【チェンソーマン】偽チェンソーマンの正体は何者?登場回や正義の悪魔説を考察

「チェンソーマン」に登場する偽チェンソーマンについてまとめています。正義の悪魔やチェンソーの悪魔、亜国セイギ説などをピックアップして、偽チェンソーマンの正体を徹底考察!また、偽チェンソーマンの登場回や、ユウコ編や落下の悪魔編の活躍シーンなどもネタバレしています。本作の偽チェンソーマンに関する感想や評価も紹介しているため、気になる人はぜひチェックしてみてください。

【チェンソーマン】偽チェンソーマンの正体は何者?登場回や正義の悪魔説を考察のイメージ

目次

  1. 偽チェンソーマンとは?
  2. 偽チェンソーマンの正体は何者?悪魔説を考察
  3. 偽チェンソーマンの正体に関するその他の説を考察
  4. 偽チェンソーマンの登場回や活躍
  5. 偽チェンソーマンに関する感想や評価
  6. 偽チェンソーマンまとめ

偽チェンソーマンとは?

偽チェンソーマンは、本作2部の「学園編」より登場した謎の多いキャラクターで、読者によって名付けられた愛称です。ユウコを殺害したり、落下の悪魔を攻撃してデンジを助けたり、不可解な行動が多くあります。本記事では、偽チェンソーマンとは何者なのか、さまざまな考察が浮上している中で、特に有力といわれている説を解説していきます。

チェンソーマンの作品情報

チェンソーマンの概要

偽チェンソーマンが登場するチェンソーマンは、藤本タツキ先生によるダークファンタジー漫画作品です。2019~2021年に第1部「公安編」が、週刊少年ジャンプにて連載されました。また、2022年からは第2部「学園編」が少年ジャンプ+にて連載中です。

2023年8月時点でコミックス15巻までの累計発行部数が、2600万部を突破する記録を達成します。宝島社「このマンガがすごい!」では、2021オトコ編第1位を獲得しました。他にも、第66回小学館漫画賞少年向け部門を受賞しています。2022年10月よりアニメ版が、テレビ東京系列ほかにて放映が開始されました。

チェンソーマンのあらすじ

主人公のデンジは、死亡した父親が残した多額の借金返済に追われ、貧しい生活を強いられます。相棒のポチタと、悪魔を駆除するデビルハンターの仕事で生計を立てました。ある日、雇い主のヤクザに騙されて、ゾンビの悪魔に殺されてしまいました。デンジはポチタと契約を交わし、チェンソーの悪魔になれる能力を得て復活します。そして、現場に駆けつけたマキマにスカウトされて、公安所属のデビルハンターとなりました。

偽チェンソーマンの概要

偽チェンソーマンとは、本作の第111話で初登場をした、チェンソーマンと非常によく似た正体不明の存在です。正体が明かされていないため、悪魔であるのか、熱狂的ファンの人間なのか、読者の中でさまざまな考察がされています。

偽チェンソーマンのシルエットは、チェンソーが生えた頭部と筋肉質な腕が特徴です。どちらかというと、デンジよりもポチタが変身したときのチェンソーマンに似ています。偽チェンソーマンという名前は、作中で登場したわけではなく、読者から呼ばれるようになった愛称です。

本物のチェンソーマンとの大きな違いは戦闘方法です。デンジは計画的に実行するのが苦手なタイプで、いかなるときも自由自在に敵へ真正面から向かっていきます。恐れずに深く考えないで戦うのが、デンジの最大の強みであり特徴です。一方、偽チェンソーマンは、敵が油断しているときや、背後から奇襲を仕掛けており、戦闘方法がまったく違います。

アニメ『チェンソーマン』公式サイト

偽チェンソーマンの正体は何者?悪魔説を考察

偽チェンソーマンの正体は正義の悪魔?

偽チェンソーマンの正体は何者であるのか、読者の中でもさまざまな考察が上がっています。まずは正義の悪魔説です。正義の悪魔はチェンソーマン「学園編」第98話で登場しており、偽チェンソーマンと同様に正体が明かされていません。

委員長とユウコは、正義の悪魔と契約を交わし、能力を与えられています。契約の対価は何もなかったようで、「光り輝く正義の心」を貰ったと彼女は話しました。そして、正義の悪魔は正体を隠して学校に通っていると、ユウコは言います。つまり、彼女は正義の悪魔の正体を、知っているということです。

第111話で正義の悪魔がユウコを殺害したのは、偽チェンソーマンの正体について「口封じ」をするためだったとも考察できます。もしも、正義の悪魔が「正義の象徴」の姿を模倣する能力があるとすれば、チェンソーマンの姿に似せることも可能でしょう。たとえば、チェンソーマンファンが契約を交わせば、正義の象徴であるチェンソーマンに変身できるかもしれません。今後の正義の悪魔の動向も注目しておきましょう。

偽チェンソーマンの正体はチェンソーの悪魔?

続いては、チェンソーの悪魔が正体であるという説です。実は、これまで作中でチェンソーマンは、チェンソーの悪魔と呼称されたことがありません。他者がデンジを指す意味で「電ノコ悪魔」などと呼称したことはありました。つまり、チェンソーマンがチェンソーの悪魔であると、確定したわけではないのです。

チェンソーマンは、チェンソーの悪魔そのものの戦闘方法を用いています。しかし、「食べた悪魔を概念ごと消滅させる」というチート能力も持っているのです。極論ですが、チェンソーマンは悪魔ですらないかもしれません。そして、チェンソーマンとは別に、チェンソーの悪魔が存在している可能性もゼロではないでしょう。

偽チェンソーマンの正体は模倣系悪魔?

本作ファンの中で最も多く上がっているのは、コピーの悪魔やドッペルゲンガーの悪魔など模倣系悪魔の説です。能力バトル漫画では、コピー能力を持つ者が登場することは、定番中の定番ともいえます。そして、主人公の能力をコピーしたものの、最後は扱いきれなくなり、自滅して退場する傾向が多いです。真のチェンソーマンであるデンジは、規格外れの奇抜な戦闘方法が特徴のため、模倣するのはなかなか手強いでしょう。

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偽チェンソーマンの正体に関するその他の説を考察

偽チェンソーマンの正体は亜国セイギ?

亜国セイギは、第四東高等学校デビルハンター部の部員です。正義の悪魔と交戦した際に、右目を負傷して黒い眼帯をしています。学校で暴走したユウコを、体を張って止めようとした正義感の強い男です。飢餓の悪魔が「キガ」と自称しているように、亜国セイギの「セイギ」で、正義の悪魔としても不思議ではありません。つまり、偽チェンソーマンは正義の悪魔であり、その正体が亜国セイギというわけです。

悪魔化したユウコを殺した偽チェンソーマンは、亜国セイギと体格がよく似ていたため、正体は彼ではないかと考察されています。ただ、亜国セイギが偽チェンソーマンであることに、違和感を受けるシーンもあります。正義の悪魔の正体を知っているユウコは、亜国セイギがデビルハンター部員として現れた際、特に変わった反応を見せませんでした。亜国セイギが正義の悪魔の正体であれば、ユウコは平静でいられなかったでしょう。

ちなみに、同じデビルハンター部で部長を務めている伊勢海ハルカは、自身がチェンソーマンであるかのような発言をよくします。そして、彼の胸には、デンジと同じくスターターロープが垂れ下がっているのです。ただ、彼が実際にチェンソーマンへ変身したり、スターターロープを引っ張ったりしたことはありません。偽チェンソーマンかのような言動をとりますが、ミスリードの可能性が高いです。

偽チェンソーマンの正体は新規キャラ?

偽チェンソーマンの正体は、過去に登場したことのない新規キャラという説もあります。チェンソーマンと容姿が似ているだけで、まったく別の悪魔として存在している者です。たとえば、「ノコギリの悪魔」「チェンソーマンの悪魔」という新規キャラだったという説も浮上しました。可能性としては低いですが、予想外の展開があるかもしれません。

また、伊勢海ハルカが言うように、彼が本当にチェンソーマンになれるとしたら、偽チェンソーマン自体が存在しないことになります。作中では、サムライソードやボムなどが、人工的に悪魔でも人間でもない武器人間の製造技術を研究していました。武器人間の中で最も強力なチェンソーマンの量産型が、作られた可能性もあります。

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偽チェンソーマンの登場回や活躍

登場回や活躍①ユウコ編

偽チェンソーマンが初登場したのは、ユウコがメインに描かれた原作漫画の13巻です。第111話で、ユウコは悪魔の姿になったままアサの家を訪れて、親戚のデビルハンターの元へ行くと告げました。彼女は親戚なら自分を元の姿に戻せるかもしれないと話します。正義の悪魔と契約をした彼女は、他者の考えが分かる能力を手に入れました。そのため、自分と他者との壁が薄くなり、思考が自身のものかどうかも分からなくなります。

ユウコは正義の悪魔が学校にいることも発言しました。そして、ユウコとアサは、必ず再会することを約束して別れます。夜明け前、ユウコは親戚の家へ向かう途中で、空を見上げました。すれ違ったハトを目にして、「鳥の気持ちも分かったらいいのに」と思います。すると、突然ヴヴンという駆動音が、辺りに響き渡りました。

偽チェンソーマンが現れて、彼女はチェンソーで首を斬り落とされて死亡します。ちなみに、同じタイミングでデンジとナユタが、一緒に眠るシーンが描かれていたため、本物のチェンソーマンでないことは確実です。第一、デンジは女の子が油断している隙に殺すような人物ではありません。そのことから、ユウコを殺した人物を、読者は偽チェンソーマンと呼ぶようになりました。

偽チェンソーマンがユウコを殺さずに見逃していたら、さらに大事件が起きたでしょう。ユウコはすでに暴走した状態で、罪のない多くの生徒を殺しました。彼女が最終的に討伐されたのは、仕方ないことだったかもしれません。

登場回や活躍②落下の悪魔編

ユウコを殺害してから、まったく登場しなかった偽チェンソーマンは、第128話で再登場しました。デンジとアサが地獄に堕ちたシーンで、2人は暗闇の中でリンゴやデビルハンターの頭部がのった皿の上にいました。デンジは気絶しているアサを連れて、地獄の出口となるドアに向かって走り出します。すると、落下の悪魔から料理を提供された悪魔が、デンジを奇襲しました。

デンジの首はちぎれてしまいましたが、手でサポートしながらスターターロープを引いて復活します。やっとのことでデンジがドアまで辿り着くと、すでに落下の悪魔が待機していました。落下の悪魔は、チェンソーマンはメインディッシュに必要ないため、アサを置いて立ち去るように言います。すると、偽チェンソーマンが現れて、落下の悪魔を背後から襲って突き落とし、チェンソーマンと三鷹アサの逃亡を手助けしたのです。

かつて、ユウコを殺した人物と同様に、頭や腕からチェンソーが生えています。落下の悪魔が料理を残す客を絶対に許さないことも、偽チェンソーマンは知っていました。しかも、口調から第126話でデンジに血を与えたのも、偽チェンソーマンだったと考察できます。なぜ、チェンソーマンたちを助けたのか、目的は何であるのかなど、謎の行動が多いです。今後の展開で、偽チェンソーマンの目的が明かされることを期待しましょう。

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偽チェンソーマンに関する感想や評価

正義の悪魔が偽物だったことは、謎の存在である偽チェンソーマンの伏線になるのではと、考察する読者の声が上がっています。ユウコを殺したときまでは、偽チェンソーマンとして存在し、その後は正義の悪魔に擬態していたという考察もありました。本物のチェンソーマンを知る者が、偽チェンソーマンによって消されているという感想もあります。

偽チェンソーマンの正体が誰なのか話題になっていますが、そもそも1人とは限らないかもしれないという考察もあります。偽チェンソーマンは影しか描かれておらず、実際はどのような見た目をしているのか確定していません。そのことから、正義の悪魔の別契約者の可能性もあり、複数人存在する可能性もあると考察する人もいました。もしも、伊勢海部長もその1人ならば、確実にキガちゃん関わっているだろうという感想もあります。

偽チェンソーマンの正体は亜国セイギだと考察する読者の声が、非常に多く上がっていました。悪魔は名前をつけるのが苦手だということから、亜国の名前がセイギのため、正義の悪魔で確定という感想もあります。ユウコを持ち上げたときの長身のシルエットが、似ているという考察もありました。また、亜国セイギは、変身する能力のある火の悪魔だと推察するファンもいます。

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偽チェンソーマンまとめ

偽チェンソーマンは頭部にチェンソーが生えており、筋肉質な腕が特徴で、見た目がチェンソーマンとそっくりです。デンジが変身したチェンソーマンよりも、本来のチェンソーマンの姿に似ています。また、偽チェンソーマンは読者の間で生まれた名前で、作中で実際に呼称されたことはありません。正体は正義の悪魔や亜国セイギ、コピー系の悪魔など諸説ありますが、未だに判明していないため、今後の展開に注目しておきましょう。

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