【るろうに剣心】月岡津南は元赤報隊準隊士の浮世絵師！過去や左之助との関係は？

本記事では、るろうに剣心に登場した浮世絵師の月岡津南を紹介していきます。月岡津南は登場シーンが少ないキャラクターですが、読者の間で炸裂弾の強い印象が残っているようです。月岡津南の赤報隊時代の情報や、相楽左之助との関係をネタバレしながらまとめていきます。

浮世絵師の月岡津南のプロフィールを見る前に、まずは「るろうに剣心」の基本情報を紹介していきます。るろうに剣心は1994年から1999年まで連載されていた漫画で、累計発行部数は7200万部を突破しています。作者の和月伸宏は東京都出身の漫画家で、1987年から活動を行っています。ゲーム「サムライスピリッツ」のファンで、「るろうに剣心にも影響を与えている」とコメントしています。

るろうに剣心の主人公は緋村剣心です。緋村剣心は幕末最強の人斬りと呼ばれていた人物で、自分の人生に疑問を抱いたことで流浪人になりました。また、人斬りを受け継いだ志々雄真実が明治政府打倒を目論んでいたため、京都編で死闘を繰り広げています。1999年の人誅編で物語の幕が下りていますが、2017年に北海道編の連載がスタートしました。

るろうに剣心の月岡津南は、浮世絵の絵草子で評判の浮世絵師です。牛鍋屋の従業員を始めとしたファンを多く抱えており、本名は「克浩」であることが分かっています。相楽左之助と同じ元赤報隊という過去を持ち、赤報隊時代は砲兵の役割を担っていました。相楽総三を強く慕っていたため、明治政府に対して強い憎しみを抱いています。

るろうに剣心のアニメで浮世絵師の月岡津南を演じたのは、声優の家中宏です。家中宏は東京都出身で、1980年代から声優活動を行っています。生年月日は1958年3月10日で、所属事務所は「劇団青年座」です。明治大学を卒業した後にデビューしており、これまでに「ヴィンランド・サガ」「SPY×FAMILY」「Re:ゼロから始める異世界生活」「アルスラーン戦記」などのアニメでキャラクターの声を演じています。

月岡津南は人気の浮世絵師ですが、赤報隊時代には砲兵を務めていたため、火薬調合の特技を持っています。そのため、炸裂弾で爆破テロを起こそうとしていましたが、寸前の所で緋村剣心に阻止されました。炸裂弾は爆発で広範囲に弾丸の破片が飛散する爆弾で、1500年以前の中国で発明されたと言われています。

月岡津南の名前の由来は、新潟県豊浦町の月岡温泉郷と津南町と言われています。また、明治時代には「月岡芳年」という浮世絵師が存在していたため、月岡芳年も月岡津南の元ネタと予想されています。月岡芳年は歴史画や美人画、役者絵などを描いていた浮世絵師で、無残な絵を描くことが多かったため、「血まみれ芳年」という二つ名を付けられていました。

ここからは、浮世絵師の月岡津南の過去をネタバレしながら解説していきます。月岡津南は赤報隊に所属していたキャラクターのため、明治政府に対してとある思惑を抱えています。小説「るろうに剣心 裏幕-炎を統べる-」での活躍もまとめていきます。

るろうに剣心の月岡津南は、赤報隊の準隊士として活動していました。赤報隊は幕末に組織された草莽隊で、官軍となった長州藩と薩摩藩を中心にした部隊です。新政府の許可を得て、各地で「年貢半減」を宣伝し、旧幕府に反発心を抱く民衆の支持を得ました。ですが、「年貢半減は赤報隊が勝手に触れ回ったこと」と言われ、偽官軍の烙印を押されて隊士が処刑されています。

月岡津南と相楽左之助は友人の関係で、相楽左之助は人気の浮世絵師が月岡津南であると気付きました。そのため、2人は10年ぶりに再会しましたが、月岡津南は「10年間笑っていない」と話しています。また、赤報隊が汚名を着せられたことに強い怒りを感じていたため、炸裂弾を使った爆破テロを目論んでいることを明かしました。

相楽左之助も明治政府を憎んでいたため、月岡津南の考えに賛同して内務省の敷地に侵入しました。ですが、緋村剣心に見つかり、圧倒される形で計画は失敗に終わっています。その後も月岡津南は明治政府を恨んでいましたが、相楽左之助の「無関係の人を巻き込むやり方は間違っている」という言葉を受け、自分のやり方が間違っていると悟って新聞屋に転職しました。

「るろうに剣心 裏幕-炎を統べる-」は、京都編のボスである志々雄真実を主人公にした小説です。月岡津南は一ヶ瀬鮫男の依頼を受けて「鉄艦・煉獄」の絵を描いており、明治政府が煉獄を所有すると勘違いしました。そのため、明治政府に一泡吹かせるために新しい炸裂弾を製造し、相楽左之助が投げた炸裂弾が煉獄を破壊しています。

ここからは、浮世絵師の月岡津南と他のキャラクターの関係をネタバレしながらまとめていきます。月岡津南は登場シーンが少ないですが、印象に残っている読者が多いようです。月岡津南と相楽左之助の再会をネタバレしながら解説していきます。

相楽左之助は怪力と強靭な肉体を持つ喧嘩屋で、緋村剣心の仲間の1人です。明治政府を憎んでいたことで緋村剣心に戦いを挑んでいますが、戦いに敗れた後に人柄に惚れ込んで仲間になりました。月岡津南は相楽左之助の説得を受けて新聞屋に転職しており、相楽左之助が貧乏生活を送っていたことで、京都編で旅費を工面しています。

相楽総三は赤報隊の隊長で、偽官軍の汚名を着せられたことで処刑されています。相楽左之助が「悪一文字」を背負うきっかけとなった人物で、二重の極みを習得する際には幽霊の姿を現しました。相楽総三の本名は「小島四郎左衛門将満」で、近江の金剛輪寺で赤報隊を結成しています。1868年に処刑されており、青山霊園に墓所があります。

一ヶ瀬鮫男は大綱元の息子で、「弘原海鮫兵団」の団長を務めているキャラクターです。表向きは物腰柔らかな青年を演じていますが、実際は女子供を見下す傲慢な性格をしています。煉獄の取引を進めていた時に十本刀の強襲を受け、自身は志々雄真実に斬られて死亡しました。

赤報隊や炸裂弾について知った後は、るろうに剣心に登場した月岡津南に関する感想をまとめていきます。るろうに剣心は週刊少年ジャンプの大ヒット漫画のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。

るろうに剣心の月岡津南は、長い黒髪が特徴的なイケメンキャラクターのため、「月岡津南はかっこいい」という感想が挙がっています。また、月岡津南は相楽総三を強く慕っていたため、「月岡津南の過去が切ない」という感想も挙がっています。

月岡津南は火薬調合を得意にしているキャラクターで、炸裂弾が鉄艦の煉獄を破壊しているため、「月岡津南がるろうに剣心で最強のキャラクター」という感想が挙がっています。また、「政府打倒のために作った炸裂弾が志々雄一派との戦いに役立ったことが凄い」という感想も挙がっています。

本記事で紹介したように、るろうに剣心のアニメでは家中宏が月岡津南の声を演じています。家中宏は今でいうところのイケメンボイスを持つ声優のため、「家中宏の声がかっこいい」という感想が挙がっています。また、2023年にはるろうに剣心のリメイクアニメが制作されているため、「月岡津南の新しい声優が気になる」という感想も挙がっています。

本記事では、るろうに剣心に登場した月岡津南の過去と炸裂弾を紹介していきました。月岡津南は政府打倒を目論む悪役でしたが、物語途中に意外な活躍を見せました。また、月岡津南と相楽左之助の友情が熱いという感想も挙がっています。月岡津南の登場エピソードを読んだことがない方も、本記事を参考にしながら読んでみて下さい。