【神様になった日】ロゴス症候群は実在する?佐藤ひなの病気の症状や治療方法を解説

「神様になった日」に登場するロゴス症候群とは、どのような病気なのかをまとめています。主人公の佐藤ひなが患っている病気の症状や、治療方法があるのかなども解説!博士が開発した脳内チップによって症状が改善したひなは、その後どうなっていくのかも考察しています。ロゴス症候群は実在する病気なのか、本作の感想や評価もネタバレで紹介しているため、ぜひチェックしてみてください。

【神様になった日】ロゴス症候群は実在する?佐藤ひなの病気の症状や治療方法を解説のイメージ

目次

  1. ロゴス症候群とは?症状を解説
  2. ロゴス症候群は実在する?名前の意味は?
  3. ロゴス症候群の治療方法や治った理由
  4. ロゴス症候群に関する感想や評価
  5. ロゴス症候群まとめ

ロゴス症候群とは?症状を解説

「神様になった日」の佐藤ひなが患っているロコス症候群とは、どのような病気なのか徹底解説します。不治の病といわれていましたが、なぜひなは元気になり完治したように見えたのか、その謎についても考察していきます。また、ロゴス症候群の「ロゴス」の意味についても載せているため必見です。

神様になった日の作品情報

神様になった日の概要

ロゴス症候群という病気が登場する神様になった日は、P.A.WORKSによって制作されたテレビアニメ作品です。2020年10月よりTOKYO MXやBS11ほかにて、全12話で放送されました。原作と脚本は麻枝准さん、監督は浅井義之さん、キャラクターデザインの原案はNa-Gaさんが担当しています。本作はオリジナルアニメとして制作されたため、原作漫画や原作小説はありません。収録は基本的にプレスコアリングで行われました。

神様になった日のあらすじ

大学受験を控えた高校生の成神陽太(なるかみようた)は、受験勉強の息抜きに友人とバスケをしていました。すると、突然に少女が現れて、「我は全知の神である、30日後に世界は終わる」と予言し、自分は神に等しい力を持っていると言います。その後、成り行きで少女のひなは、陽太の家に居候することになりました。彼女は先天性の病気により歩行も会話もできず、祖父の元で奇跡的な回復をしていたことが判明します。

ロゴス症候群の症状

主人公ひなが患っていたロゴス症候群とは、脳委縮と神経原性筋萎縮が同時に起こる病気です。徐々に筋力が低下していき、最終的には死に至るといわれています。医者の父親でさえ、治療法は見つけられなかったのです。

ロゴス症候群とは先天性の病気であるため、幼い頃のひなは歩行も会話もできませんでした。彼女は生まれてから間もなく、ロゴス症候群であることが判明したのでしょう。その後、難病を持った子供を生んだことに悲観して、母親は自ら命を絶ったようです。

TVアニメ「神様になった日」公式サイト

ロゴス症候群は実在する?名前の意味は?

ロゴス症候群は実在しない病気

本作の物語を観て、ロゴス症候群は恐ろしい病気だと思った人も多いでしょう。また、ロゴス症候群とは、実在する病気なのか気になるところです。結論からいうと、この病気はあくまでも物語上の設定で、実在しないことが判明しています。ただ、筋力が低下したり、脳や神経の萎縮をもたらす似たような病気は存在していました。おそらく、本作のモチーフとした症状の病気を、いくつか組み合わせたのだと考察できます。

ロゴス症候群の名前の意味

ロゴス症候群とは、物語上で設定された病気です。では、「ロゴス」という病気の名前に意味はあるのでしょうか?調査によると、さまざまな意味がありました。1つ目は、ギリシャ語で「言葉・理性」を意味します。2つ目は、言葉を通して表される「理性的活動」のことです。言語・思想・教説などが該当します。3つ目は、古代ギリシャ哲学、スコラ学上で、「世界万物を支配する理法や宇宙理性」のことを意味します。

4つ目は、キリスト教において、神の言葉の人格化としての「神の子イエス=キリスト」のことです。以上のように、ロゴスには多くの意味合いがあります。本作のロゴスはどの意味を持って名付けられたのか、明らかにされていません。どれもギリシャやキリスト教が関係しているため、ひなが神であるという意味とリンクしている可能性が高いです。

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ロゴス症候群の治療方法や治った理由

ロゴス症候群の治療方法はある?

本作で登場するロゴス症候群は、現時点で治療方法がないとされる難しい病気です。ひなの父親は医者であり、治療方法を見つけようと必死で探しましたが、治すことができませんでした。その後、父親は再婚をして新しい家庭を持ったため、ひなの病気によって家庭崩壊が起きるのを恐れます。そして、彼女は興梠修一郎博士の元へ託されたのです。

佐藤ひなのロゴス症候群が治った理由

物語の中で、ひなはロゴス症候群の病気が、完治したような動きを見せるシーンがありました。ロゴス症候群とは、不治の病だといわれていましたが、どのような方法で治せたのでしょうか?ひなの父親である佐藤歳徳は、治療方法を見つけるために奔走したものの、成功することができませんでした。その際、彼は不治の病だと断言しています。

その後、ひなは祖父の興梠修一郎博士と暮らすことになりました。おそらく、ここからがひなのターニングポイントとなったのでしょう。博士は量子コンピュータのAIチップを開発して、彼女の脳内に埋め込んだのです。その効果があり、不治の病を克服したことが判明します。博士は情報工学や材料工学、電子工学、医学などを対象に研究を進めていました。ひなは脳内にAIチップを埋め込まれたため、病気を克服したのです。

そして、その副産物として、全知の神になったのだと考察できます。言い換えれば、情報操作の神とも捉えられるでしょう。彼女は予想などもできるようになりましたが、30日後の未来はわかりませんでした。そのため、30日後を「世界の終わり」と言っていたのでしょう。しかし、それは世界の終わりではなく、「佐藤ひなの終わり」を示していたのです。

脳内チップが取り外した佐藤ひなのその後

天才ハッカーの鈴木央人は、興梠博士の研究内容や、ひなと陽太について調べていました。そして、興梠博士が温動作できるチップ型量子コンピューターを、開発していたことがわかります。CEOはチップがどこにあるか央人に探すよう命じました。ネットワークに潜入した央人は、ひなにチップが埋め込まれて健康になったことを明かして報告します。

CEOが「上」の判断を仰ぐと、量子コンピューターをひなから外して、秘匿するように指示してきました。脳内にチップを埋め込んでいる人間が存在すること自体、非常に危険だと判断したのでしょう。決定事項が遂行され、ひなは謎の男たちに追われることになり、陽太と引き離されて連れ去られました。そして、ついにひなの脳内チップが取り外されます。彼女は脳内チップのおかげで、自由に動けて会話もできていたのです。

脳内チップを取り外されたひなは、ロゴス症候群を患っていた状態に戻ってしまいました。その後、陽太たちはチラシを作ってひなを懸命に探しましたが、全く手掛かりが見つかりません。そんな中、央人が現れて、ひなのいるサナトリウムへ案内してくれます。陽太はひなと再会できたものの、彼女は変わり果てていました。陽太はひなを連れて帰るつもりでしたが、彼女の容態を見て心が揺らぎます。

二人で過ごした記憶を思い出させようとしますが、ひなはパニックになりました。諦めきれない陽太は、何度もひなの記憶を呼び戻そうと試みます。すると、ひなが「陽太好き」という言葉を発して、彼に歩み寄ってきました。ひなの介護をしていた司波は陽太の熱意を受け入れ、二人は成神家に帰ることができます。陽太は大学をきちんと受け直し、ひなの病気を治すと決意するのでした。

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ロゴス症候群に関する感想や評価

ロゴス症候群は話せないし動けない病気だけれど、ひなはどちらも可能になりました。博士はひなの身体を機械化して動けるようにしたと考察する人もいます。神様になるとは、機械化され人間でなくなることだという声も上がっていました。

そして、ひなの言う「世界が崩壊する」とは、彼女の寿命が尽きることを表しているという感想もあります。また、ひなが死んでしまっても悲しまないように、祖父の博士が世界滅亡という設定をしたのだろうという考察もありました。

陽太はひなを父親に会わせて良かったのかという感想が上がっています。ロゴス症候群の治療方法を見つけようとした父親ですが、その後再婚をしてひなを見捨てる形となりました。そして、結局は拒絶されて同じ目にあいますが、それでも笑顔でいようとする彼女に胸を熱くするファンもいます。

陽太と再会したひなは、ロゴス症候群を再発しているのかという心配の声が上がっています。彼女は脳内チップを外されているため、症状が戻っている可能性は高いです。ひなが陽太を受け入れたとしても、ロゴス症候群は不治の病のため、悲しい結末を迎えてしまうのだろうと考察する人もいました。

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ロゴス症候群まとめ

神様になった日に登場するロゴス症候群とは、脳委縮と神経原性筋萎縮が同時に起こる病気です。治療方法がなく不治の病といわれており、徐々に会話や歩行などができなくなります。ひなの祖父である興梠博士が、チップ型量子コンピューターを開発し、ひなの脳内に埋め込みました。そのため、ひなの症状は改善していきます。

陽太たちと楽しく幸せに暮らしていましたが、そう長くは続きませんでした。ロゴス症候群を通してひなと陽太はどのようになっていくのか、世界が滅びるとはどういうことかに注目して、本作を楽しんでみてください。

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