機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場する企業一覧!各社の関係と主要キャラは?

「機動戦士ガンダム水星の魔女」には巨大な複合企業ベネリットグループが登場します。ベネリットグループはモビルスーツの開発、製造に携わる会社で構成されており、中心となるのが御三家とされている3社です。ここでは「機動戦士ガンダム水星の魔女」のベネリットグループの企業組織図と御三家の紹介、主要なキャラクターを紹介します。さらに、ベネリットグループ総裁と各社の関係についてもみていきます。

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目次

  1. 水星の魔女とは?
  2. 水星の魔女の企業一覧
  3. 水星の魔女の企業における主要キャラクター
  4. 水星の魔女の企業や会社の関係・組織図
  5. 水星の魔女の企業に関する感想や評価
  6. 水星の魔女の企業まとめ

水星の魔女とは?

「機動戦士ガンダム水星の魔女」は、ガンダムのテレビシリーズで初めてとなる女性キャラクターが主人公です。A.S.(アド・ステラ)122、モビルスーツ開発に携わる多くの会社が宇宙に進出する中で、巨大な複合企業であるベネリットグループが物語の中心となります。ここでは、ベネリットグループの傘下企業を一覧で紹介し、各企業間の関係や企業組織図、主要キャラクターを紹介します。

機動戦士ガンダム 水星の魔女の概要

「機動戦士ガンダム水星の魔女」はテレビアニメ作品で、ガンダムシリーズの一つです。アニメーション制作はサンライズで、毎日放送、TBS系列他で2022年10月から2023年1月8日まで、第1期が放送されました。ガンダムシリーズとしては「鉄血のオルフェンズ」以来、5年ぶりの放送となりました。「水星の魔女」の第2期放送は、2023年4月に予定されています。

「機動戦士ガンダム水星の魔女」は本編放送が始まる前、2022年9月に前日譚となる「PROLOGUE」が、各動画配信サービスにて配信されました。また、「機動戦士ガンダム水星の魔女」は、テレビアニメ作品の他に、高島雄哉によって小説化されており、月刊ガンダムエース(KADOKAWA)にて2023年1月から連載中です。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のあらすじ

A.S.122、フォールクヴァング襲撃(ヴァナディース事変)から21年が経過し、時代はガンダム開発者を「魔女」と呼ぶようになっています。主人公のスレッタ・マーキュリーは、ベネリットグループのアスティカシア高等専門学園に入学します。学園内ではベネリットグループの総裁の娘ミオリネや、学園最強のパイロットを巡る争いに巻き込まれていきます。また、ベネリットグループ内の企業間の争いなどが描かれていきます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト

水星の魔女の企業一覧

企業①ベネリットグループ

ベネリットグループは、モビルスーツの開発、製造で最も巨大な複合企業です。総裁はデリング・レンブランです。A.S.122時点での企業組織図によると、ベネリットグループを構成する会社は157社もあります。組織図については後のベネリットと傘下企業の関係のところで紹介します。その中でも後述する「ジェターク社」「グラスレー社」「ペイル社」が売り上げトップ3の企業で、御三家と呼ばれています。

また、ベネリットグループはアスティカシア高等専門学校を経営しており、デリング・レンブラン総裁が理事長を兼ねています。モビルスーツ業界を推進する組織として、モビルスーツ開発評議会があり、デリング総裁や御三家、各企業のCEOが参加します。このモビルスーツ開発評議会には、下部組織として監査組織「カテドラル」が置かれ、デリング総裁がカテドラルの統括代表を兼ねています。

カテドラルには「魔女狩り部隊」とも呼ばれる直属の特殊部隊「ドミニコス隊」があります。モビルスーツ部隊となっているドミニコス隊は、ジェターク社CEOのヴィム・ジェタークの息子グエルが入隊を熱望しています。モビルスーツ・エアリアルを開発したシン・セー開発公社も傘下企業として名を連ねており、社長はスレッタの母プロスペラです。

企業②ジェターク社

ベネリットグループの企業組織図にある御三家の中でも一番上に書かれているのが「ジェターク社」です。正式名称はジェターク・ヘビー・マシーナリーで、CEOを務めるのは、父親からその座を受け継いだヴィム・ジェタークです。このように、ジェターク社は同族経営の会社です。ヴィムにはグエルとラウダ・二―ル(グエルの異母弟)という二人の息子がいます。

野心家で凄腕のCEOヴィムの下でジェターク社は御三家の中で売り上げトップを誇ります。ジェターク社が開発したモビルスーツは、デスルター、ディランザ、ダリルバルデなどがあり、グエルとラウダの搭乗機は、二人共にディランザです。他にもジェターク学園艦、ワームプロット級などの艦艇も製造しています。ジェターク社の社章は「吠えるライオンの横顔」です。

企業③グラスレー社

ベネリットグループの企業組織図で、御三家の一つとして書かれているのが「グラスレー社」です。正式名称はグラスレー・ディフェンス・システムズで、CEOを務めるのはサリウス・ゼネリです。サリウスにはシャディクという養子がおり、シャディクも経営に携わっています。グループの総裁デリングはかつてグラスレー社の幹部で、ドミニコス隊にグラスレー社のモビルスーツを提供していました。

グラスレー社開発のモビルスーツは、ミカエリス(パイロットはシャディク)、ハイングラ、ハインドリー、ベギルペンデ、そして、ドミニコス隊に提供されたベギルベウ(パイロットはケナンジ・アベリー)などがあります。また、ユリシーズ級、グラスレー学園艦などの艦艇があります。グラスレー社の社章は「蛇の頭がかたどられ、直線的なGが刻まれた盾」です。

企業④ペイル社

ベネリットグループの企業組織図で、御三家の一つとして書かれているのが「ペイル社」です。正式名称はペイル・テクノロジーズで、CEOを務めるのは、ニューゲン、カル、ネボラ、ゴルネリという4名の女性です。ザウォート(パイロットはエラン・ケレス)などを製造していますが、禁断の技術と言われ、デリング総裁が否定する「GUNDフォーマット」を用いたモビルスーツを秘密裏に製造しています。

4名の初老女性による合議制をとるペイル社は謎の多い会社と言われています。ベネリットグループの御三家の一角を担っているにも関わらず、デリング総裁に逆らうような会社の方針によって、グループの中で「異端」扱いをされています。ペイル社の社章は「両の翼を広げつつ頭のみ右を向けた鷲」です。

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水星の魔女の企業における主要キャラクター

デリング・レンブラン

水星の魔女の主要キャラクター、デリング・レンブランは、ベネリットグループの総裁で、監査組織「カテドラル」の統括代表でもあります。娘のミオリネが通うアスティカシア高等専門学校の理事長も務めています。業績が不審な会社は冷酷に切り捨てる、自分の決定には有無を言わさないなど、強引な経営手腕に加えて冷酷な経営者です。自分の娘に対しても冷淡なため、娘のミオリネは父親に反抗的です。

ヴィム・ジェターク

水星の魔女の主要キャラクター、ヴィム・ジェタークはベネリットグループの御三家の一つ、ジェターク社のCEOです。息子はグエル、ラウダ・ニールで、二人共にアスティカシア高等専門学園の生徒です。ジェターク家の同族経営で、父親からCEOを受け継ぎました。ジェターク社は御三家の中でも売上トップを誇り、これはヴィムの手腕によるものです。グループの総裁の座を狙い、デリングの暗殺を計画するなど、野心家です。

サリウス・ぜネリ

水星の魔女の主要キャラクター、サリウス・ゼネリはベネリットグループの御三家の一つ、グラスレー社のCEOです。シャディクという養子がおり、アスティカシア高等専門学園に通わせながら、会社の経営にも参加させています。老齢ですが、経営者としての能力は衰えておらず、デリング総裁に対しても自身の意見を言うなど、賢明で良識的な人物です。

ニューゲン

水星の魔女の主要キャラクター、ニューゲンはベネリットグループの御三家の一つ、ペイル社の共同CEOで、初老の女性です。側頭部から首にかけてGUND(身体拡張技術)を利用しています。他のカル、ネボラ、ゴルネリと合議制により会社を統率していますが、4名の中でリーダーのような存在です。

カル

水星の魔女の主要キャラクター、カルはベネリットグループの御三家の一つ、ペイル社の共同CEOで、初老の女性です。ニューゲンと同様に側頭部から首にかけてGUNDを利用しています。ジェターク社のヴィムに反論しようとするのをニューゲンに止められるなど、気が短い性格のようです。

ネボラ

水星の魔女の主要キャラクター、ネボラはベネリットグループの御三家の一つ、ペイル社の共同CEOで、初老の女性です。ネボラも他のCEOと同様に側頭部から首にかけてGUNDを利用しています。特徴としては紫色のバイザーをしているところです。単独での言動はほとんど見られず、他のCEOらと行動を共にしています。

ゴルネリ

水星の魔女の主要キャラクター、ゴルネリはベネリットグループの御三家の一つ、ペイル社の共同CEOで、初老の女性です。ゴルネリも他のCEOと同様に同じ部位にGUNDを利用しています。強気な表情が特徴です。特に目立った動きはありませんが、モビルスーツのエアリアルに関して仮説を立てるなど、深く思考する性格のようです。

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水星の魔女の企業や会社の関係・組織図

考察①ベネリットグループ企業の関係

ベネリットグループはA.S.122時点で、157もの会社で構成される巨大な複合企業てす。創設されたのはA.S.107で、創設15周年だということです。企業組織図によると、ジェターク社、グラスレー社、ペイル社の3社が御三家となっており、グループ売上上位3位を占めています。このように巨大な複合企業として君臨するベネリットグループを中心に、モビルスーツ開発を行う会社は多数あり、宇宙に経済圏を成しています。

そのため、最大手といえどもベネリットグループは、かつて存在していた「アナハイム・エレクトロニクス」のように、モビルスーツの市場を独占、支配しているわけではないようです。「アナハイム・エレクトロニクス」とは、宇宙世紀(U.C.)0079年以降に君臨し、モビルスーツ業界だけでなく地球連邦政府にも多大なる影響力を発揮していた巨大複合企業です。

考察②ベネリットグループの企業は覇権争いをしている?

水星の魔女のストーリーは、ベネリットグループ内で行われる覇権争いとなっています。主にグループの売上トップ3を誇る御三家による熾烈な競争と、グループの総裁の座を狙う御三家のCEOたちによる争いが描かれています。つまり、ベネリット社のトップでグループの総裁であるデリングと、ジェターク社のヴィム・ジェターク、グラスレー社のサリウス・ゼネリ、ペイル社の4名のCEOとは対立関係だということです。

水星の魔女の第1クールでは、6話までアスティカシア高等専門学園内で起こった学生たちの争いが描かれています。この学園に入学するにはグループ傘下企業からの推薦が必須で、パイロット科、メカニック科、経営戦略科にそれぞれ所属します。学校という体裁ですが、ベネリットグループの社員養成校のようなものです。

学園内の争いとは、デリング総裁の娘ミオリネとの婚約と、「ホルダー」と呼ばれる学園で最強のモビルスーツのパイロットの座を巡る争いです。中心となる人物は主人公のスレッタ・マーキュリー、デリング総裁の娘ミオリネ、御三家の息子たちです。彼らはモビルスーツ開発に関する各社の諜報戦を行うなど、生徒たちによる争いが繰り広げられます。

考察③ベネリットグループ総裁の権力は絶大?

ベネリットグループの企業組織図をみてみると、総裁の下にモビルスーツ開発評議会があり、その下に監査組織「カテドラル」があります。組織図によるとカテドラルには直属の実行部隊として「ドミニコス隊」が置かれています。ベネリットグループの総裁とは、評議会を監査する組織と、決定に違反する者を排除する実行部隊を指揮することができる権力者だということです。

その権力は絶大で、評議会で何かが決議された際、カテドラルで監査し、違反者をドミニコス隊によって排除することができます。学園内でもデリング総裁が決定した規則があります。それは、学園で最強のモビルスーツのパイロット(ホルダー)となった者が、デリング総裁の娘ミオリネと婚約することができるというものです。

デリング自身は明言していませんが、総裁の娘と将来結婚することができれば、ベネリットグループの総裁の座も手にすることが可能となります。そのため、御三家CEOたちは、息子たちをホルダーにしようと躍起になっているということです。

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水星の魔女の企業に関する感想や評価

「機動戦士ガンダム水星の魔女」のシーズン1は、自分よりも大きな力に対して、従うしかない、ということが描かれています。大きな力を前にして、力の無い者はどう生きるのか?抗うのか?について、どのように答えてくれるのかという興味で見てきたという感想です。

ベネリットグループの御三家とされているジェターク社、グラスレー社、ペイル社は、ガンダムについて対立しますが、この対立関係の構図を匂わせる描写が上手いという感想です。

「機動戦士ガンダム水星の魔女」には各企業が開発したモビルスーツが搭乗します。モビルスーツのデザインで、どの企業が開発したものかが一瞬で分かるのが、良いという感想です。

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水星の魔女の企業まとめ

ここまで「機動戦士ガンダム水星の魔女」の企業を紹介し、各企業の関係や主要キャラクターを紹介しました。ベネリットグループは巨大な複合企業で、組織図をみてみると、御三家のジェターク社、グラスレー社、ペイル社は売上トップ3です。グループのデリング総裁との関係は、御三家が総裁の座を狙う対立の関係でもありました。ここまで「機動戦士ガンダム水星の魔女」の企業一覧と各社の関係、主要キャラクターの紹介でした。

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