【もののがたり】唐傘の正体をネタバレ考察！長月ぼたんを狙う理由や目的は？

もののがたりの主人公・兵馬の兄姉は唐傘の付喪神によって殺されています。唐傘討伐隊のメンバーや兵馬の祖父・造兵までも唐傘に喰われ殺されてしまいました。では、ここから唐傘の正体や目的をネタバレありで考察していきます。また、唐傘の藁座廻メンバーについても一覧でまとめていくため、併せてチェックしてみてください。それではまず、もののがたりの作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：もののがたり
• ジャンル：青年漫画、バトルアクション漫画、オカルトファンタジー
• 作者：オニグンソウ
• 掲載誌：ミラクルジャンプ、ウルトラジャンプ
• 発表号：2014年5月号～2016年1月号（ミラクルジャンプ）、2016年2月号～2023年7月号（ウルトラジャンプ）
• アニメ情報：BN Pictures（アニメーション制作）、木村隆一（監督）、TOKYO MXほか（放送局）、2023年1月10日～3月28日（第一章の放送期間）

『もののがたり』はオニグンソウ先生によるバトルアクション漫画です。2014年4月15日から2023年6月19日にかけて、集英社発行の月刊青年漫画雑誌である『ミラクルジャンプ』と『ウルトラジャンプ』にて連載されていました。メディアミックスとしてはテレビアニメ化がおこなわれています。テレビアニメは2023年8月時点では第二章まで放送されており、第二章においては2023年7月4日より放送中です。

ここではもののがたりのあらすじをネタバレありで紹介します。舞台は歳を経てやがて心を宿した器物「付喪神（つくもがみ）」が存在する京都です。京都には付喪神を常世へ還すことを生業とする塞眼がいました。

主人公の岐兵馬（くなとひょうま）もその一人です。彼は付喪神に兄姉を殺されて以降、付喪神を恨んでおり、力づくで付喪神を封殺していました。そこで、付喪神の声を聞き、導くことを大切にしている祖父造兵は、兵馬に付喪神を見極めさせるため、居候として6人の付喪神と共棲する長月ぼたんとともに過ごしてもらうことにします。

もののがたりの唐傘とは、唐傘（和風の雨傘）の付喪神のことです。複数体で1つの集団であり、メンバーの天日、凩、時雨、吹雪は「藁座廻（わらざまわし）」と名乗っています。作中では唐傘が主人公・兵馬の兄姉である隼人と鼓吹を殺しているのですが、兄の隼人は天日、姉の鼓吹は陽炎となって登場していました。

もののがたりの唐傘とは、唐傘の付喪神のことを指していることが分かりました。唐傘は形態変化したり、影を利用したりすることができますが、果たして唐傘の正体とは一体何なのでしょうか？また、その目的とは？ここからはその疑問に迫るべく、唐傘が塞眼を取り込んだ描写や付喪神としての種類、ぼたんを狙う理由などをネタバレを交えて考察していきます。

先に兵馬の兄姉が唐傘の付喪神となって登場したとお伝えしましたが、実は2人は唐傘の付喪神に喰われて体を乗っ取られていました。また、造兵を含む唐傘討伐隊のメンバーも喰われています。唐傘が塞眼を喰うパターンは3つあり、「意思を持たない捨て駒にする」「隼人や鼓吹のように容姿や能力を気に入り、全てを乗っ取ってボディにする」「唐傘もどき（眷属）にする」などの目的で塞眼を喰っていました。

唐傘は取り込んだ者と同じように喋ったり行動したりしますが、それはおそらく取り込んだ者の記憶や思想を辿って演じているのでしょう。ただ、椿のように唐傘に喰われても「やすやすと死んでなるものか」という強い意志によって自我が残り、唐傘の強さを手に入れる稀な人間もいるようです。ちなみに御三家のひとつである東京の八衢家の代表、黒檀は自ら唐傘の一人に体を食わせ、唐傘もどきとなっています。

付喪神にも種類があります。1つ目は現世に繋がりを求める「現世寄りの付喪神」、2つ目は魂が常世に根差す「常世寄りの付喪神」、3つ目は器の記憶に引っ張られる「器寄りの付喪神」です。唐傘はその3種類のうち、常世寄りの付喪神でした。常世寄りの付喪神は常世から生命力が送られてくるため、塵一つ残さないように消すしか倒す方法がありません。煽（あおぎ）は常世寄りの付喪神について、「別世界からの侵略者」と語っています。

唐傘は長月ぼたんの内に秘められたマレビトが一時的に顕現した時の影響で動き出したとも言われています。その後はぼたんを狙っているのですが、その目的は付喪神を統べる存在である現人神の降臨でした。現人神はマレビトが人間に宿ったことで生まれる存在の事です。

ぼたんに宿っているマレビトは覚醒こそしていないものの、ぼたんの身には宿っているため、唐傘は御三家のおこなった反魂の儀式の再現をしてぼたんの身に宿っているマレビトを引き上げようとしています。そして、主人格を逆転させ、完全な現人神を迎えて主にしようとしていました。

人にとって神がいるように、唐傘たちも主という崇める存在が欲しかったのです。ただ、唐傘は常世の奥底にたまった魂の穢れの中に生まれた存在であるため、穢したいということしか考えることができません。現世も常世も関係なくすべてを穢そうとしていました。そのため、現世に繋がりを求める現世寄りの付喪神の敵でもあるわけです。

ここからはもののがたりの唐傘の藁座廻メンバーについて一覧でまとめていきます。藁座廻とは、天日（てんじつ）、凩（こがらし）、時雨（しぐれ）、吹雪（ふぶき）の4人で構成された組織のことです。それではまず、藁座廻メンバーの天日から見ていきましょう。

1人目に紹介する唐傘の藁座廻メンバーは、天日（てんじつ）です。天日は兵馬の兄である隼人の肉体を喰らってその体を奪っています。纏っている悪天は「陽日」で、二つ名は「岐殺（きさつ）」です。ちなみに現在も隼人の思念自体は天日の体の中で生きています。

2人目に紹介する唐傘の藁座廻メンバーは、凩（こがらし）です。凩は男性の付喪神で、オネエ調の喋り方が特徴的でした。藁座廻メンバーの中でも特に歪んだ性格をしています。纏っている悪天は「風」です。

3人目に紹介する唐傘の藁座廻メンバーは、時雨（しぐれ）です。時雨は女性の付喪神で、藁座廻メンバーの中で一番初めに兵馬やぼたんに接触しています。纏っている悪天は「雨」です。椿と戦っており、水滴で腿に怪我を負わせていました。

4人目に紹介する唐傘の藁座廻メンバーは、吹雪（ふぶき）です。吹雪は女性の付喪神で、菫たちと戦っています。纏っている悪天は「雪」です。菫たちとの戦闘では、吹雪で視界を悪くしたり、足元の地面を凍らせて身動きを取りづらくしたりしていました。

ここまでもののがたりに登場する唐傘の正体や目的をネタバレ考察し、唐傘の藁座廻メンバーを一覧でまとめてきました。では、最後にもののがたりの唐傘に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

もののがたりに登場する唐傘の正体に関する声があがっています。こちらでは唐傘の正体について推測されているようです。

もののがたりに登場する唐傘の目的に関する声があがっています。こちらでは唐傘の本当の目的に注目されているようです。

もののがたりに登場する唐傘の強さに関する声があがっています。こちらでは唐傘の強さを「強過ぎる」と高評価されているようです。

本記事ではもののがたりの唐傘の正体や長月ぼたんを狙う理由、目的をネタバレ考察してきました。もののがたりの漫画やアニメを見る際は、本記事のまとめを参考にしつつ、唐傘の正体や目的に注目していただければ幸いです。