【推しの子】片寄ゆらは目の星がある人気女優！死亡理由やカミキヒカルとの関係は？

片寄ゆらは、『推しの子』に登場する人気女優です。ただ、登場シーンがきわめて少ないため、どういったキャラか知らない人も多いでしょう。出番は少なかった片寄ゆらでしたが、その登場シーンは非常に重要な意味を持っていました。本記事では、推しの子の片寄ゆらについて詳しく解説します。まずは、片寄ゆらが登場する、推しの子の作品情報を見ていきましょう。

推しの子は、週刊ヤングジャンプで2020年から連載が始まった漫画です。少年ジャンプ＋でも、一週遅れで掲載されています。推しの子は、赤坂アカさんと横槍メンゴさんの2人体制で作成されています。原作は赤坂アカさんで、推しの子と同時に『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』を同時連載していたことでも知られています。現在ではかぐや様は告らせたいは終了しており、推しの子の他に『恋愛代行』の原作を担当しています。

推しの子の作画を担当しているのは、『クズの本懐』などで知られている横槍メンゴさんです。推しの子は原作と作画が完全に分離しているわけではなく、キャラクターデザインの原案やネームは赤坂アカさんが描いています。また、主に作画を担当している横槍メンゴさんが、ストーリー構成に関わることもあります。赤坂アカさんの休養中には、横槍メンゴさん原作の番外編が掲載されていました。

推しの子は2021年に、「次にくるマンガ大賞」で1位を受賞しています。2022年には「第5回アニメ化してほしいマンガランキング」の5位に入賞し、2023年4月からテレビアニメの放送が始まりました。推しの子のアニメは主題歌も含めて大きな話題となり、すでに第2期の制作も発表されています。

医師として働いていたゴローは、B小町というアイドルグループの星野アイのファンでした。あるとき、星野アイが妊娠した状態で病院を訪れ、ゴローは星野アイの担当医となります。星野アイの出産当日、ゴローは何者かに殺され、星野アイの子供のアクアとして転生しました。アクアは星野アイや妹のルビーと幸せに暮らしていましたが、星野アイがストーカーに刺されて死んでしまいます。アクアは黒幕の存在に気づき、復讐を誓うのでした。

推しの子は芸能界を舞台としているため、大勢の芸能人が登場します。片寄ゆらもそのうちの1人で、作中では人気女優として描かれていました。しかし、原作ではかなり遅い時期に登場するため、アニメしか観ていない人は片寄ゆらの存在を知らないはずです。原作を読んでていも、登場シーンが少なかった片寄ゆらのことを忘れてしまった人もいるでしょう。片寄ゆらとはどのようなキャラか知るために、まずは基本情報をチェックしておきましょう。

推しの子の片寄ゆらは、SA芸能に所属している人気女優です。年齢は25歳で、血液型はB型です。髪型はミディアムボブで、外出時は正体を隠すためメガネをかけています。かわいい外見が脚光を浴び、人気女優の仲間入りを果たしました。

しかし、外見だけでなく、芝居もそれなりに評価されています。本人はもっと演技がうまくなり、大人に利用されないくらいの大女優になることを目指しています。ただ、現時点ではまだそれほどの力はなく、客寄せパンダとして使われることが多いようです。

片寄ゆらが初めて推しの子に登場したとき、目に星はなく普通の描写でした。しかし、ひとコマだけ、片寄ゆらの目に星が表れたことがあります。それは、片寄ゆらが「大女優になる」という夢を語っているシーンでした。このとき、片寄ゆらの右目に、白い星が表れます。これまで、ルビーとアクアの目の星は、星野アイの遺伝だと考察する人が大勢いました。

しかし、片寄ゆらの目にも星が表れたことで、目の星は星野アイだけが持つものではなかったことが判明します。作中では、片寄ゆら以外にも、星野アイの血縁者でない人間の目に星が出ています。アクアとルビー以外で目に白い星を持っているキャラは、黒川あかねです。黒川あかねは演技で星野アイを再現することで、目に星が表れるようになりました。そのため、最初に表れた目の星は、演技によって一時的に生まれたものだと推察できます。

ところが、その後もカメラを向けられている黒川あかねの目には、たびたび星が浮かび上がるようになりました。黒川あかねの目の星は片寄ゆらと同じく、ある特定の場面でだけ表れるようです。黒川あかねと片寄ゆらという、星野アイとは血の繋がりがない2人の目に星が出たことで、目の星が遺伝ではないことがはっきりしました。

推しの子の片寄ゆらは、ほとんど活躍することなく死亡してしまいました。登場と同時に死亡してしまった片寄ゆらには、多くのファンが驚きを隠せない様子でした。では、推しの子の片寄ゆらは、どうしてすぐに死亡してしまったのでしょうか？ここでは、片寄ゆらの死亡シーンの詳細とともに、片寄ゆらの死亡理由を詳しく解説します。

推しの子の片寄ゆらは、原作の109話に登場します。そして、死亡したのも109話でした。推しの子の映画編では、星野アイの人生を描いた「15年の嘘」という映画の企画が進んでいました。15年の嘘のプロデューサーである鏑木は、人気と知名度が高い片寄ゆらをキャスティングしようとします。そこで、片寄ゆらのマネージャーである本田澪に、片寄ゆらの出演を打診しました。

この時点で片寄ゆらが何の役になるかは決まっていませんでしたが、本田澪は本人に確認もせず映画への出演を承諾します。この話を聞いた片寄ゆらは、バーでお酒を飲みながら愚痴をこぼしていました。大女優になりたいと思っていた片寄ゆらは、自分が客寄せパンダとして扱われている現状に不満を抱いていたのです。片寄ゆらの愚痴を聞いていたのは、彼女から「ミキさん」と呼ばれている男でした。

片寄ゆらはミキと一緒にバーを出て、話をしながら家路につきました。そこで片寄ゆらは、100年後も残る名作の主演になりたいという夢を語ります。そのときの片寄ゆらの目には、星が表れていました。目を輝かせて未来を語る片寄ゆらに、ミキは「あなたにはそれだけの価値がある」と言いました。その後、ミキはさり気なく片寄ゆらに休日の予定を確認します。片寄ゆらは山登りが趣味で、休日は山に行く予定でした。

片寄ゆらが1人で山に行くと知ったミキは、意味ありげに「気をつけて」と言います。さらに、「山は何があっても見つけてもらえないことがある」「足元に気をつけて」と続けました。そして、予定通り山登りに行った片寄ゆらは、ミキに殺されてしまいました。ミキは岩場に倒れている片寄ゆらに近づき、いつも結んでいた髪をほどきます。そして、細目にしていた目を開くと、そこには黒い星が浮かんでいました。

ここで初めて、「ミキ」という男性がカミキヒカルだったことが判明しました。片寄ゆらは死亡した後、カミキヒカルによって死体をどこかに隠されたようです。推しの子ではその後、片寄ゆらは行方不明扱いとなっています。現時点で片寄ゆらが死亡したという話は出ていないため、まだ片寄ゆらの死体は見つかっていないと推察されます。

推しの子の片寄ゆらが死亡したシーンでは、片寄ゆらは頭から血を流して倒れていました。なぜ頭から血を流しているかの描写はなかったため、はっきりとした死因はわかりません。ただ、カミキヒカルの「言ったでしょう。足元に気をつけてって」というセリフから、転落して死亡した可能性が高いです。

カミキヒカルは「僕のせいで価値のある女優が命を失う」と言っており、自らの犯行を認める発言をしています。そのため、片寄ゆらが自分で足を滑らせたわけでなく、カミキヒカルによって死亡させられたことは確かでしょう。ただ、片寄ゆらは即死ではなく、カミキヒカルが近づいたときまだ生きていました。そのため、それほど高い場所からの転落ではなかったと考察できます。

推しの子の片寄ゆらは、星野アイ殺害の真犯人と目されているカミキヒカルによって殺されてしまいます。カミキヒカルはアクアが復讐の相手として追っているキャラで、作中でも謎が多い人物です。推しの子の作中で、片寄ゆらはカミキヒカルと仲良く話している様子が描かれています。人気女優である片寄ゆらとカミキヒカルの間には、一体どのような関係があったのでしょうか？ここでは、カミキヒカルと片寄ゆらの関係についてまとめていきます。

推しの子のアクアは、星野アイを殺害した黒幕が自分たちの父親だと考え、ずっと父親を探していました。アクアは長い時間をかけ、星野アイと関係がある人物に片っ端からDNA鑑定をかけていました。そして、劇団ララライの看板役者である姫川大輝が、自分の異母兄弟であることを突き止めます。その結果を受け、アクアは自分の父親が姫川大輝の父親だと確信しました。

アクアは姫川大輝と「東京ブレイド」の舞台で共演し、そこで親しくなります。共演者同士の飲み会で姫川大輝と2人きりになる機会を得たアクアは、姫川大輝と自分が異母兄弟であることを明かしました。父親のことを知りたがるアクアに、姫川大輝は自分の両親について教えてくれました。姫川大輝の父親は上原清十郎という売れない役者で、妻である姫川愛梨と心中事件を起こしていました。

2人はその事件で死亡しており、すでにこの世にはいませんでした。アクアは姫川大輝から父親の死亡を聞き、一時期復讐の闇から抜け出すことができました。しかし、元苺プロの社長である斎藤壱護から、上原清十郎が死亡したのは星野アイが引っ越す前だったことを知ります。星野アイは引っ越しした直後に殺されており、アクアは黒幕が星野アイの新居を実行犯に教えたと考えていました。

しかし、星野アイの引越し前に死亡した上原清十郎には、星野アイの新居を知る術はありませんでした。また、斎藤壱護は姫川愛梨が托卵した可能性を指摘し、アクアは自分たちの父親が他にいるという事実を突きつけられました。その後、アクアは再び実の父親探しを始めますが、アクアたちの父親の正体に先に気づいたのは黒川あかねでした。

黒川あかねは劇団ララライの古い映像を見て、そこでアクアとそっくりな男の子を発見します。黒川あかねはこれまでに得ていたさまざまな情報から、この男の子がアクアの父親であると断定しました。そして、アクアのためにカミキヒカルを殺害しようとしたところを、アクアに止められました。アクアは黒川あかねの行動からカミキヒカルが実の父親だと考え、復讐のために動き出します。

推しの子のカミキヒカルは、現在神木プロダクションの代表取締役として活動しています。ただ、片寄ゆらとどういった関係であるかはわからず、片寄ゆらがカミキヒカルの職業や役職を知っていたかどうかも不明です。作中で片寄ゆらは、カミキヒカルのことを「ミキさん」と呼んでいました。「ミキ」は「カミキヒカル」の一部だと推測できますが、片寄ゆらがカミキヒカルの本名を知っていたかどうかもはっきりしません。

「カミキヒカル」の略称として呼んでいたわけではなく、カミキヒカル自らが「ミキ」と名乗った可能性もあります。ただ、片寄ゆらがバーで「飲むならミキさんだ」と言っていることから、2人はかなり親しい間柄であったことがわかります。おそらくカミキヒカルは、殺害目的で片寄ゆらに近づいたのでしょう。そして、時間をかけて親しくなり、殺害する機会をうかがっていたと考察できます。

カミキヒカルは片寄ゆらが休日に山登りに行くという情報をつかみ、その日に片寄ゆらを殺害することにします。そして、カミキヒカルは山登りに行った片寄ゆらの後をつけ、片寄ゆらを殺害しました。片寄ゆらはカミキヒカルが自分を殺したと知り、死亡直前に「人殺し」と呟きます。カミキヒカルはその言葉に罪悪感を抱くでもなく、笑顔を見せていました。

推しの子の片寄ゆらがなぜカミキヒカルに殺されたかは、作中では明確になっていません。カミキヒカルは片寄ゆらが死亡した後、「価値ある君の命を奪った自分の命に重みを感じる」と言っています。笑いながらこのセリフを言っているカミキヒカルの様子から、人気絶頂にいる女優を殺すことで愉悦を感じていると推察することができます。カミキヒカルが星野アイや片寄ゆらを殺したのは、この異常な性癖のせいだといえるでしょう。

推しの子のカミキヒカルが殺害の標的とする人物は、目に星があるカリスマ的存在だと考えられます。そうだとすれば、カミキヒカルの次の標的がルビーだったと考えてもおかしくありません。ただ、ルビーはアイドルになったとはいえ、まだ星野アイほどの人気はありませんでした。カミキヒカルが人気絶頂の状態のルビーを殺したいと思っていた場合、ルビーがもう少し成長するのを待っていることになります。

ルビーはテレビへの露出も増え、徐々に人気が上がっているところでした。そして、15年の嘘でも、旧B小町のメンバーとしてキャスティングされていました。しかし、旧B小町のメンバー程度の役では、それほど爆発的な人気は出ないでしょう。ルビーがさらに人気のアイドルとなるためには、主演級の役を担う必要がありました。

カミキヒカルはルビーに大きな役を与えたいがために、主演級での出演が決まっていた片寄ゆらを殺害したとも考察できます。片寄ゆらが死亡してしまったことで、15年の嘘の主演は黒川あかねか不知火フリルになる可能性が高くなりました。ところが、15年の嘘のオファーを受けた不知火フリルは、黒川あかねとルビーの3人で個人オーディションをすることを提案します。

そのオーディションの結果、15年の嘘の主演はルビーに決まりました。もしもカミキヒカルがルビーの成長を望んでいたとしたら、願ってもない状況になったといえます。15年の嘘でルビーの人気に火がついたとき、カミキヒカルがルビー殺害に動き出す可能性もあるでしょう。

推しの子で片寄ゆらを殺害したカミキヒカルの正体は、現時点では明らかになっていません。星野アイや片寄ゆらを殺した理由も推測の域を出ず、カミキヒカルのこれからの動きに注目が集まっています。ここでは、推しの子のこれまでの内容から、カミキヒカルの正体や目的、目の星の意味などを考察してまとめていきます。

推しの子の星野アイは、カミキヒカルに直接殺されたわけではありません。星野アイを殺したのは、星野アイのストーカーであるリョースケでした。リョースケは星野アイの新居に押し入り、ナイフで彼女のことを殺害しています。しかし、ただの大学生であったリョースケに、星野アイの新居がわかるはずがありません。

実行犯のリョースケに星野アイの新居を教えたのが、黒幕であるカミキヒカルだといわれています。では、なぜカミキヒカルは、リョースケに星野アイを殺すよう仕向けたのでしょうか？カミキヒカルは星野アイが妊娠しているとき、リョースケと一緒に宮崎の病院にまで赴いているようです。これは、ルビーが謎の少女から聞いた情報です。

このとき謎の少女は「中学生くらいの男の子がいた」と言っただけで、男の子の正体までは明かしていませんでした。ただ、もしもこの男の子がカミキヒカルだったとすれば、カミキヒカルは星野アイの出産前から星野アイの殺害を目論んでいたことになります。片寄ゆらの殺害理由が異常な性癖にあったとすれば、星野アイの殺害も同じ理由だと考えるのが自然です。

人気アイドルの星野アイを殺したいとカミキヒカルが考えていたのであれば、星野アイの出産は誤算だったはずです。星野アイが出産すればアイドル生命が終わってしまうと思い、まだ人気があるうちに殺そうとしたと考察することができます。結果的にリョースケの襲撃は失敗に終わり、代わりに星野アイの担当医だったゴローが殺されることになります。

その後、しばらくはカミキヒカルには何の行動も見られませんでした。その間にアイの人気はさらに高まり、東京ドームで公演を行えるところまで成長しました。カミキヒカルが人気絶頂のアイドルを殺したいと考えていたとすれば、この機会を逃すはずはありません。そこで、カミキヒカルは再びリョースケを動かし、星野アイを殺させたという可能性もあります。

推しの子の姫川愛梨は、劇団ララライの姫川大輝の母親です。姫川愛梨は、推しの子が始まった時点ですでに死亡しています。姫川愛梨の死因は、夫である上原清十郎との心中事件でした。2人が心中した理由については、明らかになっていません。ただ、息子である姫川大輝は、父親の上原清十郎の浮気が原因だと考えているようです。

しかし、姫川愛梨と異母兄弟であるアクアの父親がカミキヒカルだとすれば、浮気をしていたのは姫川愛梨のほうだということになります。元苺プロ社長の斎藤壱護は、姫川愛梨が他の男との間に子供を作り、それが原因で心中事件が起きたと考えているようです。もしもこの心中事件が姫川愛梨の浮気によるものであれば、カミキヒカルが上原清十郎を煽って事件を起こさせたという可能性もあります。

姫川愛梨は当時大人気の女優で、朝ドラのヒロインなども務めていました。作中の姫川愛梨の目には星が書かれていませんでしたが、才能ある女優だったことは確かです。このときからカミキヒカルが才能ある女優をターゲットにしていたとすれば、姫川愛梨が狙われたとしてもおかしくはないでしょう。

推しの子には、目に星があるキャラが何人か出てきます。星にも白と黒の2種類があり、白い星はカリスマ性のある人物の目に表れることが多いです。絶対的な人気を誇っていた星野アイは、両方の目に白い星がありました。星野アイの子供であるアクアやルビーも生まれながらにカリスマ性があり、それぞれ片目に白い目を持って産まれています。しかし、アクアとルビーの目の色は、物語の途中で黒く変わりました。

アクアとルビーの目の星が黒くなったのは、アイを殺した犯人に対する復讐心が強くなったときです。アクアはアイを殺した実行犯の裏に黒幕がいると気づいたとき、黒幕に復讐することを決意して目の星が黒くなりました。アクアの目の星が黒くなったのはまだ子供の頃でしたが、ルビーの目の星は白いまま高校生まで成長しました。その後、ルビーはアイドルとなり、MV撮影のため自分が生まれた病院がある高千穂へ行きます。

その撮影の合間、ルビーは初恋の相手であるゴローの白骨死体を見つけました。ゴローが死んでいたことにルビーがショックを受けていると、謎の少女が現れます。そして、ゴローを殺した犯人とアイを殺した犯人が同じであることと、実行犯の他にもうひとり中学生くらいの男の子が現場にいたことを知らされます。星野アイとゴローを殺した犯人の1人がまだ生きていると知ったルビーは、犯人に復讐を誓います。

その瞬間、片目にしかなかったルビーの星は両目に表れ、色も黒く変化しました。これらの描写から、白い星の持ち主の心が闇に染まったとき、目の星は黒くなると推察できます。では、カミキヒカルの目の星には、どのような意味があるのでしょうか？カミキヒカルは子供の頃から、両目に黒い星を持っています。

カミキヒカルは犯行を行っている側であり、誰かに復讐心を抱いているような描写もありません。ただ、カミキヒカルはサイコパス的な思想の持ち主であり、心の中は負の感情が強く渦巻いているでしょう。推しの子の登場人物の目に表れる黒い星は、復讐心だけでなく、人間の負の感情に左右される可能性が高いです。カミキヒカルの目の星がいつから黒いかは不明ですが、カミキヒカルの黒い星は彼の心の闇を表していると推察できます。

前述したとおり、カミキヒカルは現在芸能プロダクションの代表取締という立場にあります。ただ、この芸能プロダクションがどの程度の規模で、どういった芸能人が所属しているかは不明です。カミキヒカルが神木プロダクションを設立したのは、25歳のときです。16歳までは、役者として劇団ララライに所属していました。

16歳から25歳までの空白の時間に何をしていたのかは、わかっていません。現在では31歳になっており、事務所の経営も順調である様子です。黒川あかねが新人俳優賞を受賞した際には、劇団ララライのOBとして白いバラを贈っていました。黒川あかねが白いバラの贈り主に疑問を持ったとき、それが劇団ララライのOBだと教えてくれたのは金田一敏郎でした。

金田一敏郎は、そのOBが事あるごとに花を贈ってくれると言っています。このセリフから、金田一敏郎は、いまだにカミキヒカルと交流があることが伺えます。カミキヒカルは役者を辞めて表舞台からは退きましたが、事務所経営者としては活発に動いているようです。

片寄ゆらが推しの子に初めて出てきたとき、かわいい新キャラの登場にファンは大いに盛り上がりました。しかし、大した活躍の場もなく死亡してしまったため、がっかりしたファンが大勢いたようです。新たな推し誕生に喜んでいた人からは、「推す暇もなかった」と嘆く声が上がっていました。

推しの子の片寄ゆらは、人気女優として活躍しながら、素ではお酒を飲んで管を巻くような性格です。テレビの前の姿と実際の姿のギャップが魅力的で、星野アイに似たものを感じた人もいたようです。また、大女優になりたいといって目を輝かせる片寄ゆらは、まさにアイドルとしてトップを目指すアイそのものでした。片寄ゆらがもしも死亡していなければ、星野アイのような芸能界の星となっていたと考える人もいます。

推しの子の片寄ゆらには、「かわいそう」という感想が多く寄せられています。推しの子にはかわいそうな境遇のキャラが大勢登場しますが、たったの1話で死亡してしまった片寄ゆらには、特に同情が集まっているようです。「もっと出番を増やしてほしい」という声や、「片寄ゆらを殺さないでほしかった」という声が上がっていました。

推しの子の片寄ゆらは、旧B小町のメンバーだったといわれることがあります。その噂を聞いた人からは、驚きの声が上がっていました。片寄ゆらが旧B小町のメンバーだといわれるようになったのは、片寄ゆらの登場シーンを読んだ読者からのコメントがきっかけでした。推しの子の109話が発表されると、読者のコメント欄に片寄ゆらが旧B小町の子であると推測するコメントが上がりました。

このコメントをそのまま信じた人たちの間で、片寄ゆらが旧B小町のメンバーであるという噂が広がるようになりました。しかし、片寄ゆらが旧B小町のメンバーであれば、すでに年齢は30歳を超えているはずです。25歳の片寄ゆらが旧B小町のメンバーだったとは、年齢的にも考えづらいでしょう。ただ、「片寄ゆら」と検索すると関連キーワードに「B小町」と出てくるため、この説を信じてしまう人も少なくないようです。

推しの子のカミキヒカルがなぜ星野アイを狙ったのか、その理由はいまだ謎に包まれています。しかし、目に星がある片寄ゆらが殺されたことで、カミキヒカルが「目に星がある芸能人を狙って殺している」という可能性が高くなりました。片寄ゆらの死亡以降、カミキヒカルの殺人に関する考察が一気に加熱していました。また、片寄ゆらが殺されたことで、同じように目に星がある黒川あかねを心配する声も上がっていました。

推しの子の片寄ゆらは、名前もキャラデザインも完璧だといわれています。しっかりと作り込まれたキャラであったため、この先の展開に大きく絡んでくると予想していた人も大勢いました。しかし、多くのファンの予想に反し、片寄ゆらはあっさりと作品から退場してしまいました。「片寄ゆら」という名前やキャラデザインは、モブにはもったいないという感想もありました。

推しの子の片寄ゆらに関してまとめました。片寄ゆらは推しの子の作中で1話しか出てこないキャラで、最後にはカミキヒカルに殺されてしまいました。片寄ゆらが登場した109話では、これまで正体が隠されていたカミキヒカルがはっきりと描かれています。そして、カミキヒカルのサイコパス的な性質が垣間見えた回でもあります。

片寄ゆらはたった1話で使い捨てにされてしまいましたが、カミキヒカルの残酷さを描く上で欠かせないキャラだったのでしょう。片寄ゆらは失踪扱いとなっており、遺体はまだ発見されていません。生きている可能性は少ないですが、同じように失踪扱いとなっていたゴローのように、今後遺体が発見されることもあるでしょう。片寄ゆらの死が推しの子のストーリーにどうつながってくるか、今後の展開が期待されます。