【機動戦士ガンダム 水星の魔女】クワイエット・ゼロとは？デリングとプロスペラの目的は？

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」とは、「異色のガンダム」や「新機軸のガンダム」と称されながら、多くの新規ファンを獲得したことで知られています。同作品が大ヒットしていることにより、ガンダムシリーズは更なる広がりを見せました。水星の魔女で話題になっているのが、クワイエット・ゼロです。この記事では、クワイエット・ゼロとはどのようなものなのか、その意味などについて考察するため、見る時の参考にしてください。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、2022年の秋アニメとして、Season1が毎日放送とTBS系列で放送されました。同作品のシリーズ構成を担当している大河内一楼は、原作的位置付けの小説「ゆりかごの星」を執筆しており、脚本も手がけています。Season1は全12話で、PROLOGEを含めたすべてのエピソードをdアニメストアやHuluなどの動画配信サービスで、2023年1月現在視聴することができます（有料）。

スレッタ・マーキュリーは、17歳の少女で水星で生まれ育ちました。アスティカシア高等専門学園に編入されることになった彼女は、ガンダムエアリアルに乗って向かっていましたが、その途上でミオリネ・レンブランという少女と出会います。ミオリネは、父親で学園学長でもあるデリングのやり方に反発して家出の途中でした。そこに、ミオリネの婚約者グエル・ジェタークも入り込んで、スレッタは騒動に巻き込まれてしまいます。

大ヒット中のテレビアニメ機動戦士ガンダム 水星の魔女は、ファンの間で「他のガンダムシリーズと同じく、考察しがいがある」と高評価されました。また、多くのファンが、提示されている謎や伏線の意味を考えながら観ているとのことです。その中でも、クワイエット・ゼロは最大の関心事となりました。この章では、水星の魔女のクワイエット・ゼロとは何か、併せてクワイエット・ゼロの意味について考察していきます。

クワイエット・ゼロを日本語に直訳すると、「クワイエット」は「静かな・静寂の」という意味があり、「ゼロ」は文字通り何もない状態です。繋げると「静寂のゼロ」という意味合いになり、熱心なファンの間で「ストーリー内で展開されている何かを鎮静化させる計画」と考察されました。具体的なことは、Season1では明かされませんでした。2023年4月より放送予定のSeason2にて、全容が明かされることが期待されています。

デリング・レンブランは、GUNDフォーマット技術が人体に与える影響を危惧して、ガンダム開発計画の中止を唱えた人物です。そのために独断で動き、ヴァナディース事変を引き起こして多くの犠牲者を出しました。その後、権力を手中にしたことで、現在はベネリットグループの総帥の座に就いています。

プロスペラ・マーキュリーの正体は、エルノラ・サマヤという女性で、ヴァナディース機関でガンダム開発計画のパイロットをしていました。ヴァナディース事変では、夫のナディムと多くの仲間を失くし、一人娘のエリクトを連れて逃げ延びたのです。つまり、プロスペラにとってデリングは仇であり、娘のスレッタをアスティカシア高等専門学園に送り込んだのは、デリングへの復讐のためと当初は推察されていました。

敵対関係に見えているデリングとプロスペラですが、クワイエット・ゼロにおいては協力関係であることが判明しています。二人は秘密裏に会っており、クワイエット・ゼロに関係するデータの受け渡しを行いました。二人の会話から、クワイエット・ゼロの発案者はプロスペラであることが思示唆されています。しかし、デリングが「今は私の計画だ」と語っていたことから、彼の権力がクワイエット・ゼロの達成に関わっているようでした。

クワイエット・ゼロについては、ファンの間で様々な考察が行われています。「ガンダム開発計画に端を発する全ての事象を、無にする」という考察もあれば、「デリングとプロスペラが、それぞれの失った愛しい者を蘇らせる計画」だと考えている人も多く、クワイエット・ゼロへの関心の高さが窺えました。

水星の魔女のストーリーについては、「クワイエット・ゼロとパーメットスコアに密接な関係がある」と推察するファンも多いとのことです。プロスペラが、デリングとの密会の際に、「ガンダムエアリアルのパーメットスコアが6に到達した」と発言しました。また、「クワイエット・ゼロが最終段階に進める」とも語っていることから、Season2のストーリー進捗が注目されています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女における、重要計画とされるクワイエット・ゼロの重要人物は、先述の通りデリング・レンブランとプロスペラ・マーキュリーでした。二人を演じているのは、それぞれ人気ベテラン声優である内田直哉と能登麻美子です。この章では、内田直哉と能登麻美子について紹介していきます。

内田直哉は、1953年5月1日に生まれました。出身地は東京都で、血液型はA型、いくつかの事務所を経て、2023年1月現在大沢事務所所属です。1972年に俳優デビューし、1980年代はミュージカル俳優としての地衣を築き上げ、1990年代以降は声優活動をメインにして現在に至りました。どのような性格の男性キャラでも演じられる、高い演技力の持ち主です。内田直哉が演じた主なキャラクターは、以下の通りです。

• 逆境無頼カイジ：遠藤勇次役
• ゲッターロボシリーズ：神隼人役（二代目）
• 機動戦士ガンダムUC：オットー・ミタス役
• DEATH NOTE：夜神総一郎役
• DRIFTERS：織田信長役

能登麻美子は、1980年2月6日に、石川県金沢市で生まれました。血液型はO型で、大沢事務所に所属しています。2000年に声優デビューすると、「癒し声」や「ウィスパーボイス」と称される独特の声質で、たちまち人気声優の仲間入りを果たしました。少女役から大人の女性まで幅広く演じることができ、近年ではナレーターとしても知名度を上げています。能登麻美子が演じた主なキャラクターは、下記の通りです。

• ケロロ軍曹：アンゴル=モア役
• 君に届け：黒沼爽子
• ノーゲーム・ノーライフ：フイール・ニルヴァレン役
• GANGSTA.：アレックス・ベネデット役
• ゴールデンカムイ：インカㇻマッ役

この章では、機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するクワイエット・ゼロに関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。クワイエット・ゼロは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

水星の魔女を全話観たと思われる方のツイートです。クワイエット・ゼロについては、内容がまだ明かされていないけれども、何か途方もない計画であることが伝わってくるという感想を持っています。

こちらは、水星の魔女の大ファンだと思われる方のツイートです。クワイエット・ゼロのことを、モビルスーツの機能を全停止するという内容で、中枢にスレッタが使われるのではないかと考察しています。

こちらも、水星の魔女の熱心なファンだと思われる方のツイートです。クワイエット・ゼロの発案者がプロスペラであることに着目して、計画完遂のためにスレッタとガンダムエアリアルが必要なのではないかと推察していました。

この記事では、機動戦士ガンダム 水星の魔女のクワイエット・ゼロについて特集しました。クワイエット・ゼロの内容や意味については、Season1にて明かされていません。今後放送予定のSeason2に注目しながら、クワイエット・ゼロに触れてみてください。