【るろうに剣心】関原妙は恋バナ好きの赤べこ店員！薫や燕との関係は？

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」は、1990年代に週刊少年ジャンプに連載されていた漫画です。黄金期から低迷期にかけてのジャンプを支えた作品として知られ、現在もファンを中心に人気と支持を得ていました。同作品には、魅力的なキャラクターが多数登場しますが、この記事では牛肉鍋の店「赤べこ」の店員関原妙にスポットを当てます。彼女の年齢などのプロフィールや活躍、神谷薫や三条燕との関係などを取り上げていきます。

るろうに剣心の原作者は、和月伸宏です。同作品は、1994年から1999年まで週刊少年ジャンプに連載され、単行本は全28巻刊行されました。和月伸宏は、るろうに剣心の他にも「武装錬金」や「エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-」などをヒットさせています。2023年8月現在、るろうに剣心の完結編である「北海道編」がジャンプスクエアにて連載中で、そちらの単行本は8巻まで発売されました。

るろうに剣心の原作漫画は、単行本シリーズ累計7200万部を突破しているメガヒット作品です。メディミックスも多数展開されており、特に1996年のテレビアニメ版と2012年に第1作目が公開された実写映画版は、原作漫画に劣らぬ人気と高評価を獲得しました。さらに、ミュージカル版や舞台版もあります。2023年7月には、テレビアニメのリメイク版が、フジテレビ系の「ノイタミナ」枠で放映開始され、注目を集め続けているのです。

るろうに剣心の舞台は、明治時代初期の日本です。史実にまつわる出来事や、実在の人物が登場することも多いことで知られました。主人公の緋村剣心は、幕末に明治維新に貢献した剣客でしたが、現在は浪人として全国行脚しています。幕末時代に「人斬り抜刀斎」の異名を持ち多くの人を殺めてきた彼は、不殺を信条にして、人を斬ることのできない逆刃刀を腰に差して生きていました。緋村剣心の周りには、様々な人々が現れます。

1990年代の週刊少年ジャンプを駆け抜けたるろうに剣心は、当時としては異色の明治時代初期を舞台にした剣劇バトル作品です。それでいて、多くのファンの間で「史実や実在の人物が登場して面白い」や「年齢性別を問わず読める」と高評価されていました。るろうに剣心には、緋村剣心たちが集う牛肉鍋の店赤べこが登場します。この章では、赤べこ店員の関原妙について、年齢などのプロフィール、元ネタやモデルなどを紹介します。

• 名前：関原妙（せきはらたえ）
• 誕生年月・年齢・星座：1849年6月・29歳・ふたご座
• 身長・体重：161cm・48kg
• 血液型：AB型

関原妙の年齢を含めたパーソナルデータは、上記の通りです。彼女は、東京にある牛肉鍋店「赤べこ」の店員として働いている様子が描かれました。関原妙の容姿は、滅多に瞳を見せない細目が特徴であり、笑顔がかわいらしい女性です。服装は和服姿で、ほっかむりと和風のエプロン姿が印象的でした。関原妙には、冴という名前の双子の姉がいて、彼女の方は京都の牛肉鍋店「白べこ」で働いています。

関原妙は、恋バナやゴシップごとに目がない女性であることが描かれています。一方で、自分の年齢については非常に敏感で、「2X歳」と年齢をぼかしていました。この理由は、関原妙が独身であり、当時としてはかなり行き遅れているからだといわれています。ちなみに、関原妙は緋村剣心と同年齢ですが、実は数えだと年齢が30歳になるのです。しかし、彼女の場合は例外的に満年齢の29歳が適用され、ファンの興味を惹きました。

実在の人物が登場するケースがあり、モデルになった人物が多く登場するるろうに剣心において、「関原妙にもモデルがいるのではないか」という推察が行われたことがあります。関原妙の元ネタについては、実在の人物ではありません。彼女のモデルは、緋村剣心の没デザインの流用でした。そのことは原作者の和月伸宏が明かしており、単行本6巻に掲載されている「登場人物制作秘話 其ノ十八 -関原妙-」にて読むことができます。

ちなみに、関原妙が勤めている赤べこにも「モデルとなった店がある」という話題が上ったことがあります。赤べこのモデル店については不明ですが、姉妹店的な位置付けの京都の白べこには、明治6年創業のすき焼き店「三嶋亭」がモデルだという説が出ました。熱心なファンの中には、三嶋亭を訪れて店の外観やメニューをファンブログにてアップしている人もおり、同作品のリアルな魅力につながっているのです。

和月伸宏原作の大ヒット剣劇漫画るろうに剣心は、白熱のバトルシーンが大きな見どころとして有名です。ままた、登場キャラクターたちが織り成す人間ドラマにも、注目と関心が集まっていました。その中でも、赤べこ店員の関原妙と神谷薫や三条燕、そして相楽左之助との人間模様が、多くのファンをほっこりさせたのです。この章では、関原妙と神谷薫、三条燕、相楽左之助との関係を各々の項目に分けて紹介していきます。

神谷薫は、るろうに剣心のヒロインです。1862年10月10日に千葉県で生まれ、初登場時の年齢は数えで17歳でした。神谷薫の身長と体重は、155cmと41kgで、血液型はO型です。神谷薫は、美しい容姿と神谷活心流道場師範代である剣術の高い強さとスキルから、「剣術小町」と呼ばれていました。戦うヒロインらしい活発さと正義感を持ち合わせており、その一方で縫い物以外の家事がからきし苦手というかわいい一面があります。

関原妙と神谷薫は、神谷薫が緋村剣心や仲間たちと出会う以前から友人関係であることが示唆されています。関原妙は、一回り年の離れた神谷薫のことを非常に気遣っており、浮いた噂一つない彼女に、「見た目は良いのだから化粧でもして良い男を捕まえるべき」とアドバイスを送っていました。神谷薫が緋村剣心を赤べこに連れて来た時には、「彼女がようやく男性に興味を持った」と喜び、二人が上手くいくように応援するのです。

三条燕は、赤べこに勤めている少女です。1868年2月生まれで、年齢は数えで10歳であることが判明しました。三条燕の身長と体重は、131cmと28kgです。血液型はA型で、東京府出身だと明かされました。見た目がかわいらしい三条燕は、おどおどとした少々気弱な性格をしていて、好きな人に「優しい人」を挙げています。泣き虫でもありますが、極めて真面目であることから、赤べこでの勤務態度も非常に良いものです。

関原妙と三条燕の関係は、同じ赤べこの従業員です。先輩である関原妙は、幼い三条燕のことを非常に気にかけていて、見守っていました。三条燕もまた、彼女のことを非常に慕っているのです。三条燕は、錦絵好きとして描かれており、特に月岡津南のファンでした。関原妙も彼の錦絵のファンであり、二人は錦絵ファンという共通項もあるのです。三条燕は、同年代の明神弥彦と仲が良く、最終的に結婚してファンを喜ばせました。

月岡津南は、人気の錦絵師です。黒髪をロングにしており、クールな眼差しと表情が印象的なイケメンに描かれていました。月岡津南の誕生年月は1860年1月で、年齢は数えで19歳です。身長と体重は、171cmと60kgであり、血液型はA型と判明しました。相楽左之助とは、赤報隊時代からの友人です。月岡津南は、錦絵の他に火薬調合も得意としており、自作の炸裂弾を相楽左之助に護身用として託したこともありました。

関原妙と月岡津南との間に、恋愛関係はありません。関原妙は、錦絵ファンとして描かれていますが、特に彼の錦絵をこよなく愛しています。月岡津南と相楽左之助の友人関係を知った関原妙は、月岡津南に会いたいと懇願していました。二人の初対面は未だ実現していませんが、北海道編の今後で描かれる可能性もあり、多くのファンが注目しています。また、「関原妙に初のロマンスが訪れるかも」と予想する人もいるとのことです。

相楽左之助は、るろうに剣心のメインキャラクターの一人です。数え年齢は19歳で、1860年7月30日に生まれました。身長と体重は、179cmと71kgで血液型はB型です。筋骨隆々の見事な身体を誇るイケメンの彼は、幕末の頃赤報隊に所属していました。その後、「喧嘩屋斬左」の異名を持つ裏稼業で生計を立てている時に緋村剣心たちと出会います。緋村剣心たちの仲間になると、喧嘩屋を廃業し浪人のような暮らしをしていました。

相楽左之助と緋村剣心たちは、赤べこで出会いました。緋村剣心たちが、自由民権運動の壮士と揉めた時に、間に入ったのが相楽左之助だったのです。しかし、この時の彼は飲食代を支払わずに赤べこを出ており、関原妙に目をつけられることになります。相楽左之助が緋村剣心たちの仲間になった後も、赤べこの飲食代を踏み倒そうとする相楽左之助と、ツケにする関原妙とのせめぎ合いが描かれましたが、二人の関係は良好です。

1990年代の週刊少年ジャンプを支え続けた剣劇バトル漫画るろうに剣心に登場する関原妙は、赤べこの店員であるという関係上、戦闘シーンには全く登場せず、いわゆる日常パートで活躍していました。関原妙の活躍が、ともすれば殺伐としたドラマのみになってしまう可能性を秘めた同作品の中で、癒し系の役割を果たしていたのです。この章では、るろうに剣心の関原妙の活躍シーンを四項目に分けて、ネタバレを含め紹介していきます。

関原妙は、元々京都出身でしたが、父親とともに東京へやって来ました。父親が、明治維新後の東京にビジネスチャンスを見出したためです。明治維新は人々の食文化に多大な影響を与えており、それまで農作業用の家畜でしかなかった牛の肉を日本人が本格的に食べるようになったのも、明治時代以降のことでした。中でも、現在は「すき焼き」の名前で認知されている牛鍋の人気が高く、一般庶民の間で流行していたのです。

関原妙の父親は、牛鍋に着目しました。牛鍋を提供する店を開けば、確実に儲けることができると確信して、赤べこを開店したのです。そして、娘の関原妙は、店の看板娘として働くようになります。赤べこは、牛鍋の美味しさと、関原妙たちの接客で瞬く間に人気店となり、彼女も神谷薫をはじめ、緋村剣心、明神弥彦、そして相楽左之助と出会うことで、人間関係を広げていき、彼らを料理と接客で優しくもてなしました。

関原妙が錦絵、特に月岡津南の絵の大ファンであることは先述しました。ある日、彼女は月岡津南の描いた「剣客・伊庭八郎」という浮世絵をどうしても買いたいと思います。しかし、彼女は店を出ることができないため、売り切れが予想されていました。そこで、彼女は相楽左之助に「ツケの支払いを待つ代わりに錦絵を買ってきてほしい」と頼んだのです。彼は、三条燕も錦絵を欲しがっていることに気がついていました。

三条燕の思いを汲み取った相楽左之助は、「二枚買う」と言って絵草紙屋に行きました。そこで、彼は月岡津南が描いた相楽総三の絵を見つけます。そして、そこに幼き日の自分が描いてあるのを見て、月岡津南が自分の知り合いだと悟りました。その後、元赤報隊の二人は再会を果たしています。月岡津南と相楽左之助が旧知の仲であることを知った関原妙は、会いたいと懇願し、セッティングされた飲み会にて直筆の似顔絵をもらいました。

るろうに剣心はストーリーが進んでいくと、緋村剣心が幕末に「人斬り抜刀斎」として名を馳せた因縁の場所である京都へ赴きます。神谷薫も、彼の後を追っていきました。二人が東京へ戻ると、赤べこに一人の男性が訪れます。鯨波兵庫と名乗るその男性は、右腕がありません。接客した関原妙は、彼の姿を見て元傷痍武士と勘違いして、ワンランク上の料理を提供するというサービスをしました。しかし、彼には正体があります。

鯨波兵庫の正体は、過去に緋村剣心と因縁のある人物だったのです。彼は食事を済ませると、赤べこを砲撃するという暴挙に出ました。襲撃を受けた赤べこの店舗は、半壊してしまうのです。関原妙はたまたま店から離れていたので無事でしたが、「誰が何のためにこんなことをしたのか？」と頭を抱えるのでした。しかし、気力と希望に溢れている彼女は、赤べこ再建を自らの目標と課し、順調に再建を進めていくことになります。

るろうに剣心に登場する関原妙は、自分自身の恋愛事はストーリー内で見られません。しかし、ゴシップと恋バナが大好きというキャラクターであることから、他の登場人物たちの恋愛模様を間近で見てきたのです。そして、彼らを見守っていました。神谷薫は、最終的に緋村剣心と結婚しており、二人を最初から応援していた彼女は、ことのほか喜んでいます。そして、関原妙は、さらないカップルの誕生に歓喜することになるのです。

関原妙は、妹のようにかわいがっていた三条燕が、明神弥彦との恋を少しずつ進展させているのを見ていました。そして、緋村剣心と神谷薫が東京を離れた際に、明神弥彦は「一緒に道場で留守番しよう」とプロポーズしたのです。このことを知った関原妙は、「燕にも春が来た」と大喜びしました。また、再建した赤べこは「美味い！早い！安い！かわいい！」の四拍子で、大人気店舗となりこれまで以上に繁盛するようになります。

るろうに剣心は、二度テレビアニメ化されています。2023年7月より放映されているリメイク版では、声優キャストが一新されて話題と注目を集めていました。リメイク版の関原妙役は、能登麻美子が標準語で演じていて、反響を呼んでいます。最初のテレビアニメ版で、彼女の役を演じた声優は、島本須美です。この章では、声優の島本須美について特集します。島本須美のプロフィールと経歴、主な出演作品などを取り上げていきます。

声優の島本須美は、1954年12月8日に、高知県高知市で生まれました。血液型はA型で、2023年8月現在事務所に属さないフリーとして活動しています。彼女の娘の越川詩織も声優であり、母娘で共演したこともありました。また、島本須美の夫は、元ちびっこギャングのお笑い芸人越川大介です。島本須美は、TwitterやInstagramなどのSNSを開設していません。このため、彼女のファンは情報を知りたがっているとのことです。

島本須美は、高校時代に演劇部に所属していて、女優を目指すべく上京しました。短大時代にアングラ演劇に夢中になり、卒業後に劇団青年座に入所しています。初井言榮の付き人を経験するなどして演技のスキルを学び、1970年代後半に女優デビューしました。1979年の映画「ルパン三世 カリオストロの城」でヒロインのクラリス・ド・カリオストロ役を演じて大反響を呼んだ以降は、声優業をメインにした活動を行い現在に至ります。

• 風の谷のナウシカ：ナウシカ役
• ルパン三世 カリオストロの城：クラリス・ド・カリオストロ役
• それいけ！アンパンマン：しょくぱんまん役
• 小公女セーラ：セーラ・クルー役
• めぞん一刻：音無響子役
• 猫のダヤン：ダヤン役

島本須美の主な出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。ナウシカ役が最も有名であり、一般層にも広く知名度のある声優です。また、30年以上演じているしょくぱんまん役も代表作の一つとして認知されていました。近年では母親役を演じることが多く、今後の活躍が期待されるベテラン声優です。

この章では、るろうに剣心に登場する関原妙に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。関原妙は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、るろうに剣心のテレビアニメ版第1作目の大ファンだと思われる方のツイートです。アニメ版を観ながら作業していたとのことで、推しキャラクターに関原妙の名前を挙げていました。

こちらは、漫画ファンだと思われる方のツイートです。るろうに剣心に登場する関原妙について、糸目関西弁キャラクターと位置付けていて、癖のある脇役と評していました。

こちらは、アニメファンだと思われる方のツイートです。るろうに剣心のテレビアニメ版第1作目で、関原妙役を演じていた島本須美が、ナウシカやしょくぱんまんの声優だと知って驚いたとつぶやいています。

この記事では、るろうに剣心に登場する関原妙について特集してきました。彼女はファンの間で、隠れた人気があるとのことです。るろうに剣心を見て、関原妙の魅力に触れてください。