【無職転生】テレーズはゼニスの妹の巨乳美人！ルーデウスやエリスとの関係は？

テレーズに無職転生において、ゼニスの妹として登場したキャラクターです。この記事では無職転生のテレーズについて、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

テレーズが活躍した無職転生は、2012年から2015年の間、小説投稿サイト『小説家になろう』において連載された、異世界転生系の作品です。現代の日本人が、異世界に転生するタイプのいわゆる『なろう系』の作品の先駆者的な作品として描かれた金字塔とも言われる作品になっています。2014年に書籍化が開始されると同時に、漫画、漫画でのスピンオフ作品など、様々な形でメディアミックス展開が、展開されることになります。

無職転生はいわゆるなろう系の作品の中でも特に人気が高い作品で、掲載された『小説家になろう』においては、2013年10月から2019年2月までの長期の間、累計ランキングで1位を維持し続けるという快挙を成し遂げています。本編はもちろんながら、漫画などでスピンオフ展開も数多く展開されました。アニメ化は2021年から行われ、2023年7月からはアニメ2期も放送されています。

現代日本において、20年近く引きこもって生活していた主人公。しかし、両親の死をきかっけに兄弟に見限られる形で家を追い出されることになります。家を出た主人公は、トラックに引かれようとしている高校生3人を助けようとして事故死することになってしまうのでした。しかし、目が覚めると前世の記憶を遺したまま、赤ん坊『ルーデウス・グレイラット』として異世界に転生していることに気づくことになります。

テレーズは、無職転生の主人公であるルーデウスの母親、ゼニスの妹です。ゼニスの実家であえるラトレイア家では、1男4女が産まれましたが、ゼニスが次女として産まれました。そして四女として産まれたのがテレーズです。姉妹ということもあり、漫画版なので描かれた見た目はゼニスと似ており、巨乳で美人なところもそっくりだったりします。無職転生に初登場した際には、ミリス神聖国神殿騎士団の盾グループの中隊長を務めていました。

その後、無職転生の物語の展開の裏で、出世しており、『聖墳墓の守り人（アナスタシア・キープ）』の隊長に就任しました。騎士団で団長を務める程には男勝りな性格をしていますが、ルーデウスやエリスとも気さくに話すなど、さっぱりした性格をしています。また、ミリス神聖国の所属ということで基本的には魔族を嫌っていますが、ルーデウスが世話になったルイジェルドを見逃すなど融通の利く部分もあります。

無職転生の相関図上では、テレーズとルーデウスは、叔母と甥っ子という関係ではありますが、テレーズとゼニスの立場の関係もあって、幼少期から会ったことがある関係ではありませんでした。2人が初めて出会ったのは、無職転生の物語の中で、ウェストポートでのことです。フィットア領転移事件の後、ルーデウスはエリスと護衛としたルイジェルドと共に、中央大陸に渡るためにウェストポートに来ていました。

このウェストポートにおいて、ルイジェルドがスペルド族ということで一悶着起こります。そこで登場したのが、当時ウェストポートに左遷されていたテレーズでした。テレーズはルーデウスに会うのは初めてでしたが、原作無職転生や漫画版無職転生の描写によると、ゼニスと手紙でやりとりをしていたのです。ここで、テレーズの口利きによって無事に渡航できることになった上に、渡航費も無料にしてもらうことになるのでした。

ウェストポートにおいて、ルーデウスとエリスはテレーズと一晩話し込むシーンがあります。その間、テレーズはなぜか終始ルーデウスを抱きかかえる状態でおり、エリスが不機嫌になる要因になっていました。ゼニスからルーデウスが『かわいい』と聞かされていたテレーズは実際に出会って、やはりかわいいと感じることになったのです。ちなみにテレーズは、成人前くらいの男性が1番好きという年下好きな側面も持ち合わせています。

このシーンでは姉妹だけあってゼニスとテレーズの美意識は、近いものがあると言えるシーンになっています。ちなみに、ルーデウスは幼少期、前世の記憶があることから時折悪い笑顔を見せることがありました。それ故に、周囲からは『気持ち悪い』『胡散臭い』『生意気』と見られることが多くなっていました。ルーデウスをかわいいと言ったのは母であるゼニスを除けばテレーズが初めてです。

そのようなウェストポートでの出会いから10年後、テレーズとルーデウスは、無職転生の物語上で、再会することになります。この間にテレーズは、左遷を解かれて本職である神子の護衛に戻り、『聖墳墓の守り人（アナスタシア・キープ）』の隊長に就任していました。この時2人が再会するきっかけになったのは、テレーズの母でもあるクレアが、ルーデウスを呼び出したことに起因しています。

しかし、クレアとルーデウスの対面は最悪で、ルーデウスはブチギレてラトレイア家に絶縁宣言をぶつける程になりました。これがきっかけとして、ルーデウスは、ミリス神聖国において、異端審問にかけられることになるのです。この異端審問を行う立場として登場したのが『聖墳墓の守り人（アナスタシア・キープ）』であり、テレーズはその隊長として登場したのでした。

結果的に、テレーズはルーデウスと衝突することになります。しかし、ルーデウスはここで、龍神オルステッドをも本気にさせた『魔導鎧一式』を発動して迎え撃ちます。当然、『聖墳墓の守り人（アナスタシア・キープ）』もこれには敵わず、全員が蹴散らされることになるのです。

余談ですが、結果的に衝突することになったルーデウスとテレーズ。しかし、テレーズの立場的に枢機卿の命令に逆らうわけにはいかず、仕方なかったことをルーデウスも後に知ることになっています。その後、ルーデウスとテレーズは個人間ではこれまで通りの友好的な関係を続けています。原作無職転生や漫画版無職転生ではテレーズ本人が登場することはなくとも、話題になることもありました。

実は、無職転生の物語上、ルーデウスよりも先にテレーズに出会っていたのがエリスです。ルーデウスとエリス、ルイジェルドが魔大陸からの旅をしている最中、ルーデウス達はミリス神聖国にも立ち寄っていました。ここで旅の旅費を稼ぐために、滞在すること決めています。無職転生の物語上では、ここでルーデウスは父親のパウロと再会し、親子喧嘩を繰り広げることになりますが、その裏での出来事になっています。

無職転生でも描かれているように、この旅の最中、エリスは強くなるべく、ルイジェルドに師事していました。そして旅の中で出来た自由時間に、冒険者になったらやってみたかったとして『ゴブリン狩り』のクエストを受けることにしたのです。このクエストの最中に、エリスとテレーズは出会うことになります。

この時のテレーズは、神子の護衛騎士として行動していましたが、暗殺者に狙われ、神殿騎士がテレーズ以外全滅してしまっている状態でした。そのような状況でエリスとテレーズは出会うことになるのです。この時の戦いは、いわばミリス神聖国の内部争いによるものでしたが、エリスは『子供が狙われている』という理由でテレーズ側に加担するのでした。

結果的に、エリスは暗殺者をあっという間に倒してしまいます。この出来事から、神子とテレーズはエリスに強い恩義を抱いており、神子にとってエリスは憧れの人となっていたりもするのです。ちなみに、この出来事がきっかけで、テレーズは左遷されることになり、ウェストポートでルーデウスと出会うことに繋がるのでした。ちなみに、テレーズがウェストポートでルーデウスを助けたのは、この出来事の恩義も大きかったとされています。

テレーズとエリスの再会も、10数年後のことになっています。ルーデウスやアイシャの機転で、ミリス神聖国において、エリスとテレーズ、そして神子が再会することになるのです。神子としては10数年憧れていた存在と再会できるということで、相当緊張していました。しかし、その後は、しばらくエリスと神子で話し、テレーズはその様子を微笑ましく見ているという様子が描かれることになります。

無職転生作中のテレーズは、ルーデウス達と再会する10数年後になっても、結婚していない状態が続いていました。それには彼女の過去のルーツが関係しています。元々ラトレイア家の四女として産まれたテレーズ。厳格な母クレアの手で育てられたテレーズですが、母親の教えに反して自ら進路を決めます。その進路とは神殿騎士団に入ることです。彼女は黙って入団を済ませ、事後報告でクレアにそのことを伝えたのです。

クレアにとって、その事実は、信じられないものでした。元々クレアは熱心な教育ママであり、5人の子どもたちを紳士淑女に育てるべく、教育していました。しかし、その重圧から次女のゼニスが冒険家として家を飛び出してしまいます。さらに三女のサウラは権力争いに巻き込まれる形で死亡してしまいました。残ったテレーズにかかる期待は大きかったのです。そのような状態でのテレーズの報告にクレアは激怒することになります。

クレアは、騎士団に入ることを否定し、従っていれば結婚相手も探して幸せになることができると話します。しかし、テレーズは、姉であるサウラが権力争いに巻き込まれて死亡したことを知っているので口論になります。この大喧嘩の結果、クレアはテレーズに『二度と家の敷居を跨ぐな』と宣言してしまいます。こうしてテレーズは放逐されることになってしまったのです。

この時のクレアは、いずれ失敗して泣きついてくるだろうと、高をくくっていました。しかし、テレーズは、例え左遷されるような事態に陥っても、決して諦めることはありませんでした。その結果、神子の護衛隊長という立場にまで出世するのです。テレーズの出世はミリス神聖国でも異例の出来事であり、そこまで出世する過程で、クレアの耳にも嫌でもその活躍が耳に入ります。

結果的に、クレアが自身の考えを改める形で、テレーズと和解することになりました。ただし、そこはやはりクレアで、謝罪の言葉を伝えるというわけではなく、あくまでも『許してやる』という形を取っています。

話が、テレーズの結婚に戻りますが、実は、ミリス神聖国の貴族では、親が子供の結婚相手を見つけるというのが決まりでした。そして、テレーズはクレアとの大喧嘩の際に、『結婚相手を探す必要はない』と断言していたのです。結婚を望んでいたテレーズが結婚出来ない理由は、この風習が影響していたと言えるのです。

和解した後、テレーズはそのことを思い出すと、その点はクレアに謝罪しています。謝罪を受けたクレアもそれを許し、テレーズの結婚相手を探すことにするのでした。そして、相手を見つけると、テレーズはお見合いに挑むことになります。クレアが見つけてきたのは、モーカイト家の五男でした。ラトレイア家の四女という立場を考えれば相応しいと言える結婚相手です。

元々、年下好きであるテレーズですが、相手のダスクライトは出すくらいとは27歳であり、条件には合致していました。しかもダスクライトも神殿騎士だったのです。そして、お見合い当日、テレーズはダスクライトに会いますが、そこで驚愕することになります。実は、ダスクライトは、自分と同じ、『聖墳墓の守り人』のメンバーだったのです。

どうしてこのようなことになったのかというと、『聖墳墓の守り人』は神子の護衛という立場から素性を隠すのが通例となっていたためです。テレーズもダスクライトも、任務の際には、兜をかぶっていたため、お互いの素顔を知らなかったのです。しかし、当然、お見合いの中で、お互いの立場が発覚することになります。テレーズとしては、この時点ではまだ結婚したいという思いの方が強くなっていました。

しかし、結局、テレーズはダスクライトと結婚することはありませんでした。結婚に至らなかった理由は、ダスクライトが、結婚に前向きでなかったこと、そしてミリス教徒として狂信的過ぎる考えの持ち主だったためです。最終的にテレーズ側から断る形でこのお見合いは失敗してしまいました。その後も、結婚するために、クレアがお見合い相手を見つけてはくれますが、結婚出来ないままで、無職転生の物語が進行することになりました。

結婚願望は高いながらも、無職転生作中では、なかなか結婚出来なかったテレーズ。原作無職転生や漫画無職転生版、無職転生のスピンオフ漫画での描写を見る限りでは、残念ながら結婚出来たという描写は存在していません。描写としては、ルーデウス達と再会した時からさらに5年後、クリフがミリス神聖国に帰国した時点でも、結婚出来ていなかったというのが、無職転生作中で、最後に触れられた描写になっています。

2021年に放送されたアニメ無職転生では、最初から、ルーデウス達が、グレイラット領に戻るところまでがアニメ化されました。しかし、テレーズが登場したエピソードは、本編ではカットされてしまいました。そのかわり、アニメ無職転生のDVDの特典映像において、テレーズが登場するエリスのゴブリン狩りが映像化され、登場する形になっています。ここからは、その無職転生特典映像において、テレーズの声優について、まとめて紹介していきます。

アニメ無職転生において、テレーズ役の声優を担当したのは、金元寿子さんです。2009年に声優デビューを果たすと、2010年抜擢された『侵略！イカ娘』のイカ娘役で注目を集めることになりました。

演じるキャラクターとしては、10代の美少女が多くなっています。ただその役どころは、明朗活発なキャラクターから、気弱なキャラクター、姉御肌、ツンデレなど幅広いタイプのキャラクターを演じています。ちなみに、アニメ無職転生では、テレーズ以外にも、姉妹であり登場機会も多い、ゼニス・グレイラット役も担当していたりします。

金元寿子さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『悪魔のリドル』の一ノ瀬晴役、『暗殺教室』の倉橋陽菜乃役、『ガールズ＆パンツァー』のカチューシャ役、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のアトラ・ミクスタ役、『シドニアの騎士』の緑川纈役、『純潔のマリア』のマリア役、『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』の秋篠姫香役などを演じています。

ここはら、既に無職転生を視聴した人の、テレーズに関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。無職転生のテレーズは、エリスに嫉妬させまくった人という印象が強いという声が多くなっています。叔母と甥っ子という関係であっても、初めて会うこともあり、アピールがすごかったともされているのです。

そのような立ち位置だっただけに、漫画無職転生や、アニメ無職転生において、登場シーンがカットを受けたのは悲しかったとする感想も多くなっています。ただ、無職転生は、原作や漫画でもかなりボリューミーな内容だけに、ある程度のカットは仕方なかった、として受け入れている声も多くなっているのが現状です。

アニメ無職転生においては、丸々登場がカットされる形になったテレーズだけに、OVAの特典映像とはいえ、しっかりと登場したのには安心したとする声が多くなっています。描かれたのはこの記事で紹介したエリスとの出会いのエピソードであり、ルーデウスと絡むことはありませんでした。しかし、原作や漫画版で無職転生の先の展開を知っている人からは、これで先々の展開に違和感がなくなった、とする声も見られる結果になっています。

中には、このアニメ無職転生の特典映像でテレーズや神子を描いたことで、この記事で紹介した10年後の再会エピソードも、映像で見たくなったとされています。無職転生は非常に息の長い作品だけに、間を開けながらでも漫画化やアニメ化が行われ続けてほしいともされています。テレーズのようなサブキャラクターの存在が、そのような声により拍車をかける結果になっているとも言えるのです。

アニメ無職転生のOVAにおいて、テレーズの声優を担当した金元寿子さんに関しては、概ね好評な感想が多いです。元々アニメ無職転生にてゼニスの声優を担当していたこともあり、違和感がなかったとする声も多い一方で、無職転生以外の作品で、金元寿子さんを知っている人からすると、あまり演じないタイプのキャラクターで驚いたともされています。

テレーズは、無職転生の主人公、ルーデウスの叔母に当たるキャラクターであり、原作無職転生や漫画版無職転生でも時折登場しては、物語を盛り上げてくれるキャラクターです。ゼニスと共に、ルーデウスにかわいいという感情を抱いている数少ないキャラクターでもあります。ただ、その登場はかなり限定的になっており、漫画版無職転生やアニメ無職転生では登場シーンが丸々カットされるようなこともありました。

ただし、アニメ無職転生においては、DVDの映像特典に登場を果たしており、今後のアニメでの登場が楽しみにされる結果になっています。特に、10年後の再会シーンは、エリスの成長の1つとしても見たいという声が多くなっているのです。テレーズのようなキャラクターが、無職転生の魅力をより高めているともされているので、まだ無職転生を見ていない人はテレーズにも注目しながら視聴してみましょう。