かぐや様は告らせたいは伏線が多い？未回収のまま終わった伏線も一覧で紹介

回収された伏線と未回収の伏線を知る前に、まずは「かぐや様は告らせたい」の基本情報を紹介していきます。かぐや様は告らせたいは2015年から2022年まで連載されていた漫画で、全28巻で完結しました。2019年からはアニメシリーズが放送されており、アニメでは「ローゼンメイデン」「昭和元禄落語心中」「グランクレスト戦記」などの作品に携わっている「畠山守」が監督を務めています。

かぐや様は告らせたいの主人公は四宮かぐやです。四宮かぐやは総資産200兆円を誇る巨大財閥「四宮グループ」の令嬢で、生徒会長の白銀御行に恋心を抱いています。白銀御行も四宮かぐやに恋心を抱いているため、2人は両想いの関係ですが、主導権を握るために「相手に告白させる」という頭脳戦を繰り広げています。累計発行部数は2200万部を突破しており、2019年には実写映画が公開されました。

ここからは、かぐや様は告らせたいの伏線を一覧でまとめていきます。かぐや様は告らせたいは伏線が張られたストーリーが面白いと言われていますが、未回収の伏線も存在しているようです。キャラクターの言動や謎を一覧でまとめていきます。

かぐや様は告らせたいのキャラクターは、「竹取物語」の登場人物の名前が元ネタになっています。竹取物語では、かぐや姫と5人の貴公子の物語が描かれており、生徒会メンバーに主要な登場人物の名前が当てはまります。石上優の元ネタの「石上麻呂足」は「燕の子安貝」に好意を抱いていましたが、竹取物語では手が届かずに命を落としました。そのため、石上優も子安つばめに振られています。

かぐや様は告らせたいでは、「キューバリファカチンモ事件」の伏線が回収されています。キューバリファカチンモは、生徒会室の私物を整理していた時に藤原千花が持ち出した謎の存在で、「筋肉質な人間の足」「大きな目」という気持ちの悪い特徴があります。キューバリファカチンモを見た四宮かぐやが、「まだ消化できていない出来事」と話しており、100話以上未回収の伏線になっていました。

キューバリファカチンモの伏線は、かぐや様は告らせたいの194話で回収されています。四宮かぐやは1年前のバレンタインに「オカルト研究部」からレシピを入手し、レシピに従ってキューバリファカチンモを作り出しました。ですが、チョコレートに魂が宿ってしまったため、早坂愛は自己防衛のために自身の記憶を抹消しています。

かぐや様は告らせたいでは、白銀御行と白銀圭の母親の伏線が未回収です。白銀圭は白銀御行の妹で、中等部の生徒会会計を務めているキャラクターです。四宮かぐやを敬愛しているため、物語途中に仲良くなっており、2人でお風呂に入るシーンが描かれています。この時に白銀圭が「過去に四宮かぐやと会っていたかもしれない」とほのめかしていますが、最後まで伏線は未回収のままでした。

白銀圭の母親は上昇志向が強い人物で、「子供の幸せは自分の幸せ」と考えるエゴイストです。また、精神が不安定になったことで家族を捨てましたが、白銀圭は母親の愛情を求めていました。四宮グループは多くの傘下を抱える巨大財閥のため、母親は四宮グループの会社に勤務しており、白銀圭が幼い頃に四宮かぐやと出会ったと予想されています。

かぐや様は告らせたいでは、四条帝の伏線も未回収です。四条帝は四条眞妃の双子の弟で、全国模試で1位を取った秀才です。幼い頃から四宮かぐやに好意を抱いており、「四宮かぐやを四宮家から解放したい」と考えていました。作中で謎の女性と会話していますが、最後まで伏線は未回収のままでした。

四条帝と話していた女性は、白銀御行の母親という説が浮上しています。四条家は四宮の血筋を持つ家系で、一流企業を経営しています。そのため、母親は四条家の会社に勤務しており、四条帝の身の回りの世話をしていたという考察がされています。

かぐや様は告らせたいでは、石上優と伊井野ミコの恋愛も描かれています。当初の伊井野ミコは石上優が嫌いな様子を見せていましたが、心の中では石上優が気になっていました。また、2人も「先に告白させる」という頭脳戦を繰り広げていますが、最後までカップルになるエピソードは描かれていません。

かぐや様は告らせたいの白銀御行は、秀知院学園の生徒会長を務めているキャラクターです。秀才が集まる学園で成績1位をキープしており、周囲からは天才と思われていますが、裏で血の滲むような努力を行っています。登場時点で生徒会長を務めており、周囲から「選挙での大立ち回りは凄かった」と言われていますが、最後まで選挙の詳細が描かれることはありませんでした。

秀知院学園は東京都港区に拠点を置く学校で、貴族や士族を教育する機関として創立されました。名家の子供たちが学園に通っていますが、白銀御行は一般家庭出身のため、他の子供たちのような力は持っていません。そのため、選挙では目立つ行動で注目を集めたと予想されています。

かぐや様は告らせたいでは、「白銀御行のカナヅチと虫嫌いが発覚し、藤原千花に過去最大の苦難が訪れる」という伏線が張られています。普段から藤原千花は白銀御行のポンコツっぷりに苛立ちを見せていましたが、最後までカナヅチと虫嫌いの伏線は回収されませんでした。

龍珠桃は高等部の2年生で、天文部の部長を務めているキャラクターです。告白の準備をしていた白銀御行を龍珠桃が手伝っており、白銀御行が「恩知らず」と言ったことで2人が過去に接点を持っていたことが明らかになりました。ですが、最後まで伏線は回収されていません。

物語途中に新学期が始まり、新1年生として「阿倍ひふみ」という生徒が学園に入学しています。阿倍ひふみは足元だけが描かれており、当初は重要人物と思われていましたが、最後まで顔が描かれることはありませんでした。

かぐや様は告らせたいでは、「四条眞妃が真に幸せを掴む物語が始まるのは、そう遠くない未来の話である」と記載されています。そのため、四条眞妃の恋愛エピソードが描かれる予感がありましたが、最後まで四条眞妃の伏線は回収されていません。

かぐや様は告らせたいの四宮かぐやは、生徒会副会長を務めているキャラクターです。容姿端麗で成績優秀の四宮かぐやは、生徒から絶大な人気を誇っているため、その気になれば生徒会長になれたと予想されています。そのため、「四宮かぐやが生徒会長にならなかった理由」という謎が残されています。

四宮かぐやは白銀御行を苦手にしていましたが、自然と白銀御行の姿を目で追うようになり、気が付くと恋心を抱いていました。そのため、生徒会に入った時点では白銀御行に恋心を抱いていないため、白銀御行に気を使って会長の座を譲った訳ではないようです。また、中等部時代は冷たい性格をしていたため、一部の生徒から嫌われていた可能性があります。

かぐや様は告らせたいでは、「四宮かぐやと白銀御行のどちらが先に告白するか」という頭脳戦が描かれています。当初は2人が勝ったり負けたりという状況でしたが、白銀御行は生徒会に入る前から四宮かぐやに好意を抱いていたため、物語が始まる前から白銀御行が負けていたという意見が挙がっています。また、「告白させて主導権を握る」と考えていましたが、結局はお互いを尊重し合うカップルになりました。

四宮かぐやが1年生の時に、沼の掃除のボランティアが行われていました。この時に新聞記者を親に持つ生徒が沼に足を取られ、四宮かぐやが体を汚しながら生徒を助けています。四宮かぐやは「人脈のため」に生徒を助けましたが、四宮かぐやの姿を見た白銀御行は美しさを感じ、当時の生徒会長から「生徒会に入れば四宮かぐやと会える」と言われたことで生徒会長になりました。

回収された伏線と未回収の伏線を知った後は、かぐや様は告らせたいの原作漫画の最終回を解説していきます。かぐや様は告らせたいは大ヒット作品のため、ファンから作品を惜しむ声が多く挙がっています。卒業式と新しい頭脳戦の情報をネタバレしながらまとめていきます。

かぐや様は告らせたいの最終回では、秀知院学園の卒業式が描かれています。中退した白銀御行はアメリカに渡っていましたが、サプライズでこっそりと帰国していました。そのため、懐かしい日々を思い出しながら校内を周っており、先生の計らいで卒業式を覗くことになりました。この時に壇上の四宮かぐやと目が合い、白銀御行と再会した四宮かぐやが微笑んでいます。

卒業式が終わり、白銀御行と四宮かぐやは生徒会室で2人きりになりました。そのため、甘い雰囲気が流れていますが、2人は頭の中で「早くプロポーズさせる」「40歳を目処に結婚」と考えていたため、新たな頭脳戦が勃発しています。その後、四宮かぐやがサプライズの卒業祝いを用意していたため、驚いた白銀御行が目に涙を浮かべ、生徒会メンバーが駆けつけて物語の幕を下ろしました。

回収された伏線と未回収の伏線を知った後は、かぐや様は告らせたいの作者の情報をまとめていきます。かぐや様は告らせたいは大ヒット作品のため、作者は高い知名度を誇っています。作者の新作の情報もまとめていきます。

かぐや様は告らせたいの作者は、元漫画家の赤坂アカです。赤坂アカは新潟県出身で、2000年代から活動を行っています。生年月日は1988年8月29日で、2011年に「さよならピアノソナタ」のコミカライズ版で作画を担当しました。かぐや様は告らせたいの大ヒットで知名度を上げており、2020年には小学館漫画賞の一般向け部門を受賞しています。

かぐや様は告らせたいは2022年11月に完結しており、赤坂アカは「漫画家を引退して原作者に専念する」とコメントしました。連載中は「作者は女性」という噂が浮上していましたが、顔出しでインタビューを受けており、眼鏡をかけた男性であることが分かっています。また、「スマホでフリック入力しやすい」という理由で、赤坂アカというペンネームを決めたと話しています。

赤坂アカは2020年から「推しの子」の原作を担当しています。推しの子は「週刊ヤングジャンプ」「少年ジャンプ＋」で連載されている漫画で、2023年6月時点で累計発行部数900万部を突破しています。作画の「横槍メンゴ」は三重県出身の漫画家で、高校を中退してアシスタントになった経歴の持ち主です。連載前から赤坂アカと面識があり、赤坂アカの希望で横槍メンゴの作画が決まったと言われています。

回収された伏線や未回収の伏線を知った後は、かぐや様は告らせたいに関する感想を一覧でまとめていきます。かぐや様は告らせたいは、漫画とアニメの両方が人気のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介したストーリーや伏線に関する感想を一覧でまとめていきます。

白銀御行と白銀圭の母親は家族を捨てており、作中で登場を感じさせる描写がされていました。そのため、「白銀家の母親が気になる」「最後は母親の愛情を取り戻してほしかった」という感想が挙がっています。

本記事で紹介したように、かぐや様は告らせたいでは「キューバリファカチンモ」という謎の存在が描かれています。キューバリファカチンモが誕生したバレンタインは謎が多いため、「バレンタインのエピソードを深掘りしてほしい」という感想が挙がっています。

かぐや様は告らせたいの最終回では、四宮かぐやと白銀御行の新たな頭脳戦が勃発しているため、「2人のその後が気になる」「結婚した姿を見たい」という感想が挙がっています。また、2023年6月時点で、かぐや様は告らせたいのアニメは放送中のため、「アニメの最終回を早く見たい」という感想も挙がっています。

本記事では、かぐや様は告らせたいで回収された伏線と未回収の伏線を一覧でまとめていきました。かぐや様は告らせたいは、大人気のまま物語の幕を下ろしていますが、回収されていない伏線もあるため、スピンオフ作品を描いてほしいという意見が挙がっています。かぐや様は告らせたいを読んだことがない方も、本記事を参考にしながら読んでみて下さい。