【ワンピース】フーズ・フーはCP9の元メンバー？正体やゴムゴムの実との関係は？

この記事では、漫画『ワンピース』に登場する飛び六胞の一人、フーズ・フーを特集します。これから、CP9の元メンバーとされるフーズ・フーの正体や強さ、ゴムゴムの実との過去の関係などを考察していきますが、まずはその前に『ワンピース』の作品情報をお届けしましょう。最初に『ワンピース』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『ワンピース』は、尾田栄一郎による日本の漫画作品です。1997年7月に「週刊少年ジャンプ」に登場し、26年以上にわたり現在も連載が続いています。この作品は、激しいバトルがある一方でギャグもあり、夢への探求や仲間との絆など感動的なエピソードは、世代や性別を超えて幅広いファンから愛されています。

2015年には、「単一作者による最も多く発行されたコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されました。その後も、右肩上がりに記録を更新し続け、2022年8月時点における全世界での累計発行部数は5億1000万部を突破しました。

東の海のフーシャ村に住む少年ルフィは、村に滞在していた海賊シャンクスと出会い、海賊への興味を募らせます。その後、ルフィはシャンクスを貶めた山賊たちと争いになり、海に投げ込まれてしまいます。巨大魚に食われそうになったルフィを、シャンクスは片腕を犠牲にして救助しました。やがて村を去ることになったシャンクスは、麦わら帽子をルフィに手渡し、「いつか立派な海賊になって返しに来い」と告げました。

ここからは、この記事のメインテーマである『ワンピース』のフーズ・フーの話題に移ります。フーズ・フーは、北の海出身のピンク色の長髪に338cmと高身長の男で、年齢は38歳、「飛沫（しぶき）のフー」という異名を持っています。またいつもくわえタバコをしているのが特徴です。四皇カイドウ率いる百獣海賊団の幹部「飛び六胞」の一人で、動物系古代種の「ネコネコの実 モデル”サーベルタイガー”」の能力者です。

元々は世界政府の裏の諜報機関CP9の一員で、その後、フーズ・フー海賊団船長を経て百獣海賊団飛び六胞となりました。かつてCP9メンバーだったため、戦闘では「六式」を使用します。ちなみに懸賞金は5億4600万ベリーで、ワノ国ではジンベエを相手に戦いますが、魚人差別的発言がジンベエの逆鱗に触れ敗北を喫しました。

ここからは、フーズ・フーの正体について考察していきます。『ワンピース』1017話で、フーズ・フーが世界政府の裏の諜報機関「CP9」の元メンバーだったことが判明します。ジンベエとの戦いで六式を使ったことから、ジンベエはフーズ・フーを政府にかかわる人間、つまりCP9ではないかと疑い、フーズ・フーがそれを追認する形となりました。

フーズ・フーの正体は、CP9の元諜報員でした。「ゴムゴムの実」を護送する任務中にシャンクス率いる赤髪海賊団に襲われ、ゴムゴムの実を奪わてしまいます。その件で有罪となり投獄され、自責の念に苦しんでいました。獄中で太陽の神ニカについての情報を得たものの、その話をした看守は後に消されてしまいました。この出来事をきっかけに、フーズ・フーは自身が危険にさらされていることを悟り、脱獄を決意しました。

フーズ・フーは、通常の六式だけでなくオリジナル技も使えるのでしょうか？まず、六式の解説ですが、六式とは世界政府側の人間が使用する体術であり、身体を極限まで鍛え上げることで習得できる技術です。通常の六式には、「指銃（しがん）」や「紙絵（かみえ）」など6種類の術があります。

フーズ・フーは通常の六式に加えて、牙銃（ガガン）や刃銃（ハガン）といったオリジナル技を使用することができます。牙銃はサーベルタイガーの牙を使った斬撃で、ジンベエの武装色の覇気を纏った身にも傷を負わせるほどの強さを持っています。床を貫通してもその強さは衰えず、下のフロアにいた百獣海賊団の部下に命中し、大きな傷を負わせました。また、刃銃は、持っている剣を使って斬撃を放つ技です。

その正体がCP9の元エージェントだったフーズ・フーは、ロブ・ルッチにも負けない強さだったようです。実際、通常の六式に加えて独自の技を使うなど、相当な強さの攻撃能力を持っていることは間違いありません。そして、ジンベエとの戦いで互角に渡り合っているという事実も、彼の強さを裏付けています。

12年前には、その正体がCP9のエージェントだったフーズ・フーが、ゴムゴムの実を護送していた過去が明らかになりました。なぜその実を護送する必要があったのかは不明ですが、その悪魔の実は政府にとって極めて重要なものであったのでしょう。ゴムゴムの実の護送を、当時の天才であったロブ・ルッチに匹敵するほどの強さを持ったフーズ・フーに任せたのも、その実の重要性からの判断だったのでしょう。

過去にフーズ・フーは、なぜゴムゴムの実を護送していたのでしょうか？たった一度のミスで捕まり投獄されてしまったのですから、ゴムゴムの実がかなり重要な悪魔の実であることは間違いありません。以下に、考えられ得る理由をまとめてみました。

フーズ・フーがゴムゴムの実を護送していた理由の一つとして、ゴムゴムの実の能力者の正体が最重要人物VIPであった可能性が考えられます。例えば、伝説の海賊王ロジャーや、ロジャーの宿敵の大海賊ロックスがゴムゴムの実の能力者だったのかもしれません。そうであれば、政府が彼らの力を支えていた実を「強力な実」として、厳重警備のもと護送していたのも頷けます。

ゴムゴムの実が世界政府の必要としている悪魔の実だからという理由も考えられます。その理由が歴史的なものなのか、それとも将来的な行動のために必要なのかは不明です。ただし、世界政府や天竜人にとってその実が重要な意味を持つということは間違いないでしょう。そのため、CP9を雇ってそのゴムゴムの実を護送させたということなのです。

ゴムゴムの実にはまだ明かされていない、隠された能力が存在していることも考えられます。たとえば、ラフテルに行くために必要な能力などです。または、古代兵器を扱うのに必要な能力ということもあり得るでしょう。考え出すと際限なく広がってしまいますが、さまざまなことが考えられるのです。

フーズ・フーは、ゴムゴムの実の護送任務の途中で、何者かによって大事なゴムゴムの実を奪われてしまいました。一体誰が何の目的で強奪したのでしょうか？CP9の中でもトップクラスの強さを持つフーズ・フーからいとも容易く奪うことに成功したのですから、かなりの腕利きであり、そうなると候補は絞られるかもしれません。真っ先に赤髪のシャンクスが候補に挙がってくるでしょうが、真実はいまだ闇の中にあるのです。

その後、CP9メンバーだったフーズ・フーが捕まってしまいました。これは、ゴムゴムの実を奪われた責任を問われて投獄された可能性が考えられます。または、世界政府がゴムゴムの実を護送中に奪われたことを隠しておきたくて、口封じのために捕まえたのかもしれません。いずれにせよ、順風満帆だったフーズ・フーも過去に挫折を味わったようです。

その後、フーズ・フーは世界政府によって牢屋に投獄されたにもかかわらず、何とか脱出に成功します。彼が逃げ出したのはインペルダウンからということでしょうか？もしそうなら、ルフィたちが2年前に起こした大脱獄事件よりも前のことだということになります。それとも別の場所に囚われていたのでしょうか？興味深い謎と言えるでしょう。

刑務所から逃げ出したフーズ・フーは、自分の正体を隠しながら、「フーズ・フー海賊団」を立ち上げて、船長となります。その後、「フーズ・フー海賊団」は四皇のカイドウの配下に収まりました。フーズ・フーがどうやって百獣海賊団に加わったのかは不明ですが、フーズ・フーの海賊団はそのまま吸収されたようです。ネコのコスチュームを着た仲間たちは、元々は海賊団の一員だったのかもしれません。

ここからは、『ワンピース』のフーズ・フーと元王下七武海で、タイヨウの海賊団２代目船長、ジンベエとの関係について考察していきます。かつて、フーズ・フーはこのジンベエについて含みのある事を言っていました。

戦いに入る前、フーズ・フーとジンベエは、しばしの間対峙していました。そのとき2人の間で、意味深な会話が交わされます。フーズ・フーは、ジンベエを「七武海だったころに目にしたことがある」と言います。ジンベエも「顔を見ればわかるだろう」となかなか意味深な言葉を返しました。もしかすると、フーズ・フーはかつてジンベエのように七武海だったのかもしれません。

フーズ・フーとジンベエが戦っている間も、2人は話し続けます。フーズ・フーはジンベエに対して個人的な恨みを持っているというようなことを言っていました。彼らの過去には一体何があったのでしょうか？もしかしたら、過去に海賊として争ったことがあったのかもしれません。でも、実際にはフーズ・フーがジンベエを恨んでいたのは、単なる逆恨みだったということがわかりました。

ジンベエは、ふと過去のことを思い出していました。それは、CP9の一員が監獄から逃げ出したという過去の話でした。ジンベエがその過去の話をフーズ・フーにすると、フーズ・フーは自分がその逃亡したCP9の一員だったと明かしました。そして、自分が逮捕されたのは「ゴムゴムの実」を運んでいたときにシャンクスに襲われて、その実を奪われたからだと話しました。

また、奪われた「ゴムゴムの実」を主人公のモンキー・D・ルフィが食べていたことから、ルフィを恨んでいることを明かしました。さらに、その恨みをはらすため、麦わらの一味であるジンベエに怒りをぶつけ攻撃を仕掛けたのであり、これはまさに逆恨みと言うほかないのかもしれません。

ここまで『ワンピース』のフーズ・フー特集をお届けしてきましたが、最後にフーズ・フーに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、フーズ・フーの異名の意味に関するツイートからです。「飛沫のフー」というニックネームを持つフーズ・フーですが、CP9のエージェントのくせにおしゃべりで、その際に唾を飛ばしまくっているからだそうです。キャラクターデザインの一つだったようです。

続いて紹介するのは、フーズ・フーの正体・ヒグマ説を唱えるツイートからです。フーシャ村近辺を活動の拠点とする山賊団を率いる棟梁のヒグマである根拠を挙げていますが、果たしてどうなのでしょうか？もしかすると、今後思わぬ展開が待っているかもしれません。

最後に紹介するのは、フーズ・フーの強さに関するアンケートをフォロワーからとっているツイートです。かつて王下七武海の座に君臨していたジンベエとの対戦で惜敗を喫したフーズ・フーですが、相手が悪すぎたというべきかもしれません。アンケート結果では、5割を超える方が「飛び六胞の中」でも上位に位置する強さだと回答していました。

この記事では、「『ワンピース』のフーズ・フーはCP9の元メンバー？」と題して、フーズ・フーの正体や強さ、そして過去のゴムゴムの実との関係について考察してきました。

『ワンピース』のフーズ・フーの正体は、元CP9のエージェント（諜報員）であり、その後、自ら設立したフーズ・フー海賊団の船長を経て百獣海賊団の飛び六胞となった人物です。通常の「六式」に加えて、オリジナル技である牙銃や刃銃を使うこともでき、CP9時代にはロブ・ルッチにも匹敵する強さを誇っていたと言われています。

そんなフーズ・フーとゴムゴムの実の関係ですが、CP9のエージェント時代に「ゴムゴムの実」護送の任務に就いたことがあります。ところが、重大任務の遂行中にゴムゴムの実を奪われてしまいます。フーズ・フーはその責任を問われて逮捕され、投獄されてしまいました。しかし、「世界一の大監獄」インペルダウンからの脱獄に成功し、フーズ・フー海賊団船長を経て四皇カイドウの配下の百獣海賊団に加わりました。