【ザ・ファブル】ユーカリがかわいいと人気？強さやアザミ・ヨウコとの関係は？

ユーカリは、ファブルのメンバーの中でも目つきが悪く怖そうに見える人物です。組織の中でも強さは上位ランクのようで、大物感を漂わせています。しかし、一部の読者の中では、「ユーカリがかわいい、好き」という声が上がっているようです。実際の彼は、どのような人物だったのでしょうか？本記事では、ユーカリのどういう部分かかわいいのか、彼の性格や周りの人との関りなどを、徹底解説していきます。

ユーカリが登場するザ・ファブルは、南勝久先生が描いたアクションコメディの漫画です。講談社の「ヤングマガジン」にて、2014年第49号から2019年第51号まで連載されました。その後、同誌の2021年34号から2023年32号までは、「ザ・ファブル The second contact」と改名をして、第2部が連載されます。

2023年7月時点で、シリーズの累計部数は2200万部を突破するという記録を残しました。また、2019年と2021年にメディアミックス化として、実写映画が2作公開されています。2023年にテレビアニメ化されることが発表された、話題の作品です。

主人公のファブル（本名不明）は、裏社会で「伝説の殺し屋」と呼ばれ、誰もが恐れる存在です。ある日、ファブルは育ての親でもある殺し屋組織のボスに、呼び出されました。働き過ぎということもあり、殺し屋家業を1年間休業して、一般人として暮らすように命令されます。彼は佐藤明（アキラ）という偽名を与えられました。そして、アキラの妹として設定された佐藤洋子（ヨウコ）という偽名の女性と、大阪で新しい生活を始めます。

ユーカリは、ファブルと呼ばれている組織に所属する殺し屋です。ザ・ファブルの第16巻から登場しており、同じ組織の山岡が自身の計画を実行するために、中国から呼び寄せました。彼の本名は明かされておらず、ユーカリという名前は山岡が名付けています。奇抜なドレッドヘアーと目つきが悪いことから、人を寄せ付けない雰囲気があります。ただ、見かけによらず、かわいい一面を持っているようです。

ユーカリはかわいいとはほど遠い風貌で、鋭い目つきが大物感を醸し出している殺し屋です。アキラと同じファブルの殺し屋として登場した際は、底知れぬ強者オーラを出していました。見た目はかわいいとは言えませんが、物語が進むにつれて、イジられキャラになりつつあります。ファンの中では、ユーカリがかわいいという声も上がっているようです。彼のピュアな一面が、見え始めたことも影響しているのでしょう。

ユーカリのかわいい魅力は、たまに見せる笑顔です。薄笑いを浮かべたような笑顔は、彼ならではの表情で非常にインパクトがあります。第2部では、アキラやアザミと同じようにユーカリも「レンタルおっちゃん」の副業を始めました。時間で自分自身を他人にレンタルして、依頼人の相談などを受ける仕事です。登録する際に、アザミはかわいい笑みで顔写真を載せます。

一方、ユーカリは半笑いで少し不気味でした。オクトパスの社長である田高田が、彼の写真を見て「腹立つ」と言い放ちます。しかし、この笑顔こそが、ユーカリのかわいい魅力となっているのでしょう。また、初登場した際は大物のような貫禄がありましたが、実は小物だったという点も親しみが湧くようです。他にも、しゃべるときに語尾を伸ばすところも、かわいい魅力といわれています。

ザ・ファブルの第2部に入ってから、ユーカリは面白ネタの愛されキャラとして、新たな一面を見せ始めました。一部のファンからは、ユーカリのヒロイン化現象が注目されています。ルーマーの2人にさらわれた彼を、アザミやアキラが救出に向かう状況などから、ヒロイン化していると言われているようです。

また、ヨウコが女性にも関わらず、一段とたくましいため、ユーカリとの対比も影響しています。ユーカリが本来持っている優しい一面が、第2部で垣間見え始めたのも、ヒロイン化していると言われる理由でしょう。

ユーカリは殺し屋だった時代に、多くのターゲットを殺してきました。無情な一面もありますが、本来は義理堅い性格です。特に親のように慕っている山岡に対しては、義理を尽くします。かつてのファブルのボスから、山岡を殺すように命令が下されました。しかし、彼はボスの命令を背いてまでも、山岡を守ろうとします。

命令に従わなければ、自分が消されてしまう可能性もあるのです。ユーカリの決意の強さと義理堅さが伝わるシーンでした。その後、彼の真面目な部分が、「レンタルおっちゃん」で発揮されていきます。どのような依頼にも、キレることもなく対応していました。

ユーカリの胃袋は、尋常ではない強さを持っています。ユーカリを含むアザミ、黒塩（クロ）、川萩の4人で、食事をしていたシーンです。冷蔵庫に入れたままで腐ってしまったイワシの缶詰を、4人で食べてしまいました。当然ながらお腹を下して、次々とトイレへ駆け込みます。

しかし、ユーカリだけは平然としていました。そのうち、彼もお腹を下すだろうと、ヨウコは期待します。結果、最後までお腹を下すことはなく、彼には何の不調もありませんでした。ユーカリよりも強さのあるアザミが、お腹を下していました。ユーカリは相当な強さの胃袋を、持っているのでしょう。

ユーカリが所属しているファブルは、最高レベルの殺し屋メンバーが集まった組織です。その中でも、彼は上位ランクの強さだと考察します。ファブルで圧倒的な強さを持つ人物は、やはりアキラでしょう。過去にユーカリとアザミが、アキラと対戦したことがあります。

ユーカリはアキラに敗北したものの、好戦を交わしていました。このことからも、ユーカリはアキラと張り合える強さを持っていることが分かります。また、アザミとアキラが対戦した際は、ユーカリ戦よりもさらに苦戦を強いられました。したがって、ユーカリの強さは上位ランクではあるけれども、アキラとアザミには敵わないと考察できます。

殺し屋だったユーカリは、現在タコ社長が経営する「オクトパス」で勤務しています。オクトパスでアザミと共に雇ってもらい、ユーカリは配達係の担当となりました。テレワークをしているアザミの横で、リラックスしたユーカリが描写されています。ごく普通の生活を、アザミと満喫している様子です。

一方、アキラの現在の職業は「レンタルおじさん」で、ユーカリも副業として登録していました。ある日の仕事では、趣味の異なる人と洋服を交換して、新しい自分を見つけたいという依頼を受けます。

依頼はさらにエスカレートしていき、最後はパンツまで交換する羽目になりました。さすがにユーカリもキレるだろうと誰もが思いましたが、依頼者へ自分のパンツを渡すのです。レンタルおじさんで、さまざまな人と関わることで、ユーカリはこれまで知らなかった世界に晒されていきます。

ユーカリとアザミは、山岡のもとで共に厳しい訓練を受けて、一人前の殺し屋へと成長してきました。殺し屋組織のファブルは、2人で組んで行動することが多くあります。アザミは実行部隊、ユーカリは運転手を主に担っていました。アキラとヨウコで例えると、彼はヨウコの立場と同じです。山岡の部下は命を落とす者も多く、非常に過酷な環境でした。そのような状況で、2人の距離も縮まり信頼関係が生まれたのでしょう。

また、2人は山岡の命令で、中国へ渡り殺し屋家業をした経験もあります。ファブルのメンバーは、互いの素性や組織について関与していません。しかし、ユーカリとアザミは異国で協力しあいながら暮らしたこともあり、苦楽を共にした仲間で兄弟のような関係となりました。

アキラは本作の主人公で、殺しの天才といわれる殺し屋です。6年間で71人を殺害した過去があります。彼の本名や出自は不明となっており、才能を見出したボスが彼に特別な訓練を与えました。その結果、「どういう敵でも6秒以内に殺す」ほどの強さと能力を身に付けます。世間一般の生活をしたことがないため、焼き魚を頭から食べるなど、不自然な行動をするときもあります。

ある日、ミサキが山岡たちにさらわれてしまい、アキラが救出に向かうため、わざとユーカリに捕まりました。アキラが本当の強さを隠していることに、ユーカリはまったく気づけなかったのです。アキラはボスの最高傑作とまで言われた殺し屋です。

辿り着いた倉庫内でミサキに危険が及ぼうとしたそのとき、アキラはユーカリたちに反撃を開始します。ユーカリは素手でアキラに応戦しようとして、一方的に倒されてしまいました。アキラとの圧倒的な力の差を、見せつけられます。親のように慕っていた山岡が死亡したあとは、アキラに協力することになりました。

ヨウコはアキラの仕事の相棒で、本名は明かされていません。女性とは思えないほどの強さと能力を持っています。ただ、人を殺した経験はなく、殺し屋での立ち位置は運転手や情報収集などで、アキラをサポートしているようです。

山岡が生きていた頃は、ユーカリはヨウコと敵対する関係でした。しかし、アキラが説得してくれたおかげで、ボスからの処分を免れたのです。その後、ユーカリとアザミは、アキラとヨウコに敵対心を持たず、お互いに協力しあう関係となります。特に「ヨウコは妹のようなものだ」と言うほど、仲の良い関係となるのでした。

一方、ヨウコは「ユーカリは隙がありすぎる」と、まるで姉のように指摘します。彼もヨウコの強さを認めざるを得なくなり、その後は姉弟のようなやり取りが多く見られました。ヨウコはもともとストレートな物言いをする性格で、ユーカリに対しても同様の扱いです。それでも、ユーカリのことは放っておけない様子で、よく面倒を見てあげています。

ザ・ファブルを読み始めた頃は、ユーカリがあまり好きではなかったという感想がありました。初登場の際は、目つきが悪く大物風で怖かったことも理由でしょう。しかし、物語が進むにつれて、彼を好きになったという声が非常に多いです。何をやっても憎めないキャラになってきたという読者もいました。

ザ・ファブルという殺し屋の漫画を読んで、非常に面白かったという感想が上がっていました。キャラクターそれぞれに味があり、かわいかったという声もあります。イメージ的に「かわいい？」と思うでしょうが、結構キュンとくるシーンもあるため、ぜひ読んで欲しいというファンもいました。

特にユーカリがかわいくて好きだという声もあります。他にも、やはり主人公のアキラが良いけれど、ユーカリがジワジワ好きになってきたという人もいました。

ファブルを全巻読んで、ユーカリが最も好きなキャラだったという感想があります。読み手が思いもよらない視点から、話が展開していくところが独特で、ファブルの面白さだという評価も上がっていました。

ユーカリのこと好きだと感じたのは、ヨウコへの筋を通したシーンだったという声もあります。まったく想像していなかった展開で、ユーカリのことを好きになったという人もいました。また、アザミとユーカリのコンビが大好きという声も非常に多かったです。

ザ・ファブルのユーカリは、初登場の際は強面で大物感を漂わせていましたが、実は小物だったというかわいいキャラでした。特に第2部に入ってからは、彼の個性や普通の人らしい部分も多く描かれています。そのため、物語がすすむにつれて、「ユーカリが好き」というファンも徐々に増えてきている様子です。今後も本作の主要キャラとして、物語を盛り上げる可能性が高いため、ユーカリの活躍に期待しましょう。