【ヒロアカ】オール・フォー・ワンの素顔は？のっぺらぼうの原因はオールマイト？

このちらの記事では『僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）』に登場する強敵、オール・フォー・ワン素顔について紹介していきます。オール・フォー・ワンの素顔がなぜのっぺらぼうなのかといった疑問や、オール・フォー・ワンの素顔がのっぺらぼうになった原因である、オールマイトとの関係性などについて解説しています。

オール・フォー・ワンの素顔がのっぺらぼうの理由を知りたい人は『オール・フォー・ワンの素顔は？のっぺらぼうの原因も考察』の項目に目を通してみてください。まずは、下記の項目で僕のヒーローアカデミアの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。僕のヒーローアカデミアの作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

僕のヒーローアカデミアは、2014年7月7日から週刊少年ジャンプにて連載が開始された作品です。作者は堀越耕平先生で、2023年8月時点では38巻まで単行本が刊行されています。読者からは「ヒロアカ」の愛称で親しまれており、漫画を原作としたアニメや舞台も制作されています。僕のヒーローアカデミアのアニメは2016年から放送開始され、2023年3月までに第6期まで制作されています。

僕のヒーローアカデミアの舞台は、2019年から2022年までに4回企画され、公演されました。僕のヒーローアカデミアは、他にもボイスコミックスや実写映画など、さまざまなメディアミックスがされており、そのような試みによって原作漫画はハーベイ賞BestManga部門を受賞する人気となりました。

世界の8割の人間は、特殊な能力「個性」を持って生まれてきます。しかし、なかには個性を持たない人間もいました。緑谷出久（デク）は、そのような無個性の1人でありながら、平和の象徴といわれるスーパーヒーロー・オールマイトに憧れていました。自分もオールマイトのようなヒーローになるため、デクは雄英高校のヒーロー科に入ることを決意します。

こちらの記事では、僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の主人公であるデクたちの敵である「敵連合」の実質的支配者、オール・フォー・ワンの素顔がのっぺぼうの理由を紹介していきます。オール・フォー・ワンの素顔がのっぺらぼうの理由を紹介する前に、まずはオール・フォー・ワンのプロフィールを紹介します。オール・フォー・ワンは、身長が225センチもある大男で、ヒーローたちの敵となる「ヴィラン」を束ねる人物です。

オール・フォー・ワンという呼び名は彼の本名ではなく、個性の名前です。オール・フォー・ワンの個性は、他の人間の持つ個性を自分のものにできるという能力で、奪った個性を組み合わせて使うことができます。また、自分のものにした個性を他人に与えることも可能です。自分の素顔をのっぺらぼうにしたオールマイトに対して、強い執着を持っていることや、本人の発言から根に持つタイプであることが分かります。

オール・フォー・ワンを「先生」と呼んで慕っている死柄木弔に、優しく助言する姿などから、一見優しい人物に見えることもあります。しかし、オール・フォー・ワン本人は死柄木弔に愛情のようなものは持ちあわせておらず、彼の体を乗っ取ろうと企んでいます。そのような様子からは、彼の表面だけの優しさや狡猾さ、利己的な性格が見てとれます。

普段呼ばれている「オール・フォー・ワン」という名前は、本名ではなく彼の個性の名前です。オール・フォー・ワンの本名は名字だけ判明しており、「死柄木」という名前であることが分かっています。家族を失った少年・志村転弧に「死柄木弔」という名前を与え、敵連合のリーダーとして育てています。

僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の物語のなかで、オール・フォー・ワンには弟がいることが判明します。その弟とは、ワン・フォー・オールの個性を一番初めに手に入れた人物です。ワン・フォー・オールとは、僕のヒーローアカデミアの主人公であるデクがオールマイトから譲り受けた個性です。

このワン・フォー・オールは、自身がストックした能力を他の人間に譲渡する個性で、何世代にもわたり様々な人物に譲渡されてきました。譲渡された人物が個性を使用し、ワン・フォー・オールの能力が上がると、次の譲渡相手は能力が上がった状態の個性を使用できるようになります。

オール・フォー・ワンの弟は、この能力を兄であるオール・フォー・ワンから譲り受けました。そして、その後何世代にもわたって他の人間に使用され、現在はデクの元に辿り着きました。オール・フォー・ワンの弟は既に故人となっていますが、デクがワン・フォー・オールの個性の記憶に触れた際に、何度か登場しています。

僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の敵連合の支配者であるオール・フォー・ワンは、目と鼻がない、のっぺらぼうのような不気味な顔をしています。敵のボスということもあってか、のっぺらぼうになる前の素顔が作中でなかなか公開されませんでした。アニメでは、がっしりとした輪郭や鼻筋、白髪で赤い目をした男性のシルエットとして描かれていました。

そして、原作漫画の364話で、オール・フォー・ワンがのっぺらぼうになる前の顔が公開されました。「巻き戻し」の個性を使用したオール・フォー・ワンは、のっぺらぼうの顔だけではなく、肉体も以前の姿に戻っていきます。のっぺらぼうから、本当の素顔に戻ったオール・フォー・ワンを見た読者のSNSには「イケオジ」「かっこいい」というコメントを投稿されています。

僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）に登場するキャラクターのなかでも、オール・フォー・ワンは不気味な顔の人物として描かれています。なぜオール・フォー・ワンが、そのようなのっぺらぼうの顔になってしまったのかというと、その原因はオールマイトにあります。オール・フォー・ワンは、以前オールマイトと戦ったことがあり、その時に顔に大きなダメージを負ってしまいました。

オール・フォー・ワンは、その時にはまだ超再生の個性を持っていなかったため、オールマイトにつけられた傷が完全には治りませんでした。その時の恨みによって、オール・フォー・ワンはオールマイトに執着するようになりました。また、自分の後継者に死柄木弔もとい、志村転弧を選んだ理由は、志村転弧がオールマイトの師匠である志村菜奈の孫だからと発言しています。

ここからは、オール・フォー・ワンが僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の作中で使用した個性を紹介します。まずは鋲突です。鋲突は、オール・フォー・ワンの指から黒い触手のようなものが生える個性です。攻撃する時に使用したり、刺した相手の個性を強制発動させる際に使用します。アプリゲーム『ULTRA IMPACT』では「黒爪」という名称に変更されています。

僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）に登場した、オール・フォー・ワンの個性2つ目は「相手の個性を強制発動させる」という能力です。この能力は、上記で紹介した個性・鋲突で相手に黒い爪のようなものを刺し、強制的にその相手の個性を発動させます。作中ではオール・フォー・ワンが黒霧に対して使用しており、黒霧のワープの能力を発動させ、他のヴィランを逃がしています。

黒い液体に転送させたい相手を包むことで、別の場所に移動させることができます。しかし、この転送の個性はオール・フォー・ワンの近くにいる人物を別の場所に移動させるか、別の場所にいる人物をオール・フォー・ワンの近くに転送させることしかできません。そのうえ、5キロ圏内という制限や、黒い液体から悪臭がするというデメリットもあります。

赤外線の能力は、オールマイトとの戦いで視覚を失ったオール・フォー・ワンにとって、重要な個性の1つです。この赤外線の能力を使うことによって、オール・フォー・ワンは微量の赤外線を感じ取れるようになります。その感覚を頼りに、オール・フォー・ワンは目が見えなくても物に当たることなく行動することができます。

オール・フォー・ワンは、僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の作中で描かれている姿から分かるように、オールマイトとの戦いで目を失っています。オール・フォー・ワン見た相手は「どのようにして周囲の状況を感知しているのか？」といった疑問や、「本当は目が見えているのではないか？」といった不安を感じることでしょう。赤外線の個性は、そのように相手を疑心暗鬼に陥らせる効果ももたらしています。

上記の赤外線と同じく、目に見えないオール・フォー・ワンの個性の1つです。この電波の個性を使用すると、周囲の機械を破壊したり、脳無を操ることができます。また、オール・フォー・ワンと同じように、電波に関するの個性を使用する相手であれば、オール・フォー・ワンと電波による会話も可能となります。

オール・フォー・ワンが使用する能力の1つ「嘘発見器」は、名前の通り相手の嘘を見破ることができます。この能力は、電話越しの会話でも使用可能で、相手が嘘をついていない場合にはオール・フォー・ワンの頭の中に白いイメージが浮かびます。また、この嘘発見器では、嘘の他にオール・フォー・ワンに対する敵意や害意を察知することが可能です。

オール・フォー・ワンは、さまざまな相手からいくつもの個性を奪っています。その個性は、オール・フォー・ワンの意思によって組み合わせて使用することができます。僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の作中では、転送の能力と衝撃反転の能力を組み合わせて反撃するシーンが登場しました。

衝撃反転は、自分が受けた攻撃などの衝撃を相手に返す個性です。相手に跳ね返した攻撃は、受けた時の効果や衝撃などがそのまま相手に伝わります。この衝撃反転と転送を複合した能力は、オール・フォー・ワンがベストジーニストと戦った際に使用しています。

オール・フォー・ワンは、オールマイトとの戦いで複数の個性を組み合わせた、強力な攻撃を見せました。その能力は、オール・フォー・ワンの筋肉や骨をバネのように伸び縮みする個性と、筋肉を強化する個性を組み合わせたものです。強力なバネのようになったオール・フォー・ワンの肉体は、空気を押し出す圧力でオールマイトをビルに叩きつけました。その力は、オールマイトが叩きつけられたビルが倒壊するほどのものでした。

オール・フォー・ワンが、オールマイトを確実に倒すために生み出した強力な複合個性がこちらです。まず、瞬発力や筋肉の肥大化、骨で作った槍などを組み合わせ、あらゆる物理攻撃を極限まで上昇させます。そして、空中を飛ぶことができるエアウォークで空から攻撃することで、殺傷能力の高い攻撃を放つことができるようになります。

オール・フォー・ワンは、非常に長生きの人物です。オール・フォー・ワンが生まれたのは、超常黎明期と呼ばれる、個性という概念が世の中に広まり始めた頃です。オール・フォー・ワンの弟が持っていたワン・フォー・オールの個性継承者はデクで9代目です。また、僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の作中で、オールマイトが18歳の時に「オール・フォー・ワンは100年以上生きている」と言われています。

そのような描写から、オール・フォー・ワンの年齢は100歳以上であることが判明しています。なぜオール・フォー・ワンがそれほどまでに長生きなのかは明言されていませんが、運動能力と引き換えに生命力が2倍になる個性「摂生」など、寿命に関する能力が作用しているのではないかと予想されます。

オールマイトは、オール・フォー・ワンの因縁の相手です。オール・フォー・ワンの顔がのっぺらぼうになってしまったのは、オールマイトとの戦いが原因です。多くの個性を手に入れ、長い時を生きたオール・フォー・ワンですが、その屈辱を忘れることはできませんでした。オール・フォー・ワンは、自分の顔をのっぺらぼうにしたオールマイトに、どうにか復讐しようと考えます。

その復讐の1つとして考えたのが、オールマイトの師匠である志村菜奈の孫・志村転弧を自分の仲間に引き込むことでした。オール・フォー・ワンは「崩壊」の能力で自身の家族を殺してしまった志村転弧の心のスキマに入り込み、志村転弧を手元に置くことにしたのでした。

死柄木弔は、本当の名前を志村転弧といいます。志村転弧の家庭は、父親がヒーロー嫌いだったため、ヒーローの話をすることを禁止されていました。幼い志村転弧は、他の子供たちと同じようにヒーローに憧れる1人でした。しかし、その気持ちが父親にばれてしまいます。志村転弧は、父親に暴力を振るわれるも、家族は誰も助けてくれません。

家族に不審感が募った志村転弧は、ある日発現した自分の個性「崩壊」によって、家族を全員殺してしまいます。その出来事に深くショックを受けた志村転弧は、1人で街を彷徨っていました。変える家もなくなってしまった志村転弧は、オール・フォー・ワンに優しく声をかけてもらったことがきっかけとなり、オール・フォー・ワンの元に留まることにします。

上記の項目『オール・フォー・ワンの過去をネタバレ』では、オール・フォー・ワンの過去について紹介しました。次に、こちらの項目では、オール・フォー・ワンの現在やその後について紹介します。また、オール・フォー・ワンの目的も解説しているので、気になる人はそちらの項目にも目を通してみてください。

オールマイトとの戦い敗れたオール・フォー・ワンは、個性を持つ犯罪者を収監するための最高警備特殊拘置所・タルタロスに投獄されました。オール・フォー・ワンは、そこで拘束具をつけられ身動きがとれない状態で生活することになります。しかし、オール・フォー・ワンは面会にやってきたオールマイトに余裕の表情を見せます。そして、タルタロスからの脱獄を計画しているような言葉を口にするのでした。

拘束具をつけた状態でタルタロスに収監され、身動きがとれないはずのオール・フォー・ワンでしたが、その後脱獄に成功します。オール・フォー・ワンは死柄木弔の精神に入り込み、彼を誘導してタルタロスに潜入させたのでした。そして、自身の本体と、タルタロスに囚われていたヴィランたちを脱獄させます。そして、敵連合とヒーローたちの大規模な戦争が開始されます。

死柄木弔がデクと戦っている時に、オール・フォー・ワンは意識を自分に委ねるよう死柄木弔に語りかけます。死柄木弔は、その言葉を受け入れませんでしたが、オール・フォー・ワンは強制的に死柄木弔の意識を乗っ取ります。

これまで、オール・フォー・ワンが死柄木弔に目をかけていたのは、オール・フォー・ワンの後継者にするためだと思われていました。しかし、この出来事により、オール・フォー・ワンが死柄木弔の体を乗っ取る目的で彼を手元に置いていたことが発覚します。

オール・フォー・ワンは、死柄木弔の意識を乗っ取り、新たな体を手に入れました。なぜオール・フォー・ワンは、そのような行動をとってまで生きようとするのでしょうか？その目的は、オール・フォー・ワンが自らの口でオールマイトに語っています。

人々は、悪を倒すヒーローに憧れますが、オール・フォー・ワンは「僕は悪の魔王に憧れた」と口にしています。その言葉がそのままの意味なのか、その言葉の裏に別の思いが含まれているのかは不明です。しかし、これまでの行動を見ると、私欲のために人々や世界を支配したいという気持ちを持っていることは確かでしょう。

死柄木弔の体を乗っ取ることに成功したオール・フォー・ワンですが、今後、死柄木弔の精神がオール・フォー・ワンに打ち勝ち、オール・フォー・ワンは消滅する可能性があります。オール・フォー・ワンの持っていた個性は死柄木弔の体に譲渡されているため、オール・フォー・ワンの肉体はこれまでのように生命維持ができなくなり老化が進んで滅ぶと予想されます。

また、作中ではオール・フォー・ワンと、彼の弟との対話シーンが登場しています。そのような描写や、オール・フォー・ワンが弟に授けた個性の名前が「ワン・フォー・オール」ということから、最後には兄弟の間での感動的なやりとりが繰り広げられることも予想されます。

僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の原作漫画では、オール・フォー・ワンの素顔が公開されました。オール・フォー・ワンの素顔を見た漫画読者からは「かっこいい」「イケオジ」という感想が多く寄せられています。なかには「ヒロアカの中で一番好きな顔」という意見を持つ人も見られています。

こちらの方のツイートでは「オール・フォー・ワンの顔がオールインワンの容器に見えて笑ってしまう」というコメントが投稿されています。オール・フォー・ワンは、オールマイトによってのっぺらぼうのような顔にされてしまいました。一見すると不気味な顔に見えますが、SNSでは「よく見ると面白い」「顔以外のものに見えてくる」という声もあがっています。

こちらの方は「オール・フォー・ワンの顔が、死柄木弔の顔から出てきて怖かった」とコメントされています。こちらの方のように、人の顔が突然別人の顔に変化していく様子を想像し、トラウマになってしまう人もいたのではないでしょうか？

以上、僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）に登場する最大の敵、オール・フォー・ワンの素顔について紹介してきました。オール・フォー・ワンは、オールマイトとの激しい戦いにより、目と鼻の無いのっぺらぼうのような顔になってしまいました。僕のヒーローアカデミアの原作漫画364話で元の素顔が登場し、漫画読者から「かっこいい」「イケオジ」という好評の感想が寄せられています。