【無職転生】吟遊詩人の正体はヒトガミの使徒？強さや登場シーンは？

｢小説家になろう｣原作の『無職転生』は、2022年の11月に最終回を迎え、合計26巻の書籍で本編が完結しました。しかし、吟遊詩人の正体や強さは本編完結後も分かっておらず、多数のファンにヒトガミの使徒だと考察されています。本記事では、『無職転生』に登場する吟遊詩人について、正体や強さ、登場回などを考察紹介します。まずは、正体不明の吟遊詩人が登場する『無職転生』の作品情報とあらすじを簡単に見ていきましょう。

正体不明の吟遊詩人が登場する『無職転生～異世界行ったら本気だす～』とは、2014年に刊行が始まった｢小説家になろう｣原作のライトノベル作品です。『無職転生』はシリーズの累計発行部数が1300万部を超える大人気ライトノベルであり、数多くの読者に｢なろう系の代名詞｣や｢なろう系のパイオニア｣と評価されています。そのため、『無職転生』は2023年11月現在までにアニメ化や漫画化などのメディア展開が多数行われています。

時は現代の日本。34歳無職の主人公は過去のトラウマに苦しみ、20年近く引きこもり生活を続けていました。ある日、主人公は両親を亡くし、怒った兄弟達に家から追放されてしまいます。全てを失った主人公は3人の高校生をトラックから助け、命を落としました。この時、主人公は異世界に転生し、ルーデウス・グレイラットとして生まれ変わります。そして、ルーデウスとなった主人公は異世界で人生のやり直しを始めるのでした。

本記事で、正体や強さ、登場回などを考察紹介する吟遊詩人とは、『無職転生』に登場するキャラクターの1人です。『無職転生』に登場する吟遊詩人は、世界中で詩を歌っている女性キャラクターであり、布で隠した目元と楽器のリュートが特徴となっています。吟遊詩人は魔族だと分かっており、ヒロインのロキシーと親しい関係を築き上げています。しかし、吟遊詩人は正体や強さが不明であり、名前も一切分かっていません。

また、作中での行動も謎めいており、吟遊詩人は『無職転生』ファンにヒトガミの使徒だと考察されています。『無職転生』の作中で、吟遊詩人は王竜王国を訪れ、詩を歌って路銀を稼いでいました。この時、吟遊詩人はヒロインのロキシーと出会い、曲の創作意欲が爆発します。これがきっかけで、吟遊詩人は多数のキャラクターと関わりを持つようになりました。ちなみに、吟遊詩人は漫画版限定のキャラとなっています。

上述で紹介した通り、『無職転生』に登場する吟遊詩人は名前不明のキャラクターです。また、吟遊詩人は正体や強さも分かっておらず、『無職転生』で最も謎めいたキャラクターとなっています。しかし、吟遊詩人は作中での行動から、ヒトガミの使徒である可能性が非常に高いと考察されています。ここからは、『無職転生』に登場する吟遊詩人の正体について、考察紹介していきます。

『無職転生』に登場するヒトガミとは、未来視と遠隔視の能力を持った正体不明の存在であり、真っ白な顔と軽い性格が特徴となっています。吟遊詩人とヒトガミは性格が酷似しており、趣味趣向も似ています。そのため、吟遊詩人の正体は一部のファンにヒトガミだと考察されています。しかし、ヒトガミは｢無の世界｣の存在であり、｢人の世界｣に干渉出来ません。これを見ると、吟遊詩人の正体がヒトガミである可能性は低いといえます。

ヒトガミの使徒とは、ヒトガミの｢お告げ｣を受けた存在であり、ルーデウス・グレイラットやルーク・ノトス・グレイラットなどが該当しています。ヒトガミの使徒は｢お告げ｣により、未来の出来事を知っています。吟遊詩人はロキシーの居場所に毎回先回りし、様々な助言を授けています。また、弁舌だけで他者の信頼を勝ち取っているため、吟遊詩人の正体はヒトガミの使徒である可能性が非常に高いと考察出来ます。

『無職転生』に登場する技神ラプラスとは、魔龍王ラプラスの分裂体であり、｢七大列強｣で序列一位に君臨しています。技神ラプラスは戦闘の技量が作中トップクラスとなっており、第二次人魔大戦後に｢最強｣と呼ばれていました。しかし、技神ラプラスは登場回が一度もなく、実在を疑われています。そのため、吟遊詩人は一部のファンに正体が技神ラプラスだと考えられています。

しかし、吟遊詩人は最終回までに一度も戦闘シーンが描かれていません。また、吟遊詩人は詩を歌って路銀を稼いでいるため、楽器以外の道具を装備していません。さらに、技神ラプラスの本体である魔龍王ラプラスは、人族に対して強い憎しみを持っていました。これらを見ると、吟遊詩人の正体が技神ラプラスである可能性は非常に低いといえるでしょう。

残念ながら、吟遊詩人は戦闘力や能力などが未だ一切分かっていません。『無職転生』の作中で、吟遊詩人は武器を一度も持っておらず、ロキシーの戦闘に参加したことがありません。しかし、吟遊詩人は旅の中で一度も負傷していません。また、吟遊詩人はロキシー以外の冒険者と行動した際、自ら戦闘に参加していたことが判明しています。そのため、吟遊詩人は作中トップクラスの強さを隠し持っている可能性があります。

最初に紹介する吟遊詩人の登場回は、漫画『無職転生』の単行本3巻13話です。ヒロインのロキシーは昔、｢トライアド｣という冒険者パーティで活動していました。この時、吟遊詩人はロキシーと出会い、｢トライアド｣のクエストに参加します。クエストに参加した吟遊詩人は｢トライアド｣の三角関係やロキシーの活躍に興奮し、曲の創作意欲が枯れなくなります。これがきっかけで、ロキシーは吟遊詩人と度々顔を合わせるようになりました。

2つ目に紹介する吟遊詩人の登場回は、漫画『無職転生』の単行本13巻64話です。主人公のルーデウスは自身の不能に思い悩み、名門校の｢ラノア魔法大学｣に入学します。その後、ルーデウスは友達を多数作り、面白おかしい学生生活を送っていました。しかし、獣族の発情期が訪れ、｢ラノア魔法大学｣は大混乱に陥ってしまいます。この時、吟遊詩人は獣族の発情期に興味を抱き、｢ラノア魔法大学｣を訪れました。

3つ目に紹介する吟遊詩人の登場回は、漫画『無職転生』の単行本14巻65話です。漫画『無職転生』の第65話で、ニナ・ファリオンはルーデウスを倒すために｢ラノア魔法大学｣を訪れます。しかし、ニナは獣族の発情期で集まった屈強な男達を魔術師と勘違いし、震え上がってしまいます。この時、物陰に隠れていた吟遊詩人は笑みを浮かべ、ニナの追跡を始めました。

4つ目に紹介する吟遊詩人の登場回は、漫画『無職転生』の単行本14巻66話です。漫画『無職転生』の第66話で、ルーデウスは魔王のバーディガーディと対峙します。バーディガーディは龍神オルステッドと戦ったルーデウスに驚き、本気の攻撃を放つよう告げました。この時、吟遊詩人はニナの横に立ち、笑顔でルーデウスとバーディガーディの戦いを見物していました。

5つ目に紹介する吟遊詩人の登場回は、漫画『無職転生』の単行本14巻67話です。上述で紹介した通り、ルーデウスはバーディガーディに本気の攻撃を放つよう告げられます。これをルーデウスは承認し、｢ストーンキャノン｣という奥義を放ちました。すると、バーディガーディの上半身が吹き飛び、ルーデウスやシルフィは驚愕します。この時、吟遊詩人は満面の笑みを浮かべ、｢ラノア魔法大学｣から去るニナを追いかけました。

『無職転生』に登場する吟遊詩人には、吟遊詩人の正体が気になるといった感想が多く寄せられていました。確かに、吟遊詩人は『無職転生』の漫画版限定キャラクターです。しかし、吟遊詩人は漫画版で最も謎めいているキャラクターであり、正体や強さなどが一切分かっていません。これが理由で、吟遊詩人は多数の『無職転生』ファンに注目されています。

『無職転生』に登場する吟遊詩人には、吟遊詩人がヒトガミだと考察する感想も寄せられていました。『無職転生』に登場する吟遊詩人は、性格や言動がヒトガミと似ています。また、吟遊詩人は他のキャラクターの行動を先読みしているため、正体がヒトガミだと考察されています。

『無職転生』に登場する吟遊詩人には、正体が技神ラプラスだと考察する感想も寄せられていました。『無職転生』に登場する技神ラプラスは、｢七大列強｣の序列一位であり、｢七大列強｣を設立した張本人として知られています。しかし、技神ラプラスは登場シーンが一度もなく、実在を疑われています。これが理由で、技神ラプラスは吟遊詩人に扮して世界中を巡っていると考察されています。

本記事では、『無職転生』の吟遊詩人について、正体や強さ、登場回などを考察紹介しました。残念ながら、吟遊詩人は2023年11月現在も正体が分かっていません。しかし、『無職転生』の漫画版は完結していないため、今後の展開で吟遊詩人の正体が明らかになると考察出来ます。そのため、吟遊詩人の正体が気になる方は、漫画版『無職転生』の今後の展開に注目しましょう。