【キングダム】宜安の戦い(ぎあんの戦い)とは?秦国と趙国最大の決戦の結果は?

「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」とは、漫画『キングダム』のエピソードの1つです。漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は、史実の「肥下の戦い」をモデルとしたエピソードであり、秦軍と趙軍の戦いが描かれています。「宜安の戦い」は桓騎が戦死した重要なエピソードであるため、何巻に収録されているのか気になるといった声が多数寄せられています。本記事では、漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」について、何巻に収録されているのかや結果、史実の「肥下の戦い」などを紹介していきます。

【キングダム】宜安の戦い(ぎあんの戦い)とは?秦国と趙国最大の決戦の結果は?のイメージ

目次

  1. キングダムとは?
  2. ぎあんの戦い(宜安の戦い)とは?総大将も紹介
  3. ぎあんの戦い(宜安の戦い)の戦況や結末を解説
  4. ぎあんの戦い(宜安の戦い)の史実
  5. ぎあんの戦い(宜安の戦い)に関する感想や評価
  6. ぎあんの戦い(宜安の戦い)まとめ

キングダムとは?

開かれた本の写真

大人気歴史漫画の『キングダム』には、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」というエピソードが描かれています。漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は、桓騎が戦死した戦いであり、史実の「肥下の戦い」をモデルとしています。本記事では、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」について、何巻に収録されているのかや結果、史実の「肥下の戦い」などを紹介します。まずは、漫画『キングダム』の概要を簡単に紹介していきます。

キングダムの概要

「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」が描かれている『キングダム』とは、「週刊ヤングジャンプ」で連載中の漫画作品です。漫画『キングダム』は春秋戦国時代末期を舞台にした歴史漫画であり、漫画家・原泰久のデビュー作として知られています。漫画『キングダム』は元々、2006年の1月に「週刊ヤングジャンプ」で連載が始まりました。2023年9月現在も漫画『キングダム』は完結しておらず、これまで69巻の単行本が刊行されています。

当初、漫画『キングダム』は人気が伸びず、打ち切り候補の1つに数えられていました。しかし、漫画『キングダム』は絵の変化で多数のファンを獲得し、打ち切りの危機から脱しました。2023年9月現在、漫画『キングダム』は単行本の累計発行部数が9900万部を突破しており、「第17回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれています。この人気から、漫画『キングダム』はアニメ化や実写化などのメディア展開が多数行われています。

キングダムのあらすじ

あらすじと書かれた木のブロック

時は紀元前3世紀の春秋戦国時代末期。中国は秦・趙・魏・楚・燕・韓・斉に分裂し、500年間も争乱が続いていました。この春秋戦国時代で下僕として生きる信と漂は、「天下の大将軍」を志し、修行に明け暮れる日々を送っていました。ある日、漂は秦王・嬴政の影武者に起用され、王都の跡継ぎ争いで命を落としてしまいます。そして、信は漂を死に追いやった嬴政と出会い、秦国で「天下の大将軍」を目指すことになるのでした。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

ぎあんの戦い(宜安の戦い)とは?総大将も紹介

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本記事で、何巻に収録されているのかや結果などを紹介する「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」とは、漫画『キングダム』のエピソードです。「宜安の戦い」は秦と趙の戦いであり、非常に重要なエピソードとして扱われています。そのため、「宜安の戦い」には、何巻に収録されているのか気になるといった声が寄せられています。ここからは、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」について、何巻に収録されているのかや総大将を紹介します。

ぎあんの戦いは何巻で登場?

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漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は、史実の「肥下の戦い」をモデルとしたエピソードであり、秦国と趙国の戦いが描かれています。「宜安の戦い」は天才将軍・李牧と六大将軍・桓騎の激突を描いており、漫画『キングダム』で最も面白い頭脳戦と評価されています。また、「宜安の戦い」は桓騎が命を落とした戦いであり、非常に重要なエピソードとして扱われています。

そのため、漫画『キングダム』には、「宜安の戦い」が何巻なのか気になるといった声が多数寄せられています。元々、「宜安の戦い」は漫画『キングダム』の単行本65巻でストーリーが始まりました。その後、単行本69巻で桓騎が戦死し、「宜安の戦い」のストーリーは完結することになりました。

ぎあんの戦いにおける秦軍総大将

何巻なのか気になるといわれる「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は、王翦が秦軍の総大将を務めています。また、秦軍の副将は桓騎であり、山の民の王・楊端和が末将に起用されました。主人公の信は「宜安の戦い」で指揮権が与えられず、桓騎の配下に加わっています。また、蒙恬率いる「楽華隊」も桓騎軍の部隊として扱われています。しかし、信の「飛信隊」と蒙恬の「楽華隊」は奮闘し、地獄のような「宜安の戦い」を生き残りました。

ぎあんの戦いにおける趙軍総大将

何巻なのか気になるといわれる「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」で、趙軍の総大将を務めたのは、天才軍師の李牧です。李牧は秦国の天下統一を阻むため、朱海平原で秦軍の進行を食い止めようとしました。しかし、李牧は朱海平原で秦軍に敗北してしまいます。これが理由で、李牧は地下牢に投獄されていました。しかし、李牧は扈輒将軍の戦死と郭開の命令で復帰し、「宜安の戦い」の総大将を務めることになりました。

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ぎあんの戦い(宜安の戦い)の戦況や結末を解説

ペンが置かれたノートの写真

何巻なのか気になるといわれる「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は、史実にも残る秦国と趙国の一大決戦です。そのため、「宜安の戦い」は非常に内容が濃く、合従軍編や山陽平定編に並ぶエピソードとなっています。また、「宜安の戦い」は戦況の変化が激しい戦いであり、一度で全てを理解出来ません。ここからは、漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」について、戦況や結末をネタバレ紹介していきます。

解説①秦軍の戦略

漫画『キングダム』の鄴攻略編で、秦軍の王翦・桓騎・楊端和は趙軍を破り、鄴の攻略に成功します。また、武城・平陽編で桓騎が趙軍の扈輒将軍を倒し、秦国は武城・平陽を手中に収めました。しかし、李牧が邯鄲の南に長城を築き、秦国は進軍を阻まれます。そこで、昌平君は王翦軍と桓騎軍に趙国の要衝・宜安の攻略を命じます。そして、桓騎は更なる侵略を目指し、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」で李牧と激突することになりました。

解説②趙軍の戦略

趙国の総大将・李牧は宜司平野で秦国を包囲するものの、要衝の宜安と赤麗が陥落してしまいます。しかし、李牧は桓騎の弱点を見抜き、赤麗の奪還に成功します。その後、李牧は軍を進め、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」で桓騎軍と激突しました。当初、正攻法の李牧軍は桓騎軍の奇襲で追い詰められてしまいます。しかし、援軍の到着で李牧は形勢を逆転させ、六大将軍の桓騎を討ち取ろうとしました。

解説③閼与の攻城戦

漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」で、王翦軍は趙国の閼与に進軍します。当初、王翦軍は大梯子の密集作戦で閼与を素早く攻略しようとしていました。しかし、王翦軍は閼与の士気の高さに驚愕します。実は、趙国は秦軍の侵略を阻止するため、桓騎の大量虐殺の遺族を閼与に集めていたのです。これにより、王翦軍の田里弥や倉央は苦戦を強いられ、「宜安の戦い」の戦況が大きく動くことになるのでした。

解説④閼与城の陥落

閼与の総大将を務める趙国の舜水樹は、桓騎に殺された者の遺族を使い、兵士の士気を極限まで高めます。また、扈輒の元配下である虎白公と龍白公が出撃し、秦国は窮地に立たされてしまいます。この事態に王翦は自ら出撃し、趙国の猛攻を止めようとしました。すると、主人公の信が援軍に駆けつけ、扈輒軍の残党は撤退します。その後、秦国の王翦軍は閼与を攻め落とし、趙国に大きな痛手を与えました。

解説⑤宜安へ

上述で紹介した通り、秦国の王翦軍は閼与の攻略に成功します。しかし、王翦軍は閼与の戦いで大損害を出してしまいました。そのため、王翦軍は進軍を止め、閼与の守備に専念します。一方、信の「飛信隊」や蒙恬の「楽華隊」、桓騎軍は太原で秦北東部軍20万と合流し、宜安を攻略しようとしました。当初、秦国は宜安の攻略に余裕を感じていました。しかし、李牧と青歌軍残党の策略で秦軍は窮地に立たされてしまいます。

解説⑥狼孟での強襲

茂みに刺さった剣の写真

当初、秦北東部軍20万は桓騎軍と合流し、宜安を攻略しようとしていました。しかし、秦北東部軍は趙軍の奇襲を受け、20万の兵士が5万に減ってしまいます。実は、李牧は秦北東部軍の到着を予想し、半年前から狼孟でジ・アガとカン・サロに奇襲を命じていたのです。奇襲で5万に減った秦北東部軍は、そのまま桓騎軍と合流します。その後、「飛信隊」・「楽華隊」・桓騎軍は兵士14万で宜安を攻めることになりました。

解説⑦秦軍は赤麗入城

上述で紹介した通り、李牧の策を受けた秦北東部軍は兵士が5万人に減ってしまいます。しかし、桓騎・信・蒙恬は撤退せず、宜安を目指して東進しました。その後、桓騎率いる秦軍は赤麗という宜安付近の城を攻略します。しかし、赤麗は李牧の策で空城となっており、民や食料などが一切残っていませんでした。そのため、「飛信隊」・「楽華隊」・桓騎軍は赤麗で何も手に入れることが出来ず、そのまま宜安を目指すことになるのでした。

解説⑧秦軍は宜安へ入城

空城の赤麗を攻略した秦軍14万は、そのまま宜安に進軍します。しかし、秦軍14万は宜司平野で李牧が用意した趙軍31万に包囲されてしまいます。この時、右翼の「飛信隊」と左翼の「楽華隊」は共闘し、多くの犠牲を出しながら李牧の包囲を突破しました。一方、桓騎は奇妙な陣形を築き、闇夜に紛れて李牧の包囲から脱出します。そして、「飛信隊」と「楽華隊」は桓騎軍の別働隊を吸収し、井闌車で宜安の攻略に成功しました。

解説⑨決戦の結果はどうなる?

秦軍が宜安を攻略した後、李牧率いる趙軍は赤麗を奪還し、宜安に進軍しました。しかし、宜安に兵士1人残っておらず、李牧は秦軍の居場所が肥下だと推測します。すると、桓騎が本陣に奇襲を仕掛け、李牧軍は大混乱に陥ってしまいました。また、「飛信隊」と「楽華隊」の援軍も現れ、李牧は窮地に立たされます。しかし、李牧は桓騎の策を読んでおり、趙軍の援軍が大量に到着します。

これにより、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」の形勢が逆転し、桓騎軍は李牧軍に完全包囲されました。李牧軍の包囲は完璧であり、桓騎軍のゼノウや厘玉が戦死します。そして、桓騎は李牧軍に討たれ、壮絶な最後を遂げることになりました。

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ぎあんの戦い(宜安の戦い)の史実

ペンが置かれたノートの写真

何巻なのか気になるといわれる「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は、桓騎が死亡した重要なエピソードです。また、「宜安の戦い」はストーリーが非常に面白く、漫画『キングダム』で高い人気を博しています。そのため、「宜安の戦い」は2023年9月現在、史実の有無に注目が集まっています。ここからは、漫画『キングダム』に描かれた「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」の史実を紹介していきます。

ぎあんの戦い(肥下の戦い)は史実でも存在している?

漫画『キングダム』には、作者オリジナルの戦いが多数描かれています。しかし、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は史実に存在している戦いであり、「肥下の戦い」をモデルとしています。史実の「宜安の戦い(肥下の戦い)」は、秦軍が趙軍に大敗した戦いであり、紀元前233年に宜安付近で勃発したといわれています。しかし、春秋戦国時代の正しい記録が非常に少ないため、「肥下の戦い」の詳細はあまり分かっていません。

ぎあんの戦いの史実で死亡した武将

漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」は、ゼノウや厘玉といった桓騎軍のキャラクターが多数戦死しています。しかし、漫画『キングダム』に登場する桓騎軍のキャラクターは、全員史実に存在していません。そのため、史実の「宜安の戦い(肥下の戦い)」で戦死した将軍は桓騎のみとなっています。

ぎあんの戦いの史実での最後

木漏れ日に照らされた剣の写真

史実の桓騎は紀元前234年に趙軍の扈輒を討ち取り、紀元前233年に赤麗と宜安を攻略しました。その後、桓騎は宜安付近で李牧と対峙し、「宜安の戦い(肥下の戦い)」が勃発しました。この「宜安の戦い(肥下の戦い)」で、桓騎は李牧軍に包囲され、命を落としてしまいました。その後、李牧は奪われた土地を取り戻し、「武安君」に封じられたといわれています。

史実の「宜安の戦い(肥下の戦い)」は秦軍の兵士が多数戦死し、将軍の桓騎も失いました。そのため、史実の「宜安の戦い(肥下の戦い)」は秦の統一戦争で初めての敗北と評されています。ちなみに、歴史書の「史記」は桓騎の戦死を明言しておらず、「走秦将桓騎(桓騎の敗走)」という記録しか残っていません。

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ぎあんの戦い(宜安の戦い)に関する感想や評価

漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」には、「宜安の戦い」が面白いといった感想が多数寄せられていました。「宜安の戦い」は桓騎の死を描いているため、ボリュームが凄まじいエピソードとなっています。また、作者のオリジナル要素も面白く、「宜安の戦い」は最後まで読者を飽きさせません。これらの魅力から、「宜安の戦い」は漫画『キングダム』で高い人気を博しています。

漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」には、桓騎の死に涙する感想も多く寄せられていました。漫画『キングダム』に登場する桓騎は冷酷な将軍であり、皆殺しを平気で行います。しかし、桓騎は家族や下の者を心から大切にしており、「宜安の戦い」で仲間と共に戦死しました。この桓騎の性格と最後から、「宜安の戦い」は多数の読者を涙させました。

漫画『キングダム』の「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」には、史実にショックを受ける感想も見受けられました。史実の桓騎は邯鄲を攻略するため、「宜安の戦い(肥下の戦い)」で李牧と激突します。しかし、史実の桓騎は李牧に完敗し、命を落としてしまいました。この史実の記録が理由で、漫画『キングダム』は序盤から読者に桓騎の死を予想されていました。

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ぎあんの戦い(宜安の戦い)まとめ

本記事では、「宜安の戦い(ぎあんの戦い)」について、何巻に収録されているのかや結果、史実の「肥下の戦い」などを紹介しました。確かに、「宜安の戦い」は桓騎が戦死した悲しいエピソードです。しかし、「宜安の戦い」はストーリーや作者のオリジナル要素が非常に面白く、漫画『キングダム』で高い人気を博しています。そのため、気になる方は是非一度、単行本で「宜安の戦い」をチェックしてみて下さい。

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