【おおきく振りかぶって】阿部隆也はかっこいい三橋の相棒！篠岡との恋愛の行方は？

当記事では「おおきく振りかぶって」で、かっこいいと人気の阿部隆也のプロフィールや性格、怪我の理由やその後の成長をみてきます。さらに、阿部隆也と篠岡の恋愛の行方を考察し、阿部隆也の家族についても紹介していきます。また、阿部隆也の名言をみていき、アニメ声優の中村悠一さんについても紹介していきます。まず、ここでは「おおきく振りかぶって」の作品情報をみていきます。

「おおきく振りかぶって」はひぐちアサ先生により、2003年から講談社の「月刊アフタヌーン」で連載中の野球漫画です。2006年には第10回手塚治虫文化賞において新生賞を受賞しました。さらに、2007年には第31回講談社漫画賞の一般部門を獲得し、同年には文化庁メディア芸術祭10周年記念企画「日本のメディア芸術100選」マンガ部門にも選ばれました。

また「おおきく振りかぶって」はテレビアニメ化もされています。第1期が2007年4月～9月に放送され、第2期は2010年4月～6月に放送されていました。他に「おおきく振りかぶって」はゲーム化や舞台化など、様々なメディア展開がされている人気作です。

中学時代、エース投手だった三橋廉はチームメイトから疎まれ、自分に自信が持てない性格になってしまいました。彼はその苦い思い出を払拭するため、県立西浦高校に入学します。しかし、彼が入った同校の野球部は部員が新入生のみの弱小チームであり、彼は再びエースに指名されました。そこで三橋はリードの巧みな阿部隆也とバッテリーを組み、弱小校から甲子園を目指して、チームメイトと切磋琢磨しながら成長していくのでした。

「おおきく振りかぶって」に登場する阿部隆也は、西浦高校1年7組に所属する野球部員で、タレ目が特徴的なキャラクターです。背番号は12、右投右打、ポジションは捕手（キャッチャー）で、主人公の三橋廉とバッテリーを組んでいます。その誕生日は12月11日、星座はいて座、身長は172cm（入学時は170cm）、体重は62.1kg（入学時は55kg）で、血液型はO型、家族構成は両親と弟です。

また、阿部隆也は頭脳派のキャッチャーで、戦略などは彼が中心となって考えています。そして、監督の百枝まりあからも、高校生が考えられるようなこととは思えない、と評されるほどの戦略が巧みな策略家でもあります。さらに、彼の優れたリードは打撃面でも活かされ、実力的にはクリーンナップを任せられるほどの打力の持ち主です。ただ、守備面への負担軽減のため、下位打線を任されることもあります。

「おおきく振りかぶって」の阿部隆也は、いつも前向きな性格で、自分やチームに絶対的な自信があり、強気な発言が目立つキャラです。そして、野球に関係のない話には興味が示さないほど、野球一筋の真面目な性格です。さらに、阿部隆也は高校生とは思えないほどクールで落ち着きがあり、人と馴染むのが苦手な彼は、チームメイトとふざけ合うことがほとんどありません。

また、阿部隆也は揺るがない強い意志を持っており、副キャプテンとしてチームをまとめ、バッテリーを組む三橋との信頼関係を築くために奮闘しています。しかし、物言いが少し上から目線の傾向があり、相手を誤解させることも多々ありますが、実は仲間思いで優しい性格です。

さらに、そのキツイ発言により、バッテリーを組む三橋をよくビビらせていますが、その根底には三橋と一緒に強くなりたいという気持ちがあります。そして、やがて2人はバッテリーとして信頼関係を築き、対等な関係に成長していくのでした。

阿部隆也が怪我をしたのは、美丞大狭山との試合でした。チームメイトからのホームへの返球が逸れたことで、キャッチャーの阿部隆也は少しジャンプして捕球しました。そして、そのまま相手チームの走者がスライディングしながら、ホームに突入したため、相手を避けようとした阿部隆也は無理な体勢で着地しました。そのことで、阿部隆也は左足を怪我しました。

ここで、阿部隆也とバッテリーを組む三橋は、いつも彼が怪我をしないか心配していました。そして、実際に阿部隆也が怪我を負ってしまったことで、阿部がサインを出してくれるから勝ち続けられると信じていた三橋は動揺しました。三橋は自分が再びヘタレな投手に戻ってしまうのでは、と心配になったのです。

しかし、キャプテンの花井梓や、チームメイトの田島悠一郎の助けもあり、三橋はいかに自分が阿部隆也のリードに頼っていたかを実感します。そして、それまで阿部隆也に頼りきりだった事実を素直に認め、俺は強くなると宣言し、阿部隆也に対してはもう怪我をしてはダメだと伝えました。このように、阿部隆也の怪我がきっかけで、三橋は阿部隆也と対等な関係のバッテリーとなり、一緒に強くなりたいと思うようになりました。

また、監督の百枝まりあも対等なバッテリーとして、2人を成長させたいという思いが強くなります。そこで、三橋に怪我をした阿部隆也を支える役割を託し、2人が多くのコミュニケーションを取れるように計らいます。その結果、阿部隆也と三橋はそれまで知らなかった互いの性格や気持ちを徐々に理解していきました。

「おおきく振りかぶって」に登場する篠岡千代は、西浦高校の硬式野球部のマネージャーで、阿部隆也と同じクラスの1年7組に所属しています。その誕生日は3月25日、星座はおひつじ座、身長は154cm、体重は42kg、血液型はAB型、家族構成は両親と祖母、妹です。さらに、中学までソフトボール部に所属していた篠岡千代は、野球の知識も豊富で、高校では野球部のマネージャーに志願しました。

阿部隆也には彼女はおらず、野球一筋の彼は恋愛に興味がないようです。一方、篠岡も野球部の部員とはそのような雰囲気になれない、と周囲に言っていますが、実は密かに阿部隆也に想いを寄せています。阿部隆也と篠岡は同じ中学の出身であり、中学ではソフトボール部だった彼女が、高校では野球部のマネージャーに志願したのも、ただ野球が大好きという理由だけではないようです。

また、阿部隆也と篠岡は中学の頃に、少し喋ったことがあったようです。しかし、高校で篠岡から言われるまで、阿部隆也は彼女が同じ中学出身であることに気づきませんでした。さらに、篠岡が自身の恋心を周囲に隠していることもあり、恋愛にかなり鈍感な阿部隆也本人は篠岡の想いにまったく気づいていません。

それについて、篠岡は野球のことばかり考えている阿部隆也がかっこいい、と発言しています。そして、阿部隆也の言動に一喜一憂するものの、チームの調和を乱さないため、必死に自分の恋心を隠してマネージャー業に励んでいるようです。

「おおきく振りかぶって」作中には、阿部隆也の父親も登場しています。阿部隆也はよく家で父親と野球のことを話しており、互いに頑固で熱い性格なので言い合いになることも多々あります。

また、父親が阿部隆也と三橋の関係について、お前の友人関係もたかが知れていると言ったこともありました。それについて、阿部隆也の父親は息子と三橋の間に信頼関係がなく、対等な立場ではないことに気づいてほしくて、そのような発言をしたようです。

阿部隆也の弟も作中に登場しています。阿部隆也の弟は小学生で、名前は阿部旬（しゅん）、兄の阿部隆也と同様に旬も野球をしています。また、阿部旬は兄とは違い、人懐っこくて温厚な性格で、三橋のことも笑顔が素敵な人と言っています。そして、阿部隆也のチームメイトである田島悠一郎のことを尊敬しており、彼にバッティング練習などをみてもらっています。

阿部隆也の名言、1つ目「やっぱ笑顔が…」をみていきます。普段は短気でクールな阿部隆也が、満面の笑みでこのセリフを言いました。投手が笑顔でいることで、野手は冷静になれます。さらに、相手チームを揺さぶることもできます。そのことを伝えたセリフとして、阿部隆也の普段は見せない笑顔と共に人気の名言となっています。

阿部隆也の名言、2つ目「お前の投げる試合は…」をみていきます。自分に自信を持てなかった三橋でしたが、高校で阿部隆也と出会い、彼とバッテリーを組んだことで自分は、いいピッチャーになれると思えるようになりました。

そして、それを聞いた阿部隆也も、三橋のことをいいピッチャーにすると決意し、このセリフを言いました。阿部隆也はキャッチャーとして、三橋が投げた球は全て自分が受けると決意します。そして、三橋に自信を持った投球をしてもらうと共に、彼の投球を周囲に認めてさせてみせると意気込みました。キャッチャーとしての阿部隆也の成長が感じられる名言として知られています。

阿部隆也の名言、3つ目「投手としてじゃなくても…」をみていきます。三橋と初めて出会った際、阿部隆也は「首振る投手は大嫌い」と発言しました。当時の阿部隆也はいい投手とは、自分の言う通りに動いてくれる投手であると信じており、そこに信頼関係などは存在しませんでした。

しかし、その後、三橋が手にマメをつくるほど投げ込み練習をしており、努力を重ねていることを知ります。そこで、阿部隆也はこのセリフを言い、三橋に対して自身の率直な気持ちを伝えました。阿部隆也と三橋の間に、心からの信頼関係ができたことが感じられる名言として人気です。

次に、テレビアニメ「おおきく振りかぶって」で阿部隆也の声優を務める、中村悠一さんのプロフィールや主な出演作品、演じたキャラについて紹介していきます。

「おおきく振りかぶって」で阿部隆也のアニメ声優を務める、中村悠一さんのプロフィールをみていきます。中村悠一さんの生年月日は1980年2月20日の43歳（2023年6月現在）で、香川県木田郡庵治町（現在の高松市）が出身地です。

そして、血液型はB型、身長は175cm、代々木アニメーション学院出身で、事務所はインテンションに所属しています。さらに、中村悠一さんの声優デビューは2001年で、声優やナレーターとして活躍中です。次に、阿部隆也のアニメ声優、中村悠一さんの主な出演作品や演じたキャラを紹介していきます。

「呪術廻戦」五条悟役、「ハイキュー!!」黒尾鉄朗役、「ワールドトリガー」迅悠一役、「魔法科高校の劣等生」司波達也役、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」ブローノ・ブチャラティ役、「僕のヒーローアカデミア」ホークス役、「マクロスF」早乙女アルト役、「機動戦士ガンダム00」グラハム・エーカー役、「おそ松さん」松野カラ松役、「FAIRY TAIL」グレイ・フルバスター役、「ブルーロック」士道龍聖役などです。

「おおきく振りかぶって」の阿部隆也に関して、王様気質のキャラだった彼が様々な経験をし、成長していくところが大好きだと評価されています。

「おおきく振りかぶって」の阿部隆也が最高に好きだと絶賛されており、キャッチャーであることやビジュアル、内面のすべてが評価されています。

「おおきく振りかぶって」の阿部隆也が怪我をするシーンに関して、何度見ても心に響くという感想となっています。

以上、人気野球漫画「おおきく振りかぶって」で、かっこいいと人気の阿部隆也についてみてきました。そして、阿部隆也は主人公の三橋廉とバッテリーを組む捕手で、自分やチームに絶対的な自信があり、真面目な性格であることが分かりました。さらに、阿部隆也の怪我がきっかけで、三橋が阿部隆也に頼りきりだったことを自覚し、対等な関係のバッテリーに成長していったことが分かりました。

また、マネージャーの篠岡千代に想いを寄せられている阿部隆也ですが、野球一筋で恋愛に鈍感な彼は篠岡の気持ちに一切気づいていないことも分かりました。さらに、阿部隆也の家族や名言を紹介し、アニメ声優の中村悠一さんについてもみてきました。今後も「おおきく振りかぶって」の阿部隆也の活躍に注目していきましょう！