【推しの子】カミキヒカルは転生者なのか考察！正体は双子の父親でアイ殺害の黒幕？

カミキヒカルとは、『推しの子』のラスボス的存在である重要キャラです。名前がカタカナ表記になっているように、その正体は明らかになっていません。カミキヒカルはファンの間では、転生者ではないかといわれることがあります。本記事では、カミキヒカルが本当に転生者かどうかを考察してまとめていきます。まずは、推しの子の作品情報と、カミキヒカルのプロフィールや現在の姿を確認しておきましょう。

推しの子は、集英社の週刊ヤングジャンプに掲載されている漫画です。2020年21号から連載が始まり、現在でも物語は継続中です。推しの子はweb漫画サイトの少年ジャンプ＋でも配信されており、週刊ヤングジャンプから1週遅れて読むことができます。推しの子の原作者は赤坂アカさんで、作画担当は横槍メンゴさんです。推しの子の単行本は、2023年7月時点で12巻まで発売されています。

推しの子は2023年の4月から6月にアニメ第1期が放送され、大きな話題となりました。推しの子はアニメで認知度が高まり、原作の売上も大幅に増えました。アニメ放送前の単行本の累計発行部数は450万部でしたが、アニメ終了後には1200万部を超しています。すでにアニメ第2期の制作も発表されており、その人気はとどまるところを知りません。

推しの子のアニメは主題歌も人気を集め、さまざまなランキングで1位を獲得しています。推しの子のアニメや主題歌は日本のみならず、海外でも人気です。主題歌の「アイドル」は、米国ビルボード・グローバル・チャートで首位を獲得しました。ビルボード・グローバル・チャートで日本語の楽曲が首位を獲得したのは初めてのことで、海外での推しの子の人気の高さが伺えます。

16歳で妊娠したアイドルのアイは、極秘で出産することにしました。アイの担当医となったゴローは、推しだったアイが妊娠している事実にショックを受けます。しかし、アイの夢を応援したいと思い、気持ちを切り替えてアイの出産を全力でサポートすることにしました。アイの出産当日、ゴローは不審な男に声をかけられます。ゴローはその男に殺され、アイの子供として転生しました。ゴローはアクアと名づけられ、新たな人生を歩み出します。

推しの子のカミキヒカルは、7月28日生まれのしし座です。身長は178cmで、現在の年齢は30代前半です。出身地が神奈川県だということと、理学部の大学を出ていることがわかっています。両目に黒い星を宿しており、いつも柔和な笑みを浮かべています。普段は他人に寄り添えるような優しい好青年ですが、実はサイコパスな気質を持つ人格破綻者です。

カミキヒカルは10歳で劇団ララライに入団し、役者として活動していました。当時から劇団ララライにいた金田一とは面識があり、金田一はカミキヒカルとのことを「屈指の演技派」と評価していました。しかし、わずか16歳で劇団ララライを退団し、役者を引退したようです。当時のワークショップに何か問題があったことを金田一がほのめかしていましたが、その問題が何かは明らかになっていません。

カミキヒカルは劇団ララライを退団した後、しばらくは表舞台から姿を消していました。その後、25歳で神木プロダクションという芸能事務所を設立しますが、その間に何をしていたかはわかっていません。現在では、神木プロダクションの代表取締役という地位にいます。普段の詳しい活動内容については作中で触れられていませんが、劇団ララライのOBとして関係者に花を贈ったりしているようです。

推しの子はファンタジー要素を含んだ漫画で、主人公が転生するところから本格的な物語が始まりました。今のところ転生者はアクアとルビーの2人だけですが、他に転生者がいてもおかしくありません。カミキヒカルは正体がはっきりしないことからも、アクアたちと同じ転生者ではないかといわれることがあります。ここでは、カミキヒカルが転生者だといわれる理由を、3つピックアップして紹介します。

推しの子のカミキヒカルは、アイと姫川愛梨を妊娠させたと考えられています。アイが妊娠した当時、カミキヒカルはまだ15歳でした。本当にカミキヒカルがアクアたち双子の父親であるなら、カミキヒカルは15歳でアイを妊娠させたことになります。また、カミキヒカルは、姫川愛梨の浮気相手だともいわれています。姫川愛梨の息子である姫川大輝の年齢を考えると、カミキヒカルは11歳で姫川愛梨を妊娠させたことになります。

11歳といえば、まだ小学5〜6年生の子供です。成長が早い子であれば子供を作ることも可能ですが、小学生が人妻を妊娠させることは、普通に考えてあり得ません。そのため、カミキヒカルも転生者で、大人としての知識を身につけていたと考察することができます。

推しの子のカミキヒカルは、両方の目に黒い星を宿しています。転生者であるアクアとルビーも目に星があり、途中で色が黒く変化しました。推しの子には他にも目に星があるキャラはいますが、星の色が黒くなったのはカミキヒカル、アクア、ルビーの3人のみです。そのため、目の星が黒くなることが、転生者である証拠ではないかと考察されることがあります。

推しの子には、作中に「謎の少女」と呼ばれるキャラが出てきます。この少女は常にカラスを引き連れ、意味深なセリフを残していきます。初登場時には、ゴローとさりなの転生に関わることを口にしていました。また、ルビーがゴローの遺体を発見したときは、ルビーにアイとゴローを殺した犯人と黒幕について語っています。この謎の少女とカミキヒカルに関係があるかどうかは不明ですが、カミキヒカルの転生に関わっている可能性もあります。

推しの子のカミキヒカルは、物語が進むにつれて徐々に正体が明らかになってきました。現時点でカミキヒカルは、アクアとルビーの実の父親である可能性が高いです。また、推しの子の作中で起きた事件の黒幕で、裏ですべてを操っている人物だと目されています。ここでは、カミキヒカルの正体について考察してまとめます。

推しの子のアイは、田舎から東京へ出てきたところ、斎藤壱護にスカウトされました。プロデューサーの鏑木は、当時のアイのことを「芋くさい雰囲気が残っていた」と語っています。アイは劇団ララライのワークショップに通うようになり、徐々に垢抜けていきました。アイのその様子を見た鏑木は、アイが劇団ララライのワークショップで恋をしたとすぐにわかりました。

鏑木の話により、アイは劇団ララライのワークショップでカミキヒカルと出会ったと推察できます。また、後に劇団ララライの昔の映像を観た黒川あかねは、そこでアクアそっくりの少年を発見します。その少年こそが、カミキヒカルでした。黒川あかねが観たこの映像により、アイとカミキヒカルが劇団ララライのワークショップで出会ったことが確定しました。

推しの子でアイを殺害した犯人の正体は、大学生のリョースケという男でした。リョースケはもともとアイのファンでしたが、アイが妊娠したことで「裏切られた」という思いを抱きます。そして、リョースケはアイの家へ乗り込み、アイをナイフで殺害したのでした。作中ではリョースケがアイを殺害するシーンが描かれているため、実行犯はリョースケで間違いありません。

しかし、このときのアイは、新居に引っ越したばかりでした。ただの大学生であるリョースケが、アイドルであるアイの新居を1人で見つけることはほぼ不可能です。また、リョースケはアイが出産する病院まで突き止め、そこでゴローを殺していました。これらのことから、アクアはアイ殺害の裏には黒幕がいると考えるようになります。

アイが殺害された事件に黒幕がいると気づいたアクアは、黒幕の正体について考えます。黒幕がリョースケにアイの新居を教えたとすると、黒幕の正体はアイの新居を知っている身近な人間であるということになります。アクアはアイの新居を知っていそうな人物を思い浮かべ、最終的に自分たちの父親が黒幕であるという結論にたどり着きました。

実際、アイの殺害事件が起きる少し前に、アイは元彼に電話で連絡を取っています。このとき、新居の住所も教えていました。この電話の相手がカミキヒカルだったとすると、カミキヒカルがアイの住所をリークした可能性は非常に高いといえるでしょう。

推しの子のカミキヒカルの正体は、まだ完全には明かされていません。しかし、作中でもファンの間でも、カミキヒカルはアクアの父親で確定している状態です。なぜかといえば、カミキヒカルの容姿がアクアにそっくりだからです。黒川あかねは一度アクアそっくりの男性とすれ違っており、アクアと見間違えていました。

このときの男性の顔は描かれていませんでしたが、カミキヒカルであった可能性が高いと推察されます。また、黒川あかねが劇団ララライの古い映像を確認するシーンでは、中学生時代のカミキヒカルの姿を見ることができました。このときの映像に映っていたカミキヒカルの顔は、どこからこう見ても幼いアクアそのものでした。

その後、作中では現在のカミキヒカルが姿を現し、現在でもアクアそっくりな顔をしていることが判明しました。カミキヒカルの容姿は他人とは思えないほどアクアと似ており、このことからカミキヒカルの正体はアクアの父親で間違いないといわれています。

アクアは推しの子の作中で、一度「神崎光」という偽名を使っています。このときの偽名は、カミキヒカルによく似ていると話題になりました。アクアが偽名を使ったときはまだ作中にカミキヒカルの名前は登場しておらず、もちろんアクアもカミキヒカルの存在は知りませんでした。しかし、ただの偶然にしては、あまりにも似すぎています。この偽名は、カミキヒカルの正体が事件の黒幕だという伏線であるとも考察できます。

推しの子では、ルビーがアイの墓参りに行くシーンが出てきます。墓参りからの帰り際、ルビーは1人の男性とすれ違いました。このとき、男性は帽子と眼鏡を着用しており、顔ははっきりと見えませんでした。

しかし、髪型や服装が後に登場するカミキヒカルと似ていることから、この男性がカミキヒカルであった可能性は高いと推察されます。男性はアイの墓の前で、ルビーのことを自分の娘だと言っていました。この男性がカミキヒカルだとすれば、カミキヒカルはこのシーンで自らの正体を告白したことになります。

推しの子のルビーは、赤ちゃんの頃から演技の才能を持っていました。ミヤコにアイの秘密を暴露されそうになったときは、アマテラスの化身を演じてミヤコを止めていました。ルビーはアクアと同じく転生者で、前世では病気でずっと入院していました。そのため、前世で演技の経験があったわけではありません。ルビーの演技の才能は、役者であったカミキヒカル譲りだと考察することができます。

アクアはアイ殺害の黒幕を探すために、ひそかに関係者のDNA検査を行っていました。そして、その中の1人が、自分の異母兄弟である事実をつかみます。その人物とは、劇団ララライに所属する姫川大輝でした。アクアは姫川大輝の父親が事件の黒幕だと考え、姫川大輝に父親のことを尋ねました。そして、姫川大輝の父親が上原清十郎という売れない役者で、すでにこの世にはいないことを知ります。

この時点で自分の父親が上原清十郎だと信じ込んでいたアクアは、一度は復讐は終わったと感じていました。しかし、上原清十郎の正体が本当にアクアの父親で事件の黒幕であったとすると、時系列に矛盾が生じます。アイが新居に越して殺害されたのは12年前ですが、上原清十郎が亡くなったのはそれよりもさらに2年も前のことでした。そのため、上原清十郎がアイの新居をリョースケにリークすることは、事実上不可能でした。

この事実を斎藤壱護から知らされたアクアは、本当の自分の父親を探し始めます。また、アイがアクアたちの父親らしき人物と電話していた時期を考えても、この電話の相手の正体が上原清十郎でなかったことがわかります。アイが電話をしていたのは、殺害される少し前のことでした。この頃にはすでに上原清十郎は死亡しており、アイと電話をすることはできません。このことからも、上原清十郎がアクアの父親でないことは確かだといえるでしょう。

推しの子のゴローは、アクアの転生前の姿です。ゴローは産科医として、アイの出産をサポートしていました。アイの出産が目前に迫った頃、ゴローは病院の外で不審な男に話しかけられます。その男がアイの本名とアイの入院を知っていたことから、ゴローは男の正体を問い詰めました。

ゴローは逃げ出した男を追いかける途中、その男によって殺されてしまいます。男の正体や目的は、この時点では不明でした。その後ゴローはアクアとして転生し、この男に再び出会うことになります。ゴローを殺した男は、アイを殺しに来た男と同一人物でした。アイのストーカーだったリョースケは、アイを殺す前にゴローも殺していたのです。

ゴローが殺害されたとき、作中ではリョースケの姿しか描かれていませんでした。しかし、そのときに中学生くらいの男の子も一緒にいたことが、謎の少女の口から明らかになっています。年齢的にも、この中学生の男の子がカミキヒカルであった可能性が高いです。カミキヒカルがリョースケと一緒に病院にいたことで、ゴローの事件もカミキヒカルが黒幕として関わっていた可能性が高いです。

片寄ゆらは、推しの子で一度だけ登場した人気女優です。片寄ゆらは、バーで「ミキ」という男性と親しげに会話を交わしていました。しかし、片寄ゆらは趣味の山登りを楽しんでいる最中に、ミキによって殺害されます。

このミキという男の正体は、カミキヒカルでした。カミキヒカルが片寄ゆらに直接手を下した描写はありませんでしたが、片寄ゆらは瀕死の状態でカミキヒカルに「人殺し」と言っています。このセリフからも、カミキヒカルが何らかの方法で片寄ゆらを殺害したと考察できます。

推しの子のカミキヒカルは、正体不明の謎の男として描かれています。黒幕としていろいろと暗躍しているようですが、その目的などは明らかになっていません。カミキヒカルは一体何の目的があって、一連の事件を起こしたのでしょうか？ここでは、事件の黒幕だといわれているカミキヒカルの目的を考察してまとめます。

カミキヒカルは片寄ゆらを殺害した際、「価値ある命を奪った自分の命に重みを感じる」と言っています。このセリフから、カミキヒカルは価値がある人気女優を殺すことで、自分の生きる価値を見出していると推察することができます。アイは女優ではありませんでしたが、目に星を持った才能あふれる人物でした。カミキヒカルはこれらの人物にコンプレックスを抱いていて、殺すことで優越感に浸っている可能性があります。

カミキヒカルの目的が才能のある芸能人を殺すことだったとすれば、なぜアイとの間に子供を作ったのでしょうか？カミキヒカルは劇団ララライで役者として活動していましたが、現在は引退しています。もしも役者としての仕事に未練を感じていたとすれば、自分の子供を芸能界に入れたいと考えていたとしてもおかしくありません。カミキヒカルは自分の子供を芸能界に入れるという目的を果たすため、アイを利用したとも推察できます。

カミキヒカルがアイを殺した目的については、ファンの間でもさまざまな考察が持ち上がっていました。しかし、片寄ゆらが殺害されてからは、アイ殺害も「才能ある芸能人を殺すこと」が目的ではないかという声が大きくなりました。

カミキヒカルがアイだけを殺したのであれば、アイとの個人的な事情が殺害の目的であったとも考えられたでしょう。しかし、カミキヒカルが片寄ゆらを殺したことにより、アイ殺害の目的はアイ個人によるものでない可能性が高くなりました。

アクアの転生前のキャラであるゴローが殺されたのは、リョースケを怪しんで正体を問いただしたためです。これまでは、顔を見られたリョースケが、突発的にゴローを殺したと考えられていました。しかし、リョースケと一緒にカミキヒカルもその場にいたことが明らかになったことで、ゴロー殺害の黒幕もカミキヒカルである可能性が高くなりました。ゴロー殺害は突発的な事件ではなく、カミキヒカルによる指示だったとも考察できます。

カミキヒカルがアイと片寄ゆらを殺した目的は一緒だと推察できますが、ゴローは一般人の男性です。そのため、アイや片寄ゆらとは違う目的で殺されたと推測するのが自然です。ゴローがカミキヒカルに殺された目的として考えられる可能性は、口封じです。カミキヒカルが何らかの理由でアイの妊娠を隠しておきたいと考えた場合、担当医であるゴローは危険な存在に映ったでしょう。そこで、リョースケを使い、ゴローを殺害したと推察できます。

推しの子のカミキヒカルは、リョースケを使ってアイを殺させています。黒幕としてリョースケを操っているカミキヒカルは、自分の手を汚したくない卑怯な人物であるように見えます。しかし、片寄ゆらに関しては、他に誰も介さずに自ら手を下していました。ただ、片寄ゆらを殺害したシーンは描かれていないため、カミキヒカルが直接殺害したかどうかはわかりません。

もしかしたら、片寄ゆらが足を滑らせて落下するように、何らかの罠を仕掛けていた可能性もあります。そうだとすれば、カミキヒカルは自力で人を殺すことができない体であると推察することもできます。劇団ララライの金田一は、カミキヒカルが参加していたワークショップは失敗だったと言っています。

カミキヒカルのことを語るときも意味ありげな表情をしており、当時何か問題があったことを匂わせていました。カミキヒカルが若くして役者を引退したことを考えると、劇団ララライのワークショップで障害が残るような怪我をした可能性もあります。体を自由に動かせなくなったカミキヒカルは、自分の手を使わない方法で殺人を行っていると推察できます。

推しの子には、しばしば白いバラが登場します。白いバラは作中でもクローズアップされており、何かしらの意味や伏線が隠されていると推察できます。では、推しの子に登場する白いバラには、一体どういった意味があるのでしょうか？ここでは、推しの子で白いバラが登場するシーンを紹介するとともに、白いバラの意味を考察してまとめます。

白いバラが推しの子に初めて登場したのは、アイが死亡した第8話でのことです。アイを殺しに来たリョースケは、ドアを開けたアイに白いバラの花束を差し出します。そして、花束に隠していたナイフで、アイを突き刺したのでした。次に白いバラが登場したのは、カミキヒカルがアイの墓参りをした第72話でした。カミキヒカルはアイの墓に、白いバラの花束を供えました。

その後、第96話でも白いバラが登場します。推しの子の第96話では、黒川あかねの新人俳優賞の授賞式の様子が描かれていました。黒川あかねはお祝い花の中に、白いバラの花束があることに気づきます。誰がくれたのかと疑問に思っていると、そこにいた金田一が劇団ララライのOBからだと教えてくれました。

この白いバラがきっかけとなり、黒川あかねはカミキヒカルの存在に気づくことになります。カミキヒカルがアクアの復讐の相手だと確信した黒川あかねは、第97話で白いバラの花束を抱えてカミキヒカルに会いに行きました。第98話では、白いバラの花束の中に、ナイフを隠していたことが発覚します。白いバラにナイフを隠し持つという描写は、アイを殺しに来たリョースケを彷彿とさせました。

推しの子で白いバラが登場するシーンでは、すべてにカミキヒカルが関係しています。アイの殺害シーンではカミキヒカルは名前も登場しませんが、黒幕としてリョースケとつながっていたと考えられます。では、カミキヒカルと関係が深い白いバラは、推しの子でどのような意味を持っているのでしょうか？黒川あかねが持っていた白いバラを除けば、他の白いバラはすべてカミキヒカルが用意したものと推察されます。

リョースケが白いバラを持ってアイを殺しに行ったことからも、白いバラはカミキヒカルが標的に贈るものだと考察できます。アイの墓参りに行ったときの白いバラは、ルビーが標的であるという意味にも捉えられます。また、黒川あかねに白いバラを贈っていることを考えると、黒川あかねがカミキヒカルの標的として狙われている可能性もあるでしょう。

カミキヒカルは、推しの子でゴローやアイ、片寄ゆらを殺してきました。推しの子のファンの間では、今後もカミキヒカルによる被害者が出るのではないかといわれています。ここでは、今後推しの子の作中で、カミキヒカルに殺されそうな人物を考察します。

推しの子の黒川あかねは、アクアよりも先にカミキヒカルの存在に気づいたキャラです。探偵並の推理力と洞察力で、カミキヒカルがアクアの復讐の相手だと気づきました。黒川あかねは一度カミキヒカルを殺そうとしていましたが、アクアに止められています。その後、アクアと別れ、今はアクアの復讐を止める側になりました。

黒川あかねは現時点でカミキヒカルを殺そうと考えていないため、カミキヒカルが黒川あかねを敵だと認識することはないでしょう。しかし、黒川あかねは才能ある女優で、カメラの前では目に星が浮かび上がります。カミキヒカルが目に星がある女優を狙っているとすれば、いずれ黒川あかねが標的となる可能性もあります。

推しの子の斎藤壱護は、アイをスカウトして育てた芸能プロダクションの元社長です。アイが殺されたことで失意のどん底に陥り、誰にも告げずに行方をくらましてしまいました。その後、ルビーとアクアは斎藤壱護の居場所をつかみ、それぞれ違う目的で斎藤壱護に会いに行っています。アクアが斎藤壱護に再会したとき、斎藤壱護はアイを殺した黒幕に対する復讐心を見せていました。

斎藤壱護と同じ目的を持つアクアは、再び斎藤壱護に会いに行ったときに、黒幕への復讐の手伝いを願い出ていました。それに対して斎藤壱護がどう決断したかはわかっていませんが、斎藤壱護がアクアの手伝いを断る理由はありません。2人の目的が一致していることからも、斎藤壱護は裏でアクアの復讐の手伝いをしていると推測できます。その動きをカミキヒカルに知られたとすれば、カミキヒカルに狙われることもあるでしょう。

推しの子のカミキヒカルが黒幕だとすると、10代の子供の頃から暗躍していたことになります。カミキヒカルの行動が子供のものだと思えないことから、カミキヒカルは転生者だと考える人が少なくありませんでした。また、カミキヒカルはゴローの父親が転生した姿だと考察する人もいました。

推しの子のカミキヒカルは、作中で黒幕のような描かれ方をしているキャラです。ただ、現時点では、カミキヒカルが本当に黒幕であるかはわかっていません。そのため、カミキヒカルの黒幕説は、作者のミスリードではないかと考える人もいました。

カミキヒカルは登場回が遅いため、推しの子のアニメ第1期では出番がありませんでした。カミキヒカルのアニメ登場を待ち望んでいる人は多く、声優が誰になるか気にするコメントも見られました。カミキヒカルの声優に関しては、石田彰さんの名前を上げる人が大勢いました。

カミキヒカルの転生についての考察や、正体や目的の考察をまとめました。カミキヒカルはアイが妊娠していた当時まだ15歳だったことから、「早熟すぎる」という声が上がっています。年齢的に転生者だと考えるファンは大勢いますが、その答えはいまだ明らかになっていません。推しの子は映画編に突入し、カミキヒカルへの復讐がメインとなってきました。カミキヒカルの正体が明かされる日も、それほど遠くはないでしょう。