【機動戦士ガンダム 水星の魔女】ハッピーバースデーの歌は不幸の前兆？歌詞が違う？

水星の魔女とは、2022年10月から放送されているガンダムシリーズの新作アニメです。学園を舞台に、テレビシリーズ初の女性主人公の活躍が描かれています。ここでは、テレビアニメ水星の魔女で話題となっているハッピーバースデーの歌について紹介します。

また、水星の魔女の作中でハッピーバースデーが流れるトラウマシーンも紹介します。他にも、水星の魔女で話題になったOP主題歌や、ED主題歌を紹介します。ハッピーバースデーが呪いの歌と言われている理由や、歌詞について考察していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

テレビアニメ水星の魔女の作品概要を紹介します。機動戦士ガンダム 水星の魔女は、2022年10月から放送されているテレビアニメです。2022年10月から1月まで第1クール、2023年4月から第2クールが放送されています。初の女性主人公や学園を舞台にするなど、従来までのガンダムシリーズからは異色の作品となっています。制作はサンライズ、監督は「キズナイーバー」などで知られる小林寛さんです。

水星の魔女は、従来のガンダムのセオリーを引き継ぎながら、学園を舞台にするなどの新しい試みを打ち出し、ガンダムに親しみのない若年層からも評価されています。また、水星の魔女の脚本は、「コードギアス 反逆のルルーシュ」で知られている大河内一楼さんが担当しています。テンポの良い展開と引きの強い終わり方が特徴的で、放送終了後に関連ワードがSNSでトレンド入りするなど、話題となっています。

アスティカシア高等専門学園に、ある日水星からの転入生がやってきます。スレッタ・マーキュリーと名乗るその少女は、ベネリッドグループの令嬢であるミオリネ・レンブランと出会います。ミオリネは父親によって全てを支配されており、学園で行われるモビルスーツの決闘で勝ち上がったホルダーと婚約するという定めにありました。ミオリネを助けたいスレッタは、現ホルダーであるグエルにモビルスーツでの決闘を申し込みます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場する、ハッピーバースデーの歌について考察します。水星の魔女の初回放送時、作中で流れたハッピーバースデーの歌が大きな話題となりました。ここでは、水星の魔女におけるハッピーバースデーの歌が呪いの歌だと言われていることや、流れるシーンについて、歌詞の意味やスレッタとの関係を紹介します。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

水星の魔女では、誕生日を祝うハッピーバースデーの歌が流れるシーンが何度かあります。本来ならば喜ばしいハッピーバースデーの歌ですが、水星の魔女の一部の視聴者の間では、呪いの歌だと言われています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女でハッピーバースデーの歌が呪いの歌だと言われている理由は、それが流れるシーンでは毎回ひどい出来事が起きるためです。

例えば、子供がハッピーバースデーを歌っている時に父親が死亡したり、友人の誕生日をお祝いしている時に相手が丸焼きになったりします。ハッピーバースデーの歌が流れるたびに人が死ぬため、水星の魔女の視聴者の間ではハッピーバースデーの歌が流れないよう祈るというような感想が多くみられます。ハッピーバースデーが流れるシーンについて、詳しくは下の「水星の魔女のハッピーバースデーのトラウマシーン」で紹介します。

ハッピーバースデーの歌は、機動戦士ガンダム 水星の魔女の作中で3回登場します。3回目はイントロのみですが、1回目と2回目は歌詞がありました。ハッピーバースデーの歌は本来、サビでハッピーバースデーの後に祝う相手の名前を入れます。1回目のエリクト・サマヤの誕生日では、父親であるナディムが「dear エリクト」と名前を入れて歌っていました。

しかし、2回目のスレッタがエラン・ケレスの誕生日を祝った時は、名前を歌詞に入れていません。本来「dear エラン」となる部分を、「ハッピーバースデー」の繰り返しで終わらせています。スレッタが歌詞の違うハッピーバースデーを歌った理由は、下で考察します。

スレッタが歌ったハッピーバースデーの歌詞に名前がなかった理由は、母親のプロスペラに関係があると考察されます。プロスペラは20年前のヴァナディース事変にて夫のナディムを亡くし、水星で1人でスレッタを育ててきました。そのため、スレッタにハッピーバースデーの歌を教えたのは、母親のプロスペラであると考察されます。

20年前のヴァナディース事変で、夫のナディムは名前が入った歌詞のハッピーバースデーを歌っていました。つまり、家族であるプロスペラにとっても、ハッピーバースデーの歌詞は相手の名前を入れるという認識がある可能性が高いです。これらのことから、プロスペラはこれまでスレッタの誕生日を祝う際、わざと歌詞にスレッタの名前を入れないでハッピーバースデーの歌を歌っていたと考察されます。

プロスペラは普段、スレッタに対して優しいお母さんらしく振る舞っています。スレッタもプロスペラのことが大好きで、プロスペラが言うことなら何でも従うほど盲目的です。しかし、この考察が正しいとすると、誰よりも家族思いなスレッタが、一番大切にしている母親に愛されていない可能性があります。それでは、ハッピーバースデーの歌詞について考察したところで、次にハッピーバースデーのトラウマシーンを紹介します。

機動戦士ガンダム 水星の魔女で、ハッピーバースデーの歌が流れたトラウマシーンを紹介します。水星の魔女でハッピーバースデーの歌が流れたシーンは3回存在し、その全てで悲惨な出来事が起きています。ハッピーバースデーの明るい曲調と凄惨な状況のコントラストが事態のむごさを強調し、トラウマシーンだと言われるようになりました。ここでは、そのようなトラウマシーンを3つ紹介しますので、興味のある方はぜひご覧ください。

1つ目に紹介するのは、21年前に起きたヴァナディース事変でのトラウマシーンです。機動戦士ガンダム 水星の魔女の物語が始まる21年前、スレッタの母親であるエルノラ・サマヤは、パイロットとしてヴァナディース機関で働いていました。ヴァナディース機関はガンダムを開発する研究組織でしたが、あるとき評議会の決定で強制執行を受けます。

ガンダムに利用されているガンドフォーマットが人の命を奪うという理由で、評議会はガンダムの開発自体を禁忌と決定したのでした。武力制圧によって研究員が次々と殺されていく中、エルノラの夫であるナディムが、妻子の逃げる時間を稼ぐために開発中のガンダムに乗って迎撃に出ます。しかし、相手はガンダム対策を万全に準備しており、ナディムはそのまま倒されて死亡します。

ナディムが死亡する直前、搭乗しているガンダムの通信が周囲の回線に強制的に繋がります。その日は娘のエリクトの4歳の誕生日であり、瀕死のナディムはハッピーバースデーの歌を歌います。通信を聞いた幼いエリクトは状況が分からないながらも、喜んでハッピーバースデーの歌を一緒に歌います。そして歌が終わると、ナディムは息を引き取ったのでした。喜んで歌う娘と、死にゆく父親の対比が残酷なトラウマシーンとなりました。

2つ目に紹介するのは、学園でスレッタと交友を深めたエラン・ケレスの死亡シーンです。エラン（強化人士4号）は、ペイル社がガンダムパイロットとして秘密裏に養成している4人目の強化人士です。ペイル社は会社の跡取りである本物のエラン・ケレスの代わりに、外見を同じように整形させた身代わりをエランとして学園に通わせています。

エランは、ミオリネの婚約者の座を得てベネリットグループとの強力な関係を結ぶため、学園のモビルスーツでの決闘でホルダーになる必要がありました。しかし、本物のエランにはMSパイロットとしての適性がありませんでした。そのため、肉体を人工的に強化しデータストームへの耐性を植え込まれた代わりの強化人士が用意されます。強化人士は外見を本物のエランそっくりに整形された上、以前の記憶を消去されていました。

学園に転校してきたスレッタと出会ったのは、本物のエレンの身代わりとして用意された強化人士の4人目でした。エラン（強化人士4号）は、ペイル社の命令を受けてスレッタに近づき、スレッタの搭乗機エアリアルの情報を引き出そうとします。2人は交流を重ねるも途中で決裂、ガンダムで決闘を行うことになります。決闘はスレッタの勝利に終わりますが、戦いの途中でエランは、母親が誕生日を祝ってくれた記憶を思い出します。

エランが取り戻した記憶を知ったスレッタは、一緒に誕生日を祝うことを約束します。後日、デートの約束をしたスレッタは待ち合わせ場所でエランのことを待っていました。ウキウキしているスレッタは、ハッピーバースデーの歌を口ずさみます。同じ時、エランは決闘に敗北したことで処分が決定し、ペイル社の一室で拘束されていました。そして、俯きながらハッピーバースデーの歌を歌うエランに、ビームが発射されたのでした。

3つ目に紹介するのは、グエルとの決闘シーンです。ミオリネは、プロスペラがスレッタを洗脳していることに気がつきます。ミオリネはスレッタを解き放つため、プロスペラと取引をし、最後に一度スレッタとグエルを戦わせることになります。決闘日はミオリネの誕生日であり、ミオリネはスレッタに勝利をちょうだいとお願いします。

スレッタは張り切ってグエルと戦いますが、決着がつく瞬間にエアリアルの稼働が停止します。ミオリネが決闘の前に停止プログラムを仕込んでいたのでした。ミオリネが停止を作動させるアプリを押すと、ハッピーバースデーの歌が流れ出します。グエルに敗北して混乱するスレッタの前に、ミオリネが現れ、全ては自分が仕組んだことだと冷たく告げます。

信じられず縋ってくるスレッタにミオリネは、追い討ちをかけるようにもう用済みであることを告げたのでした。絶望したスレッタは、子供のように泣き叫びます。全てはスレッタのためを思うがゆえのミオリネの一芝居でしたが、スレッタにはそれがわかるはずもありませんでした。決闘に勝ってミオリネと指輪やドレスを買いに行くとウキウキしていたスレッタが地獄に叩き落とされる、トラウマシーンとなりました。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のアニメ主題歌を紹介します。水星の魔女のOP主題歌やED主題歌には、人気アーティストが起用されて話題を集めました。ここでは、水星の魔女の第1クールと第2クールの主題歌をそれぞれ紹介します。

アニメ水星の魔女の第1クールでOP主題歌に起用されたのは、YOASOBIの「祝福」です。YouTubeに投稿されたMVは、2023年6月27日現時点で5901万再生されています。アニメ水星の魔女の第2クールでOP主題歌に起用されたのは、yamaの「slash」です。YouTubeに投稿されたLyric Videoは、同時点で347万回再生されています。

アニメ水星の魔女の第1クールでED主題歌に起用されたのは、シユイの「君よ 気高くあれ」です。YouTubeに投稿されたMVは、2023年6月27日現時点で459万再生されています。アニメ水星の魔女の第2クールでED主題歌に起用されたのは、アイナ・ジ・エンドの「Red:birthmark」です。YouTubeに投稿されたMVは、同時点で75万回再生されています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場する、ハッピーバースデーの歌に関する感想や評価を紹介します。これは、水星の魔女のハッピーバースデーの歌が視聴者にトラウマを残していることが示されている感想のツイートです。このツイートの他にも、ハッピーバースデーの曲を聴くと悲しくなるようになったという感想が多く見られました。

このツイートには、呪いの歌と化しているハッピーバースデーの歌が流れても、グエルが死ななくて安堵する気持ちが表れています。この他にも、グエルが死ぬと思ったという感想が多く見られました。

これは、スレッタがハッピーバースデーの歌詞に名前を入れていないのは、プロスペラが歌っていないためだという説に言及したツイートです。このツイートの他にも、スレッタがプロスペラから愛されていない可能性を考えて悲しくなったという感想が多く見られました。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するハッピーバースデーの歌は、流れるたびに悲惨なことが起きる呪いの歌だと言われています。スレッタはハッピーバースデーの歌詞に人の名前を入れませんが、それは母親のプロスペラから愛されていないためである可能性があります。ハッピーバースデーの歌が流れるシーンは3回あり、その全てがトラウマシーンとなりました。