【とらドラ！】北村がクズと言われる理由は？大河に対する態度が最低で嫌い？

北村祐作とは、2000年代に大ヒットしたライトノベル「とらドラ！」の登場キャラクターです。彼は理知的で爽やかそうなルックスをしているにも拘わらず、多くのファンから「嫌い」や「クズ」と形容されていました。この記事では、とらドラ！の北村がクズキャラクター扱いされている理由について特集します。北村が逢坂大河の告白に対する反応、狩野すみれとの関係、テレビアニメ版で北村役を演じた声優などを取り上げていきます。

とらドラ！の原作ライトノベルは、電撃文庫から全13巻（本編10巻+スピンオフ3巻）が刊行されました。原作者は、「ゴールデンタイム」の大ヒットでも知られる竹宮ゆゆこです。単行本のイラストは、イラストレーターのヤスが担当しました。とらドラ！にはメディアミックスとして、コミカライズ版、テレビアニメ版、ドラマCD版、ゲーム版、スマートフォンアプリ版などの多種多様なバージョンがあり、ファンを楽しませています。

とらドラ！の主人公である高須竜児は、温厚で面倒見の良い高校生の少年です。ところが、父親に似た目つきの悪さと三白眼でヤンキーに間違われてしまうことが多く、そのことを気にしていました。大橋高校の2年C組に進級した竜児は、親友の北村祐作や思いを寄せていた櫛枝実乃梨と同じクラスになります。しかし、自分がヤンキーではないことを新しいクラスメイトに説明しなくてはならず、憂鬱な気分になるのでした。

とらドラ！に登場する北村祐作は、大橋高校2年C組の男子生徒です。クラス委員長であり、生徒会副会長、さらに男子ソフトボール部の部長を務めるなど、文武両道に秀でたキャラクターとして描かれました。北村の容姿は、メガネ姿に穏やかそうな表情を湛えたイケメンです。北村は非常に頭が良い人物ですが、一方で物事に極めて鈍感という欠点を有していました。そして、その鈍感さがストーリーないで様々なドラマを生んでいきます。

コミカライズ版やテレビアニメ版も大ヒットしたことで有名な学園ラブコメライトノベルとらドラ！に登場する北村祐作は、メインキャラクターでありながらファン人気があまり高くないとのことです。SNS上では、彼のことを「クズ」や「嫌い」と書いている人が多く見受けられました。なぜ、北村はクズ呼ばわりされるのでしょうか？この章では、とらドラ！の北村がクズや嫌いと評される理由を、考察紹介していきます。

北村祐作は、とらドラ！のストーリー内で逢坂大河に告白されました。それ以前、高校1年生時には逆に北村が大河に告白しています。その時は、フラれた彼でしたが、大河から告白された際には曖昧な返事をしました。それでいて告白後の文化祭のシーンでは、大河の食べかけのクレープを食べたり、後夜祭でダンスを踊るなど自分の返事と真逆なことをしたのです。このことから、北村を「クズ」や「嫌い」と称するファンが増えました。

しかし、北村の行動は決してクズなものではありませんでした。大河の告白に対して曖昧な言動に終始した理由は、彼女が実は自分ではなく竜次に向けて思いを伝えていたことがわかったからです。また、文化祭におけるその後の行動については、あくまで北村の鈍感な一面が前面に出ただけに過ぎません。北村は、親友の竜児のことも、かつての想い人だった大河のことも思い遣っていて、そうした部分を評価するファンも多数います。

竹宮ゆゆこ原作、ヤスイラストの傑作学園ラブコメライトノベルのとらドラ！に登場する北村祐作は、誤解を招きやすい性格でクズ呼ばわりされることがありました。しかしながら、ストーリーが進んでいくと、彼本来の魅力が出てきたとのことです。北村は、狩野すみれのことが好きになりますが、二人の恋の行方はどうなったのでしょうか？この章では、北村とすみれとの関係、そして大河への告白シーンをネタバレ紹介していきます。

前述したように北村は、かつて大河のことが好きで告白したことがありました。この時の大河は、彼のことを異性として見ることができずにフッています。ところが、その後彼女が北村に告白したのです。この時の彼は、既にすみれに好意を抱くようになっており、また大河が実は竜児のことを好きだと悟っていました。こうして、北村は大河のことを一友人として受け入れるようになり、二人は恋愛関係にならずにストーリーが進みます。

北村は、先輩で生徒会長を務めるすみれに憧れの感情を持ち、生徒会に入ったことでやがてその気持ちは恋愛感情に発展しました。すみれも北村のことを好きである両想いの関係ですが、彼女は彼の告白を断わっています。実はすみれは、宇宙飛行士になるためにアメリカ留学が決まっていたのです。そのことを彼に告げれば、どこまでもついてくると判断し、彼の将来を潰したくないという思いで心を鬼にして想いを退けました。

大ヒットライトノベルとらドラ！のテレビアニメ版は、2008年から2009年にかけて全25話が放映されました。ブルーレイBOXには、OVAが収録されています。とらドラ！のアニメ版は、原作に忠実なストーリー展開とキャラクター造形、そして声優陣の演技で高評価を獲得しました。アニメ版で北村祐作役を演じた声優キャストは、野島裕史です。この章では、野島裕史のプロフィールと経歴、主な出演作品などを取り上げていきます。

野島裕史は、1973年4月16日に、東京都で生まれました。血液型はA型で、青二プロダクションに所属しています。父親の野島昭生、弟の野島健児も同じ声優として知られています。野島裕史の趣味は、自転車、ゴルフ、カメラだと明かしました。また、特技はデザインと造形とのことです。2023年6月現在、TwitterとInstagramを開設しており、出演作品情報や自転車などのプライベートライフをファンに向けて発信しています。

• OVERMANキングゲイナー：ゲイナー・サンガ役
• 灼眼のシャナ：池速人役
• メジャー：沢村良太役
• 鬼滅の刃：炭吉役
• 弱虫ペダル：石垣幸太郎役
• 絶園のテンペスト：星村潤一郎役

野島裕史は、一度社会人生活を経験した後、2000年に声優デビューしました。声優のキャリアでは、弟の野島健児の後輩にあたります。メインキャラクター役を演じる機会が多く、演技力の高さを内外で評価されました。野島裕史の主な出演作品と演じたキャラクターは、上記の通りです。

この章では、とらドラ！に登場する北村祐作に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。北村は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、とらドラ！のテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。アニメ版第2話を観て、この回の北村のことが嫌いだとつぶやいており、何回観てもその感想は変わらないとのことでした。

こちらは、とらドラ！を作品として高評価している方のツイートです。同作品のことは好きだけれども、登場人物は全員嫌いで、例外で好きなのは北村だとつぶやいていました。

こちらは、とらドラ！の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品の北村について、嫌いという評価が多いことが理解できないとつぶやいていました。不器用であり、長所も短所もあるからこそ北村は素晴らしいという感想も併せて持っています。

この記事では、とらドラ！に登場する北村祐作がクズだといわれる理由について特集してきました。賛否両論のあるキャラクターですが、そこが良いともいわれている北村に注目して、とらドラ！を見てください。