【かぐや様は告らせたい】荻野コウは石上に何をした？転校の理由やその後は？

こちらの記事では、週刊ヤングジャンプで連載されていたラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい』に登場する、荻野コウの情報を紹介していきます。荻野コウのプロフィールや性格のほか、『かぐや様は告らせたいの荻野の転校の理由やその後』の項目では、荻野コウが秀知院学園を退学した理由も紹介しています。

また、『かぐや様は告らせたいの荻野コウは石上に何をした？』の項目では、生徒会会計を務める石上優との関係についても紹介しています。まずは、下記の項目で荻野コウが登場するかぐや様は告らせたいの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。かぐや様は告らせたいの作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜（以後「かぐや様は告らせたい」）は、赤坂アカ先生による学園ラブコメ漫画です。かぐや様は告らせたいは、集英社が発行する月刊漫画雑誌『ミラクルジャンプ』にて、2015年5月19日から連載が開始されました。その後、2016年から週刊ヤングジャンプに移籍し、2022年11月2日に完結しています。単行本は、全部で28巻刊行されました。

かぐや様は告らせたいは、『かぐや様は告らせたい 同人版』『かぐや様を語りたい』などのスピンオフ作品も制作されており、2022年12月時点においてシリーズ累計発行部数2200万部を達成しています。その人気から、アニメや実写映画も制作されています。かぐや様を語りたいのアニメは、2019年1月12日に放送が開始され、2023年6月時点までに第3期まで公開されています。

また、2019年にはヒロイン・四宮かぐや役に橋本環奈さん、白銀御行役に平野紫耀さんを迎えた実写映画も公開されました。実写映画版かぐや様は告らせたいは、公開後の初週末2日間で全国映画動員ランキングの1位を獲得し話題となりました。現在は、アニメ、実写映画ともに続編の制作が期待されている人気作品となっています。

名門校・秀知院学園の生徒会長を務める白銀御行は、副会長の四宮かぐやに想いを寄せています。しかし、プライドが高い白銀御行は、自分から告白することを負けだと思い、気持ちを伝えられずにいました。一方で、四宮かぐやも白銀御行に好意を持っていましたが、彼と同じ理由で告白をできないまま日々が過ぎていきます。そして、彼らは「相手に告白させよう」と、お互いに計画するのでした。

荻野コウは、生徒会の会計を担当する石上優の回想シーンに登場する人物です。かぐや様は告らせたいは、幼稚園から大学までの私立一貫校である秀知院学園が舞台となっており、荻野コウは石上優の中学時代に大きな影響を与えました。荻野コウは、中学時代に演劇部の部長を務めており、人当たりがよく、クラスメイトから教師にまで信頼される人気者でした。

また、友人がいなかった石上優に唯一気軽に接してくれた、大友京子の元カレでもあります。大友京子とは、一見仲のいいカップルに見えますが、石上優が荻野コウの秘密を知ってしまったことで、その関係が嘘であったことが判明します。荻野コウと大友京子の関係については、『かぐや様は告らせたいの荻野コウは石上に何をした？』の項目で詳しく紹介しているので、そちらにも目を通してみてください。

荻野コウは、石上優の中学時代の回想シーンに登場しているほか、その後の本編ストーリーにも登場します。かぐや様は告らせたいの本編では、白銀御行や四宮かぐやといった生徒会の面々によって、転校を余儀なくされました。転校したその後、荻野コウがどうなったのかは描かれていないため、読者によっては「悲惨な状況に追い込まれているのでは？」予想されることもあるようです。アニメでは2期に登場しています。

荻野コウは、中学時代は演劇部の部長をしており、生徒や教師から人気の人物とされていました。しかし、その姿は作られたもので、荻野コウの本性は相手の気持ちを考えない冷酷な人物でした。気持ちを考えないどころか、傷つけることを楽しむタイプの人間です。かぐや様は告らせたいの読者・視聴者からは「最悪」「クズ」といわれることも少なくありません。

なぜ荻野コウがそのように批判されるのかというと、その理由は石上優のクラスメイトである大友京子に対しての態度です。荻野コウは大友京子と付き合っており、周りからは仲の良いカップルのように見えていました。大友京子の様子からも、大友京子自身そう思っていたことでしょう。しかし、石上優はある日、荻野コウが「大友京子から別の女性に乗り換える」と言っている現場を目撃してしまいます。

石上優がそのような行為を注意したところ、荻野コウは石上優を挑発してきました。そして自分を殴らせ、被害者を装って、石上優が生徒や教師から非難されるのを楽しんで見ていたのでした。そのように、冷酷で狡猾な性格をしていることから、かぐや様は告らせたいの読者・視聴者からはネガティブなイメージを持たれることが多い人物となっています。

荻野コウは、石上優の回想シーンで石上優に殴られています。その理由は、大友京子を弄んでいたことが石上優に知られたからです。石上優は、学校で話す人もいない状況で、クラスからも浮いた存在でした。そのような石上優に、唯一話しかけてくれたのが大友京子です。当時、石上優は大友京子に恋愛感情があったわけではありませんが、自分にも分け隔て無く接してくれる彼女を「いい人だ」と認識していました。

他に話す友人もいなかった石上優にとって、彼女の存在は学校生活における唯一の楽しみだったのではないでしょうか？石上優は、その大友京子に彼氏がいることを知ります。その彼氏というのが、演劇部の部長をしていた荻野コウでした。人気者でいい人という印象の荻野コウと、彼と楽しそうにしている大友京子を見て、石上優は彼女たちの幸せを願っていました。

しかしその後、石上優は荻野コウが「他の女子に乗り換えようと思っている」という言葉を口にしているのを聞いてしまいます。石上優はそれを聞いて、荻野コウに「大友京子のことをなんだと思っている？」と怒りを見せました。すると、荻野コウは石上優の神経を逆なでするような言葉を返します。それを聞いた石上優は、女性が寄りつかないほどの顔にしようと、荻野コウの顔を殴りつけます。

その騒ぎを聞きつけ、クラスメイトや大友京子が2人の周りに集まります。すると、荻野コウは「待ってました」といわんばかりに、石上優が突然殴りかかってきたかのように演技を始めます。荻野コウは、石上優が自分の彼女である大友京子のストーカーだと言いふらし、被害者のふりをしたのでした。

人気者で、日頃からクラスメイトや教師からの人望も厚い荻野コウは、彼らを見事に騙し、石上優を悪者に仕立て上げます。そして、石上優は1ヶ月の停学処分となり、誤解を解くこともできず、課題と反省文を書く罰を与えられることになってしまいます。

荻野コウを殴ったことで停学となってしまった石上優は、その後、学校に通わなくなってしまいます。停学処分を言い渡された際に出された課題は終わらせたものの、荻野コウを殴ったことに対しての反省文を描くことには納得がいかず、書くことができませんでした。教師だけではなく、クラスメイトや親からも非難された石上優は、その状況にもがき苦しみます。

また、助けようとした相手である大友京子からも非難されたことで、正義とは何なのか分からなくなってしまいました。そうして、荻野コウとの一件で、あらゆる人たちとの間に溝ができてしまった石上優は、その後、中学に通わずに卒業することになったのでした。

石上優を加害者に仕立て上げ、彼を不登校に追いやった荻野コウですが、その後、高校を転校することになります。秀知院学園は、幼稚園から大学までの一貫校のため、高等部には荻野コウも在籍していました。石上優に冤罪をかけ、自身は学園生活を続けていた荻野コウですが、その事実が生徒会の面々に知られてしまいます。生徒会は、石上優の中学時代の事件の真相を公表しようかと考えましたが、石上優の心情を汲み、思い留まります。

本当のことを明かせば、大友京子が荻野コウに弄ばれていたことが浮き彫りとなり、石上優の「大友京子を傷つけたくない」という意思に反してしまうからです。その代わりに、生徒会のメンバーたちは、教師たちに抗議をしたりと、できるかぎりの処置をとります。

生徒会のそのような活動により、石上優は身の潔白を証明することができました。そして、生徒会副会長である四宮かぐやは、ことの真相を秀知院学園の上層部に報告します。四宮かぐやの報告によって、事件の真相を学園に知られてしまった荻野コウは、上層部の圧力によって転校させられることになったのでした。

四宮かぐやの報告によって、中学時代の石上優との事件の真相を秀知院学園の上層部に知られてしまった荻野コウは、学園を転校することになってしまいました。転校後、荻野コウがどうなったのかは、かぐや様は告らせたいの作中では描かれていません。そのため「トラウマになって、荻野コウも不登校になったのでは？」「別の意味でも消されているのでは？」という読者・視聴者の感想も見られています。

また、転校後、中学時代に付き合っていた大友京子と接触した様子もないようです。最後は転校の結末を迎えた荻野コウですが、石上優が反省文を提出しなかったことを知り、事件後も「いつか真相を石上優にバラされるのではないか？」と怯えていたようです。

かぐや様は告らせたいのアニメで、荻野コウの声を演じたのは『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス、『3月のライオン』の桐山零、『鬼滅の刃』の時透無一郎と時透有一郎などの声優として活躍している河西健吾さんです。マウスプロモーションに所属しており、1985年2月18日生まれの大阪府出身であると公表されています。前述のキャラクター以外では、次の項目のキャラクターも演じられています。

• うちはカガミ（NARUTO疾風伝）
• 日所好己（ダイヤのA）
• 矢巾秀（ハイキュー‼）
• ジョン・S（文豪ストレイドッグス）
• 蓮井（べるぜバブ）
• あさぎりゲン（Dr.STONE）
• 削板軍覇（とある科学の超電磁法T）
• クアイエッセ・ハゼイア・クインティア（オーバーロード）
• 河田ナホヤ（東京卍リベンジャーズ）
• 橋田悠（ブルーピリオド）

荻野コウは、実写映画のかぐや様は告らせたいにも登場しています。『仮面ライダーゼロワン』の飛電或人（仮面ライダーゼロワン）や、『交換ウソ日記』の瀬戸山潤などのキャストとして活躍している、高橋文哉さんが役を務めています。高橋文哉さんが役を演じると知った漫画読者・アニメ視聴からは「嫌なヤツだけど、実写俳優がかっこいいから許しそう」という声があがっています。

かぐや様は告らせたいは、どのキャラクターも魅力があると評判ですが、荻野コウに関しては「嫌い」「好きじゃない」という意見が多いようです。大友京子を弄んだり、石上優を不登校に追いやったりと、卑劣な行動が作品ファンから非難されています。

こちらのツイートでは、実写映画の荻野コウの語尾に「ゾ」がついていたと報告されています。原作漫画やアニメでは、他人で遊ぶような行動が作品ファンの非難の的となっていました。しかし、実写版で新たな特徴が追加されたことで「嫌なヤツ」という印象が僅かばかり薄らいだようです。

以上、かぐや様は告らせたいに登場する荻野コウについて紹介してきました。荻野コウは、石上優が中学時代に不登校になるきっかけを作った人物で、女性を弄ぶ卑劣な人物として登場しました。その後、石上優が高等部で生徒会の会計を務めたことで、生徒会の面々に過去の悪行が知られ、転校する結末を迎えます。実写映画では、俳優の高橋文哉さんが役を務めているので、気になった人は実写版も手に取ってみてはいかがでしょうか？