【トライガン】ヴァッシュの正体はプラントの自立種？年齢やA・ARMとは？

「トライガン」の最強キャラであり、人間台風（ヒューマノイドタイフーン）と呼ばれるヴァッシュ。その正体はプラントの自立種であり、年齢も150歳以上と言われています。プラントの自立種とは何でしょうか。以下では、「トライガン」のヴァッシュ・ザ・スタンピードの正体であるプラントとは何かをネタバレ考察しました。その他、ヴァッシュの年齢やA・ARMの能力などもネタバレを交えながらまとめました。

「無印」と「マキシマム」の2部構成である内藤泰弘先生の漫画「トライガン」。1995年～2007年にかけて「月刊少年キャプテン」「ヤングキングアワーズ」にて連載されました。

アメコミの影響を強く受けた作風や、ファンタジーを盛り込んだストーリー展開で人気を集めた「トライガン」の漫画。1998年と2023年にテレビアニメ化され、原作と共に高い人気を誇っています。

地球の移民を乗せた船がはるか遠くの惑星ノーマンズランドに墜落してから150年後、生き残った人々は砂漠の大地でその日を必死に生きていました。一方で、ガンマンによる争いも絶えず、世界のどこかで銃撃戦も行われていました。そのような世界に降り立ち、放浪の旅を続けるヴァッシュ・ザ・スタンピード。彼はある人物との約束を果たすべく、各地を渡り歩いていました。

「トライガン」の主人公であり、金髪に深紅のコートを羽織った派手な出で立ちが目を引く凄腕のガンマンです。武器はリボルバー銃を使用し、作中屈指の腕前を披露しています。また、ある目的を果たすために旅を続けており、殺生はしないことを自らに課しています。

平和主義者でありながら、トラブルメーカーでもあるヴァッシュ・ザ・スタンピード。彼の正体は、プラントの自立種であり、実年齢は150歳以上とされています。果たして、プラントの自立種とはどのような存在なのか、彼らが持つA・ARMの能力も気になるでしょう。以下では、「トライガン」のヴァッシュの正体であるプラントの自立種のネタバレや年齢などをネタバレ考察しました。

「トライガン」に登場するプラントとは、何もないところからあらゆる物質を生み出す生体ユニットです。外見は巨大な電球をしているものの、稀に変異体となる個体も存在します。これらは自立種またはインディペンデンスと呼ばれ、作中ではテスラ、バッシュ、ナイブズが該当します。

水や食料はじめ、人類の生活において必要な物資を生み出すことができるプラント。変異体である自立種も、ゼロから物質を生み出すことが出来ます。また、プラントの自立種は物質を生み出すだけでなく、消滅させる力も持ち、計り知れない強さを秘めています。

「トライガン」の主人公のヴァッシュ・ザ・スタンピードは、外見こそ人間そっくりであるものの、その正体はプラントの自立種であることが判明しています。作中では、プラントの力を使って戦ったり、時にはそれらが原因で大きな事件・災害を引き起こしています。

原作では、手配書にて推定年齢24歳と記されたヴァッシュですが、彼の本当の年齢は150歳を超えていると言われています。その理由は、ヴァッシュの正体であるプラントの自立種にありました。自立種は人間よりも長寿を保つことができ、かつ不老という特徴があります。しかし、不老不死ではない可能性もあり、何かのきっかけで寿命が尽きることも考えられるでしょう。

「トライガン」では、レガートやウルフウッドのように圧倒的な強さを誇るキャラが登場します。しかし、A・ARM（エインジェルアーム）の能力を持つヴァッシュやナイブズには及びません。プラントの自立種が持つA・ARMとは、自然原理を無視した強大なエネルギーを発揮できる能力です。ヴァッシュは、自身の銃として、ナイブズは刃として使用し、凄まじい威力を発揮しました。

A・ARMの威力は、街1つを吹き飛ばしたり、月に穴を空ける、大気圏外の人口衛星を破壊するなど、圧倒的な破壊力となっています。一方で、あまりにも威力が強いために、ARMをコントロールすることは難しいとも考えられています。過去に、ARMをコントロールできず、大きな事件を引き起こしたヴァッシュ。一方、能力の扱いに長けたナイブズは、A・ARMを巧みに操っています。

プラントの自立種が持つA・ARMの能力を持つことから、作中最強キャラと評されるヴァッシュとナイブズ。しかし、A・ARMを使うことは、使用者自身の寿命を縮めることになります。また、能力を過度に酷使すると、黒髪化する身体的な変化も生じます。ヴァッシュやナイブズも、A・ARMの使い過ぎが原因で、金髪に黒髪が混じるようになりました。

また、完全に黒髪化するとプラントとしての生命危機が訪れ、最悪なケースでは死に至るとも言われています。しかし、黒髪の程度が少なければ生命への影響は少なく、A・ARMに頼りすぎなければ長寿を保つことができるでしょう。

以下では、「トライガン」の主人公・バッシュの性格や口癖、人間台風と呼ばれる理由や、愛称「スタンピード」の意味についてネタバレ考察しました。

「ラブアンドピース」が口癖であり、争いごとが嫌いな平和主義者であるヴァッシュ。時にはお人よしな性格が災いし、思わぬトラブルに発展することもしばしばあります。一方で他人の命を奪うことを極度に嫌い、自分を襲ってきた刺客の命を助ける場面もありました。

ガンマンとして圧倒的な強さを誇りながらも、ヴァッシュ自身は争いを嫌い、相手が敵であろうと命は奪わない「不殺の枷」を自らに課しています。ヴァッシュのこのような性格は、育ての親のレム・セイブレムの影響が大きいでしょう。地球の汚染から逃れるべく、人類の他惑星への移住が行われていました。レムは、移民船の乗組員として乗船しており、プラントから生まれたヴァッシュとナイブズを手元に引き取りました。

レムに養育され、いつか人類とプラントの共存を夢見るようになったヴァッシュとナイブズ。しかし、移民船に保管された最初のプラントの自立種・テスラの観察記録を見たことで、2人は別々の道を歩み始めます。テスラの事実にショックを受けたナイブズは、人類の全滅を目論んで移民船の墜落を計画しました。船のプログラムを改造することで、移民船ごと人々を殺害しようと試みます。

しかし、ナイブズの異変を察したレムによって計画は阻止され、さらにレムの犠牲によりヴァッシュとナイブズは命を助けられます。その後、船はノーマンズランドに不時着し、生き残った人々はその地で新たな生活を営み始めました。人類の絶滅させるべく暗躍するナイブズに対し、ヴァッシュは人々を守ることを決意します。

プラントにとって人類は憎い存在でしたが、ヴァッシュにはレムによって救われた命です。同時に、レムに救われた命を無駄にするまいという考えが、ヴァッシュの平和主義や不殺の枷につながったでしょう。

争いを好まず、不殺を信条とするヴァッシュですが、お人よしな性格が災いして騒動を起こすこともありました。作中では、甚大な被害をもたらした「ロスト・ジュライ」「フィフス・ムーン」を起こしており、局地災害指定も受けています。このような経歴から、「人間台風（ヒューマノイドタイフーン）」という不名誉なあだ名をつけられました。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードはフルネームではなく、「スタンピード」は通り名と言われています。英語で「すたこら逃げる」「カウボーイから見た飼い牛の暴走」を意味し、ヴァッシュを表した愛称でしょう。

以下では、「トライガン」のヴァッシュ・ザ・スタンピードの旧アニメ版、スタンピード版の声優キャストのプロフィールを紹介します。

旧アニメ版のヴァッシュの声優・小野坂昌也さんは、1964年生まれ、大阪府出身の声優・ナレーターで、ラジオパーソナリティ、リングアナウンサーとしても活動しています。声優・小野坂昌也さんの主な出演作品は、アニメ「テニスの王子様」桃城武役、「ボボボーボ・ボーボボ」首領パッチ役、「SLAM DUNK」安田靖春役他等です。

スタンピード版のヴァッシュの声優・松岡禎丞さんは、1986年生まれ、北海道出身の声優で、声優養成所を経て2009年から声優活動を行っています。声優・松岡禎丞さんの主な出演作品は、アニメ「Helck」アズドラ役、「ブルーロック」雷市陣吾役、「東京リベンジャーズ」三ツ谷隆役、「呪術廻戦」究極メカ丸役等です。

以下では、「トライガン」の舞台であり、西部劇とSFをかけあわせた独特の世界観が目を引くノーマンズランドについてネタバレ考察しました。

地球からはるか遠くに位置する砂漠の惑星・ノーマンズランド。本編の150年前、移民船がこの惑星に墜落したことで、人類が住みます。しかし、5つの太陽に照らされたノーマンズランドは、雨が降らない乾燥した惑星でした。そのような環境から、人類が住める環境ではありませんでした。大墜落（ビッグフォール）にて、辛うじて一命をとりとめた人々は、限られた資源をもとに生活を営み始めます。

同時に、資源を巡るガンマン同士の争奪戦も勃発し、一般人のささやかな生活が壊されることも少なくなりません。そのような人々を守るべく立ち上がったのが、凄腕のガンマンことヴァッシュ・ザ・スタンピードでした。プラントの自立種であるヴァッシュにとって、人類は同胞のテスラを残酷な形で死亡させた仇です。同時に、育ての母・レムが助けた大事な命でもあり、レムの意思を受け継ぐように弱き者を守ろうと奮闘します。

人類を含めたすべての生物にとって過酷な環境であるノーマンズランドですが、この惑星にはワムズと呼ばれる生物が存在していました。ワムズは、人類が降り立った150年前から生息し、「砂蟲」と表現されます。ワムズの外見は多岐にわたり、昆虫や動物に似た種から戦艦や気球など人工物のようなワムズも登場しました。また、高い知能を有しており、人類が地上に降り立った時には、彼らを試すような素振りも見せています。

作中では、人類とワムズが共存して生活を営んでおり、ワムズが人間に襲い掛かるようなことはありません。また、人間側も移動手段としてワムズを活用したり、時には食料とすることもありました。

「トライガン」の舞台であるノーマンズランドは、英語の「No Man`s Land」に変換され、荒れた土地や無人地帯を意味します。150年前に、移民船が惑星に墜落するまで人類がいなかったノーマンズランド。「トライガン」の世界を一言で表したネーミングでしょう。

以下では、「トライガン」のかっこいい主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピードに関する感想や評価をネタバレ紹介します。

西部劇を彷彿させる世界観と迫力あるガンアクションで人気を集める「トライガン」。スタイリッシュな作風はもちろん、かっこいいキャラクターの登場も見どころとなっています。SNSでは、主人公のヴァッシュがかっこいいとの声が多く寄せられています。原作だけでなく、アニメ版でも高い人気を誇り、新たなファンを獲得しています。

「ラブアンドピース」が口癖でありながら、トラブルメーカーでもあるヴァッシュ・ザ・スタンピード。争いを好まない性格であるものの、いざという時には圧倒的な強さを見せつける姿は、多くのファンを魅了しました。また、ヴァッシュはかっこいいだけでなく、かわいいとの意見も見られます。カッコよさと強さ、そしてかわいい魅力にも富んだヴァッシュが好きとの声も寄せられています。

プラントの自立種であり、A・ARMの能力を酷使する黒髪化する現象が起きるヴァッシュ。双子の兄・ナイブズにも同じ現象が見られ、完全に黒髪化すると寿命が尽きるとされています。一方、SNSでは、ヴァッシュ達の黒髪化は、人間の白髪のような現象と考察する意見も見られます。つまり、プラントの黒髪は、人間でいう老化と同じ現象だと言えるでしょう。

「トライガン」のヴァッシュの正体であるプラントの自立種や年齢のネタバレ、A・ARMの能力などをネタバレ考察しました。圧倒的な強さと、実年齢と外見のギャップの大きさが魅力的なヴァッシュ・ザ・スタンピード。その正体がプラントという点も、読者の興味をそそるでしょう。トラブルメーカーであるものの、人々の命を守るために戦う平和主義な考えが、ヴァッシュの人気を高めています。