【天国大魔境】ジューイチの正体をネタバレ！イワやナナキとの関係や子供の十五とは？

天国大魔境のキルコとマルの前に、突然現れた自称「情報屋」のジューイチは、クセのあるキャラです。本記事では、ジューイチにスポットを当てて、彼の正体や十五との関係などをネタバレで考察していきます。天国大魔境の重要なカギを握る人物のため、興味のある人はぜひチェックしてみてください。

ジューイチが登場する天国大魔境は、文明が崩壊したあとの日本を生きる、少年少女たちの大冒険を描くSF漫画です。2018年3月号より講談社の「月刊アフタヌーン」にて連載中となっています。原作者は石黒正数で、アニメ版の監督は森大貴、シリーズ構成は深見真です。「このマンガがすごい！2019」では、オトコ編第1位を獲得し高評価を得ました。

未曽有の大災害から15年の月日が流れた日本では、人食いヒルコという化け物が住みついていました。人々は身を寄せ合い、ひっそりと生きています。ある日、東京で便利屋を営むキリコは、ある女性から謎の依頼を受けます。彼女は「この子を天国へ連れて行って」と言い残し、マルという少年を託して息を引き取りました。いったい天国とは何処なのか、そこに何があるのか全くわかりません。マルとキルコの天国への旅が始まります。

天国大魔境のジューイチは、資源を探すために人の家を探索する男性です。長髪をヘアバンドでまとめており、無精ひげを生やしています。年齢は推定23歳で、浮浪者のような見た目が特徴です。いつもポンチョを纏っており、中には電気丸ノコを隠していました。

自称「情報屋」で、情報や怪談を売ることを仕事にしています。それなりのBGMを流し、「本当にあったかもしれない話」と題して、有料で語るインチキ怪談師なのです。嘘臭い持ちネタを、キルコとマルにもっともらしく披露していました。ジューイチの情報や怪談はうかがわしいものが多いですが、一部には事実も含まれているようです。

天国大魔境のジューイチの口癖は、「シーユーバイバイ」です。彼はセリフの最後に必ずシーユーバイバイと言います。なぜそのような口癖になったのかは、明らかにされていません。ただ、真剣に語ったあとに、シーユーバイバイというセリフで締めると、より一層彼の話が嘘臭く感じるでしょう。

天国大魔境のジューイチは、怪しい情報屋として生活しています。しかし、彼は謎に包まれた人物で、本当の正体が気になるとろです。ここでは、ジューイチの正体や、イワ、ナナキとの関係をネタバレ考察していきます。

天国大魔境のジューイチは、女性至上主義を掲げる壁の町の出身です。13歳のときに監禁されて、その後種豚（たねぶた）と呼ばれ、この町で飼われることになります。11番目の種豚ということで「種豚11号（ジューイチ）」という名前で暮らしていたのです。つまり、ジューイチの正体は、種豚11号になります。

種豚は、壁の町の女性が狩りをした動物の調理をしたり、その他の雑用をこなしたりします。必要であれば、子供が欲しい女性の相手となったり、精子の提供も行っていました。壁の町で種豚としてジューイチが暮らしていたとき、一組の女性カップルから頻繁に指名を受けます。その後、カップルの一人が子供を妊娠しました。

天国大魔境のジューイチが語った災害の原因には、3つの説がありました。1つ目は、最も有力とされる「小惑星衝突説」です。AIのミーナが西暦2000年のとある日に、小惑星の地球へ衝突するという予言をします。高原学園の園長が「あめのぬぼこ」と名付けました。2つ目は「宇宙人襲来説」で、ジューイチが「異型の人食い生命体」と言っていたことから、ヒルコを指しているとネタバレ考察します。

3つ目は「戦争説」で、何者かにテロ攻撃を受けた可能性がある説です。2023年に世界レベルで小惑星の軸道を変える計画を、高原学園がテロ行為で襲撃しました。その影響を受け高原学園は拠点とされて、自衛隊に爆撃されたのです。3つの説がありますが、どれも核心をついた情報と解説でした。そのことからネタバレ考察すると、ジューイチの正体は、高原学園やヒルコと非常に深い関係の人物かもしれません。

ジューイチを指名したカップルの正体は、イワとナナキだとネタバレ考察できます。二人は高原学園で暮らしていた女子生徒で、お互いに好意を抱いていました。学園では一切の性教育を行ってなかったため、生徒たちは恋愛や子供の作り方などについて、知る由もありませんでした。生徒たちは好意を寄せあうもの同士、身体を密着させたりキスをしたりすることを、自ら発明していったのでしょう。

その後、イワとナナキが自衛隊に保護されて、どのように過ごしていたかは明らかにされていません。ただ、二人は親しい間柄だったため、行動を共にしながら壁の町へ辿り着いたのだと考察します。愛し合っていても女性同士では子供を授かれないことを、イワとナナキは知るのでした。

そんなときに、ジューイチのことを気に入り注目していた様子です。彼の協力を得て、どちらかが妊娠して子供を授かろうと計画したのでしょう。また、ジューイチを指名したカップルの正体が、イワとナナキであることを決定づけることが起こります。その後に授かるジューイチの子供の能力によって、確信を持つことになったのです。

その後、ジューイチを指名したカップルの計画通り、一人の女性が妊娠して子供を出産しました。つまり、ジューイチの子供でもあるのです。子供は15番目の種豚ということで、「十五」と名付けられました。壁の町で女の子が誕生すると、人間として認められます。しかし、男の子であれば母親から取り上げて、種豚の男性たちが育てることになるのです。

カップルはこの事実が受け入れられず、ジューイチと十五と共に、壁の町から逃亡を試みます。残念ながら途中で見つかってしまい、脱出成功をしたのはジューイチだけでした。翌日にはイワとナナキと思われる女性が、死んだ状態で吊るされていたのです。その後、子供の十五の安否はどうだったのか、わからない状況でした。

その後、消息不明となっていた十五は、生きていることがわかり、ジューイチは再会を果たします。キルコとマルにも十五の安否確認を依頼していましたが、壁の町はすでに廃墟となっていたのです。敵だった女性たちも、男性の種豚たちの姿もありませんでした。人食いヒルコによって襲撃を受けたようで、種豚たちは脱出し別の場所へ移動して暮らしています。そこで、十五も暮らしていることが判明し、彼は最愛の息子と会えたのです。

また、十五の持つ能力が、人食いヒルコと同じであることもわかります。両者とも、周囲を凍結させる特殊な能力が共通していたのです。したがって、特殊能力のある十五はヒルコ人間であり、母親は高原学園の元生徒であるイワまたはナナキである可能性が高いです。

天国大魔境のジューイチは、なぜロン毛の男性を殺したのでしょうか？彼がロン毛の男性を殺害した理由を、ネタバレ考察します。自分の息子と再会できたことを、ジューイチは心から喜んでいました。しかし、その後に元種豚のロン毛の男性を、電気丸ノコを使って首を切り、殺してしまいました。男性を殺した理由は、惨殺された十五の母親の復讐だったのです。十五の母親は脱走が見つかり殺されて、死体を壁の外に吊るされました。

脱走が失敗した原因は、種豚の一人が壁の町の女性たちに、叫んで知らせたためだったのです。ジューイチに殺された男性こそが、脱走を知らせた張本人でした。自分のとった行動が正しかったのかは、ジューイチ自身もわからない様子です。ただ、ロン毛の男性のとった行動によって、十五の母親が殺されたのは間違いありません。そのため、彼は十五の母親の仇をとったのでした。

元種豚の男性を殺したジューイチは、その後、十五とどのような関係となったのか気になるでしょう。しかし、漫画原作8巻の時点では、その後の二人の関係について描かれていませんでした。復讐を実行したジューイチは、直後に十五を連れて車で逃走しています。

口癖の「シーユーバイバイ」と言い残しますが、その後、車でどこへ向かったのかは不明です。十五はヒルコ人間のため、今後もジューイチと共に作中へ登場する可能性は、非常に高いとネタバレ考察します。

天国大魔境のジューイチ役を担当したアニメ声優は、咲野俊介（さくや しゅんすけ）です。1989年4月に劇団青年座へ入団しました。2006年2月には、劇団青年座演技部から青年座映画放送へ移籍しています。声優の分野では特に専門的な訓練を受けずに、ほぼ独学で知識を身に付けたそうです。アニメ声優だけでなく洋画の吹き替えなどでも、幅広いジャンルで活躍をしています。

• 本名：伊藤俊介（いとう しゅんすけ）
• 出身地：宮崎県出身、広島県育ち
• 生年月日：1965年5月20日
• 職業：俳優、声優
• 事務所：青年座映画放送
• 身長：177cm
• 体重：61kg
• 趣味：プラモデル制作、スポーツ、演劇鑑賞
• 特技：陸上競技

【映画吹き替え】

• ウォーリアー（ブレンダン・コンロン役）
• エイリアン2 完全版（マーク・ドレイク役）
• オンリー・ザ・ブレイブ（エリック・マーシュ役）
• クィーン（トニー・ブレア役）
• ジェーン（ダン・フロスト役）
• スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー（ジョー・サリヴァン役）
• デッドロックII（ジョージ・チェンバース役）
• ハクソー・リッジ（ハウエル軍曹役）
• ポルターガイスト（エリック・ボーウェン役）
• わんわん物語（トランプ役）

• 残響のテロル（柴崎健次郎役）
• ハイキュー!! セカンドシーズン（中島正義役）
• グラゼニ（九屈秋彦役）
• pet（桂木役）
• キングダム（龍羽、李園役）
• 天国大魔境（ジューイチ役）

天国大魔境のジューイチと一緒に逃げた女性2人は、どちらかがヒルコになる病気を発症していたのだろうと考察する人もいました。ネタバレでは、十五の母親のほうが病気を発症していたようです。身体が動くうちに脱走を試みたのでしょう。また、女性が黒塗りで描かれていたのは、髪色で正体がバレるのを防ぐためと、すでに黒いアザが発症していたためと考察する声もありました。

天国大魔境のジューイチは、見た目は無気力でちゃらんぽらんですが、一人の女性を一途に想っていたのかもしれないという感想もあります。インチキ臭い情報屋から、物語の終盤では、急に人間らしくなったように感じたという声も上がっていました。また、ジューイチの名前は種豚11号から来ているため、復讐を終えたら元々あった名前に戻れるのだろうかという声もあります。

壁の町にいた人食いヒルコと、十五が発症した冷却攻撃が一緒なのは、能力が同じというだけなのかという疑問の声もありました。また、人食いヒルコの子供だからというネタバレ考察も上がっていました。ジューイチ自身と我が子のための復讐をする上で、 法律のない世界で唯一存在するルールは、自分そして家族を守ることだろうという感想もあります。

天国大魔境のジューイチの正体は、種豚11号で十五の父親です。彼は種豚として子供が欲しい女性の相手をしたり、精子の提供を行っていました。頻繁に同じ女性カップルに指名を受けており、そのうちの一人が妊娠します。女性カップルの正体は、イワとナナキの可能性が非常に高いです。

壁の町から脱走を試みた女性カップルは惨殺されて、子供の十五は消息不明となります。しかし、十五が生きていることがわかり、念願の再会を果たしたのでした。そんな中、彼は十五の母親の復讐を決行するため、元種族の男性を殺します。その後、ジューイチと十五がどうなったかは、まだ不明です。今後のジューイチ親子にも注目しておきましょう。