【マッシュル】フィン・エイムズはレインの弟！強さやマッシュとの出会いを考察

甲本一による日本の漫画作品「マッシュル」。この記事では、天才魔法使いレインを兄に持つフィン・エイムズを特集していきますが、まずは作品情報からお届けします。最初にマッシュルの作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

マッシュル（マッシュル -MASHLE-）は、甲本一による日本の漫画で、集英社の週刊少年ジャンプにて2020年9号より連載中の作品です。単行本は、ジャンプ・コミックスより2022年3月時点で9巻まで刊行され、累計発行部数は300万部を超えるヒット作品となっています。

人々が普通に魔法を使える「魔法界」。ここでは魔法の能力が何よりも重視されます。能力が高ければ高い地位や裕福な生活が保証されますが、逆に低ければ社会の最下層で喘ぐことになります。さらに、魔法が全く使えない者には死の審判が下される厳しい社会です。主人公の少年マッシュは一切魔法が使えません。人里離れた山奥で隠れるように暮らしていたマッシュでしたが、ある日魔法警察に見つかってしまいます。

ここからは、この記事のメインテーマであるフィン・エイムズの話題に入っていきます。最初はフィン・エイムズのプロフィールを紹介します。

• 名前：フィン・エイムズ
• 誕生日：1月23日
• 身長：170cm
• 体重：52kg
• 好きな言葉：安寧秩序（世の中が安定していること）

マッシュルの第4話に登場するフィン・エイムズ。イーストン魔法学校の1年生でアドラ寮に所属しています。外見上の特徴は左前髪の金髪で、右目下には一本のアザがあります。常識の範囲内で行動する慎重な性格をしていますが、裏を返せば気が弱く卑屈な性格とも言えます。

ここで、フィンの右目下にあるアザについて説明しておきましょう。魔法が使えることが当たり前の魔法界。人々は生まれながらにして顔に細長いアザを持っています。アザはその人間が持っている魔法の量を表していると言われています。アザは基本的には1本で、そのような人間を「一線魔導師」と呼びます。極めて稀ですが顔に2本の痣を持つ者もいます。彼らは「二線魔導師」と呼ばれ、10万人に1人の割合で生まれるとされています。

マッシュルの世界では由緒あるエイムズ家出身のフィン。兄は、「神に選ばれし者」として尊敬を集める「神覚者」に最年少で選ばれたレイン・エイムズです。天才魔法使いレインを実兄に持つのに1本のアザしかないフィンは、強い劣等感を抱くようになりました。

ここからは、マッシュルのフィンの強さや主人公マッシュとの出会いについてネタバレ解説していきます。最初はフィンの強さからです。

アザが1本で魔法使いとしては凡庸なフィン。マッシュルでの戦闘シーンはほとんどありません。その数少ない戦闘において未だ魔法を使ったことのないフィンですから、どんな固有魔法を持つのかも不明です。フィンの強さを論じるのは時期尚早かも知れません。

七魔牙マギア・ルプス戦で、アベルによって人形化されたときにフィンが使用した武器やレイン・エイムズと兄弟の関係にあることを考えると、パルチザン（剣魔法）を使える可能性があります。

詳しくは後述しますが、神覚者選抜試験でカルパッチョ・ローヤンと戦った時には、格段の実力差があるにもかかわらず勇猛果敢に挑んでいくフィンの姿が描かれています。この時フィンは、相手の位置を変える魔法・チェンジズを使ってマッシュが到着するまで水晶を守り抜きました。

次にフィン・エイムズとマッシュルの主人公マッシュ・バーンデッドの出会いについて見ていきましょう。フィンは、主人マッシュのルームメイトとして登場します。これにはイーストン魔法学校のルールが関係しているのです。魔法学校には編入生と内部進学生が同室になるというルールがあり、編入生のマッシュと内部進学生のフィンが偶然にも相部屋になったのです。

最初は変わり者のマッシュとは距離を置いて接していたフィンですが、その後2人の距離は縮まります。これに貢献していたのが、悪質ないじめでクラスメイトから恐れられていたロイド・キャベルです。マッシュに無視されたことへの腹いせに、ロイドは気弱そうなフィンにマッシュいじめを命じます。

一旦はロイドに従うフィンでしたが、なおもルームメイトとして接してくれるマッシュを裏切ることができずにいじめ指令を拒否します。怒り狂ったロイドは、今度はフィンを標的にしてリンチ攻撃を加えます。そこに駆け付けたマッシュはロイドを撃退。この事件をきっかけに2人は親友になりました。

魔法を使った戦闘がメインのマッシュルにあって、攻撃力の弱さから戦闘シーンにほとんど絡まないフィン。ここからは、彼の数少ない戦闘における戦績について解説していきます。

最初は、七魔牙（マギア・ルプス）のメンバー・第五魔牙（ラブ・キュート）との戦いからです。フィンは爆発魔法の使い手、ドット・バレットとともに参戦しています。といっても実際にラブと戦ったのはドット1人と言ってもよいでしょう。いきなり二線魔導師ラブのトルネグスが炸裂し、ドットは吹き飛ばされてしまいます。間髪を容れずにラブの繰り出したトルネグスケイジに引き込まれたドットは、早くも窮地に追い込まれます。

ところが、ラブが口にしたマッシュへの悪口がドットを覚醒させます。友達をバカにした罪は重いとマシンガンエクスプロムを発動。女をいたぶるのは仁義に反すると、ラブ直撃を避けて彼女の周囲を爆破します。

しかし、その威力はラブの戦意を喪失させるには十分でした。最後は神覚者であるフィンの兄レインまで参戦し、戦いはドット側の勝利で幕を閉じます。ただし、ドットが戦っている間、フィンは何1つ攻撃できなかったことを付言しておきます。

続いては、神覚者選抜試験の２次試験での神童カルパッチョ・ローヤンとの戦いになります。２次試験は3人1組の団体戦で、フィンはマッシュ、そしてドットとチームを組むことになりました。参加者全員に水晶が配られ、全員の水晶が割られるとそのチームは敗退というルールです。マッシュとドットは開始前に手を滑らせて水晶を割ってしまいます。

戦いの火ぶたが切られ、ローヤンの容赦のない攻撃がフィンに襲い掛かります。モニターで戦いを見つめる他の学生が引いてしまうほど血だらけになりながらも、友達を裏切れないとこれまで見せたことのない根性を見せつけるフィン。最後はマッシュがローヤンの頭を壁に叩きつけ、何とかフィンの命を救います。一方的にやられまくったフィンですが、最後まで命の水晶を守り抜きました。

ここまでマッシュルのフィン特集をお届けしてきましたが、最後にフィンに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するマッシュルのフィンに関する感想・評価は、フィンの活躍を待ち望んでいた方のツイートからです。フィンのような性格のキャラが男気を見せるととても熱いと言います。ローヤンとの戦いの回を読んでいるのでしょうか？マッシュの到着を待ちわびていました。

続いて紹介するマッシュルのフィンに関する感想・評価は、フィンとレイン兄弟のことを語るツイートからです。正反対の2人が互いをどう思っているのかは誰しも気になるところではないでしょうか？

最後に紹介するマッシュルのフィンに関する感想・評価は、フィンのおかげでマッシュルを安心して読めるというツイートからです。フィンのツッコミ役としての活躍を評価しているようです。

ここまで、「マッシュルのフィン・エイムズはレインの弟！」と題して、フィンのプロフィールから兄レインの経歴、そして主人公マッシュとの出会いなどについて考察してきました。いかがでしたでしょうか？

気が弱く敵を前にしても戦うことすらできないフィン・エイムズ。最年少で「神覚者」に選ばれた兄レインに対し強い劣等感を抱いて生きてきました。そんなフィンも主人公マッシュとの出会いで少しずつ変化していきます。ローヤン戦では友達を裏切れないと、血だらけになりながらも水晶を死守するなど根性を見せました。未だよくわかっていない兄レインとの関係なども含め、マッシュルの今後の展開に期待しましょう。