【マッシュル】マッシュが魔法を使えない理由はなぜ？魔法不全者だとバレる？

魔法が当たり前の世界を舞台にした作品『マッシュル』の主人公は、魔法が使えない少年マッシュです。誰もが魔法とともに暮らしている世界でなぜマッシュは魔法が使えないのか、魔法が使えないマッシュがどのように魔法だらけの世界で活躍していくのかが、作品の大きな見所となっています。

ここでは『マッシュル』の主人公であるマッシュについて詳しく見ていきます。マッシュが魔法を使えない理由はなぜなのか、魔法不全者だとバレるとどうなるのかやマッシュの正体についてなど、気になる点を見ていきましょう。マッシュについての考察を詳しく見ていく前に、まずは『マッシュル』の基本情報を紹介していきます。

『マッシュル』は2020年1月より『週刊少年ジャンプ』で連載が開始された漫画作品です。作者は甲本一です。本作は2023年7月に全162話で完結しました。2023年4月にテレビアニメ化され、2024年1月にはアニメ第2期の放送が決定しています。

物語の舞台となる魔法界では、魔法の能力に高さで優劣が決まります。ごく稀に魔法が全く使えない人間が生まれますが、その人間は殺処分されることが決まっていました。主人公のマッシュ・バーンデッドは、魔法が使えないため養父とともに森の奥でひっそりと暮らしている少年です。彼は魔法ではなく長年の特訓で培った筋肉を武器に、魔法学校で優秀な生徒に与えられる称号「神覚者」の獲得を目指します。

マッシュは『マッシュル』の主人公。フルネームはマッシュ・バーンデッドです。誕生日は11月11日。彼はイーストン魔法学校の生徒で、アドラ寮に所属しています。有名な魔法学校に入学していますが、マッシュは魔法が一切使えないという、魔法界の中では異質な魔法不全者です。魔法が使えないため、マッシュの自衛の手段は物理攻撃です。彼は幼少期から毎日筋トレを続け、人並み外れた筋力を持った人間に成長しました。

マッシュの筋力は時に魔法すら凌駕します。常人離れした筋力のおかげで、マッシュは魔法学校にいながら魔法を使わず生活できています。一見目立った特徴のない少年に見えますが、脱ぐと筋肉バキバキの体が現れます。

髪型は黒のマッシュルームカットで、その髪型から周囲に「キノコ頭」などというあだ名をつけられています。『マッシュル』の世界では、魔力を持つ人間の顔に線型の痣が浮かんでいます。魔法が当たり前の世界であるため、顔に線のある人間が「普通」です。しかし魔力を持たないマッシュの顔に線はありません。線がないと魔法不全者であることがバレてしまうため、普段は左頬に偽の痣が描かれています。

ここからは『マッシュル』の主人公であるマッシュが魔法を使えない理由はなぜなのかについて、詳しく見ていきます。誰もが魔法を使う世界において、魔法を使えないマッシュはひどく異質な存在です。マッシュが魔法を使えない理由はなぜなのか、気になっている人は少なくないでしょう。

マッシュが魔法を使えない理由はなぜなのか、今明らかになっている事実やファンの考察についてチェックしてみましょう。またここでは、魔法が使えないとどうなるのかについても説明していきます。魔法が使えないとどうなるのかという点は『マッシュル』という物語の重要なポイントなので、しっかり把握しておきましょう。

マッシュが魔法を使えない理由はなぜなのかというと、魔力を持って生まれなかったためです。『マッシュル』の舞台となる世界では、魔法が全てです。ほとんどの人間が魔力を持って生まれ、魔法を使って生活しています。魔力を持っているかどうかは顔にある線型の痣でわかります。

マッシュの顔にはこの痣がなく、彼が魔力を持っていないことがわかります。魔力を持たずに生まれてくる人間は稀に存在するようですが、なぜ魔力を持たずに生まれてくる人間がいるのか、そのメカニズムは明らかになっていません。

先述の通り、『マッシュル』の世界において魔法は非常に重要なものです。魔法が使えることが「普通」で、人々の身分はどれだけ魔法を使いこなせるかによって決まります。魔法の扱いに長けた者は魔法界の中で高位の存在として崇められ、上手く扱えない者は落ちこぼれとみなされるのです。魔法の扱いが下手な者よりひどい仕打ちを受けるのが、魔力を持たずに生まれたため魔法が使えない存在です。

魔法が使えない者は異質な存在「魔法不全者」として扱われ、明るい未来は望めません。魔法不全者を待ち受けるのは、殺処分という残酷な現実です。魔法不全者を匿った人間も、厳しい処罰の対象となります。そのため、魔法不全者であるマッシュは育ての親であるレグロとともに、深い森の奥でひっそりと暮らしていました。

魔法不全者であることが周囲にバレると大変危険であることは先述しました。ここからは、作中でマッシュが魔法を使えないとバレるのかについて見ていきます。バレるとしたらどのような形でバレるのか、バレたあとマッシュはどうするのかに注目しましょう。

そもそも『マッシュル』は、マッシュが魔法不全者であるとバレてしまうところから始まる物語です。養父レグロと森の奥でひっそりと暮らしていたマッシュはある日、魔法警察のブラッド・コールマンに存在を知られてしまいます。レグロ共々窮地に陥るマッシュでしたが、彼は鍛え抜いた筋肉によってブラッドに勝利しました。

ブラッドはマッシュが魔法不全者であることを秘密にする代わりに、神覚者に選ばれてその報酬を自分に渡せと言い出しました。マッシュはレグロとの平穏な暮らしを守るため、神覚者となるべくイーストン魔法学校に編入します。ブラッドに魔法不全者であるとバレた件は解決しているため、ここで紹介するのは魔法学校編入後の話となります。

作中、マッシュは闇魔法組織・無邪気な淵源（イノセント・ゼロ）に所属する男セルと対峙します。その際、セルはどのような魔法も跳ね返す「魔返しの鏡」を取り出しました。しかし、マッシュに対してその鏡は意味がありません。マッシュの攻撃は魔法ではなく物理であるためです。

あっさりとセルに攻撃したマッシュを見た周囲の人間は、マッシュが魔法使いではなかったことに気が付きました。友人たちはマッシュの事情を察して彼の秘密を隠し通そうとしますが、一部始終を見ていた他の生徒によって、マッシュの秘密は学校で噂になってしまいます。

ついにマッシュは魔法局に呼び出され緊急尋問を受けることになりました。魔法界において、魔法が使えないという事実を隠すことは重罪です。魔法局副局長を筆頭とした多くの人間がマッシュの処刑を主張します。緊急尋問の最中、副局長のブレスがイノセント・ゼロに寄生魔法虫を埋め込まれ操られるという事件が起こりました。そのブレスを救ったのはマッシュです。

しかし、ブレスを救ったからといって無罪になるような簡単な話ではありません。その場の全員が全員マッシュの処刑に賛成しているわけではありませんが、ほとんどがマッシュの処刑に賛成していました。引き続き追い詰められているマッシュの前に、神覚者の1人であるレインと、ウォールバーグ校長が現れます。

結果として、マッシュの処刑は延期されました。マッシュがイノセント・ゼロの大きな手がかりになる可能性があると考えられたためです。イノセント・ゼロは野放しにできない危険な組織です。何としてもたどり着き、倒さなくてはなりません。ウォールバーグ校長はイノセント・ゼロの件だけでなく、魔法界を変えるためにもマッシュは必要であると考えていました。

彼は、魔法を使えない存在が劣等種として虐げられる魔法界の現状に疑問を抱いていたのです。多くの神覚者たちは考えを変えませんでしたが、その中で先程と違う態度を示したのはブレスでした。マッシュに命を救われたブレスは規則通りにすべきだと理解しながらも、マッシュに猶予を与えるよう懇願します。

これによりマッシュの処刑は延期されました。ただし、マッシュが対イノセント・ゼロに相応しい人間であると示すことが条件です。神覚者候補に値する実力を見せられなければ即処刑、それまでは神覚者の監視下で行動すること、と決まりました。

『マッシュル』の主人公であるマッシュは、魔法が使えないがゆえに肉体を鍛えたキャラです。彼の強さには本人の努力以外の秘密が隠されているのではないか、その秘密は彼の正体に関係するのではないか、とファンの間では考察されていました。ここではマッシュの正体や彼の性格について紹介していきます。

作中、マッシュが無邪気な淵源（イノセント・ゼロ）のボスであるイノセント・ゼロの息子であることが明らかになりました。イノセント・ゼロは6人の子どもを作っており、そのうちの1人がマッシュであったのです。黒幕と親子関係であることが明らかになったマッシュが、イノセント・ゼロを相手にどのような行動を取っていくのかに注目です。

マッシュは非常に素直な少年で、基本的に大人しく激しい感情をあまり表に出しません。表情が動かないため何事にも動じないタイプだと思われがちですが、実はナイーブで落ち込みやすい一面もあります。彼は超がつくほどの天然キャラであり、少しズレた彼の行動は周囲を困惑させ、時に怒らせてしまうこともあります。

マッシュの大好物はシュークリームです。物語開始時、魔法不全者であるマッシュの存在が知られてしまった原因は、シュークリームを食べたいがゆえにマッシュが「町に行ってはならない」という養父の言いつけを破ったためでした。シュークリームが関わると、我慢が効かなくなるようです。シュークリーム愛が強いためか、マッシュはシュークリームなら自分で作れます。

マッシュを育てたのは、レグロ・バーンデッドという人物です。彼は魔法使いとしては最底辺の人物で、家族との関係も上手くいっておらず、孤独な日々を送っていました。そのような人生に耐えきれず自ら命を絶とうとしたところ、直前で捨てられていたマッシュと出会います。レグロは痣のないマッシュを魔法警察から隠しながら育てあげました。マッシュにとってはたった1人の家族です。

ここからは、アニメ『マッシュル』で主人公マッシュの声を担当した声優について紹介していきます。アニメ『マッシュル』でマッシュの声を担当した声優が『マッシュル』の他にどのような作品で活躍しているのか、詳しくチェックしていきましょう。

アニメ『マッシュル』でマッシュの声を担当したのは、声優の小林千晃です。小林千晃は1994年6月4日生まれで、神奈川県出身。所属事務所は大沢事務所です。映画鑑賞が好きだったため、元々は俳優を目指して映画学校に入学していました。しかし後に俳優を断念し、声優になることを決意します。2017年に声優活動を開始し、2019年にテレビアニメ初主演を果たしました。

2021年に第15回声優アワードにて新人男優賞を受賞。2022年には第7回アニラジアワードにて「BEST CREATIVE RADIO 企画ラジオ賞」を受賞しています。親交のある声優は小林裕介・斉藤壮馬・水中雅章などであるようです。松岡禎丞に憧れており、声優業界に入って松岡禎丞と対面した際はかなり感動していたようでした。Fateシリーズの古参ファンであることで知られています。

アニメ『マッシュル』の主人公マッシュの声を担当した声優・小林千晃の主な出演作品や演じたキャラは『Butlers〜千年百年物語〜』（茶野京一）、『ブギーポップは笑わない』（竹田啓司）、『賢者の孫』（トニー＝フレイド）、『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』（ヒロト〈クガ・ヒロト〉）、『妖怪学園Y〜Nとの遭遇〜』（九尾リュウスケ/ナインテイル）、『GREAT PRETENDER』（枝村真人〈エダマメ〉）などです。

また『憂国のモリアーティ』（ルイス・ジェームズ・モリアーティ）、『SK∞ エスケーエイト』（馳河ランガ）、『天官賜福』（扶揺）、『群青のファンファーレ』（牧皐汰）、『トモダチゲーム』（片切友一）、『クールドジ男子』（一倉颯）、『氷属性男子とクールな同僚女子』（氷室くん）、『地獄楽』（画眉丸）、『ツイステッドワンダーランド』（デュース・スペード）などにも出演しています。

マッシュの正体についてのコメントです。マッシュの正体がイノセント・ゼロの息子であるということを知り、驚いた人は少なくなかったようです。衝撃の事実に、今後の展開がより気になるようになったという人が多数見受けられました。

引き続き、マッシュの正体についてのコメントです。マッシュの正体を知って驚く人が多数いた一方で、マッシュの正体について考察しあたりをつけていたファンもいたようでした。その人たちは、マッシュの正体を冷静に受け止めていたようです。

マッシュは魔法がつかないため、魔法界において落ちこぼれ以下の存在です。しかし彼には人を惹きつける不思議な魅力があり、登場するキャラクターたちが次々とマッシュに魅了されていきます。自覚なく人を惹きつけるマッシュの姿に注目です。

ここでは、漫画『マッシュル』の主人公であるマッシュが魔法を使えない理由はなぜなのか、などについて紹介してきました。マッシュルは生まれつき魔法が使えない魔法不全者でした。そのマッシュが鍛え抜いた肉体を武器に魔法界で活躍していく姿が、本作の大きな見所となっています。興味を持った人は漫画やアニメを見て、マッシュの活躍をチェックしてみましょう。