【トライガン】アニメ旧作の評価は面白い？つまらない？原作とは違う内容？

「トライガン」とは、内藤泰弘原作の大ヒットガンアクション漫画です。過去に二度テレビアニメ化されており、特に最初のアニメ作品は「旧作」と呼ばれて多くのファンに親しまれてきました。この記事では、トライガンの旧作アニメについて、面白い作品なのか、それともつまらないという評判が事実なのかを考察紹介しながら、旧作アニメを観た方の感想や評価も併せて取り上げていきます。

トライガンのテレビアニメ版は、武藤泰弘原作の「トライガン」と「トライガン・マキシマム」を基にした「TRIGUN」が1998年4月から9月まで、全26話放映されました。テレビ東京系の深夜帯に放映されていて、現在では日本アニメ界の主流となっている深夜アニメの先駆けとして知られています。この作品が、2023年10月現在、ファンの間で「旧作」と呼ばれるようになりました。旧作は、円盤や動画配信サービスで視聴可能です。

また、トライガンのアニメ版には、2010年4月に公開された劇場版「TRIGUN Badlands Rumble」があります。さらに、2023年1月から3月まで、オリジナル新作となったテレビアニメ版「TRIGUN STAMPEDE」が放映されました。劇場版と新作テレビアニメ版も、円盤や複数の動画配信サービスで観ることができます。

• オープニングテーマ「H.T」：作曲・演奏-今堀恒雄
• エンディングテーマ「風は未来に吹く」：編曲・歌-AKIMA＆NEOS

トライガンの旧作アニメのOP主題歌は、ギタリストの今堀恒雄作曲、演奏のインストゥルメンタル「H.T」です。同曲は、今堀恒雄の骨太なギターサウンドを存分に堪能でき、第2期ジェフ・ベック・グループのようなファンキーな要素も感じることのできるロック・チューンでした。

旧作アニメのED主題歌は、AKIMA＆NEOSの「風は未来に吹く」です。元マルコシアス・バンプのメンバーだった秋間経夫のソロプロジェクト（後にバンド形態になる）であるAKIMA＆NEOSによる同曲は、イントロからアフロの要素を感じさせるロックチューンで、秋間経夫の呪術的なボーカルも相まって「ローリング・ストーンズの『シンパシー・フォー・ザ・デビル』を思わせる」という高評価も見受けられます。

内藤泰弘の同名漫画を原作にしたトライガンの旧作アニメは、2023年に放映されたTRIGUN STAMPEDEと比較して楽しむファンが多いとのことです。そして、多くのファンが「旧作アニメは面白い」という感想を寄せていました。放映から25年を経過してもなお、旧作は人気と支持を得ていることになります。その理由は、どこにあるのでしょうか？この章では、トライガンの旧作アニメが面白いと評される理由を考察紹介します。

トライガンの旧作アニメの面白い魅力に、ストーリー展開を挙げるファンが多いとのことです。2作の原作漫画をベースに構築されたストーリーは、主人公の伝説的ガンマンのヴァッシュ・ザ・スタンピードを中心に展開されていました。また、近未来SF作品でありながら、どことなく西部劇風の乾いた土臭さを漂わせる絵作りなど、随所に製作スタッフのこだわりが見られるとのことです。旧作アニメは、原作との相乗効果でヒットしました。

トライガンの旧作アニメの舞台は、ノーマンズランドという砂だらけの大地を有した惑星です。ノーマンズランドは、二重恒星で高重力という過酷な環境に晒されています。そして、そこで暮らす人々は、「プラント」と呼ばれるロストテクノロジーを拠り所にして生きていました。このように、随所に高度なSF設定を配置しつつ、あたかも現代劇や西部劇のようなストーリーを楽しめることで、トライガンの原作漫画とアニメは人気を得ます。

トライガンの主人公のヴァッシュは、真紅のコートに逆立てた金髪、メガネが特徴のキャラクターで、ストーリー内では「人間台風（ヒューマノイド・タイフーン）」として恐れられています。また、彼には600億$$の賞金がかけられていました。伝説のガンマンでありながら人を殺さないヴァッシュには不思議な魅力があり、彼の他にも個性的なキャラクターが多数登場することで、トライガンの原作漫画と旧作アニメは盛り上がったのです。

トライガンの旧作アニメは、「面白い」という高評価が多い一方で、「つまらない」との感想も見受けられるとのことです。「2023年に放映されたTRIGUN STAMPEDEの方が面白い」という意見も見られ、トライガンが振り幅の大きい作品であることの裏付けともされました。それでは、どの辺りがつまらないのでしょうか？この章では、トライガンの旧作アニメがつまらないといわれる理由を、4項目に分けて紹介していきます。

トライガンの旧作アニメをつまらないと評する人の多くが、原作漫画のファンだといわれています。旧作の放映中は、トライガン・マキシマムが連載中で、そのため最終回がアニオリになりました。また、2クールという放映期間だったことから、いくつかの改変も行われています。そのようなアニオリ要素が、原作ファンにとっては納得のいかなかったこととされており、旧作アニメの低評価につながりました。

現在のアニメ作品は、いわゆるデジタル式で制作されています。一方、1990年代に制作されたトライガンの旧作アニメは、全てセル画によって作られていました。つまり、一枚一枚手で絵を描いて、それを動かすというスタイルです。こうしたロストテクノロジーは、高評価される一方で、粗さを指摘されることもあり、トライガンは情報量の多い作品であることから、より粗が見つけられてしまったといわれています。

トライガンに限ったことではありませんが、1990年代に制作、放映されたアニメ作品は「今観ると古臭い感じがする」という感想が多く見受けられます。「1990年代のアニメにはそれ以前にも、そして現在のアニメ作品にも見られない作画上の独特な古さがある」との評価もありました。好みの部分はあれど、そのような作画や作風をつまらないと評する人も多く、その結果トライガンの旧作アニメにもそのことが当て嵌まるとのことです。

トライガンの旧作アニメは、先述の通り2クールで放映されており、原作漫画の設定などに変更が加えられています。その結果、掘り下げが甘かった点も見られました。特に主人公のヴァッシュが、なぜ人を殺さない信念を持っているのかについては、旧作アニメでは淡々と進んだ印象が強く、そのため「ヴァッシュに共感できない」という感想が見受けられました。

この章では、トライガンの旧作アニメに関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。同作品の旧作アニメは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、アニメファンだと思われる方のツイートです。トライガンのテレビアニメ版を、新作旧作両方観ているようで、旧作の方が面白いという感想を持っています。

こちらは、トライガンのテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。新作アニメのキャラクターの表情を高評価する一方で、旧作も好きだとつぶやいていました。

こちらは、トライガンの大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画、旧作アニメを観ており、新作アニメを観て旧作と比較し、旧作の方が好きだという感想をつぶやいていました。

この記事では、トライガンの旧作アニメについて、面白いという感想とつまらないという意見を両方考察紹介してきました。オリジナル新作アニメが放映されたことで、俄然旧作に注目が集まっているとのことです。この機会に是非一度、トライガンの旧作アニメを観てください。