【ダークギャザリング】神様(太歳星君)の正体は?強さ・能力や目的は?

『ダークギャザリング』の最大の謎、神様の正体に迫っていきます!人気漫画『ダークギャザリング』で、主人公・螢多朗の教え子、神代愛依に憑依していて、本作世界の最高位に位置している謎のキャラクター、「神様」が話題となっています。一般的なイメージとはほど遠いようなのですが、一体どのような存在なのでしょうか?これから、 神様の強さや能力を考察すると共に、太歳星君や分霊との関係などを解説することでその正体を解明していきます。

【ダークギャザリング】神様(太歳星君)の正体は?強さ・能力や目的は?のイメージ

目次

  1. ダークギャザリングの神様とは?
  2. ダークギャザリングの神様の正体を考察
  3. ダークギャザリングの神様の強さや目的
  4. ダークギャザリングの神様の式神や安倍晴明との関係
  5. ダークギャザリングの神様に関する感想や評価
  6. ダークギャザリングの神様まとめ

ダークギャザリングの神様とは?

ダークギャザリングの作品情報

この記事では、『ダークギャザリング』の主人公・幻燈河螢多朗の2人目の生徒、神代愛依に憑依している「神様」を特集します。『ダークギャザリング』の世界でも最高位に位置し、最強と言われる神様の正体とは、一体何者なのでしょうか?

これから、神様の正体や強さ・能力、そして分霊などについて考察していきますが、まずはその前に『ダークギャザリング』の作品情報をお届けしましょう。最初に『ダークギャザリング』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

ダークギャザリングの概要

概要のイメージ

『ダークギャザリング』は、近藤憲一によるサスペンス調のホラー漫画で、2019年4月から集英社の月刊漫画雑誌「ジャンプスクエア」で連載中の作品です。また、この作品の単行本は、ジャンプ・コミックス(JUMP COMICS SQ.)より刊行されており、2023年8月現在13巻まで発売されています。また、テレビアニメ版も制作され、2023年7月からTOKYO MXを含む各局で放送中です。

作者の近藤憲一は、『D.Gray-man』などで知られる漫画家・星野桂のアシスタントをした後、漫画家として独立し、2016年に集英社の「少年ジャンプ+」にて『チア男子!! -GO BREAKERS-』を発表します。この作品は、直木賞作家・朝井リョウの小説『チア男子!!』を原作としたコミカライズ作品となっています。

ダークギャザリングのあらすじ

あらすじのイメージ

幼い頃に霊障の呪いにかかった経験を持つ幻燈河螢多朗には、生来、霊を引き寄せる能力がありました。そのため、周囲を巻き込まないよう、ずっと独りきりで生活してきました。しかし、大学進学を機に、社会と積極的に関わっていくことを決意します。その第一歩として、家庭教師のバイトをすることになりました。そして、最初の生徒として従姉から紹介されたのは、悪霊に母親を奪われたという天才少女、寶月夜宵でした。

神様は謎の存在

ここからは、この記事のメインテーマである「神様」の話題に移ります。神様は、とても謎めいた存在で、童子のような姿をしています。そして、家庭教師のアルバイトをしている主人公・螢多朗の2番目の生徒で、高校一年生の神代愛依に取り憑いていました。神様のエネルギーが漏出することで、愛依の瞳には星型の印が浮き出ていました。神様は絶対的な守護の力を行使して、霊的な存在からの攻撃から愛依を守っています。

ところが、実はこれこそが、愛依の不幸の元凶であり、さらには悪霊を引き寄せやすくさせることで、彼女の周囲にも不幸をもたらしていたのです。また、神様は、神代家の女性を代々「神の花嫁」として選定します。選ばれた少女は20歳になる前に神様に連れ去られ、命を落とす宿命が課せられていました。現在の神の花嫁は愛依であり、神様は物語の中で、4年後に愛依を連れ去ると宣言していました。

神様は、数多の個性的なキャラクターが登場する『ダークギャザリング』の中でも、最も謎に包まれたキャラクターとなっています。神様は人間を超越した存在であり、ダークギャザリングの最高位に位置し、闇の力を極めた存在とされています。神様はダークギャザリングの登場人物たちに対して絶対的な権威を持ち、逆らう者には容赦ない鉄槌を下します。

神様の目指しているのは、闇の力を用いて世界を支配することであり、これに立ち向かう主人公・螢多朗たちとの戦いは物語の展開に伴い次第に熾烈を極めていきます。神様は物語の核心にかかわるキャラクターであり、その正体や目的は多くの読者にとって興味の的となっています。しかしながら、直接的な情報は一切開示されず、手掛かりが示唆される程度に留まっています。神様についての真実は、未だ五里霧中と言ってよいでしょう。

一方で、神様の正体に関してさまざまな言説や推測が囁かれています。しかし、それらは、神様と因縁があると思われるキャラクターとの対決で見られた反応や、神様の持つ特殊なアイテムや能力・強さから類推したにすぎません。つまり、こうした仮説はどれも根拠が不十分であり、真相に迫るのは極めて困難と言わざるを得ません。神様の正体は、『ダークギャザリング』の最大の謎であり、また読者を引き込む重要な要素の1つとなっているようです。

以上をまとめますと、神様の正体に関するヒントや通説は、好奇心をかき立てられるものが多いのですが、未だに神様の謎は解けていないと言えます。あくまで推測の域を出ることはなく、真実を明らかにするものではありません。今後の作品の連載で、神様の正体に直接的につながる事実が判明することに期待しましょう。

神様は神様の分霊?

愛依に取り憑いている神様は、ある神様の分霊とされています。この分霊とは、通常、新たに建立した別の神社で祭神を祀る際に、本神社から分けられた神霊を指します。本体の神様については、漫画『ダークギャザリング』の原作の最新作13巻までを見る限り、未だ明らかにされていません。

しかし、分霊の神様は、自力で寶月夜宵の拘束を破り、悪霊である空亡(くうぼう)を一瞬で打ち砕いていることが判明しています。このことから、分霊とは言え、神様が強大な力を持っていることは明らかです。分霊の神様の正体の詳細については後述しますが、神様の正体が分霊の本体であることは間違いないと言えるでしょう。

ダークギャザリング 1/近藤 憲一 | 集英社 ― SHUEISHA ―

ダークギャザリングの神様の正体を考察

考察①神様の正体は主人公の親族?

正体のイメージ

神様の正体は、漫画『ダークギャザリング』の最大の謎であり、読者の興味を引く要素のひとつとなっていることはすでに述べた通りです。しかしながら、神様の正体についての情報は限定的であり、こうだと断言できるだけの確証はありません。その中で、神様が主人公の親族であるという説は、最も可能性が高いと考えられます。神様は、主人公の父親や祖父と相対する時には、通常とは異なる対応の仕方をしています。

このことは、神様と主人公の親族との間に何らかのつながりがあることを示唆しています。さらに、神様が述べた「私はあなたと同じように生まれた」という言葉も、神様が主人公の親戚説を後押ししていると言えるでしょう。神様が主人公の親族である仮説がげんじつのものとなれば、物語をより感動的に、またドラマチックにすると考えられます。

考察②神様は元々正義感の強い人物だった?

神様が以前は正義感に満ちた存在だったのに、闇に堕ちていったという仮説は、物語内のエピソードから考えて最も妥当な説の1つと考えられます。神様は、「この宇宙に不要なものを消し去るだけだ」と述べており、その言葉は神様が自身の行動に裏付けや合理性を見出していることを示しています。

同様に、「神様が以前は正義感に満ちた存在であった」というエピソードも、神様が暗黒の道に進む前に異なる人格や価値観を抱いていたことを示唆しています。神様が以前は正義感に溢れる存在であったのに闇に染まったという仮説は、物語の複雑さと奥深さを一層引き立てることに一役買っていると言えるでしょう。

考察③神様の正体は太歳星君?

漫画『ダークギャザリング』の第51話で、神代愛依に憑依し、彼女を娶ろうとしている分霊の神様の名前が明かされました。その名前は、星神「太歳星君(たいさいせいくん)」です。名前だけではよくわからないので、続いて太歳星君について詳しく解説していきます。

太歳星君とは、陰陽道や民間信仰において、木星の対影である「太歳」という惑星が神格化された、木星の精霊のような存在です。およそ4,000年前の古代中国、つまり殷の時代から存在しており、陰陽道の教義に組み込まれ、後に日本へと伝わった道教の神になります。この道教とは、不老不死を追求する中国発祥の宗教で、太歳星君はその信仰の中で特別な位置を占めています。

方位の運命や吉凶を管理する「八将神」の中心におかれ、神聖視されてきた神霊・分霊であり、同時に「星の化身」として、特に危険視される存在とされてきました。太歳星君の信仰は、古代中国で発生し、祟りの神としての側面を持ち、悪兆や凶神として畏れられました。ちなみに、この信仰は日本にも伝わり、陰陽道の方位神として崇拝されています。

また、太歳星君信仰の日本への影響としては、例えば中国の暦に基づいている「太歳紀年法」が挙げられます。この紀年法は、木星の運行をもとにして60年ごとに巡る暦で、60歳を意味する還暦という言葉はここから派生したものです。私たちが日常的に使用している言葉にも、陰陽道や類似の信仰に通じるものが潜んでいるのです。

次に、太歳星君に仕える従者たちの正体について考察してみましょう。木星が天空を12年かけて一周し天帝を象徴する存在である一方、太歳は人君、つまり皇帝を象徴する存在です。また、太歳紀年法は十二支や十干と関連しています。太歳星君に仕える従者たちのモデルは、太歳紀年法に登場する十二支から派生している可能性が考えられます。

さらに、なぜ太歳星君が「最強」と言われるのかについても考察してみましょう。太歳星君はまだ真の実力を見せておらず、強さや能力は未知数です。その能力について現時点で明らかになっているものは、分霊と12の式神(十二神将)、回復用の視肉などが挙げられます。太歳星君は他の分霊などの助けを借りず、自身で戦うことが多いため、こうした要素だけでも彼が強大な神であることが理解できるでしょう。

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ダークギャザリングの神様の強さや目的

神様の能力や強さ

ここからは、『ダークギャザリング』の神様の強さや能力、そして目的について考察していきます。まずは、神様の強さ・能力からです。神様の強さ・能力については、以下の3つの点が明らかになっています。

最初に挙げる強さ・能力は、六壬神課による「災いの標的強制」という力です。六壬神課は、およそ2000年前の中国で成立した占術で、天文学的な情報と干支を組み合わせて占う方法です。この災いの対象は、おそらく神様自身を指しており、神様が標的と認識した対象は、自動的に攻撃目標となるようです。

能力のイメージ

続いて、2番目に挙げる神様の強さ・能力は、「12体の式神の召喚」となります。神様は、12の式神を一度に召喚することができます。式神たちの正確な能力は不明ですが、彼らは空間を歪め、衝撃波のようなものを発して、攻撃を受けた対象の部位を点でとらえて消失させます。

最後に、神様の3つ目の強さ・能力である「視肉」について解説します。視肉は、神様が生み出す物体で、肉と目玉を組み合わせたような奇怪な存在です。この視肉を摂取した者は、敵や味方にかかわらず、即座に回復し、喪失した肉体の部位を元通りに再生することができます。

神様の目的

目的のイメージ

神様は、闇の力による世界の支配を目指し、その野望に立ち向かう主人公たちとの戦いは物語の見どころの1つとなっています。神様は『ダークギャザリング』の中心的存在であり、その正体や強さ・能力、そして目的については多くの読者が関心を寄せています。しかしながら、作中で開示されている情報は極めて少なく、読者はわずかなヒントを頼りに考察しているのです。

このため、神様の真の目的については、結局のところ謎のままとなっています。神様が花嫁を迎える理由についても、明確な解明が行われているわけではありません。神様が花嫁を求め続ける先に何か特別なことが待ち受けているのか、あるいはそれが単なる快楽を求める行為なのか、その真相は未だ明らかにされていないのが現状です。

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ダークギャザリングの神様の式神や安倍晴明との関係

神様の式神

ここからは、『ダークギャザリング』の神様の式神や安倍晴明との関係について探っていきます。最初に神様の式神からですが、まずは「式神」について解説しておきましょう。式神とは、陰陽師が使役する鬼神のことで、人の心から生じた悪行や善行を見定める役割があります。

式神がダメージを受けた際、そのダメージは形代にも反映されます。前鬼と後鬼という式神は、螢多朗自身が形代となっています。螢多朗は無限修復人形によって保護されているため、事実上無限の耐久力を持つことになります。ただし、式神の顕現には大量の生気を必要とするため、健康な状態でも使用の上限は2回までとされています。

本題の神様の式神に戻ります。分霊の神様の式神は、暦占星術である六壬神課に含まれている十二天将である可能性が高いと考えられます。その証拠に、神様の式神として現れた12体に添付されていた漢字の札が、十二天将と符合しているのです。

神様と安倍晴明の関係

安倍晴明は、京都の晴明神社で活動する神主で、自身では「ただの神主」と名乗っています。彼は、神代家と神様との間に何らかの深い縁が存在し、その縁をもとに神代家を救済すべく奮闘しています。通常は死者と現世の接触を忌避する立場を取りながらも、神様と闘う寶月夜宵たちに技術と能力を提供するため、「占事略決・外典」と、式神の「前鬼」および「後鬼」を授けました。

このように安倍晴明は広く知られる陰陽師ですが、神様ともつながりがあると考えられています。『ダークギャザリング』の作中で、神代愛依が晴明神社に足を踏み入れた際、神様がお社にいる安倍晴明を「坊主」と呼んでいます。この呼称は、好意的なものではなく、むしろ敵意を感じさせるものです。このシーンでは、神様と安倍晴明が過去に何らかのつながりがあったことが示唆されました。

前述のように神様の式神が十二天将であると仮説すると、それはまず、安倍晴明を含む陰陽師にとって不可欠な六壬神課の象徴体系の1つであると同時に、安倍晴明が扱った最も強力な式神ということになります。神様が召喚した式神と安倍晴明が使役した式神が、十二天将と関連していることは、神様と安倍晴明の結びつきが強いことを示しているのかもしれません。

神様、つまり太歳星君は、まだその力の奥深さが完全には解明されていませんが、陰陽道や安倍晴明との深いつながりが次第に浮かび上がってきました。太歳星君と安倍晴明の関係性を探ると、両者が陰陽道に通じていることが明らかになります。太歳星君が制御している12の式神は、占術である六壬神課に関連しており、十二神将としても知られています。これらの神将の名前は、作中で登場する式神と同一です。

さらに、陰陽道には八神将という方位神が存在し、陰陽道を通じて太歳星君と安倍晴明は密接に結びついていたと考えられます。その中でも八神将の1人である太歳と太陰が婚姻関係にあったことが記録されており、今後神代愛依の起源を含む新たな情報が明らかになる可能性があります。

また、安倍晴明が実践した陰陽道には、式神以外にも式鬼、犬神、蠱毒などが存在しました。特に「蠱毒」という言葉は、本作の作品名である「ダークギャザリング」ともつながります。晴明神社で繋がりを築いた安倍晴明の霊も作中に登場しており、今後の展開では太歳星君との闘いにも関わってくると考えられます。

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ダークギャザリングの神様に関する感想や評価

ここまで『ダークギャザリング』の神様(太歳星君)特集をお届けしてきましたが、最後に神様(太歳星君)に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、この記事でも解説したように、神様の登場が『ダークギャザリング』をさらに面白くするという内容のツイートからです。この方は、漫画作品でその面白さを体験していたので、アニメ作品での登場を心待ちにしているようでした。

続いて紹介するのは、神様が『ダークギャザリング』における一推しのキャラクターと公言する方のツイートからです。この方もアニメでの登場を心待ちにしており、その際には声優の人選にも期待しているようでした。はたして、希望通りの声優がキャスティングされたのでしょうか?

最後に紹介するのは、『ダークギャザリング』での神様の名前公表に狂喜乱舞する方のツイートからです。神様の名前が最強との誉れも高い太歳星君だと知り、鬼子母神が赤ちゃんに見えるほど「ヤバい」と呟いていました。

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ダークギャザリングの神様まとめ

この記事では、『ダークギャザリング』に登場する「神様」を特集し、その正体や強さ・能力、そして 分霊との関係などについて考察してきました。

まとめのイメージ

『ダークギャザリング』の神様は、主人公・螢多朗の教え子、神代愛依に憑りつき、絶対的な守護の力で彼女を悪霊などから守っているのですが、未だ謎の多い存在です。一説には、ある神様の分霊ともいわれていますが、寶月夜宵の拘束を解いたり悪霊の空亡を瞬殺していることから、その強さは恐ろしく強力であると考えられています。

また、神様の正体については、主人公、螢多朗の親族説が有力となっています。そのほかに、神様は元々正義感の強い存在でしたが闇に落ちてしまったというエピソードがあり、物語に奥深さを与えていると言われています。また、『ダークギャザリング』の51話では、神様の名前が「太歳星君」であることが明かされました。太歳星君は、分霊と十二神将、そして回復用の視肉を持ち、最強の存在と言われています。

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