【ワンピース】ミョスガルド聖は死亡した？死刑にされた理由や最後のシーンは何話？

尾田栄一郎により週刊少年ジャンプで連載中の漫画、ワンピースは海賊王を目指す少年と仲間の冒険を描いた作品です。1997年から始まったワンピースは、コミック最新刊107巻が発売され、全世界でシリーズ累計、5憶1000万部を超える発行部数を記録しています。1999年に始まったテレビアニメはフジテレビ系列でロングラン放送されており、1000話を突破しています。

ワンピースは原作漫画、テレビアニメの他にも劇場版アニメが、2022年に公開された「ONE PIECE FILM RED」まで15作品が公開されました。ワンピースの人気は海外でも高く、60の国と地域で翻訳されており、アニメ版も40を超える国で放送されています。また、ワンピースは日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国でも高く評価されており、様々な賞を受賞しています。

海賊のシャンクスと出会ったルフィは海賊王を目指して航海に出ました。東の海から始まったルフィの航海は行く先々で仲間を増やし、伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」があるという偉大なる航路に突入します。冒険の中で出会いや別れを経験し、成長を続けるルフィは仲間たちと共に大海賊たちとの数々の戦いを繰り広げ、更なる進化を遂げます。

ミョスガルド聖は天竜人で、ドンキホーテ・ミョスガルド聖といいます。名前のとおり、ドフラミンゴやロシナンテの父、ドンキホーテ・ホーミング聖とは親戚関係になります。初登場は魚人島編の回想シーンの63巻625話「受け継がない意思」で、魚人の奴隷を取り返すために魚人島に乗り込んだシーンでした。

ミョスガルド聖は10年前、魚人を奴隷にしていました。ところが、ジンベエが王下七武海になったことで、魚人たちは奴隷の身分から解放されます。奴隷が欲しくなったミョスガルド聖は魚人島に向かいますが、途中で船が難破し、たった一人になって魚人島にたどり着きます。ケガをした体でも魚人たちに命令するミョスガルド聖に、魚人たちは怒りを募らせ、殺そうとします。

魚人たちがミョスガルド聖に銃を発砲すると、オトヒメ王妃が体を張って庇いました。オトヒメ王妃は憎しみや恨みを子どもたちに植え付けないで欲しいと言います。この後、地上に戻るミョスガルド聖にオトヒメは同行し、説得します。その結果、ミョスガルド聖は改心し、魚人族と人間が対等に交流することを認めるというような内容の覚書をオトヒメに託しました。

その後、オトヒメは死亡しますが、オトヒメの娘のしらほし姫がチャルロス聖の奴隷にされそうになりました。この時、ミョスガルド聖はチャルロス聖を殴り倒してしらほし姫を救い出しています。このように、ミョスガルド聖は自分を改心させてくれたオトヒメ王妃に感謝しており、良い心を持った人間に生まれ変わりました。

ミョスガルド聖の最後のシーンは何話？についてみていくと、最後となった死刑のシーンは、ワンピース107巻1086話です。ミョスガルド聖に死刑を言い渡したのは、神の騎士団の最高司令官であるフィガーランド・ガーリング聖です。ミョスガルド聖はガーリング聖の裁きによって、はりつけの刑に処されて死亡しました。

天竜人であるミョスガルド聖は、何故、死刑にされたのでしょうか？その理由についてみていきます。ミョスガルド聖はオトヒメ王妃に命を救われ、彼女との対話を経て良い人間に改心しました。オトヒメが死亡してもその思いは変わっておらず、魚人族との良好な関係を築きたいと思っています。世界会議編で、ミョスガルド聖はチャルロス聖に捕まったしらほし姫を救うために登場しています。

チャルロス聖をこん棒で殴りつけたミョスガルド聖は、オトヒメの恩に報いるため、魚人族を全力で守ることを宣言します。さらに、サイとレオがチャルロス聖に攻撃を加えることを許可しています。この事件については1054話で、ミョスガルド聖がチャルロス聖に対する攻撃を許可し、さらに犯人を逃亡させたことが発覚します。チャルロス聖殺人未遂事件ということで、神の騎士団が調査に乗り出しました。

神の騎士団の最高司令官フィガーランド・ガーリング聖は、ミョスガルド聖が魚人族をかばったことを理由に、彼に死刑を言い渡します。この時、ガーリング聖は「ゴミをかばう奴はそれ以下だ」と吐き捨てるように言っています。このように、1086話でミョスガルド聖が死刑になった理由は、魚人族であるしらほし姫を助け、天竜人チャルロス聖への殺人未遂事件の犯人を逃がしたからでした。

ミョスガルド聖が死刑になったことは世界に報じられることはありませんでした。その理由として、天竜人が本来、奴隷として扱うような者をかばい、あげく天竜人に危害を加えたということなど、世界に知られるわけにはいかないからだと考えられています。ここまで、ミョスガルド聖の最後のシーンは何話？についてと、彼が死刑にされた理由を紹介しました。

ミョスガルド聖を死刑にした神の騎士団は、1054話で初めてその存在が明らかにされました。最高司令官はフィガーランド・ガーリング聖で、1086話でミョスガルド聖に死刑を言い渡した人物です。神の騎士団は世界政府側の組織で、聖地マリージョアの治安を守る組織だと考えられています。しかし、神の騎士団は独立した組織で、世界政府、海軍のどちらとも違う指令系統となっています。

神の騎士団は、天竜人は世界貴族として世界の頂点に君臨すべき存在であるという考えに基づいて動きます。この秩序を守ることが神の騎士団の役割だと言われており、天竜人が関わる事件を調査し、天竜人を守りますが、時には天竜人を断罪することもできます。このことから、神の騎士団を動かすことができるのは、世界政府の最高権力者である五老星か、もしくはイム様ではないかと言われています。

神の騎士団の最高司令官はフィガーランド・ガーリング聖です。ガーリング聖については、1086話で、かつてゴッドバレーという土地で活躍した王者であると紹介されています。ゴッドバレーとは、38年前に「ゴッドバレー事件」が起こった島です。ガーリング聖は天竜人が支配していたゴッドバレーの王者と呼ばれていたということで、天竜人の中でも地位が高いと考えられています。

神の騎士団のメンバーについては、ガーリング聖以外については不明ですが、天竜人を裁くこともできるということで、メンバーも天竜人であると考えられます。1083話には、ドラゴンが神の騎士団について語っているシーンがあります。そのシーンにはドラゴンの背景に神の騎士団のメンバーと思われる人物のシルエットが9人描かれています。このことから、神の騎士団のメンバーは9人の天竜人だと考えられます。

このシルエットの中で、ほぼ中央に描かれている、剣を刺している人物がシャンクスに似ていると言われています。シャンクスは海賊でありながら五老星と謁見することができ、劇場版「FILM RED」ではフィガーランド家の血筋の可能性があると示されています。そのため、シャンクスも神の騎士団の一員ではないかという説があります。

天竜人による高圧的で非人道的な行いを見るにつけ、良い人間に改心したミョスガルド聖は、死亡してはいけない人だったと思うという感想です。

ミョスガルド聖はオトヒメ王妃によって改心し、そのことに感謝していました。そのオトヒメの娘であるしらほし姫を助けたことで死刑になってしまったミョスガルド聖は、絶対後悔していないだろうということです。ミョスガルド聖は最後に、オトヒメに思いを馳せ、自身が守ってきた人々の行く末を案じていただろうという感想です。

ミョスガルド聖はオトヒメ王妃との対話を経て、今後、魚人族の意思を尊重するというような内容の誓約書を書きました。この事について、ミョスガルド聖はオトヒメに押し負けたのではなく、彼女の心を理解し、共感していたことが解って良かったという感想です。そして、この誓約書は、たとえ燃やされたとしても何度も書いてくれるだろうということです。

ワンピースのミョスガルド聖が最後に死亡したことについてみてきました。ミョスガルド聖の最後のシーンは何話？についてはコミック107巻1086話でした。ミョスガルド聖が死刑になった理由は、オトヒメ王妃との対話で改心したミョスガルド聖は魚人族を助け、天竜人のチャルロス聖に対する殺人未遂犯を逃がしたからです。ここまで、ミョスガルド聖が最後に死刑になった理由についてのまとめでした。