【ダークギャザリング】幻燈河螢多朗は霊媒体質の主人公！正体や呪われた過去とは？

こちらの記事では、アニメ化もされた人気ホラー漫画「ダークギャザリング」の主人公、幻燈河螢多朗について紹介しています。幻燈河螢多朗の性格やプロフィール、右手が呪われてしまう理由となった過去の出来事や、正体などを紹介しています。幻燈河螢多朗がどのようなキャラクターなのか知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。

他にも、ダークギャザリングのメインキャラクターの夜宵と寳月詠子との関係や、アニメで幻燈河螢多朗の声を演じている声優・島崎信長さんについても紹介しています。まずは、下記の項目でダークギャザリングの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。ダークギャザリングの作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

ダークギャザリングは、集英社の月刊漫画雑誌・ジャンプスクエアにて連載しているホラー漫画作品です。ジャンプスクエアでの連載が開始されたのは2019年4号からで、2023年10月時点ではコミックスが13巻まで刊行されています。ダークギャザリングの作者は「チア男子‼」のコミカライズを担当した漫画家・近藤憲一先生です。

ダークギャザリングは読者から「ホラー版ポケモン」と評価され、話題となりました。その評判によってダークギャザリングのコミックスを手に取る人も増え、2023年7月からはアニメ放送も開始しました。アニメでは「トニカクカワイイ」のアニメ監督・博史池畠さんが監督を務め、ポケットモンスターなどのキッズアニメを手掛けることの多いアニメ制作会社・OLMがアニメーションを制作しています。

過去のある出来事によって右手が呪われてしまった幻燈河螢多朗は、引きこもりの高校生活を送っていました。しかし、大学からは過去と決別し、外に出ることを決心します。その一環として、幻燈河螢多朗は家庭教師のバイトを始めることにしました。幻燈河螢多朗は、初めてのバイトに緊張していましたが、受け持つことになった小学生の生徒・寶月夜宵との出会いによって、さらなる心霊現象に遭遇することになります。

幻燈河螢多朗は、霊を引き寄せてしまう霊媒体質の能力を持った少年です。その能力が災いし、悪霊に右手を呪われてしまった過去を持っています。しかし、ダークギャザリングのコミックス13巻までの内容では、正体はいたって普通の少年で、右手の呪いが理由で引きこもりの高校生活を送っていました。引きこもりの過去を持つ幻燈河螢多朗ですが、成績は優秀で、大学に入ってからは家庭教師のバイトを始めることにします。

そして、初めて受け持った生徒・寶月夜宵と出会ったことにより、過去に遭遇した悪霊以上に厄介な心霊現象に関わっていくことになります。この寶月夜宵の正体は、幻燈河螢多朗と同じく、霊感能力を持った少女です。しかし、幻燈河螢多朗は悪霊が寄ってくる能力なのに対し、寶月夜宵の能力は霊が逃げて行くというものでした。寶月夜宵は、両親と車で出かけた際に、交通事故に遭い両親を失っている過去を持っています。

その時、死亡した母親の魂が"空亡"という悪霊に攫われたことから、空亡を探しだし倒すため、悪霊を収集しています。しかし、寶月夜宵は悪霊が逃げていく能力を持っているため、自分とは反対に悪霊が集まる能力を持つ幻燈河螢多朗に協力を仰ぎます。お人好しで優しい性格の幻燈河螢多朗は、悪霊によって呪われた過去のトラウマと戦いつつも、寶月夜宵に助力することにします。

幻燈河螢多朗は、霊媒体質の能力を持っていますが、自分に近づいてくる霊に怯える小心者な性格の持ち主です。隣にいる人物の正体が、自分の知っている相手ではなく、悪霊だと気づいた際にはモブキャラの如く逃げだします。しかし、友人や知り合いが危機に陥っている時は、勇気を出して助けに行く優しい心も持ちあわせています。

寶月夜宵と出会ってからは、悪霊収集に付き合わされることが増え、正体が人間ではないと判明している相手にも向き合えるようになっていきます。幼なじみの寶月詠子の正体は、幻燈河螢多朗のストーカーですが、それに気づかない鈍感なところもあります。ストーカーの正体・寶月詠子曰わく、幻燈河螢多朗は「恐怖を避けているつもりだけれど、本心では恐怖を愛している」という一面も持っているとされています。

幻燈河螢多は、家庭教師のバイトをしていることから、学業の成績が良いことが分かります。また、その能力が並外れて高いことが描かれているシーンがあります。そのシーンは、大学の入学式です。入学式では、生徒の中で最も能力が高く、成績が良かった人物が代表の挨拶を務めます。大学の入学式のシーンでは、その人物として幻燈河螢多朗が名前を呼ばれました。

幻燈河螢多朗の正体は普通の少年ですが、学業の能力はずば抜けて高いことが、このシーンで明かされています。また、幻燈河螢多朗の幼なじみである寶月詠子も学業の成績が良く、幻燈河螢多朗と同じ大学に入学しています。

幻燈河螢多朗は、6人家族であることが分かっています。父親は大学教授の虹太郎で、母親の桜子は税理士をしています。また、幻燈河螢多朗は4人兄妹の長男で、下に2人の妹と末の弟がいます。双子の妹は夕月と星という名前で、2人とも中学2年生です。末の弟・燐太朗は歳が離れており、小学2年生です。

また、ダークギャザリングの物語の中では、幻燈河螢多朗の祖母も登場しました。祖母・淡宮董子の正体は淡宮神社の神主で、幻燈河螢多朗が呪われた右手を定期的に見せにいっています。右手の呪いを完全に消すことはできませんが、淡宮董子にお祓いをしてもらうことで、右手の呪いの痛みが抑えられています。

ダークギャザリングのコミックス13巻までの内容では、なぜ悪霊たちが幻燈河螢多朗に執着するのか、その正確な原因は判明していません。しかし、幻燈河螢多朗の祖母が神社の神主であることから、祖先と神様の間で何かの取引きがあった可能性が考えられます。また、幻燈河螢多朗が心霊スポット巡りをしているのも、幻燈河螢多朗が霊媒体質を強めている原因でもあります。

もともと霊の気配を感じることができた幻燈河螢多朗ですが、寶月夜宵と一緒に悪霊収集をするようになってからは、一層霊と遭遇するようになりました。その理由は、霊がエネルギーに引き寄せられる習性があるからです。霊媒体質の幻燈河螢多朗が心霊スポットに行くことで、霊をおびき寄せエネルギーのたまり場となります。そのエネルギーにつられて、更に霊が集まるという循環が出来上がっています。

幻燈河螢多朗は、霊が寄ってくるという能力を持っています。寶月夜宵も霊を見ることができる能力を持っていますが、幻燈河螢多朗とは違い、霊が逃げて行く体質です。そのため、悪霊を収集したい寶月夜宵は、幻燈河螢多朗の体質を知って協力を求めてきました。また、幻燈河螢多朗は霊が寄ってくる能力を持っていますが、普段は霊を見ることができません。

霊本人が、自分の姿を幻燈河螢多朗に見せたいと思った時のみ、幻燈河螢多朗は霊の姿を目視できるようになります。普段は霊の姿は見えないものの、少なからず霊感を持っているため、悪霊が密集している場所や強い霊がいる場所に近づくと、悪寒を感じて霊の存在を察知することができます。

幻燈河螢多は、いつも右手に手袋をしています。その理由は、過去に悪霊に呪いをかけられたことが原因となっています。幻燈河螢多朗の右手は、神経が皮膚を突き破って伸び続ける呪いにかかっており、それを隠すために手袋をするようになりました。右手の神経は伸び続けているため、定期的に神主の祖母によってお祓いを受けています。

麻酔とお祓いをした状態で、祖母が刀で神経を削るという処置をうけています。この処置をしなくても幻燈河螢多朗が死ぬことはありませんが、神経がむき出しとなっているため、激しい痛みを感じます。普通の生活を送るためにも、右手の呪いが解けるまでは祖母の元に通う必要があるようです。

寶月夜宵は、幻燈河螢多朗の右手の神経が伸び続ける呪いを解く方法があると話しています。悪霊たちは、それぞれに個別の能力を持っています。そのなかには、他の悪霊にかけられた呪いを消す能力もあると説明していました。この寶月夜宵の話を聞いたことで、幻燈河螢多朗は寶月夜宵に協力しようと考えるようになります。

また、呪いを消す能力を持った霊に解呪してもらうほかにも、幻燈河螢多朗に呪いをかけた悪霊を倒すという方法もあります。そのためにも、幻燈河螢多朗は寶月夜宵の悪霊収集を手助けし、強い能力を持つ悪霊を作り出す必要があります。

幻燈河螢多と寶月夜宵は、もともとは家庭教師と生徒という関係でした。幻燈河螢多朗は、右手の呪いのせいで高校時代は引きこもり生活を送っていました。しかし、大学生になったことを期に、社会復帰しようと考えます。学年主席の学力を持っていた幻燈河螢多朗は、家庭教師のバイトをすることにしました。そして初めて受け持つことになった生徒が、寶月夜宵だったのです。

寶月夜宵は、幻燈河螢多朗と出会う前から悪霊収集をしており、自分の部屋に悪霊を何体も保管していました。霊媒体質だった幻燈河螢多朗は、授業をするために寶月夜宵の家にやってきた際に、寶月夜宵に対して強い違和感を感じます。幻燈河螢多朗のその反応を見た寶月夜宵は、幻燈河螢多朗に悪霊収集の協力を仰ぐことにしたのでした。

寶月詠子は、幻燈河螢多朗の幼なじみです。自室の壁一面に幻燈河螢多朗の写真を貼り付ける歪んだ愛情を持っていますが、幻燈河螢多朗はそれに気づいていません。幻燈河螢多朗は寶月詠子のことを社交的で勉強もできる、優しい幼なじみとして見ています。また、寶月詠子は幻燈河螢多朗が右手に呪いを受けるきっかけを作った人物です。

寶月詠子が幻燈河螢多朗を肝試しに誘ったことで、悪霊と出会い呪いを受けてしまいます。この時、寶月詠子も左手に幻燈河螢多朗と同じ呪いを受けたため、普段は左手に手袋をしています。幻燈河螢多朗は、自分の霊媒体質が原因で寶月詠子を呪いに巻き込んだと思っており、寶月詠子に対して引け目を感じています。

アニメで幻燈河螢多朗の声を演じたのは「黒子のバスケ」の桜井良、「Free！」の七瀬遙、「ワールドトリガー」のヒュースなどの声優も務めている、島﨑信長さんです。青二プロダクションに所属しており、クールキャラから真面目なキャラまで、幅広い演技を見せています。声優アワードの新人男優賞や助演男優賞など、様々な声優賞を受賞されている人気声優の1人です。

• 降谷暁（ダイヤのA）
• 泉新一（寄生獣 セイの格率）
• 死神（暗殺教室）
• 木村良人（オオカミ少女と黒王子）
• 半田清（はんだくん）
• 海藤瞬（斉木楠雄のΨ難）
• イオク・クジャン（機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ）
• ユノ（ブラッククローバー）

ダークギャザリングのアニメを見た人からは「幻燈河螢多朗の叫び声が好き」という感想が寄せられています。幻燈河螢多朗は怖がりな性格をしていますが、家庭教師のバイトの生徒である寶月夜宵や幼なじみの寶月詠子を守るため、体を張るシーンが多々登場します。そのような場面で、叫びながらも一生懸命に他人を助けようとする姿がかわいいと好評です。

ダークギャザリングは、霊媒体質の主人公・幻燈河螢多朗に次々と悪霊が群がります。そのため、幻燈河螢多朗が1人で行動すると、何かしらの心霊現象が起こります。こちらの方は、幻燈河螢多朗がトイレに行こうとしたシーンを見て「なにか起きる」と感づいたようです。

アニメを見た人からは「幻燈河螢多朗の声がイメージと合っている」という意見があがっています。幻燈河螢多朗の声を演じた島﨑信長さんは、声優アワードなど、多くの声優賞を受賞している実力派声優です。他のアニメでは、クールな役や猟奇的なキャラなどを演じているので、気になった人は他の作品も視聴してみてはいかがでしょうか？

以上、ダークギャザリングの主人公・幻燈河螢多朗の正体や過去などについて紹介してきました。幻燈河螢多朗は霊媒体質の大学生で、家庭教師のバイトで出会った寶月夜宵の悪霊収集に協力することになります。コミックス13巻まででは、正体は普通の少年とされていますが、祖母が神社の神主をしていることから、今後霊媒体質の原因が明かされるのではないかと考察されています。

また、幼なじみの寶月詠子と肝試しをした際に、悪霊に呪いを受けた過去があります。この時に、右手の神経が伸び続けるという呪いにかかり、普段から右手に手袋をはめるようになりました。寶月詠子も同様の呪いを受けており、自分の霊媒体質が原因で寶月詠子を傷つけてしまったと思った幻燈河螢多朗は、そのショックから引きこもりの高校生活を送っていました。大学生になったことを期に、社会復帰を目指すようになります。