【ワンピース】キングの本名はアルベル？正体はイケメンのルナーリア族？

尾田栄一郎による漫画、ワンピースは2023年にコミック107巻が刊行され、国内外で5億部以上の発行部数を記録する大ヒット作品です。1999年に放送開始されたテレビアニメは1000話を超え、東映アニメーション制作のアニメの中では最も長い放送期間を記録しています。また、劇場版シリーズは15作品が制作され、特に2022年に公開された「FILM RED」はワンピース劇場版史上、最高の興行収入となりました。

ワンピースは海賊王になるという夢を持って航海に出た少年と、その仲間たちが織り成す友情と成長物語です。長年にわたってヒットを続けるワンピースは、2021年にはすでに「日本一売れている漫画」と評価されています。作者の尾田栄一郎は「生きて動く物」はすべて自身の手で描くと決めています。また、恋愛を描かないことや、麦わらの一味が「殺す」などの言葉をなるべく使わせないよう努めているということです。

主人公のモンキー・D・ルフィは海賊王を目指して、東の海から旅立ちました。航海の途中で出会った仲間たちと「麦わらの一味」を結成したルフィは、ライバルの海賊たちとの戦いの日々を過ごし、仲間との絆を深めていきます。ルフィの旅はついに、伝説の海賊王が遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」があるという偉大なる航路の後半「新世界」に突入します。大海賊との戦いの中でルフィは更なる成長を遂げていきます。

ワンピースのキングは「火災のキング」と呼ばれ、四皇の一角を成すカイドウの百獣海賊団に所属しています。海賊団では最高幹部「大看板」の一人で、カイドウの右腕として信頼される、海賊団の№2です。年齢は47歳、身長は613センチです。大きな黒い翼と背中で燃えている炎が特徴です。普段はマスクを着用しており、素顔は見えません。悪魔の実動物系古代種「リュウリュウの実」の能力者で、モデルはプテラノドンです。

ワンピースのキングの本名がアルベルという名前だったことがわかりました。ここでは、キングの本名、名前についてのエピソードを紹介します。また、キングは常にマスクを着用して素顔を見せないようにしているということで、素顔を隠している理由についてもみていきます。

百獣海賊団の大看板の一人、キングの本名、名前はアルベルといいます。キングという名前はカイドウが付けたものです。キングの本名、名前がアルベルと判明したのは漫画102巻1035話で、キングがアルベルだった頃のことが回想シーンとして描かれています。キングことアルベルは若いころ、パンクハザードにある世界政府の研究所に捕らわれており、耐久実験の対象にされていました。

ある時、アルベルは同じように捕らわれていたカイドウと共に研究所から逃亡します。逃亡する際、アルベルはカイドウに「世界を変えられるか？」と問いかけると、カイドウは「俺にしか変えられねえ」と答えました。そして、アルベルの強さを知ったカイドウは、彼にキングという名前を付けてあげ、新たに作った海賊団で自身の右腕として重用することにしました。

キングの素顔が判明したのはワノ国編の漫画1035話、鬼ヶ島の戦いでゾロと戦ったときでした。ゾロの攻撃でマスクを斬られたキングは自らマスクを破り捨てました。キングは褐色の肌に整った目鼻立ちをしており、素顔はイケメンだったことが分かりました。キングの素顔や外見は、絶滅したとされている種族のルナーリア族の特徴を備えており、キングことアルベルの正体はルナーリア族だということです。

キングは常にマスクを着けており、誰にも素顔や名前などを知られないようにしていました。キングの名前や素顔を知っていたのは、カイドウだけだと思われます。ところが、キングの素顔がゾロとの戦いで明らかにされてしまいました。キングの褐色の肌と白い髪を見たカイドウの部下たちは、報告するだけで世界政府から1億ベリーも報奨金が出る種族だと気づきます。

キングは名前がアルベルだったとき、世界政府に捕らえられて人体実験をされていたという過去があります。世界政府は今でも報奨金を出そうとするなど、キングを探しているようです。このことから、キングは誰にも正体を見られないよう、常にマスクを着けていたと考えられています。

ワンピースのキングの本名はアルベルという名前で、正体はルナーリア族という種族であることが分かりました。ここからは、本名アルベルという名前で、正体がルナーリア族のキングについて紹介していきます。

キングことアルベルの正体であるルナーリア族という種族は、褐色の肌、白色の髪、黒色の翼が外見の特徴で、発火する体質を備えている種族です。どのような環境でも生き残ることができるという強靭な体を持っているのですが、現在はキング一人を残して絶滅したとされています。ルナーリア族については、マルコが白ひげから聞いた話によると「昔々、赤い壁のその上に、発火する種族が住んでいた…」ということです。

赤い壁とはレッドラインのことで、その上に、今は聖地マリージョアがある赤い土の大陸にルナーリア族が住む国があったと言われており、その国は「神の国」と呼ばれていました。このようなルナーリア族も、今ではキング一人を残して絶滅したとされています。過酷な環境でも生存できる耐久性を持っている種族にもかかわらず、ルナーリア族が絶滅した理由については不明です。

絶滅したとされる種族、ルナーリア族について世界政府は興味を示しており、30年以上前、ルナーリア族の生き残りであるキングを捕らえて人体実験を行っていました。キングはカイドウの助けで政府から逃れていますが、政府は生き残りを見つけたことを報告するだけで、褒美として1億ベリーを与えるということです。

また、ビッグ・マムもルナーリア族に興味を持っており、世界中の種族を集めているビッグ・マムの万国（トットランド）にも存在しない種族、ルナーリア族を求めています。そのため、ビッグ・マムはワノ国でキングに船から蹴落とされたことを許し、彼を海賊団に勧誘しています。

ルナーリア族のルナーリアとは、”Lunaria”（月のような）というラテン語だということです。種族の名称が月のような、という意味なので、ルナーリア族は月と関係があると考えられています。ルナーリア族と月の関係については、扉絵シリーズの第9弾「エネルのスペース大作戦」で、翼を持った人が描かれた壁画が登場します。

それは、Vol.35に登場し、エネルが「古代に生きた翼を持った月の人」が描かれた壁画を発見します。そして、Vol.36の内容をみていくと、月の古代都市ビルカに住んでいた月の民が、資源豊富な青色の星へと移り住んだということです。この月の民がルナーリア族ではないかと言われています。

ルナーリア族と月の民の関係のところで、月の古代都市ビルカから青色の星に移住した月の民が、ルナーリア族という説を紹介しました。ルナーリア族と思われる月の民が降り立った場所として、白い翼を持つ住人がいる空島ではないかと言われています。空島は偉大なる航路の1万ｍ上空にあり、神の国と呼ばれるスカイピア、エネルの故郷ビルカ、世界の空を漂うウェザリアなどの島々があります。

このように、空島には月の古代都市と同じ名称のビルカという島があります。ビルカには、月は神が住む聖地で、フェアリーヴァース（限りない大地）と呼ぶ伝説があるということです。このことから、青色の星に降り立ったルナーリア族は空島と、赤い土の大陸に分かれて、それぞれの土地に神の国を作ったのではないかと言われています。

太陽の神ニカとは、古代の奴隷たちが信仰していた神のことです。過酷な境遇にある奴隷たちにとって、太陽の神ニカは「人を笑わせ、苦悩から解放してくれる伝説の戦士」という存在でした。ニカとは、ゴムゴムの実の別名であるヒトヒトの実幻獣種のモデルだということが判明しています。

ヒトヒトの実の能力者がルフィで、彼が覚醒したとき、ズニーシャが「ジョイボーイが帰って来た」という発言をしています。ズニーシャの発言から、ニカの能力に覚醒したルフィはジョイボーイの再来と考えられています。そして、空白の100年に実在したというジョイボーイもニカの能力者だったと思われます。

キングはジョイボーイの登場を待っており、かつて、カイドウがジョイボーイだと考えていたことがありました。ニカは解放の戦士とも呼ばれていることから、昔、ルナーリア族がニカに助けられた可能性も考えられています。このように、ルナーリア族にとってジョイボーイは特別な存在だったと考えられています。

イム様とは、世界貴族の中でも最高の権力者とされる五老星の、その上に君臨する人物です。イム様とルナーリア族の関係については、昔、ルナーリア族がイム様の奴隷だったという説があります。この境遇から救い出してくれたのが、解放の戦士と呼ばれる太陽の神ニカではないかということです。

ルナーリア族とマゼランの関係については、マゼランも全身黒い衣装に身を包み、背中には翼があるということで、彼もルナーリア族ではないかと思われていました。しかし、マゼランは子どもの頃は翼がないことが分かり、ルナーリア族ではないということです。

ここまで、ワンピースのキングの正体であるルナーリア族という種族について紹介しました。ここで、悪魔の実リュウリュウの実の能力者であるキングの必殺技の名前や強さ、懸賞金について紹介していきます。

キングは悪魔の実リュウリュウの実（動物系古代種）、プテラノドンの能力者です。モデルのプテラノドンに変身すると、背面全体が炎で覆われます。アニメ版の変身シーンは、全身が炎で覆われたあと、巨大な翼が現れるという、まるで火の鳥が飛び立つような姿に描かれています。

キングの必殺技の名前にはユニークな特徴があります。その特徴とは、名前の最後に皇（ドン）という言葉が必ずついています。例を挙げると「貂時自尊皇（テンプラウドン）」は、天ぷらうどんが由来です。この技はプテラノドンに変身した獣型の時に、高速飛行をしながら衝撃波を生み出して攻撃します。

「火龍皇（カリュウドン）」は、カレーうどんが由来です。この技は人型のとき、激しい炎で作った龍で敵を攻撃します。「火龍皇」をさらに強力にしたのが「御守火龍皇（オオモリカリュウドン）」です。「天翔龍皇（あまかけリュウドン）」は、あんかけうどんが由来で、プテラノドンに変身して行う突進技です。

キングは百獣海賊団の最高幹部である大看板のメンバーの中で最強とされており、海賊団の№2です。そして、リュウリュウの実の能力者であるキングは、プテラノドンに変身すると超高速飛行ができるようになり、脚力もさらに増強します。キングはこの能力でビッグ・マムの巨大旗艦クイーン・ママ・シャンテ号をたった一撃で海へ蹴落としています。

また、鬼ヶ島でのゾロとの戦いでは強大なパワー、高速飛行と、ルナーリア族の特徴でもある高い耐久性を発揮します。剣豪で、さらに覇王色をまとうゾロの攻撃にキング自身も刀で応戦し、ゾロを大いに苦しめます。しかし、背中の炎の法則をゾロに気づかれてしまったキングは、次第に劣勢に立たされます。キングの背中の炎の法則とは、炎が燃えているときは非常に高い防御力を発揮します。

しかし、消えているときは超高速に動くことはできますが、防御力は下がるということです。ゾロとの対戦の終盤、キングは必殺技「御守火龍皇」を繰り出しますが、ゾロの「閻王三刀龍一百三情飛龍侍極」で戦闘不能となり、鬼ヶ島から落ちていきました。

キングの懸賞金についてみていくと、キングは13億9000万ベリーで、百獣海賊団の最高幹部「大看板」の中でも最も高い金額となります。同じ大看板のクイーンは13憶2000万ベリー、ジャックは10億ベリーです。ちなみに、ワノ国で戦ったマルコが13億7400万ベリー、ゾロが11億1100万ベリーです。

ゾロに敗北したキングですが、懸賞金については、四皇カイドウの右腕で、海賊団の№2にふさわしいということです。ゾロの懸賞金については、キングに勝利していることもあり、今後上がるかもしれないと言われています。

ここからは、ワンピースのワノ国編でキングが活躍したシーンを紹介します。キングはゾロとの戦いに敗れ、その後、兎丼で生死が不明となりました。ここでは、キングの死亡の可能性とその後について、さらにキングの裏切り説について考察していきます。

ワノ国編で初めて登場したキングは鬼ヶ島で、カイドウのいる屋上へ向かおうとするゾロと不死鳥マルコを阻むために、クイーンと共にマルコと戦います。マルコも白ひげ海賊団では№2で、キングと同じように炎を操る能力を持っています。戦いが始まった当初は、キングもクイーンもマルコの能力に圧倒され、ゾロの屋上突破を許してしまいます。

その後もマルコの攻撃を何度も受けますが、高い耐久性を持つキングは大きなダメージを受けることはありません。キングは劣勢をはねかえし、マルコを追い詰めます。その後、キングはサンジと戦っていたクイーンを助け、サンジを追い込み、カイドウとビッグマムとの戦いで深手を負ったゾロを倒すため、辺りに炎を放ちます。

キングはゾロに止めを刺そうとしますが、マルコがありったけの力を込めて阻んだので、その間にゾロの体力が回復し、今度はゾロと戦うことになりました。キングはゾロの斬撃でマスクを傷つけられてしまい、素顔をさらけ出すことになりました。このように、ワノ国編で初登場したキングはマルコやゾロとの戦いで、ルナーリア族としての能力やリュウリュウの実の能力で力を発揮しましたが、ゾロの攻撃によって敗北しました。

キングはゾロとの戦いに敗北し、鬼ヶ島から落下してしまいました。その頃、カイドウもルフィとの戦いに敗れ、地下のマグマ溜まりへと落下し、生死不明となってしまいました。数日後、キングは百獣海賊団の残党らと兎丼にある元囚人採掘場にいたところ、海軍大将緑牛（アラマキ）の襲撃を受けます。キングは残党たちと戦いますが、緑牛のモリモリの実の能力によって全身の養分を吸い取られてしまいました。

緑牛は養分を失い、やせ細ってしまったキングらを海軍に連行しようと、本部に軍艦を要請しますが、その後のことはまだ描かれていません。そのため、キングが緑牛に連行されたのか、または養分を吸い取られたことで死亡したかは明らかにされていません。

カイドウがルフィとの戦いに敗れて消息を絶ち、キングも行方がわからなくなってしまいました。今後のキングの動きについては、カイドウを裏切るという説があります。キングにとってカイドウは、かつて自分を助けてくれた恩人です。そのようなカイドウを、キングは海賊王にふさわしい人物だと思っています。

カイドウを裏切る可能性はほとんど無いと考えられますが、カイドウ自身は、海賊とは裏切るものだと考えています。このようなカイドウの考え方がキングにも伝わっているとすれば、カイドウを裏切ることもあるかもしれないと言われています。

ここまで、ワンピースのキングの本当の名前、正体、強さ、活躍シーンなどを紹介してきました。ここからは、アニメ版ワンピースでキングを担当している声優、田村真について紹介していきます。

田村真（たむらまこと）は1975年4月11日生まれ、富山県出身、懸樋プロダクションに所属する声優、俳優です。ニナガワ・カンパニー・ダッシュで俳優として活動し、その後、2009年に声優としての活動を開始しました。声優としては主に海外作品での吹き替えを担当しています。主な担当俳優は、チャドウィック・ボーズマン、ジョン・デヴィッド・ワシントン、アンソニー・マッキーなどです。

吹き替えでは「デンジャー・ゾーン」リオ、「アムステルダム」ハロルド・ウッドマン、「ザ・クリエイター/創造者」ジョシュア、「マーシャル 法廷を変えた男」サーグッド・マーシャル、「21ブリッジ」アンドレ・デイビス、「リズム・セクション」イアン・ボイド。アニメでは「キングダム」紫伯、「メガロボクス」アラガキ、また、ワンピースではキングの他に、アニメオリジナルキャラのシードル役も担当しています。

ワンピースのキングの正体はルナーリア族で、種族の特徴である褐色の肌と白髪で、イケメンだと判明しました。キャラクターの中で褐色のキャラクターがいなかったのは、ルナーリア族のために残しておいた設定だった？という感想です。また、エネルが見ていた壁画について、ルナーリア族が月の民の可能性があり、空島の人々とも似ているということです。キングが好みなので、もっと出して欲しいという感想です。

ワノ国編ではキングとゾロの戦いが描かれました。その回が神だったということと、ゾロの一撃で暴かれたキングの素顔が本当にイケメンだという感想です。

キングとカイドウの過去がワノ国編で描かれました。キングとカイドウの過去や絆が泣けるということで、アニメ版でも是非、見て欲しいという感想です。

ワンピースのキングの本名はアルベルという名前で、正体はキング一人を残して絶滅したとされる種族、ルナーリア族でした。キングはゾロとの戦いで素顔が判明し、そのイケメンな素顔に注目が集まりました。また、キングの強さについては、リュウリュウの実の能力者で、ゾロとの戦いでは最後に敗北しましたが、互角の戦いとなる実力者でした。

ゾロとの戦いの後、兎丼で緑牛と戦い、生死不明となっていますが、ファンの感想では、再登場が期待されていました。ここまで、ワンピースのキングの名前と正体であるルナーリア族についてと、キングの強さなどを紹介しました。