「シュタインズゲート」の意味とは？タイトルや作中に登場した言葉について考察

「シュタインズゲート（STEINS;GATE）」とは、同名のSFアドベンチャーゲームをテレビアニメ化した作品です。テレビアニメ版2作が放映され、さらに映画アニメ版1作が公開されたことで、息の長い人気を獲得しました。この記事では、シュタインズゲートのタイトルの意味を考察します。また、運命石と扉がタイトルの意味とされるシュタインズゲートのその他の言葉の意味についても取り上げ、同作品を浮き彫りにしていきます。

シュタインズゲート（STEINS;GATE）のテレビアニメ版第1作は、2011年に全24話とSPECIALが放映されました。その後、2013年に映画アニメ版「STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」が上映されています。さらに、2018年にテレビアニメ版第2作「シュタインズゲート ゼロ」が、全23話放送されました。テレビアニメ版、映画版ともに円盤化されています。また、全てのアニメ版を、Amazon Prime Videoで観ることが可能です。

シュタインズゲート（STEINS;GATE）の舞台は、現代の日本です。未来ガジェット研究所とは、秋葉原が拠点の小さな発明サークルでした。主人公の岡部倫太郎は、ラボメンの橋田至や椎名まゆりらとともに、日夜変な発明をしています。岡部とまゆりは、2010年7月28日に講義会場で牧瀬紅莉栖という天才少女と出会いました。ところが、その後彼女は秋葉原ラジオ会館の8階で血を流して倒れており、岡部は橋田にその件を報告します。

大ヒットSFアニメ作品シュタインズゲート（STEINS;GATE）は、タイトルに重要な意味が隠されていると考察されています。それぞれの英単語の意味である運命石と扉とが、そのまま意味になっているとのことでした。それでは、運命石と扉は、ストーリーの中でどのような役割を果たしているのでしょうか？この章では、シュタインズゲートのSTEINSとGATEの意味について、それぞれの単語に分けて考察紹介していきます。

シュタインズゲートのタイトルの一つSTEINSは、ドイツ語です。本来の意味は、「石」であることが判明しました。同作品の原作にクレジットされている5pb.のメンバーだった林直孝は、ゲーム版のシナリオ執筆とアニメ版のシナリオ監修を担当していますが、シュタインズゲートのタイトルの名付け親でもあります。彼によると、ST「EINSに中二病的な意味合いを付け加えて、単なる石ではなく運命石にしたと」発言していました。

シュタインズゲートのタイトルにおけるもう一つの単語のGATEは、日本語としても定着している英語でした。GATEの意味は、「門」や「扉」です。シュタインズゲートの作品内では、扉の意味合いが強いとされています。つまり、STEINS;GATEは、「運命石の扉」という意味になることが明らかにされました。このタイトルが、ストーリー全体に関わる大きな謎と伏線に位置付けられており、ファンに謎解きや考察をさせるに至ります。

ちなみに、STEINSには、相対性理論で有名なドイツの理論物理学者アルベルト・アインシュタインの名前からも取られているとのことです。シュタインズゲートが、ストーリーの中で難しい言葉や用語を用いている点において、アインシュタインへの敬愛やオマージュが窺えると考察するファンも、多くいました。

ゲーム版とテレビアニメ版がともに大ヒットを記録したSF作品シュタインズゲート（STEINS;GATE）は、タイトルの他にも様々な言葉と用語が登場します。そして、それらは各々重要な意味を持っており、作品世界やストーリーを理解するために必須とされました。シュタインズゲートには、どのような言葉があるのでしょうか？この章では、シュタインズゲートのストーリー内に登場した言葉の意味について、取り上げていきます。

シュタインズゲートに登場する言葉の中で、「世界線」とは「過去から未来までを結ぶ一本の線のようなもの」を意味しています。世界線といっても、実在する物ではないので、人間が目にすることはできません。シュタインズゲートにおける世界では、過去と未来が線で結ばれているため、どのような過程を辿ったとしても必ず決まった未来へ辿り着くことが示唆されました。ちなみに、過去と現在を変えると多少の変動は起きます。

ところが、未来は変えることができない、そして決まっているため、必ずそこへ収束していくのです。シュタインズゲートの世界線を移動すると、前の記憶が消失してしまうことから、世界線は一本と決まっていることも窺えます。

エルプサイコングルゥは、シュタインズゲートの中でも、特に耳慣れない言葉です。エルプサイコングルゥとは、狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の二つ名を持つ岡部倫太郎が、人との別れの際に使う合言葉のようなものでした。特に意味はないとされており、林直孝は、この言葉を「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」から着想したことを明かしています。岡部倫太郎の中二病ぶりを、際立たせている言葉とのことです。

シュタインズゲートに登場する言葉の中で、比較的馴染みやすいとされているのがDメールです。Dメールとは、電子レンジ（仮）を用いることで、過去にメールを送ることができるシステムのようなものでした。Dメールの「D」は、「デロリアン」の略であることが判明しています。デロリアンとはアメリカのメガヒット映画「バック・トゥザ・フューチャー」に登場する車の形をしたタイムマシンであることは、あまりにも有名です。

スーパーハカーとは、岡部倫太郎がダルこと橋田至に付けたあだ名のことです。「ハッカー」ではなく「ハカー」としたところに、彼がダルのことをどこか小馬鹿にしたような意味合いが感じ取れました。ダルは、ハカーと呼ばれると、必ず「ハッカー」だと返しており、ストーリー内におけるルーティンとして定着しています。

シュタインズゲートのストーリー内におけるダイバージェンスとは、世界線変動率を計測して表示する道具を意味しています。ある世界の数値が、0.000000％だとすると、別の世界の変動率の数値が7桁の数字で表されていました。ニキシー管が、数値の表示に用いられています。ダイバージェンスを表示するメーターは、人気を呼び、後に時計、スマホケース、帽子など多種多様なグッズが販売されました。

この章では、シュタインズゲートのテレビアニメ版に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。同作品は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、シュタインズゲートのファンだと思われる方のツイートです。テレビアニメ版を最近見始めたとのことで、面白さにハマったことと、今まで観ていなかったことを後悔しているとつぶやいていました。

こちらは、アニメ作品を考察している方のツイートです。好きなテレビアニメ作品の一つにシュタインズゲートを挙げており、特に岡部倫太郎のことを一番大好きな主人公と高評価しています。

こちらは、シュタインズゲートの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品は非常に面白いけれども、共感性羞恥を感じさせる作品でもあり、観るのがキツイという意見も理解できるという感想を持っています。

この記事では、シュタインズゲートのタイトルの意味について考察しながら、他の言葉の意味についても取り上げてきました。同作品は、現在も新規ファンを増やし続けているとのことです。是非一度、シュタインズゲートを観て、世界観とストーリーに触れてください。