海賊のシャンクスと親しくなります。ある日、シャンクスの戦利品であるゴムゴムの実を食べてしまいました。そして、泳げない体と引き換えに、ルフィは全身ゴム人間となります。それから10年後、17歳になったルフィは、シャンクスから託された麦わら帽子を被って、たった一人で航海へ出ました。彼は航海中に次々と個性豊かな仲間を増やし、麦わらの一味の海賊団を結成します。

ワンピースのくまは元王下七武海の一人で、正体は革命軍の元幹部でもあります。くまはジュエリー・ボニーに、自身のことを特殊な種族であると明かしましたが、名前や特徴などは一切分かっていませんでした。その後、1095話でくまは絶滅種のバッカニア族の生き残りだと、サターン聖が語ります。そのことから、彼の種族名は、バッカニア族であることが判明しました。

バッカニア族は巨体で圧倒的な力強さを持つ種族です。くまの身長も689cmで、イワンコフが巨人族の血を引いていると発言しました。ただ、特殊な種族でない者でも、巨体であれば巨人族の血が混じっているといわれています。巨人族の血を引いている人間は少なくないですが、バッカニア族が特殊扱いされているのは、何か秘密が隠されている可能性もあります。

ワンピースのバッカニア族は、奴隷階級だったことも1095話で判明します。天竜人たちは、自分たち以外の人間を全て奴隷として見下していました。その中でも、特別にバッカニア族が公の奴隷階級として、認定されていたのでしょう。天竜人たちが彼らを一際虐げているのは、かつての敵だという理由からです。また、それ以上に彼らが再び自分たちの敵になることを、恐れていたと考察できます。

くまの父親は素性を知られないように、ひっそりと生活していました。そのため、くまが誕生した頃は、両親とも奴隷ではなかったのです。しかし、その後に両親がバッカニア族だと発覚してしまい、そのまま天竜人の奴隷として生かされました。バッカニア族は、世界に大罪を犯した一族として存在していますが、真相は明らかにされていません。

ゴッドバレーとは、海軍中将のモンキー・D・ガープが「海軍の英雄」と呼ばれるきっかけとなった島の名前です。世界最強といわれたロックス海賊団の船長ロックス・D・ジーベックを、ここでガープが討ち取りました。バッカニア族は、ゴッドバレーでの人間狩りの目玉とされていたことも判明します。元々ゴッドバレーは世界政府の非加盟国で、天竜人の土地ではなかったのです。

しかし、彼らはゴッドバレーを占領して、先住民をはじめ奴隷や犯罪者を使って、先住民を一掃するために人間狩りを開催しました。その際に、バッカニア族は人間狩りの目玉として、ゴッドバレーに連行されたようです。もしかすると、くま以外のバッカニア族もゴッドバレーに潜んでいるかもしれません。

バッカニア族は身体が頑丈で非常に大きく、怪力であることが特徴です。イワンコフが「巨人の血を引いているんだってな」と発言したことから、人間と巨人のハーフである可能性が高いです。ただ、人間と巨人は体のサイズが大幅に違うため、何者かが人工的に生み出したという考察もできます。巨人並みの人間の身体に頑丈さと怪力が加われば、圧倒的に強いことは間違いありません。最強種族といっても過言ではないでしょう。

バッカニア族とは、サターン聖によれば世界に大罪を犯した一族で、くまがその末裔となります。また、くまは巨人族の血も引いており、天竜人から重い荷物を持たされていました。バッカニア族が世界に対して犯した大罪とは、どのようなことでしょうか？

おそらく、900年前に勃発したDの王国との戦争の際に、Dの王国側について戦闘した一族だったと考察できます。バッカニア族と普通の巨人族との違いが、何であるのかは不明です。読者の中では、巨人族よりも力が強い説も浮上しています。

ルナーリア族とは、かつて神と呼ばれた種族で、攻撃力と防御力は最強だといわれていました。そして、バッカニア族も、ルナーリア族と並び立つほどの強さを持つ種族だと考察できます。両種族とも「絶滅種」という立場で、生き残っている者が非常に少ない状態です。

ルナーリア族のキングは、黒い羽根と白髪、褐色の肌が特徴になります。また、背中で炎が噴出しているときは無敵になるのが、ルナーリア族の性質です。ルナーリア族もキングしか生き残っておらず、バッカニア族と同様に、世界に対して大罪を犯した一族だったのかもしれません。そして、ルナーリア族にも、何か特殊な能力を持っている一族の可能性もあります。

くまがシャボンディ諸島へ降り立った2年前、元ロジャー海賊団のシルバーズ・レイリーに「縁あってこの一味をここから逃がしたい」と話します。しかし、それ以上のことは語られず、麦わらの一味を助けた本当の理由は不明です。もしかすると、彼はすでにゴムゴムの実の正体を、知っていたかもしれません。

1095話でくまが幼少期の頃に、ニカについての伝説を父親から聞かされていたことが明かされます。そして、彼は自分の娘にも、ニカの伝説や憧れの存在であることを語りました。このことから、ゴムゴムの実の正体が、ヒトヒトの実モデルニカと知っているとも考察できます。ルフィがジョイボーイの後継者と知っていて助けたとしても、おかしくないでしょう。

くまは人間としての自我を消されてしまい、自分が何者かも分からない状態になります。1094話のボニーの回想シーンで、ベガパンクと何者かの会話が描かれました。何者かは、くまの自我を残すことは断じて許さないと、脳改造をベガパンクに命令します。

くまの記憶を見たボニーは、「お前が父を殺したんだ、サターン」というセリフを放ちました。このことから、くまの自我を消滅させたのは、五老星の一人サターン聖であることが判明します。サターン聖は、なぜ自我を消すことに、強いこだわりを持ったのでしょうか？くまの思想は天竜人の存在そのものを否定し、人間は全て平等であるべきだというものでした。

そのような思想の持ち主は、危険だと感じたためだと考察できます。また、くまは特殊な種族で殺せなかったため、死ぬよりも辛い目にあわせようとした可能性もあります。天竜人に逆らえば、くまのような最強の男でもこのようになると、見せしめにしたのでしょう。また、くまが天竜人の言いなりになったのは、娘の命を守るためだった可能性が高いです。

くまが奴隷階級のバッカニア族だと判明したのと同時に、ソルベ王国の王族ではないこともほぼ確定です。彼はソルベ王国で生まれていますが、王国を作ったわけではありません。種族が奴隷階級の者が、ソルベの王族というのはあり得ないためです。

したがって、くまは奴隷階級出身でありながら、世界政府加盟国のソルベ王国の国王になりました。ちなみに、ボニーはソルベ王国の太后コニーとよく似ているため、王族の血を引いている可能性が非常に高いです。

ロックス海賊団がゴッドバレーを襲撃した頃、子供だったくまは人間狩りの目玉として連れて来られていました。センゴクが語っていたゴッドバレー事件の状況と、天竜人と多くの奴隷がいた頃の状況が一致します。

ちょうど人間狩りが開催されている最中に、ロックス海賊団が現れたのでしょう。その後、ロジャー海賊団も登場する可能性が高いです。ロジャーが海賊を解放するかもしれませんが、激しい戦闘中の隙を見て逃げ出す可能性もあります。

巨人族の血を引いているバッカニア族は、かつて世界に大罪を犯したため、奴隷階級にされたといわれています。回想シーンでくまの父親は、バッカニア族の家系はニカの伝説が伝えられていると、くまに語りました。このことから、バッカニア族はジョイボーイと共に、20の王国と戦った可能性があります。

スクラップ置き場で目を覚ました鉄の巨人の大きさからも、Dの王国が巨人族に関わっていると考察できます。また。イム様が巨大な麦わら帽子を手にしていたことも、関係しているようです。ジョイボーイと血筋が繋がっているのか、ただ一緒に戦っただけなのか、今後の展開で明かされることを期待しましょう。

白ひげの身長は666cmという巨体で、幼少時代のイラストからも、生まれつきで身体が大きかった様子です。880cmのリンリンと比べれば、白ひげは小さく見えますが、サイズ的にはバッカニア族のくまと同じくらいです。また、くまと白ひげの顎には、似たような形のくぼみがあります。他にも、巨体と筋力を活かした高度な攻撃力を持っていることも、共通しているのです。

このことから、白ひげもバッカニア族の血を引いているのではという考察が、ファンの間で浮上しました。しかし、白ひげがバッカニア族であるのか、何か関係があるのかなどの詳細は明かされていません。白ひげの他にも、巨体で高度な攻撃力を持ったビックマム・カイドウなども、バッカニア族と関係しているのではないかと言われています。

バッカニアという言葉は、カリブの海賊の前身の言葉だったといわれています。肉の燻製を作る際に使う木砕を意味する「buccan」が由来で、バッカニアと呼ばれた17世紀にカリブ海で活躍した海賊がいました。また、カリブ海の海賊時代にバーソロミュー・ロバーツという人物が存在しており、生まれたときはジョン・ロバーツという名前だったそうです。

海賊の船長だったバッカニアのバーソロミュー・シャープにちなんで、改名したと言い伝えられています。これらのことから、ワンピースのバッカニア族とバーソロミューは、カリブの海賊が元ネタで間違いないでしょう。

サターン聖はバッカニア族のくまに、気持ちが悪いくらい執着しすぎているという感想がありました。天竜人にずっと付きまとわれて、優しいくまがかわいそうという声も上がっています。

バッカニア族は世界政府に大罪を犯し、ルナーリア族は先住民と駆逐されたため、くまやキングだけしか生存していないのだろうと考察する声が上がっていました。また、バッカニア族がルナーリア族とは真逆で、太陽の一族だと思うという読者もいます。

ビッグマムが揃えていない種族の一つは、バッカニア族でした。ルナーリア族は、捕獲されて研究所行きとなります。それに対して、バッカニア族は研究すらせずに奴隷直行だったのは、同じ絶滅種でも方向性が若干違うという感想もありました。

バッカニア族という新しい種族が登場して、しかも絶滅種ということもあり、ワンピースの正体や空白の100年の謎が解き明かされそうと期待する声が上がっています。また、くまの過去回想でゴッドバレーが関わっていたため、ゴッドバレー事件の全貌が近いうち明かされるかもしれないと推察する読者もいました。

ワンピースのバッカニア族は、バーソロミュー・くまが属する種族で、絶滅種といわれています。かつて世界に対して大罪を犯した種族であると、サターン聖は発言しており、世界政府からも敵視されている存在です。外見は人間のようですが、巨体で怪力を持ち、巨人族の血を引いています。バッカニア族やくまについては、まだ明かされていない秘密もあるため、今後の展開に注目しておきましょう。