【機動戦士ガンダム 水星の魔女】ラスボスはプロスペラ?黒幕の可能性や目的を考察

この記事では、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のラスボスについて考察します。水星の魔女は、2023年7月に最終回を迎えました。多くのファンを魅了した同作品において、ラスボスの存在が大きな関心事の一つとなったのです。果たして水星の魔女のラスボスが、プロスペラ・マーキュリーだったのかを中心に、プロスペラとスレッタとの関係や、彼女の目的などを取り上げていくため、水星の魔女を観る際の参考にしてください。

【機動戦士ガンダム 水星の魔女】ラスボスはプロスペラ?黒幕の可能性や目的を考察のイメージ

目次

  1. 水星の魔女とは?
  2. 水星の魔女のラスボスはプロスペラ?黒幕の可能性を考察
  3. 水星の魔女のラスボス・プロスペラの目的を考察
  4. 水星の魔女のラスボス・プロスペラとジオングの関係
  5. 水星の魔女のラスボスに関する感想や評価
  6. 水星の魔女のラスボスまとめ

水星の魔女とは?

「水星の魔女」とは、ガンダムシリーズの最新作で、2023年7月2日に感動の最終回を迎えました。水星の魔女は、シリーズ初の女性主人公や学園ものの要素を取り入れた話題作として知られ、多くの新規ファン獲得に成功しました。同作品が完結するにあたり、ラスボスの存在が関心事となったのです。この記事では、水星の魔女のラスボスについて、スレッタ・マーキュリーの母プロスペラ説や、プロスペラの目的などを考察紹介します。

機動戦士ガンダム 水星の魔女の概要

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、毎日放送・TBS系列にて分割2クール方式で制作されています。Season1は、2022年10月2日から2023年1月8日まで、Season2が2023年4月9日から7月2日まで放映されました。また、スタート前に、前日譚「PROLOGUE」が公開され注目を集めたのです。Season1は円盤化されており、PROLOGUEを含めた全話が、バンダイチャンネルなどの動画配信サービスにて視聴することができます。

水星の魔女は、「OVERMANキングゲイナー」や「コードギアス 反逆のルルーシュ」を手掛けたことで知られる大河内一楼が、シリーズ構成と脚本を担当しています。大河内一楼は、書き下ろし原作小説「ゆりかごの星」も執筆しました。ゆりかごの星は、YOASOBIによるSeason1のOP主題歌「祝福」にも影響を与えています。Season2最終回のラストシーンでは、「祝福」が重要な伏線だったことが明かされたのです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のあらすじ

スレッタ・マーキュリーは、水星で生まれ育った少女です。彼女は、母親のプロスペラの勧めで、アスティカシア高等専門学園に編入することになりました。スレッタがアスティカシアへと向かう途上で、彼女は宇宙空間を漂っている同年代の少女を救出します。彼女の名前は、ミオリネ・レンブランで、アスティカシアの理事長であり、MS産業最大手のベネリットグループの総帥デリングの娘でした。ミオリネは、深い事情を抱えています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト

水星の魔女のラスボスはプロスペラ?黒幕の可能性を考察

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ガンダムシリーズにおいては、主人公とラスボスとの死闘が描かれることが、デフォルトだと考えられているとのことです。そのような状況下で、シリーズ最新作の水星の魔女は、ラスボスの存在が最後まではっきりしないと評されていました。果たして、同作品のラスボス及び黒幕はいるのでしょうか?この章では、水星の魔女のラスボスについて、プロスペラ・マーキュリー説とデリング・レンブラン説の二項目に分けて考察します。

ラスボス・黒幕はスレッタの母親のプロスペラ?

結論を先に書きますと、2023年7月2日に最終回を迎えた水星の魔女には、明確なラスボスが登場しません。強いてラスボスあるいは黒幕的な存在を挙げると、それはプロスペラ・マーキュリーであるという考察が多いとのことです。プロスペラについて紹介しますと、彼女はスレッタの母親で、彼女が登場するMSガンダムエアリアルの開発責任者でした。普段は仮面を被って素顔を隠しており、事故で失った右腕が機械化されています。

プロスペラの正体は、エルノラ・サヤマだと判明しています。エルノラは、ヴァナディース機関に所属するパイロットで、ルブリスのテストパイロットとしてGUNDの研究に携わっていました。しかし、そのことを良しとせず、ガンダム開発計画そのものをなくしたいデリング・レンブランが起こした「ヴァナディース事変」に巻き込まれてしまい、夫のナディムを失います。また、娘のエリクトも水星の過酷な環境で肉体を失くしました。

ヴァナディース事変から21年後、プロスペラは「クワイエット・ゼロ」を実行に移します。これは、プロスペラとデリングによって極秘裏に進められてきた計画で、彼女はスレッタとエアリアルを利用してエリクトを復活させようとしました。ところが、土壇場でスレッタが彼女に反抗したため、エリクトの肉体は復活しなかったのです。それでも、彼女の意識はホッツさんに移されて生き延び、プロスペラも復讐心から解放されました。

アニメ1期のラスボスはデリング?

水星の魔女のストーリー全体のラスボスは、プロスペラだと考察されています。しかし、彼女はスレッタと戦うことなく、ラストではスレッタ、そしてミオリネと穏やかに暮らす様子が描かれました。同作品のSeason1いおいては、デリング・レンブランがラスボスだと考察するファンが多いとされています。デリングはミオリネの父親で、ベネリットグループ総帥です。そして、21年前にはヴァナディース事変を起こしました。

デリングは、プロスペラ(エルノラ)にとって憎むべき相手でした。夫を殺され、自分は水星暮らしを余儀なくされ、その間に自らの肉体と娘の肉体を傷つける結果を招いたからです。そのプロスペラが、娘のスレッタをあえてデリングの息がかかったアスティカシア高等専門学園に編入させた理由は、「スレッタにデリング殺しを行わせるため」と推察された時期もありました。そのため、デリングがラスボスだと思われたのです。

しかしながら、デリングはSeason1のラスボスではありませんでした。ガンダム開発計画を潰して宇宙の秩序を守ろうとして彼ですが、戦争シェアリングをコントロールしても秩序が戻らないことに憤り、自身が忌み嫌ったガンダムを使ってでも秩序を取り戻そうとしたのです。水星の魔女Season1もラスボスが存在しませんが、あえて挙げるとすれば、反スペーシアンゲリラ組織「フォルドの夜明け」がラスボスに相当するとされます。

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水星の魔女のラスボス・プロスペラの目的を考察

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明確なラスボスが存在しないことで反響を巻き起こしたガンダムシリーズ最新作の水星の魔女ですが、あえてラスボスを挙げると、先述の通りプロスペラ・マーキュリーといわれています。プロスペラは、ストーリー全体を通して、目的完遂のために動いていました。彼女の目的とは、いったい何だったのでしょうか?この章では、水星の魔女のプロスペラの目的について、三項目に分けて、ネタバレを含めながら考察紹介していきます。

プロスペラの目的はデリング総裁への復讐

水星の魔女のメインキャラクターの一人であるプロスペラの目的として、「確実にそうだ」と考察されていることが、デリングへの復讐です。デリングが企てたヴァナディース事変は、ガンダム開発計画ならびにGUNDフォーマット技術の研究をやめさせることが目的で、彼が強引に実行しました。その結果、多くの犠牲者が出ることとなり、そこにはエレノアの夫のナディムも含まれています。エレノアは、水星へ逃げ延びました。

水星の魔女のプロスペラは、その後ガンダムエアリアルを開発し、娘のスレッタをパイロットにしてアスティカシア高等専門学園に向かわせます。水星の魔女の原作小説であるゆりかごの星では、スレッタの編入を知ったエアリアルが、「復讐なら僕らだけでやろうよ」とプロスペラに訴えるシーンが書かれていました。このことからも、プロスペラの目的の一つに、デリングへの復讐があったことは想像に難くありません。

プロスペラの目的は復讐だけではない?

しかしながら、水星の魔女のストーリーが進捗していくにつれて、プロスペラの目的が単なる復讐ではないことが示唆されていきました。熱心なファンの中には、彼女の目的の一つに「GUNDの正しさと有効性を世の中に広めること」があるのではないかと考察する人もいたとのことです。GUNDは、現在はMSの技術に取り込まれていますが、もっと平和的に使う手段があるということを、プロスペラはアピールしたいという理由でした。

GUNDを開発した人物は、ヴァナディース機関の代表者だったカルド・ナボです。カルドは、GUNDフォーマット理論を提唱し、自らの左眼とヘッドギア型の補助装置にもGUNDの技術が応用されていました。そして、プロスペラは彼にGUNDの右腕を移植されています。このような経緯があったことで、プロスペラはカルドの遺志を継いで、一度は闇に葬り去られたGUNDを広く一般に向けてアピールしたかったのだと思われたのです。

プロスペラの真の目的

水星の魔女のストーリーは、やがてクライマックスへと突き進んでいきます。Season1の時点で、プロスペラとデリングがクワイエット・ゼロを推し進めているシーンが描かれていました。デリングが、かつて忌避したGUNDとガンダムを用いてでも実現したかったことは、人類の秩序の維持です。そして、プロスペラがクワイエット・ゼロで成し遂げたかったことは、愛娘のエリクトの復活でした。

プロスペラは、水星の魔女の最終回で「復讐よりもエリクトを選んだ」と語っていました。GUNDの研究を進めていくことで、ルブリスに生体コードを移し、さらにエアリアルに移したことで生かしてきたエリクトを完全に生き返らせることができると考えたのです。そして、スレッタの正体が、エリクトの遺伝子から生み出された生命体「リプリチャイルド」の一人で、唯一肉体を持たされた存在であることも明かされました。

水星の魔女の最終回では、ガンダムキャリバーンでエリクトのエアリアルと対峙したスレッタが、プロスペラの命令を拒否してエアリアルの制御権を得たキャリバーンをクワイエット・ゼロに接続してエリクトを呼び起こしました。エリクトはホッツさんのキーホルダーに入り込んで生き延びます。プロスペラの目的は失敗に終わったものの、全てから解放された彼女は3年後車椅子姿で、結婚したスレッタとミオリネとともに暮らしています。

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水星の魔女のラスボス・プロスペラとジオングの関係

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ガンダムシリーズのファンは、考察することが好きな人が多いとされています。また、その時点での最新作と過去作とを比較して、類似点などを挙げる人も少なくありません。水星の魔女も例外ではなく、様々な過去のガンダム作品との関係がSNS上などで考察されているのです。この章では、水星の魔女に登場するプロスペラと、「機動戦士ガンダム」のラスボス的MSのジオングとの関係について考察していきます。

ジオングとの関係①顔がそっくり?

多くのガンダムファン、特にオールドファンの間で話題になったとされているのが、水星の魔女のプロスペラが被っている仮面と、ファーストガンダムのジオングの顔が似ているという点です。特に、「頭頂部が似ている」という意見が多く見られました。しかし、プロスペラの仮面は目が二つあり、ジオングはモノアイという明確な相違点もあります。

ジオングとの関係②腕を飛ばせる

ジオングといえば、サイコミュシステムを搭載しており、有線によるオールレンジ攻撃ができます。この時に、腕を有線で飛ばしており、ガンダムと互角の戦いを繰り広げました。水星の魔女のプロスペラは、GUNDフォーマットを利用した右腕を飛ばすことができます。このことから、プロスペラとジオングが似ているといわれました。

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水星の魔女のラスボスに関する感想や評価

この章では、機動戦士ガンダム 水星の魔女のラスボスに関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。水星の魔女のラスボスは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

こちらは、水星の魔女を最後まで観た方のツイートです。最終回を観直したとのことで、その際にラスボスが存在しない作品だったという感想をつぶやいていました。

こちらは、水星の魔女を考察していると思われる方のツイートです。水星の魔女を最終回まで観て、エリクトが中にいるガンダムエアリアルこそが、真のラスボスではないかという考察をつぶやいていました。

こちらは、水星の魔女について否定的な見解を持っている方のツイートです。水星の魔女の真のラスボスはデリングだという感想を持っており、彼が逮捕されても死亡してもいないことで何一つ問題が解決していないとつぶやいています。

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水星の魔女のラスボスまとめ

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この記事では、機動戦士ガンダム 水星の魔女のラスボスについて考察してきました。同作品は、様々な新機軸が取り入れられたガンダムとして高評価されています。是非一度、水星の魔女を観てください。

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