【トライガン】ヴァッシュ・ザ・スタンピードは義手？左手の正体はマシンガン？

こちらの記事では『トライガン』および『TRIGUN STAMPEDE』の主人公であるヴァッシュ・ザ・スタンピードの左手の義手について紹介していきます。ヴァッシュ・ザ・スタンピードの左手の義手の下にしこまれているマシンガンが、どのような銃なのかを知りたい人は『ヴァッシュ・ザ・スタンピードは義手？左手の正体はマシンガン？』の項目の中で紹介しているので参考にしてみてください。

他にも、ヴァッシュ・ザ・スタンピードが右手で使用している拳銃の種類や、左手の義手以外の見た目の特徴、などについても紹介しています。まずは、下記の項目で原作漫画・トライガンと、原作を元に制作されたアニメ・TRIGUN STAMPEDEの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。トライガンとTRIGUN STAMPEDEの作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードが主人公として活躍する物語・トライガンは、漫画家の内藤泰弘先生が月刊少年キャプテンにて連載していた漫画作品です。トライガンの連載が開始されたのは1995年の5月号からで、1997年2月号で完結しました。コミックスは全3巻で発売されており、通常版を元にした完全版も発売されています。

また、トライガンの続編となる『トライガン・マキシマム』が1997年に漫画雑誌・ヤングキングアワーズにて連載開始されました。トライガン・マキシマムは2007年に全14巻で完結しています。トライガンはアニメ化もされており、第1作目は1998年に全26話で放送されています。その後、2010年に劇場版アニメ『TRIGUN Badlands Rumble』が公開されました。

2022年には、テレビアニメの第2作目としてTRIGUN STAMPEDEも制作されています。TRIGUN STAMPEDEは、トライガンの原作漫画の設定をいくつか変更しており、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの使う拳銃などが原作のトライガンと違います。

「人間台風」と呼ばれる青年ヴァッシュ・ザ・スタンピードは、砂ばかりの荒涼とした惑星であるものを探しながら旅をしていました。その旅の途中、ヴァッシュ・ザ・スタンピードはいたるところで事件を起こすことから、局地災害指定を受け、保険会社からお目付役をあてがわれることになります。ヴァッシュ・ザ・スタンピードのお供として派遣されたメリルは、彼と旅を続けるうちに、彼の秘密を知ることとなります。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードは、トライガンおよびTRIGUN STAMPEDEの主人公の青年です。真っ赤なロングコートに逆立った金髪、丸いフレームのサングラスが印象的な人物です。行く先々で事件を巻き起こし、あまりにも頻繁に損害を起こすことから、局地災害指定を受けることになります。その姿から「人間台風」の異名をつけられ、保険協会から調査員を同行させられることになりました。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードは、騒ぎの中心になるものの、性格は平和主義者です。また、お節介な一面もあり、それが原因で事件を大きくすることもしばしばあります。普段は右手の拳銃で戦いますが、左手にもマシンガンが仕込まれており、義手を外して二丁拳銃スタイルで戦闘することもあります。一見すると普通の人間に見えますが、その正体は「プラント」と呼ばれる生命体です。

赤いロングコートから見える左手からも分かるように、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの左手には機械が装着されています。この左手は義手となっており、第2作目のアニメ・TRIGUN STAMPEDEでは物語の序盤に、左手の義手が外れる描写があります。

このヴァッシュ・ザ・スタンピードの左手の義手は、メルカバルドル大砂洋に浮かぶ隠れ里・シップで「先生」と呼ばれている老人によって作られました。先生は昔、放浪していたヴァッシュ・ザ・スタンピードを助けた人物で、それから交流を持つようになりました。ヴァッシュ・ザ・スタンピードが着用しているコートも、先生が作ったものです。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードの左手の義手は、TRIGUN STAMPEDEの冒頭でも描かれているように、外すことが可能です。義手を外すと、その下にはマシンガンが仕込まれており、戦闘時に使用することができます。普段は右手で銃を扱っているヴァッシュ・ザ・スタンピードですが、左手の義手を外し、マシンガンが使用できる状態になると、両手での攻撃が可能になります。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードは、左手の義手の下にマシンガンを隠し持っていますが、普段は右手の拳銃のみで戦います。また、この右手の拳銃は、トライガンの原作漫画と第2作目のアニメ・TRIGUN STAMPEDEでは種類が異なっています。こちらの項目では、ヴァッシュ・ザ・スタンピードが原作漫画で使用している銃と、TRIGUN STAMPEDEで使用している銃の種類をそれぞれ紹介します。

トライガンの原作である漫画や、1998年に放送された第1作目のアニメで、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは銀色の拳銃を使用していました。原作漫画と旧作アニメでヴァッシュ・ザ・スタンピードのこの銃は、45口径の大型リボルバーとなっています。どっしりとしていながら、シンプルな見た目のこの銃を見た作品ファンの中には「同じモデルガンが欲しい」と思う人も少なくなかったようです。

その要望に応え、2018年にはフィギュアや玩具を手掛けるアルゴ舎のウォーターガンブランド・FULLCOCKから「ヴァッシュの銃」という商品が発売されました。実物大のヴァッシュの銃を購入した人の口コミでは「飾ってもかっこいい」「思っていたよりも大きかった」という高評価を受けています。また、モデルになった銃については、不明となっていますが「マテバ舎のマテバ2006Mが似ている」と注目されています。

トライガンの原作漫画や旧作アニメでは、大型のリボルバーを使用していたヴァッシュ・ザ・スタンピードですが、新作アニメのTRIGUN STAMPEDEでは別の銃を愛用しています。TRIGUN STAMPEDEでヴァッシュ・ザ・スタンピードが使っていたのは、22口径のロングライフルです。

「PeaceBringer」と名付けられたこの銃は、原作漫画などで使用されている銃よりも口径が小さいこともあり、威力も抑えられていると予想されます。ヴァッシュ・ザ・スタンピードは、殺さないことを信条としているため、原作とは別の銃に変更されたのではないかと考えられます。また、原作ではシルバーの色合いだったものが、TRIGUN STAMPEDEでは黒っぽい色になっているのも特徴的です。

原作漫画と旧作アニメ、新作アニメのTRIGUN STAMPEDEでも、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは銃を武器に戦っています。その腕前は、作中でも屈指の強さを誇ります。それがどれほどの強さかというと、敵が発射した銃弾を、自分の銃弾で撃ち落とすほどです。

右手に構えた銃と、左手の義手の下に仕込んでいるマシンガンを駆使すれば、大抵の者はヴァッシュ・ザ・スタンピードに勝てないでしょう。また、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは人間ではなく、プラントという生命体です。そのような体質も関係しているのか、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの放った弾丸は、トライガンの物語の黒幕であるナイブズでさえも目で追うことはできません。

真紅のロングコートは、ヴァッシュ・ザ・スタンピードのトレードマークの1つです。マシンガンが隠されている左手の義手を動きやすくするためか、左腕の袖が右側よりも短いデザインになっています。この真紅のコートは、隠れ里・シップの指導者である先生に作ってもらったものです。隠れ里に伝わるロストテクノロジーを使用しており、高い防弾機能やプラントの能力を影響させる機能が備わっています。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードの、丸いサングラスが印象に残っている人もいるのではないでしょうか？ヴァッシュ・ザ・スタンピードの特徴の1つであるサングラスですが、常にかけているわけではありません。作品を見てみると、サングラスをかけていないシーンも所々に登場しています。原作漫画ではちょうど目が隠れる小ぶりなサイズですが、新作アニメでは、現代風の大きめデザインとなっています。

ツンツンと尖った金髪スタイルはヴァッシュ・ザ・スタンピードのトレードマークです。ヴァッシュ・ザ・スタンピードの髪型は、トライガンの読者・視聴者だけではなく、作中のキャラクターも気になっているようです。ヴァッシュ・ザ・スタンピードの相棒であるウルフウッドも、彼の髪型が印象に残ったのか「トンガリ」と呼んでいます。

原作漫画と旧作アニメではトンガリヘアーで統一されていましたが、新作アニメ・TRIGUN STAMPEDEでは髪を下ろしており、原作漫画の髪型よりも柔らかそうな印象となっています。TRIGUN STAMPEDEの最終話では、原作漫画同様のトンガリヘアーを披露しています。

1998年に放送されたトライガンのテレビアニメでは、声優の小野坂昌也さんがヴァッシュ・ザ・スタンピードの声を演じました。小野坂昌也さんは『スラムダンク』の相田彦一、『テニスの王子様』の桃城武、『ボボボーボ・ボーボボ』の首領パッチなどの役も演じられています。

2023年に放送された新作アニメ・TRIGUN STAMPEDEでは、旧作アニメとは別の声優がキャラクターを演じています。新作アニメでヴァッシュ・ザ・スタンピードの声を演じたのは、松岡禎丞さんです。松岡禎丞さんは、他の作品では『ソードアート・オンライン』のキリト（桐ヶ谷和人）や『鬼滅の刃』の嘴平伊之助、『五等分の花嫁』の上杉風太郎などの声優として知られています。

トライガンの主人公、ヴァッシュ・ザ・スタンピードが「かっこいい」と人気です。その人気の理由は、マシンガンが仕込まれた左手や見た目だけではなく、優しくて強い性格も関係しています。誰かのために他の誰かを犠牲にするのではなく、全員を救うという答えを実行するその姿に、「かっこいい」と惹かれる読者・視聴者が多いようです。

トライガンの漫画やアニメを見た人からは「"殺さない"のではなく、"殺せない"ヴァッシュ・ザ・スタンピードが好き」という感想も見られています。登場人物によっては、利益や損があるから敵を殺さないという選択をする者もいます。しかし、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは誰もが幸せに生きることを望む、心優しい人物です。そのようなヴァッシュ・ザ・スタンピードの人柄が「素敵だ」と人気となっています。

ストレスが溜まった時に、思わず人の不幸を考えてしまうこともあるでしょう。そのような時に、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの名言「殺していい奴、生きてていい奴を勝手に決めるな」というセリフが頭に思い浮かぶ人も少なくないようです。トライガンには、他にもさまざまな名言が登場しているので、気になった人は原作漫画を手に取ってみてはいかがでしょうか？

以上、トライガンの主人公キャラクターのヴァッシュ・ザ・スタンピードの左手の義手について紹介してきました。ヴァッシュ・ザ・スタンピードの左手は義手となっており、その下にはマシンガンが搭載されています。マシンガンを起動した際にも、右手で銃を使用することが可能で、作中では二丁拳銃スタイルで戦闘するシーンも登場しています。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードの義手を製作したのは、隠れ里・シップの指導者である「先生」と呼ばれている老人です。先生は、70年前に放浪していたヴァッシュ・ザ・スタンピードを助けた人物で、それから度々ヴァッシュ・ザ・スタンピードと交流しています。ヴァッシュ・ザ・スタンピードのトレードマークである赤いロングコートも、先生が仕立てたものです。

ヴァッシュ・ザ・スタンピードが活躍するトライガンは、原作漫画の他に、旧作アニメ、新作アニメ、劇場版映画などが製作されています。まだ見たことがない作品がある人は、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか？