【風の谷のナウシカ】ナウシカとセルムの関係を考察！プロポーズのその後は結婚した？

セルムとは、「風の谷のナウシカ」の男性キャラクターです。宮崎駿が描いた原作漫画のみに登場することから、知名度はあまり高くありません。しかし、原作ファンの間ではナウシカにプロポーズをしたキャラとして、鮮烈な印象を残しました。この記事では、風の谷のナウシカのセルムについて、彼とナウシカとの関係、ナウシカへのプロポーズシーンとその後の結婚説、アスベルとの比較などを初回していくことで彼の魅力に迫ります。

風の谷のナウシカは、アニメ映画版が高評価されたことで、スタジオジブリ創設の足掛かりになった作品として知られています。宮崎駿自らが描いた漫画版も存在し、映画で取り上げられたのはストーリーの序盤ということもあり、映画版の続編を待ち望む声が後を絶ちません。それ故に、同作品は現在も新規ファンを生み出し続けているのです。この章では、風の谷のナウシカの作品情報で、概要とあらすじを取り上げていきます。

風の谷のナウシカの原作漫画は、宮崎駿が執筆しており、1982年から1994年までアニメージュに連載されました。宮崎駿は映画制作と同作品を掛け持ちしていたため休載期間も多く、足掛け12年をかけて完結した際にはニュースになったとのことです。同作品のコミックスは、アニメージュコミックスワイド版全7巻か豪華版全2巻で読むことができます。但し、2023年11月現在、電子書籍化されていません。

風の谷のナウシカは、1984年にアニメ映画版が公開されました。アニメ版は、ブルーレイやDVDで視聴可能ですが、動画配信サービスで観ることはできません。また、2019年と2022年には、尾上菊之助主演で歌舞伎版が上演されており、原作漫画の歌舞伎化で反響を呼びました。歌舞伎版については、2019年版が円盤化されていることで手軽に鑑賞することができます。

風の谷のナウシカの世界では、1000年前に人類が「火の7日間」と呼ばれる最終戦争を起こしていて、生き残った人類の子孫たちは、以前のような目立つ生活はできずにひっそりと暮らしていました。なぜなら、戦争の影響で地球の生態系が大きく崩れてしまい、菌類の森腐海から出される瘴気という汚染された空気や蟲という巨大生物らが生息することで、人々の暮らしを脅かしていたからです。それでも、人類は希望を見出そうとします。

風の谷のナウシカのセルムは、前段でも触れましたが、原作漫画にしか登場しません。セルムは上半身裸でいることが多く、宝石が一つ付いた首飾りを着けている凛々しいイケメン少年に描かれています。セルムは腐海の住人の一派である「森の人」の長の息子であり、蟲使いの血筋であることが明かされていました。彼は火を使わないことで、王蟲らとの共存を実現しています。また、セルムには、念動力や幽体離脱の能力があるのです。

風の谷のナウシカの映画版を観た多くのファンは、ナウシカとアスベルが恋仲になると推察していました。しかしながら、映画版のその後が描かれている原作漫画では、ナウシカとセルムが心を通わせるシーンが描かれており、セルムは彼女にプロポーズをしたのです。果たして二人は、その後結婚したのでしょうか？この章では、風の谷のナウシカのセルムがナウシカにプロポーズしたシーンと、その後の結婚説について紹介していきます。

風の谷のナウシカのナウシカの原作漫画では、映画版以上に複雑な人間ドラマが描かれたことで知られています。特に、ナウシカの恋愛面も浮き彫りにされました。原作漫画でナウシカにプロポーズした男性が、誰あろうセルムです。彼は、「私と共に生きてください」と求婚しましたが、この時のナウシカはプロポーズを断りました。しかし、その後しばらくしてセルムを求めるようなシーンもあり、付き合う可能性が示唆されたのです。

風の谷のナウシカの原作漫画において、ナウシカがセルム、またはアスベルと結婚した可能性について考察するファンが多いといわれています。結論を先に書きますと、セルムとナウシカは結婚した可能性があることが示唆されました。二人のその後については明確に描かれていませんが、ナウシカが「やがて森の人のもとへ去った」という記述があり、森の人とはセルムのことで、二人が結ばれたという説があります。真偽は、不明です。

風の谷のナウシカのアニメ映画版では、セルムが登場しないため、ナウシカの相手役をアスベルが一身に担ったような描写がなされました。ファンの間ではこのイメージが強く、「ナウシカはアスベルのことが好き」という説が一般的な解釈になっているのです。ところが、原作漫画では二人の距離は次第に遠くなっていき、アスベルにはケチャ、ナウシカにはセルムとそれぞれ別の異性が現れて心を通わせるようになりました。

宮崎駿が描いた風の谷のナウシカの原作漫画は、どこか希望を感じさせるアニメ映画版のラストとは違い、重く暗い上に絶望を思わせるエンディングを迎えており、多くのファンに強烈な印象を与えました。そのような展開だったことから、ナウシカとセルムの関係についても、大きな関心事となったのです。二人は、どのような最後を迎えたのでしょうか？この記事では、セルムとナウシカのその後を、二項目に分けてネタバレ紹介します。

先の章で触れたように、風の谷のナウシカの原作漫画においてセルムとナウシカのその後が明確に描かれることはありませんでした。したがって、推察になるのですが、セルムとナウシカは腐海の秘密とシステムを知る人間になったことで、自分たちの役割を熟考して行動しているふしが見受けられます。そのため、「ナウシカは風の谷へ戻り族長になったのではないか」と考察するファンも、多く見られました。

族長となったナウシカは、腐海の秘密を誰にも言わずに、それでいて腐海と現在の人類とが何とか傷つけあうことなく共存できる道を模索した可能性があるかもしれません。ナウシカが選んだ道は、ある意味茨の道ですが、族長となった彼女は強い決意で生きていったのでしょう。

一方のセルムは、森の人の住む場所へ帰った可能性が指摘されています。そして、彼なりに深いとの共存を図ったと思われました。ナウシカと結ばれなかったとしても、同じ秘密を知る同志として協力関係を結んだことも考えられます。つまり、二人は夫婦や恋人ではなく戦友として生きていき、この世界の生態系を見出そうとする勢力に対抗していったことが示唆されました。セルムとナウシカの未来を応援するファンが、多いとのことです。

この章では、風の谷のナウシカに登場するセルムに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。セルムは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、風の谷のナウシカの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品の原作漫画とアニメ映画版両方を見ているとのことで、セルムというイケメンキャラクターをアニメ版でも見たいという感想をつぶやいていました。

こちらは、風の谷のナウシカのアニメ映画版の大ファンだと思われる方のツイートです。2022年に同作品の原作漫画を読み終えたとのことで、神聖な顔つきをしたセルムがとてもかっこいいと高評価していました。

こちらは、宮崎駿作品の大ファンだと思われる方のツイートです。風の谷のナウシカについて、アニメ映画版を観ればアスベルのファンになり、原作漫画を読むとセルム一辺倒になるとつぶやいています。

この記事では、風の谷のナウシカに登場するセルムにスポットを当ててきました。セルムは、ストーリーの後半までナウシカと関わり続ける重要キャラクターの一人です。セルムに注目しながら、風の谷のナウシカの原作漫画を読んでください。