【魔法使いの嫁】チセが嫌い・イライラすると言われる理由は？アンチの感想と評価は？

こちらの記事では、月刊コミックガーデンで連載中の漫画『魔法使いの嫁』に登場する、チセの評価を紹介していきます。魔法使いの嫁を見た人の感想から、なぜチセが「嫌い」「イライラする」と言われているのか、アンチの人の理由を調査しました。

チセに対して「嫌い」「イライラする」と感じているアンチの人の感想は、『魔法使いの嫁のチセが嫌い・イライラすると言われる理由』の項目で紹介していきます。また、「嫌い」「イライラする」というアンチの感想とは逆に、チセのことを「好き」「かわいい」と感じている人の感想や評価も紹介しています。

魔法使いの嫁を見た人のチセに対しての感想・評価が気になる人は、こちらの記事に最後まで目を通してみてください。まずは、下記の項目でチセが登場する漫画作品・魔法使いの嫁の作品概要と物語のあらすじを紹介しています。魔法使いの嫁の作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

魔法使いの嫁は、ヤマザキコレ先生が2014年から連載を開始したファンタジー漫画です。魔法使いの嫁は、連載開始当初はマックガーデンが発行する月刊漫画雑誌・月刊コミックブレイドにて掲載されていました。その後、月刊コミックブレイドが紙媒体での刊行を終了したため、姉妹雑誌である月刊コミックガーデンに移籍しました。また、月刊コミックブレイドのWEBコミック版であるコミックブレイドにも掲載されています。

2023年8月時点では、単行本が19巻まで刊行されており、OVAやテレビアニメ、ドラマCDや舞台演劇も制作されています。魔法使いの嫁のテレビアニメは、2017年に第1期が全24話で放送され、2023年には第2期も放送されました。2023年10月からは第2期の2クール目が放送予定となっています。

幼い頃に父と弟が失踪し、母親が目の前で投身自殺をしたことから、羽鳥智世（チセ）は生きることに希望を持てなくなっていました。そのようなチセの元にある日、不思議な男が現れます。チセは、彼の言うままにイギリスに渡り、ヤミオークションの商品になることにしました。そして、チセはそこでエリアスという骨の頭部を持つ人物に落札され、弟子兼嫁として生活を共にすることになります。

こちらの項目では、魔法使いの嫁を見たアンチの人から「嫌い」「イライラする」と評価されることもある主人公、羽鳥智世（チセ）のプロフィールを紹介します。チセは日本に生まれた15歳の少女で、日本人には珍しい赤い髪と緑の瞳を持っています。幼い頃に父親と弟が失踪したり、母親が自分の目の前で投身自殺をした過酷な過去によって、どこか諦めにも似たクールな性格に育ちました。

一方で、目の前に困っている人がいると、思わず手を差し伸べる優しさも持ちあわせています。魔法使いの嫁の作中で、チセが「夜の愛し仔（スレイ・ベガ）」と呼ばれる、魔法使いにとって大変貴重な体質の持ち主であることが発覚します。チセがオークションで商品となった際に、その体質を見抜いた魔法使い・エリアスによって、日本円で約8億5000万円の価値を付けられ落札されました。

エリアスは落札後、チセを魔法使いの弟子兼嫁として傍におくことにします。また、夜の愛し仔（スレイ・ベガ）は強大な魔力を持っているため、虚弱体質になるという特性を持っています。そのため、チセはエリアスから残り3年程度の命であることを告げられました。

チセは魔法使いの嫁の主人公ですが、作品を見た人のなかには「嫌い」「イライラする」というアンチも少なくないようです。こちらの項目では、なぜチセが魔法使いの嫁の読者から「嫌い」「イライラする」と評価されているのか、その理由をまとめました。「嫌い」「イライラする」など、チセに対するアンチの人の感想・評価や、その理由を知りたい人はチェックしてみてください。

チセに対するアンチが「嫌い」「イライラする」という感想を持つ理由1つ目は、「他力本願なところ」です。チセは、魔法使いの嫁の序盤では、生きる気力を失っていました。そのような時期に闇オークションを知ったことで、怪しい男の話に流され闇オークションの商品として出品されることになります。漫画作品では、読者に共感されるような人物が主人公になることが多い傾向にあります。

しかし、魔法使いの嫁の主人公であるチセは、怪しい男の話に乗ってしまったり、陰鬱な感情や行動を見せています。そのように、自分で努力して問題を解決していく様子がないことから、読者の中には「他力本願すぎるのではないか？」と感じた人が少なくなかったようです。そのため、アンチが増え「嫌い」「イライラする」と言われるようになってしまったようです。

チセがアンチから「嫌い」「イライラする」と評価されている理由の2つ目は、「何にでも首を突っ込む性格」です。チセは、魔法使い・エリアスに買われたことで、魔法という力や魔法使いという存在を知ります。そのため、物語序盤のチセは、魔法などを扱えない凡人です。しかし、チセは困っている人を見ると「何かをしたい」と動いてしまいます。

力を持たないチセが1人で動くことで、助けるどころか自分が窮地に陥り、エリアスや周りの人物に助けてもらう結果となってしまいます。そのように、問題を解決するための力を持たないチセが1人で動き、周囲が助ける結果となることで、アンチの人から「嫌い」「イライラする」という評価や感想を持たれています。

チセにアンチがつく理由として「自分を大切にしない」という感想・評価も見られています。チセは、悲しい過去と優しい性格が原因で、自分よりも他人を優先させることが多い人物です。そのため、チセのことを大切に思っている人を心配させる行動をとることが度々あります。そのうちの1つに、神様と契約しようとしたという出来事があります。神は強大な力を持っており、エリアスですら注意を払っている者たちです。

そのような存在を相手に、チセは思いつきで契約を結ぼうとしたことがあります。そのように、自分の命を軽率に扱うような行動を度々見せているため、アンチからは「チセは自分の周りの人物の気持ちを考えていない」と批判されることも少なくないようです。

「嫌い」「イライラする」という感想・評価が少なくないチセですが、魔法使いの嫁を見た人からは同じくらい「好き」「かわいい」という声もあがっています。その理由の1つは「アニメの声がいいから」です。魔法使いの嫁のアニメでは、『鬼灯の冷徹』のウサギの芥子や、『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャーの声を担当している種﨑敦美さんが、チセの声を演じています。

チセのかわいい魅力2つ目は「健気な性格」だからです。チセは、家族を失うという辛い過去を持っていますが、そのような辛さを他人に八つ当たりすることはありません。むしろ、自分のこと以上に他人を思いやる心の持ち主です。魔法使いの嫁を見た人のなかには、そのような他人優先の態度に対して「嫌い」という感想を持つ人もいますが、チセが登場キャラたちに好かれる要因でもあります。

チセは、赤いボブヘアーが特徴的な見た目をしています。この赤髪は、魔法使いの嫁の世界でも珍しいとされており、チセの個性の1つです。チセの赤い髪と緑の瞳の原因について「チセの特異体質・夜の愛し仔（スレイ・ベガ）が原因なのではないか？」と予想する漫画読者・アニメ視聴者も多いようです。

チセのパーカーとショートパンツという服装も、魔法使いの嫁の読者や視聴者に親近感を持たせる要素です。フェミニン過ぎない服装と、赤いショートボブの髪型が中性的な雰囲気を醸し出しています。チセは辛い過去を持っており、自己犠牲の強い性格をしているため、フェミニンな見た目だと「悲劇のヒロイン」というイメージが強くなってしまいます。しかし、ボーイッシュな見た目がそれを和らげ、かわいい魅力にしています。

チセは幼い頃、両親と弟の4人家族でした。父親は"あちら側のモノ"から"守り男"と呼ばれる存在でした。チセの母親も、チセと同じく特殊な体質を持っていたため、父親が守っていました。しかし、ある日、父親はチセに「絶対にふたりとも迎えに来る」と言い残し、弟を連れて家を出て行ってしまいます。母親は、その出来事をきっかけに心を病んでしまうのでした。

チセの母親は、チセの目の前で投身自殺をしました。チセの父親と弟が突然失踪してしまい心を病み、守り男の父親がいなくなったことで、魔性にも惑わされてしまったのでした。「お前なんか生まなきゃよかった」とチセの首を絞め、我に返った後に自宅のベランダから身を投げ死亡しました。

父親と弟の失踪、母親の自殺という悲しい出来事を幼少期に経験したことで、チセは人生への希望が持てない少女へと成長していました。そのような彼女を変えるきっかけとなったのが、エリアスとの出会いです。エリアスが離れていかないようにと、始めは距離感をはかっていたチセですが、彼との生活によってチセは次第に生きる気力を取り戻していきます。

魔法使いの嫁の作中で、チセは左腕にドラゴンの呪いを受けてしまいます。呪いを解けば、ドラゴンの腕のような形になってしまったチセの左腕は元に戻ると思われていましたが、完全に呪いを解呪することはかないませんでした。その後、巨大化した腕は元の大きさに戻りましたが、チセの腕は黒く変色してしまいます。

チセは夜の愛し仔（スレイ・ベガ）と呼ばれる特殊体質です。スレイ・ベガとは、際限なく魔力を生産・吸収する体質のことで、普通の人間であればその負荷に耐えられず、若いうちに亡くなることがほとんどです。内に秘める魔力によって、魔性・妖精・神霊といった人ならざる者を惹きつけやすく、魔力の貯蔵目的で魔術師に狙われることも多い体質です。

チセは、幼い頃から他の人間には見えないものを視ることができました。一見するとスレイ・ベガの特異体質と関係があるように思えますが、その反対で、スレイ・ベガの人間が「視る能力」を同時に兼ね備えているのは珍しい現象とされています。しかし、何でも視えるというわけではなく、チセの幻視能力を上回る偽装魔法は認識できません。

チセは、物語当初は普通の少女でしたが、カルタフィルスの不死の呪いを受けたことで、身体能力と知覚能力が急増しました。これは、ドラゴンの体を蝕む呪いと、カルタフィルスの不死の呪いが同時に発動したことで起きた副作用だと考えられます。矛盾し合う2つの呪いはお互いを打ち消しあい、チセの身体能力と知覚能力を上昇させた可能性が高いでしょう。

魔法使いたちは、自身の体質などによって得意な魔法の使い方があります。スレイ・ベガで膨大な魔力を秘めているチセは、それを活かした大規模な魔法を使うのが得意です。反対に、コントロールやテクニックが必要となる細やかな魔法の使い方は苦手な傾向にあります。

上記の「大規模な魔法」の他にも、夢や眠りに関した魔法もチセの得意分野です。夢や眠りに関した魔法とは、他人の夢や記憶に作用するタイプの魔法です。また、チセが作った眠り薬は、本来の効果の数倍の強さを秘めていました。

自己犠牲精神が強いことから、魔法使いの嫁を見た人から「嫌い」「イライラする」と評価されることも多いチセですが、こちらの方は「駄目なことをした人にはしっかり怒るから嫌いではない」という感想を投稿しています。

また、こちらの方は「チセの『嫌い』と言われている部分が逆に好き」とコメントされています。漫画の主人公というと、快活で意思の強いキャラクターを想像する人も少なくないでしょう。そのような主人公が好きな人からは「苦手」と評価されることも多いチセですが、優しくも悩みを持つ一面があるキャラクターが好きな人からは「親近感が湧いて好き」と評価されているようです。

チセのことを「好き」と感じている人のなかには「アニメの声が良い」という感想を持つ人もいるようです。アニメでは、SPY×FAMILYのアーニャ・フォージャーの声を担当した種﨑敦美さんが声優にキャストされており「アーニャの声とは違った印象だけど、チセの声もかわいい」と評判です。

以上、魔法使いの嫁の主人公・チセが「嫌い」「イライラする」と言われている理由について調査しました。チセが「嫌い」「イライラする」と言われている理由には「ネガティブで他力本願」「弱いのに1人で突っ走る」「自己犠牲の精神が強すぎる」といったものが見られています。魔法使いの嫁は、原作漫画のほかにアニメやドラマCD、舞台なども制作されているので、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか？