ダークギャザリングの卒業生一覧!能力・過去や夜宵との関係をネタバレ解説

『ダークギャザリング』では、日本各地の心霊スポットに足を運んでは、悪霊と戦ったり、捕獲したりする夜宵たちの姿が描かれています。夜宵は多くの悪霊をコレクションしているのですが、その中でも特に強いのが卒業生です。では、ダークギャザリングの卒業生とは何か?本記事ではその疑問に迫りつつ、卒業生の能力・強さや過去・性格、そして夜宵との関係を一覧形式でまとめていきます。

ダークギャザリングの卒業生一覧!能力・過去や夜宵との関係をネタバレ解説のイメージ

目次

  1. ダークギャザリングの卒業生とは?
  2. ダークギャザリングの卒業生一覧!能力や強さを紹介
  3. ダークギャザリングの卒業生の過去や性格
  4. ダークギャザリングの卒業生と夜宵との関係
  5. ダークギャザリングの卒業生に関する感想や評価
  6. ダークギャザリングの卒業生まとめ

ダークギャザリングの卒業生とは?

『ダークギャザリング』には悪霊の中でも特に強力な卒業生が登場します。卒業生たちは螢多朗や夜宵と敵対関係になったり、協力関係になったりしながら物語に大きな影響を与えていました。ここからはそのような卒業生について、能力・強さや過去・性格、夜宵との関係などを一覧形式で紹介し、通常の悪霊とは何が違うのかを明らかにします。それではまず、卒業生が登場するダークギャザリングの作品情報から見ていきましょう。

ダークギャザリングの作品情報

ダークギャザリングの概要

  • 漫画タイトル:ダークギャザリング
  • ジャンル:少年漫画、ホラー・サスペンス
  • 作者:近藤憲一
  • 掲載誌:ジャンプスクエア
  • レーベル:ジャンプ・コミックス(JUMP COMICS SQ.)
  • 発表号:2019年4月号~
  • 巻数:既刊12巻(2023年4月時点)
  • アニメ情報:近藤憲一(原作)、博史池畠(監督)、村越繁(シリーズ構成)、OLM(アニメーション制作)

『ダークギャザリング』は、日本各地の心霊スポットに足を運び、悪霊たちを捕獲、合体させてさらに強い悪霊を作り出すポケモン要素のあるホラー・サスペンス漫画です。集英社が刊行する月刊漫画雑誌『ジャンプスクエア』にて2019年4月号より連載され、単行本は12巻が刊行されています(2023年4月時点)。2023年7月10日からは、TOKYO MXほかにてテレビアニメが放送されました。

ダークギャザリングのあらすじ

ここではダークギャザリングのあらすじを紹介します。禮應大学1年生の幻燈河 螢多朗(げんとうが けいたろう)は、生まれつき霊を引き寄せる霊媒体質を持っていました。その体質のせいで幼馴染の詠子を霊障の呪いに巻き込んでしまったことがあるため、周囲を傷つけることを恐れ、中学から引きこもり生活を送っていました。そんなある日、悪霊を収集するという少女・夜宵と出会い…

卒業生とは?

卒業生とは、寳月夜宵によって強化された悪霊のことです。夜宵は過去に自分の母を連れ去った悪霊「空亡」の手がかりを求めて悪霊を収集しています。

その収集した悪霊は空亡に対抗する戦力となりますが、空亡は超強力な悪霊であるため、そのままでは適いません。そこで、悪霊を自分の部屋に閉じ込めた後、共食いや競争を繰り返させることで蟲毒化させ、さらに強力な悪霊を作り出しています。こうして作り上げた悪霊のうち、自分の部屋では管理しきれないほど強力になった悪霊を「卒業生」と呼んでいます。卒業生はそれぞれ独自の霊現象を持っており、その効果は非常に強力です。

TVアニメ「ダークギャザリング」

ダークギャザリングの卒業生一覧!能力や強さを紹介

ダークギャザリングの卒業生とは、夜宵によって人形に封印され、さらに強化された霊のことを指していることが分かりました。夜宵の部屋には約100体もの形代があります。卒業生はその中で他の悪霊と競争や共食いを繰り返し、他の悪霊とは一線を画す力を得て夜宵の部屋を脱出しました。では、どのような卒業生がいるのか?ここからは卒業生の名前や強さ・能力を一覧形式で紹介していきます。

卒業生の能力や強さ①邪経文大僧正

1人目に一覧でまとめる卒業生は、邪経文大僧正(じゃきょうもんだいそうじょう)です。召喚時の言霊は、「弔って 邪経文大僧正」。邪経文大僧正は夜宵の部屋から脱出した最初の卒業生で、僧侶の姿が特徴です。作中では夜宵の部屋のパワーバランスが崩れたことがありました。

その時に霊たちは共食いをし始めており、邪経文大僧正はその共食いで最後に生き残った悪霊です。彼の能力はお経を聞いた者を地獄へ強制成仏させる「経文」です。お経はスマホなどの通信機器を通して遠距離の相手にも聞かせることができるため、物理的にお経を聞かないようにしなければなりません。また、大僧正自身の口を塞いだとしても、強制成仏させた存在にお経を唱えさせることもできます。

卒業生の能力や強さ②殉国禁獄鬼軍曹

2人目に一覧でまとめる卒業生は、殉国禁獄鬼軍曹(じゅんこくきんごくおにぐんそう)です。召喚時の言霊は、「散華して 殉国禁獄鬼軍曹」。殉国禁獄鬼軍曹は夜宵の部屋から脱出した2番目の卒業生で、全身鎧の鬼武者の姿が特徴です。生前は不死身とも形容された高い回復力を持っていたことで、死後もその特性を継承しています。

能力は「衰弱の祈り」です。この能力は自身を中心とした陣の中にいる者に彼の念が伝播し、戦時中に負った傷・疲労・飢餓・睡魔とどんなに苦しんでも死ねない不死身を味合わせるというものです。その苦しみから逃れるには殉国禁獄鬼軍曹を倒すしかありません。しかし、殉国禁獄鬼軍曹は不死身の特性を持っているため、卒業生並みの強さを持つ悪霊でしか倒すことができず、倒すこと自体困難を極めます。

卒業生の能力や強さ③魄啜繚乱弟切花魁

3人目に一覧でまとめる卒業生は、魄啜繚乱弟切花魁(はくていりょうらんおとぎりおいらん)です。召喚時の言霊は、「煌めいて 魄啜繚乱弟切花魁」。魄啜繚乱弟切花魁は夜宵の部屋から脱出した3番目の卒業生で、花魁の姿が特徴です。夜宵が見つけた当初は大した強さもなくありふれた女の霊でしたが、夜宵の部屋のダークギャザリングによりわずか1か月で卒業生となりました。魄啜繚乱弟切花魁の能力は以下、3つあります。

  • 魄啜:炎の蝶を無数に飛ばし、それに触れたものの命を啜る能力
  • 疫病:魄啜によって一定量のエネルギーが溜まると、花魁の血肉に触れた相手に生前自身が患っていたさまざまな病状が現れる能力
  • 炎上楼閣:限りなく脱出不可能な炎の廓に相手を閉じ込め、灼熱の牢獄の中で苦しみを味わわせる能力

ダークギャザリングの卒業生の過去や性格

ダークギャザリングの邪経文大僧正、殉国禁獄鬼軍曹、魄啜繚乱弟切花魁は、ぞれぞれ独自の能力を持っており、その効果は通常の悪霊とは違って非常に強力で恐ろしいものが多いです。しかし、彼らは夜宵が無理矢理従えているに過ぎません。それぞれに自我や感情、目的があり、夜宵たちに友好的な存在は希少です。そこで、ここからはダークギャザリングの卒業生の過去や性格を一覧形式で紹介していきます。

卒業生の過去や性格①邪経文大僧正

邪経文大僧正はダークギャザリングの第5巻から登場しています。人形の形代は首だけになった熊です。彼は最も強力な能力を持つ悪霊ですが、生まれた理由や目的を知らず、ただ自分の力を試すためだけに人間を殺しています。無差別に呪いを振りまいているため、対処を誤れば夜宵たち自身が殺されてしまうほど危険な存在です。また、彼は螢多朗や夜宵を自分の力の対象として見ています。

卒業生の過去や性格②殉国禁獄鬼軍曹

殉国禁獄鬼軍曹はダークギャザリングの第6巻から登場しています。人形の形代は犬です。彼は旧日本軍の軍人として、太平洋戦争における南方作戦に従軍していた過去を持ちます。生前は不死身とも言える高い回復力で活躍しており、戦時中は多くの敵兵を殺害しました。そのため霊となってからは彼が殺害した幾多の怨霊がまとわりついており、それらが周囲に悪影響を及ぼしています。

殉国禁獄鬼軍曹自身は悪霊ではありませんが、まとわりついている怨霊によってもはや悪霊とも言える状態になっていたため、彼は成仏できず厄を振りまく己を嘆き、死を願っていました。その時に夜宵と出会い、成仏に協力することを条件にそれまでの間味方になる約束を取り付けています。殉国禁獄鬼軍曹は忠誠心や義理人情に厚く、螢多朗や夜宵に敬意を払っていました。

卒業生の過去や性格③魄啜繚乱弟切花魁

魄啜繚乱弟切花魁はダークギャザリングの第7巻から登場しています。人形の形代は狐です。彼女は貧困の家族を救うお金を作るため遊女となり、遊郭で一番の花魁として活躍していた過去を持ちます。天性の美貌を持って生まれた彼女は、それに嫉妬した新造に陥れられ、さらには疫病に罹患し醜い姿となってしまいました。

そのことを恨み、新造ともども遊郭へ火を放って自身も生涯を終えます。霊となった後は手鏡についており、フリーマーケットで出会った夜宵から部屋のコレクションに入れられました。霊となってから美に執着する冷酷な性格へと変貌した彼女は、部屋のコレクションに入れられてから1か月で夜宵の部屋のすべての悪霊の魂魄を啜ります。そして、恨みの念を呪いに昇華し、卒業生となりました。

ダークギャザリングの卒業生と夜宵との関係

ダークギャザリングの卒業生である邪経文大僧正、殉国禁獄鬼軍曹、魄啜繚乱弟切花魁は通常の悪霊とは異なり、それぞれ個性的な能力や人格を持っているため、物語を盛り上げる重要な役割を果たしました。では、卒業生と夜宵はどのような関係性を築いているのでしょうか?ここからは卒業生と夜宵の関係を一覧形式で紹介していきます。

卒業生の夜宵との関係①邪経文大僧正

常にニヤニヤと笑みを浮かべ、人間の苦しみや恐怖を楽しんでいる邪経文大僧正は、対処を誤れば螢多朗や夜宵たちも殺されてしまいかねない危険な存在です。実際に夜宵たちと何度も対峙することとなっています。一番最初に対峙したのが、大僧正が夜宵の部屋から脱出した時です。その時は夜宵と対峙しており、大僧正はすぐさま彼女に経文を聞かせようとしました。しかし、夜宵が耳栓をしていたために効かず、逃げられてしまいます。

その後、大僧正は螢多朗が通っている高校に現れ、先生や生徒を次々に殺害します。ちょうど遭遇した螢多朗にも経文を聞かせようとしますが、またしても螢多朗がイヤホンで音楽を聴いていたために能力が効かず、逃げられてしまいました。それ以降、大僧正は一般人や警察にも被害を及ぼし、死者を出し続けます。しかし、最終的に螢多朗と夜宵の連携剛撃によって封印されました。

卒業生の夜宵との関係②殉国禁獄鬼軍曹

前述したように殉国禁獄鬼軍曹は螢多朗や夜宵と協力関係にあります。軍曹は成仏に協力することを条件にそれまでの間味方になる約束を取り付けていたため、夜宵の部屋から脱出した後も螢多朗や夜宵の戦闘に参加し、彼らをサポートしていました。最終的に螢多朗と夜宵の手助けによって成仏しています。

卒業生の夜宵との関係③魄啜繚乱弟切花魁

魄啜繚乱弟切花魁は、邪経文大僧正と同様に螢多朗や夜宵と敵対関係にあります。卒業生となって部屋から出た後は、螢多朗や夜宵に対する嫉妬や憎しみにより、彼らを殺そうとしていました。しかし、最終的に螢多朗と夜宵の連携攻撃によって封印されます。

ダークギャザリングの卒業生に関する感想や評価

ここまでダークギャザリングの卒業生の能力・強さや過去・性格、夜宵との関係を一覧形式で紹介することで、卒業生とは何か、その疑問を明らかにしてきました。では、最後にダークギャザリングの卒業生に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上では邪経文大僧正、殉国禁獄鬼軍曹という卒業生のネーミングセンスや性格、能力などを高く評価する声があがっていました。

ダークギャザリングの卒業生、邪経文大僧正と殉国禁獄鬼軍曹に関する声があがっています。こちらでは邪経文大僧正、殉国禁獄鬼軍曹といったネーミングセンスを高く評価されているようです。

ダークギャザリングの卒業生、邪経文大僧正、殉国禁獄鬼軍曹、魄啜繚乱弟切花魁に関する声があがっています。こちらでは大僧正、軍曹、花魁の悪霊らしい攻撃方法や性格を高く評価されているようです。

ダークギャザリングの魅力に関する声があがっています。こちらではダークギャザリングを「マジで面白い」と高く評価されているようです。また、「アニメで早く卒業生たちが見たくなった」とのことから、卒業生たちが作品の魅力を引き立てていることがうかがえます。

ダークギャザリングの卒業生のバトルに関する声があがっています。こちらではダークギャザリングのアニメがどこまでやるのか気になっているようです。また、「卒業生バトルたくさんみたい」とのことから、卒業生のバトルシーンが高く評価されていることがうかがえます。ほかの感想でも「ダークギャザリングは卒業生出してからが面白い」と言われており、卒業生の活躍に注目されていました。

ダークギャザリングの卒業生まとめ

本記事ではテレビアニメ化もおこなわれた漫画『ダークギャザリング』の卒業生の能力・過去や夜宵との関係を一覧形式でまとめることで、卒業生とは何か、その疑問を明らかにしてきました。卒業生とは、他の悪霊と競争や共食いを繰り返しながら力を身に着け続けたことにより、夜宵の部屋で管理できなくなった悪霊たちのことです。その卒業生には邪経文大僧正、殉国禁獄鬼軍曹、魄啜繚乱弟切花魁の3人がいました。

彼らはそれぞれ個性的な能力や人格を持っており、物語を盛り上げる重要な役割を果たしています。ただし、夜宵との関係性にてお伝えした通り、彼らは意思疎通できるとは限らず、言うことを聞くとも限らず、夜宵たちに協力的な存在はあまりいませんでした。今後、新たな卒業生が誕生したり、空亡という新たな敵が登場することも予想されるため、これからも物語の展開に注目しておきましょう。

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