2023年09月04日公開
2023年09月04日更新
【はじめの一歩】ガゼルパンチはどんな技?弱点・元ネタや作中での使用シーンは?
「はじめの一歩」に登場するガゼルパンチは、実際のボクシングでも使われている技、テクニックです。同作品は、連載期間が30年を超える大長編作品ですが、ガゼルパンチの他にも多くの技が出てきており、玄人のファンをも唸らせました。この記事では、はじめの一歩のガゼルパンチについて特集します。ガゼルパンチがどのような技なのか、幕ノ内一歩がこの技を習得するためにどのような練習を積んだのか、そしてガゼルパンチの元ネタや弱点、一歩VSヴォルグ・ザンギエフ戦や千堂武士戦における使用シーンなどを紹介していきます。
はじめの一歩の幕之内一歩とは?
今まで自分自身を好きになるとかわけわかめだったけど、最近前髪だけ濡らしたら幕ノ内一歩みたいにいい感じに髪が分かれたのを見て「あれ、自分ちょっと良くね?」って思えたよワーイ
— sakuraume (@sakuraume_anemi) June 7, 2020
その他はチェンジで。 pic.twitter.com/wm8SdFQygF
幕ノ内一歩は、連載期間が30年以上でコミックスが130巻以上に及ぶ大長編ボクシング漫画「はじめの一歩」の主人公です。同作品は、リアルなボクシングの試合の描写、実在する技やテクニックなどが登場することで反響を巻き起こしました。この記事では、はじめの一歩で幕ノ内一歩が使ったガゼルパンチにスポットを当てます。ガゼルパンチの元ネタと内容や弱点、ヴォルグ・ザンギエフ戦や千堂武士戦での使用シーンなどを紹介します。
はじめの一歩の作品情報
はじめの一歩の概要
†【はじめの一歩】138巻ゲットしました!!
— カーくん🕰️ (@sky_kid_x) July 14, 2023
1億部突破おめでとう💥🥊 pic.twitter.com/11ujLLH8MX
はじめの一歩は、週刊少年マガジン1989年43号より連載開始され、2023年9月現在連載中です。単行本は既刊138巻で、累計発行部数は1億部を突破しました。はじめの一歩の原作者は、森川ジョージです。森川ジョージにとって同作品は初の長期連載にして代表作となり、1991年には第15回講談社漫画賞の少年部門を受賞しています。また、はじめの一歩は、テレビアニメ化や舞台化、ゲーム化などのメディミックスが展開されました。
はじめの一歩のあらすじ
AdSense久しぶりに見たら変わらずしょぼしょぼのしょぼだったw
— やま氏@トレーダーになりたい (@aiyamama1) December 18, 2019
あの...幕ノ内一歩も最初はこれっ...!決死のカメ作戦っ...!耐えることしか出来ないっ...! pic.twitter.com/3TKCuRuC8q
ボクシング漫画はじめの一歩は、いじめられっ子の高校生幕ノ内一歩を主人公にして、ストーリーが始まります。一歩は、ある日同級生たちにいじめられていたところを、鷹森守というプロボクサーに助けられました。手当てを受けるために鴨川ボクシングジムを訪れた一歩は、ボクシングに興味を持ちます。いつしか彼は、弱い自分に打ち勝つために鴨川ジムに入門するようになり、プロボクサーを目指して過酷な練習に耐えるのでした。
幕之内一歩のプロフィール
今からセリきちさんはピンチになると
— セリきち (@serikiti1111) September 16, 2019
【デンプシーロール(幕ノ内一歩)】が使用できるようになりました
ただし使用できるのは
人生で[3回]です#ピンチに使える必殺技https://t.co/vuj2qNsNyJ
三回使えたら十分(*^^*)
あんなの素手でやったら両拳絶対骨折するじゃん(^^; pic.twitter.com/h5beXkls2T
- 名前:幕ノ内一歩(まくのうちいっぽ)
- 年齢:ストーリー開始時点で16歳、作中の現在では25歳
- 生年月日・星座:1973年11月23日・いて座
- 身長・リーチ・チェスト・足のサイズ:164cm・167cm・101cm・25.5cm
- 血液型:O型
- 階級:フェザー級
幕ノ内一歩のパーソナルデータを、上記しました。一歩はいじめられっ子でしたが、温和で純粋、そして我慢強い性格の持ち主であり、ボクシングは彼にとって天職だったことが窺えます。また、ボクサーとしては日本国内でも屈指のパンチ力を誇るインファイターであり、人々を惹きつける能力も相まって「風神」の異名を付けられました。元日本フェザー級チャンピオンで、2023年9月現在引退した身ですが、復帰が噂されています。
はじめの一歩のガゼルパンチはどんな技?弱点は?
ガゼルパンチはどんな技?
はじめの一歩
— (㍿)脱法プリン (@tihazu2930) February 17, 2021
ガゼルパンチ
この時代の画質絵柄でこの表現めちゃくちゃかっこよくて好き pic.twitter.com/I158FY2Es3
はじめの一歩に登場するガゼルパンチとは、実在する技です。元ネタについては後述しますが、1960年代に活躍した元世界ヘビー級王者のフロイド・パターソンが考案しました。ガゼルパンチは、相手に接近して身をかがめ、立ち上がる勢いを利用して放つパンチです。見た印象は、フックとアッパーカットの中間のようなパンチであり、幕ノ内一歩は一時期ガゼルパンチをフィニッシュブローとして多用していました。
一歩のガゼルパンチが効果を発揮したのは、ヴォルグ・ザンギエフ戦と千堂武士戦でした。彼は、公式戦11戦目となる伊達英二戦までガゼルパンチを多用していましたが、デンプシーロールをマスターしてからはほぼ出すことはなくなります。古くからのファンの中には、一歩にガゼルパンチを復活してほしいという声を上げる人も多いとのことです。
ガゼルパンチの弱点
攻撃力が高く、一見無敵に見えるガゼルパンチですが、弱点があることが明かされていました。ガゼルパンチの弱点とは、一撃必殺を要求されるため初動のモーションが大きくなってしまうことです。モーションが大きいとどうしても隙ができるので、そこを突かれると脆くなりました。また、足腰の屈伸から破壊力を生み出す技であることから、試合の終盤などで足の踏ん張りが利かなくなると、威力が激減するという弱点もあるのです。
ガゼルパンチを習得した一歩のトレーニング
はじめの一歩読んだ人は木の葉キャッチと
— にんじん (@BROKENCARROT_) July 20, 2023
プールでスクワットやったことあるでしょ?
ハートブレイクショットを友達同士で
打ち合ったりしたのも青春。 pic.twitter.com/VtQptzkpWM
はじめの一歩では、「ガゼルパンチはカモシカのような柔らかさ」と形容されていました。また、足腰の屈伸から繰り出される技なので、鴨川源二会長は一歩に特殊な訓練を課します。ガゼルパンチを必殺技にするには、鋼のような下半身を必要であるため、スクワットを通常の倍以上の回数一歩に行わせました。しかし、普通のスクワットをやり過ぎると膝に負担がかかることから、一歩はプールで水中スクワットをこなしています。
ガゼルパンチの作中での使用シーン
ボクシングエクササイズのアッパーが肘の角度を90度で止めるせいではじめの一歩の不完全なガゼルパンチにしか見えない pic.twitter.com/FtW73RP0mn
— 宍戸 丈 (@joe_ccd) April 20, 2020
ガゼルパンチは、プロボクサーデビューした幕ノ内一歩の初期のフィニッシュブローとして多くのファンを魅了した技です。特にヴォルグ・ザンギエフ戦と千堂武士戦が、印象的だと高評価されました。この章では、ガゼルパンチの実戦での使用シーンとして、ヴォルグ戦と千堂戦を取り上げていきます。
使用シーン①ヴォルグ戦
はじめの一歩で好きな必殺ブロー
— いのマテ@片手剣依存症 (@Inomate456) November 20, 2020
A級トーナメント決勝ヴォルグ戦
ガゼルパンチをガードされるのに気付いて咄嗟にスタンスを無理矢理広げてボディへ放った超低空ガゼルパンチ pic.twitter.com/RF3vm4TH1c
一歩とヴォルグの一戦は、「A級ボクサー賞金トーナメント」の決勝戦として行われました。アマ世界王者のヴォルグは、白い牙(ホワイト・ファング)で一歩を追い込んでいます。しかし、彼の猛攻を凌いだ一歩は、重心を低くして低空から放ったガゼルパンチでヴォルグのボディを打ち込むことに成功し、ダウンを奪いました。この結果、5ラウンド1分21秒KOにて一歩が勝利を収め、ガゼルパンチの凄さを大いにアピールしたのです。
使用シーン②千堂戦
#お前らの好きなトドメシーンを晒せ
— 三本🐰宇都香 (@utoka0812) February 7, 2023
はじめの一歩 千堂戦 2回目
ボディブロー→フェイク→
ガゼルパンチ→デンプシーロール
この流れは最高✨ pic.twitter.com/8zjq8C3480
一歩のガゼルパンチが火を噴いたもう一戦は、千堂武士との日本フェザー級タイトル戦でした。全日本新人王決定戦で対戦した時は、一歩がTKOで勝利しています。王者千堂に挑んだ一歩は、スマッシュとダッシュ力を上げてきた千堂の強打に苦しみました。一歩が負けずに応戦したことで、打ち合いの様相を呈した大一番を締めたのは、ガゼルパンチとデンプシーロールのコンビネーションです。一歩が7ラウンド1分32秒、KO勝利しました。
はじめの一歩のガゼルパンチの元ネタ
ガゼルパンチはフロイド・パターソンが編み出した?
💡ワカッタ😁😁
— “ティコ”虎党員🐯ワンコ派🐩 (@nanatsu773noumi) March 13, 2020
でもぉ、ガゼルってめっちゃ強いかも✊🦌
はじめの一歩ガゼルパンチ👊 pic.twitter.com/PQTLeGM6Mh
一歩の得意技の一つであるガゼルパンチの元ネタは、先述の通りアメリカの元世界ヘビー級王者のフロイド・パターソンです。パターソンは、身長183cmと当時のアメリカヘビー級ボクサーとしては小柄だったことで、逆にそのことを活かした攻撃で頭角を現しました。ガゼルパンチもその攻撃の一つとされており、アーチ・ムーアとインゲマル・ヨハンソンの公式試合にてガゼルパンチをフィニッシュブローにして、二人に勝利しています。
ガゼルパンチはモハメド・アリを翻弄した?
ViVid Strike8話面白かった。特にガゼルパンチ、フリッカーときて今週はアクセルスマッシュ連打が完全にデンプシー・ロールだったのが面白かった。今からでも遅くないから「はじめの一歩スピンオフ」ってタイトル頭につけて欲しい pic.twitter.com/A2o25kSb9M
— ねくま (@nekuma221) November 20, 2016
ガゼルパンチの元ネタとされるフロイド・パターソンは、伝説の世界ヘビー級王者モハメド・アリ(カシアス・クレイ)と2度対戦しました。第1戦は、1965年11月22日にアリの世界王座にパターソンが挑戦し、ガゼルパンチで翻弄したもののTKOでパターソンが敗北しています。1972年9月20日の再戦でも、アリがTKO勝ちしました。パターソンは引退発表しませんでしたが、このアリ戦が事実上最後の試合となったのです。
ガゼルパンチは現在のボクシング界では使われない?
探してた ベストバウトはじめの一歩!の第2弾ララパルーザを、コンビニで発見したよ!
— 松千代 (@matsuchiyo_o) January 25, 2019
これもベストバウトだよね。
スマッシュとかガゼルパンチとか、懐かしい。
次は、伊達さんとの一戦らしい。
これも買わねば! pic.twitter.com/FitBzU0CnW
ガゼルパンチは、かつて似たような技をロッキー・マルシアノが使用していたことで知られています。しかしながら、先に触れたモーションの大きさが仇となり、現在のボクシングの試合ではほとんど見ることができません。また、膝に負担のかかる技であることも、使い手がいない理由とされています。
はじめの一歩のガゼルパンチに関する感想や評価
この章では、はじめの一歩のガゼルパンチに関するX(Twitter)でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。ガゼルパンチは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?
@hi_de_sun はじめの一歩で、ガゼルパンチってありましたね。対千堂戦のフィニッシュ(リバーブロー→フェイントからのガゼルパンチ→デンプシー)はサイコーに燃える!
— bc_cd (@bc_cd) November 15, 2011
こちらは、はじめの一歩の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品の中で、千堂戦における一歩のガゼルパンチとデンプシーロールのコンビネーションが最高に燃えると高評価していました。
そういえばはじめの一歩見ててガゼルパンチ?の練習のためにスクワットしてたから、俺もしてみるかってやったら10回ぐらいで脚痙攣した
— まび (@mabinyan) January 23, 2012
こちらは、ボクシングファンだと思われる方のツイートです。はじめの一歩を読んで、ガゼルパンチをマスターしようとスクワットをしたものの、10回ほどで脚がけいれんしてしまったとつぶやいています。
はじめの一歩はガゼルパンチやリバーブローを忘れてしまったのか…
— ミッチロリン (@mitti33jp) February 20, 2014
こちらは、はじめの一歩を熱心に読んでいると思われる方のツイートです。当時の幕ノ内一歩について、ガゼルパンチを忘れてしまったのかと嘆いていました。
はじめの一歩のガゼルパンチまとめ
この記事では、はじめの一歩のガゼルパンチについて特集してきました。復帰した一歩に、ガゼルパンチを使ってほしいと願うファンが多いとのことです。ガゼルパンチに注目しながら、はじめの一歩を読んでください。