【ワンピース】おでん二刀流の強さ・技を考察！ゾロの流派との関係は？

「ワンピース」のおでんは、ワノ国編の最重要人物である最強の侍です。彼は白ひげやロジャーとも旅をして、世界に名を轟かせた人物でもあります。本記事では、おでんの流派である「おでん二刀流」にスポットを当てて、強さや能力、主な技などを解説していきます。

おでん二刀流が登場するワンピースは、尾田栄一郎先生が描いた少年漫画作品です。海賊王を夢見るルフィを主人公として、ひとつなぎの大秘宝を巡る海洋冒険ロマンの物語となっています。1997年より集英社の「週間少年ジャンプ」にて、連載が開始されました。

本作は日本だけにとどまらず、世界中で人気を博しています。全世界の累計発行部数は、2022年8月時点で5億1000万部を突破しました。2023年8月には、Netflixにて実写ドラマ「ONE PIECE」が公開されます。

フーシャ村に住むルフィは、村に一時滞在していたシャンクスと親しくなり、海賊への憧れを募らせます。ある日、ルフィは海賊シャンクスたちが持っていた「ゴムゴムの実」を食べてしまいました。そして、一生泳げない体となる代わりに、自由に伸縮できるゴム人間となります。シャンクスは村を出発するときに、トレードマークである麦わら帽子をルフィに託しました。立派な海賊になって再会することを、シャンクスと約束します。

• 本名：光月おでん
• 誕生日：2月22日
• 年齢：享年39歳
• 身長：382cm
• 肩書き：元ワノ国九里大名
• 所属：元白ひげ海賊団2番隊隊長、元ロジャー海賊団船員
• 覇気：覇王色、武装色、見聞色
• 好物：おでんの全て

光月おでんは、おでんの流派とされる刀使いで、長身で屈強な体格をしています。歌舞伎役者のような顔立ちと、クセの強いヘアスタイルが特徴です。「窮屈でござる!!」が口癖で、度量が大きく常識や偏見にとらわれない自由奔放な性格です。39歳という若さで生涯を終えていますが、短い歴史の中にも彼の強さが分かるエピソードが多くあります。

大刀二刀流の我流剣術である「おでん二刀流」を扱い、巨大猪「山の神」を上下真一文字に両断するほど、圧倒的な強さの持ち主です。自身が生みだしたおでん二刀流は最強であると、おでんも自負しました。赤鞘九人男もみんなおでん二刀流に憧れており、誰もが教わりたくて死人が出るほどのケンカが起きます。ルフィが百獣海賊団の船員たちを気絶させた際に、その様子を見ていた酒天丸が「おでん様と同じ」と発言しました。

このことから、おでんは覇王色の覇気を扱えることが判明します。また、山の神事件で巨大猪を斬った際、刀が黒刀になっていたことから、武装覇気も得ていたと考察できます。そして、ロジャー海賊団として旅をする中で、おでんは不思議な声を二度ほど耳にしました。これは、特殊な見聞色の影響である可能性が高いです。三種の覇気を全て有すおでんの強さは、相当なものであると考察できます。

誰もが憧れるおでん二刀流とは、どのような技なのでしょうか？「おでん二刀流」という名称から、おでんが我流で生み出した技でしょう。おでん二刀流は、「天羽々斬(あめのはばきり)」と「閻魔(えんま)」という2本の大刀を用います。ここでは、おでん二刀流の技と強さについて、深く掘り下げて解説していきます。

おでん二刀流の桃源白滝は、腰を低く下ろした体勢から獲物を横に一刀両断する技です。天羽々斬と閻魔をクロスさせて斬撃を放ちます。花の都に襲来した巨大な猪「山の神」を、口から尻まで上下真一文字に両断しました。

おでんの活躍のおかげで、錦えもんはお鶴と再会できて、花の都も救われます。そして、白猪の子供を連れて来た張本人の錦えもんをかばい、おでんは静かに街を出て行きました。器の大きいおでんの姿を見て、錦えもんと傅ジローは、ほぼ強引におでんの弟子入りをします。

桃源十拳はおでん二刀流の奥義ともいわれる技で、相手の身体を十字に斬り伏せます。桃源十拳は、流桜(覇気)をまとわせた強力な斬撃技です。空島から飛び降りても傷一つ負わなかったカイドウの身体に、20年の時を過ぎても深い傷が残るほどの威力があります。

特に最後の桃源十拳は、錦えもん、傳ジロー、アシュラ童子、イヌアラシの同時攻撃よりも、高い威力だったでしょう。家臣たちは、おでん二刀流を継承してはいません。しかし、4人の合体技として桃源十拳を使い、かつて光月おでんがつけた傷の上に、寸違わずで打ち込まれました。彼らがどれほど光月おでんが好きだったのかが分かる、感動的なシーンです。

銃・擬鬼（ガン・モドキ）は、銃弾のような速さと、鬼のような強さで切り抜ける技です。おでんが白髭海賊団のとき、ロジャー海賊団の船員に対して使います。船員たちはバタバタと倒れ、泡を吹いて気を失うほどのダメージを受けました。柄尻を敵に向けていることや、「ドドドドドドッ！」という効果音から打撃系の技と考察できます。

おでん二刀流と、ゾロの構えや流派の共通点はあるのでしょうか？ゾロの師匠こと霜月コウ四郎は、おでんと同じワノ国の出身です。光月家のおでんは将軍一家で、霜月家は大名として特定の地域を治めました。霜月家には、おでんが最もお世話になった康イエや、パンクハザードにいたリューマがいます。

ワノ国編で、最も康イエと関わっていたのはゾロでした。幼少期のゾロは、霜月コウシロウから剣術を習っており、二刀流でおでんと同じ構えです。したがって、おでん二刀流の構えはワノ国、あるいは霜月家に伝わるものかもしれません。また、おでん二刀流を広めるために、コウシロウは世界進出をしたとも考察できます。

おでんとゾロには「刀」の共通点もあります。ゾロはコウ四郎から譲り受けた和道一文字を、幼少期の頃から使っています。これは、くいなが愛用していた刀です。刃紋は直刃、造りは白塗鞘太刀拵で、大業物21工に数えられる名刀といわれています。ゾロの和道一文字は、霜月コウ三郎が作りました。ゾロは数々の戦いや事件によって、物を喪失してきましたが、和道一文字だけは破損することなく帯刀しています。

一方、おでんが使っている閻魔も、霜月コウ三郎が作りました。おでんの死後は、娘の光月日和が受け継ぎ、最後にゾロへ譲り渡されることになります。持ち主の覇気を勝手に放出するという特殊能力があり、謎の多い刀です。ゾロとおでんが同じ製作者の刀を使っているのは、何か縁があるのかもしれません。また、刀鍛冶の名前をあえて出すというのも、何かの伏線の可能性もあります。

赤鞘9人男の受け継がれたおでん二刀流がやばすぎたという感想がありました。特に錦えもんの構えは、かつてのおでんを彷彿とさせるものがあったという声も上がっています。ここにもおでんの魂が生きていると思うと、嬉しくなるというファンもいました。

ゾロの幼少期の二刀流は、おでん二刀流がベースにあったかもしれないと考察するファンもいました。そして、霜月コウ三郎も二刀流で、そこがゾロとおでんのベースになったと推察する声もあります。おでん二刀流と少年時代のゾロは、何か伏線がありそうだという感想も上がっていました。

おでん二刀流の桃源十拳は、何度見てもかっこいいという声が非常に多くあります。赤鞘がおでん二刀流を使えて、しかも20年前におでんがカイドウに斬撃した桃源十拳とは、鳥肌が立ったという感想も上がっていました。おでんの命が尽きても、意志はしっかり受け継がれていることに、感動した人も多かったようです。

おでん二刀流は光月おでんの流派で、彼が独自で生み出したものです。また、おでん二刀流には、桃源白滝と桃源十拳、銃・擬鬼の3つの技があります。おでんの存在は、世界の秘密やワノ国と今後も深く関わってくる可能性が高いです。彼の遺した言葉には多くの伏線が含まれているため、今後どのように回収されていくのか注目しておきましょう。