シュタインズゲートの評価が高い理由は?アニメ版の考察とレビュー・感想まとめ

大人気アニメ「シュタインズゲート」は、どのアニメファンに聞いてもおすすめに一度は上がるほど、評価の高いアニメです。元はパソコンゲームがアニメ化された作品で、映画化までされている人気作品です。そのシュタインズゲートが、なぜ評価が高いのか?どんなところが見所なのかはもちろん、ストーリーに隠された謎やを考察して皆様にお届けいたします。合わせて巷(ちまた)での評価や見所も紹介いたします。

シュタインズゲートの評価が高い理由は?アニメ版の考察とレビュー・感想まとめのイメージ

目次

  1. シュタインズゲートアニメ版の評価が高い理由を考察!
  2. シュタインズゲートについて
  3. シュタインズゲートの評価が高い理由は?
  4. シュタインズゲートアニメ版の評価や感想は?
  5. シュタインズゲートの評価が高い理由まとめ

シュタインズゲートアニメ版の評価が高い理由を考察!

2011年4月よりアニメ放送された「シュタインズゲート」ですが、アニメの好きな人におすすめアニメを聞くと、必ずと言っていいほど名前が上がる作品です。そんなシュタインズゲートの評価が高い点を考察していきます。

視聴したレビューや感想を見ると、軒並み高評価の感想が目立ちます。実際に視聴してみると、物語のテンポの良さ、展開の速さはもちろんですが、登場キャラクターそれぞれの個性にも惹きつけられ、最後まで飽きないどころか、その後のストーリーやスピンオフ作品を期待する声が多い作品でもあります。

想定科学ADV『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』公式Webサイト

シュタインズゲートについて

シュタインズゲートのアニメ版は全24話で構成されています。ジャンルはSFミステリーになり、現在の東京都秋葉原がメインの舞台となります。ネットスラング(ネット上でやり取りされる独特の略語)も出てきたり、有名な2ちゃんねると思われる掲示板も登場してくることから、オタク向けのアニメと称されることがありますが、話の展開や進み方を見ても他のアニメよりも洗練されているアニメです。

全般的にタイムリープやタイムスリップものの作品は、見ている私たちが一度は思ったことのある「過去に戻れたら」や「未来に行ったら」という気持ちとリンクして非常に楽しめる作品が多いのが特徴ですが、シュタインズゲートはその中でも、ストーリーがきれいにまとまってとても移入しやすい作品になっています。

シュタインズゲートの原作は「パソコンゲーム」

シュタインズゲートは、原作がパソコンゲームになっています。内容はシミュレーションゲームとなっており、可愛い女の子からボーイッシュな女の子やミステリアスな大人の女性まで出てきて、恋愛要素もありますが、セクシーシーンなどはほとんどなく、女性でも楽しめるゲームになっています。もちろんゲームも評価が高く、特にタイムパラドクス(タイムトラベルのようなもの)が好きな方には堪らない作品になっています。

主人公「岡部倫太郎(おかべりんたろう」

シュタインズゲートの主人公は「岡部倫太郎(おかべりんたろう)」という男子大学生です。自分のことを「鳳凰院凶真(ほうほういんきょうま)」と呼び、厨二病な発言や行動が多く見られます。たとえば、「ある機関のエージェントに狙われている」や、「これが陰謀なのか…」など架空の大きな機関と戦っているような設定のキャラクターです。

他のメンバーも所属する「LAB(ラボ)メン」のリーダーでもあります。そんな厨二病の主人公は、時々呟く一言も厨二病で「ぬるぽ(ネットスラング)」紅莉栖がネットスラングに明るいと見抜くシーンもあります。好きな飲み物は「ドクトルペッパー(現実のドクターペッパーのような飲み物)」です。

岡部の主人公たる所以は、物語が進むにつれてタイムリープをしていくことになるのですが、他の世界線(今の世界とは似ていて異なる世界)へ移動をするという設定なのですが、以前の世界線の記憶を持ったままタイムリープを出来る「リーディングシュタイナー」という能力を、ただ1人持っているのです。この違う世界線の記憶を元に、ほかの世界線で問題を解決して理想の未来を目指すことがシュタインズゲートの本題となります。

ヒロインの「椎名まゆり(しいなまゆり)」

シュタインズゲートの岡部倫太郎と幼馴染である椎名まゆりは岡部倫太郎がリーダーのラボメンです。祖母が亡くなって落ち込んでいるところを倫太郎に「奴隷」にしてもらった設定で、幼少期から二人仲良く育ってきました。シュタインズゲートで倫太郎がタイムリープが危険なことでもチャレンジをするきっかけは、椎名まゆりの事故死が原因となり、椎名まゆりの助かる世界を目指してタイムリープを繰り返していくことになります。

第2のヒロイン「牧瀬紅莉栖(まきせくりす)」

アメリカのビクトルコンドリア大学脳科学の研究員の18歳です。18歳で大学の研究員になるほどの天才少女で、17歳の時には学術雑誌サイエンスに論文が掲載されるほどです。物語の序盤に、牧瀬紅莉栖が襲われているところを目撃した岡部倫太郎ですが、その後なんともない姿で再開し、タイムリープの流れに巻き込まれていくことになります。

まゆりよりも登場シーンが多く、メインキャラクターの一人となっており、呼び名が「クリスティーナ」「ネラー(2ちゃんねるのような掲示板を多用していたことから)」など多くの呼び名で呼ばれることになります。ですが牧瀬紅莉栖が岡部倫太郎の大きな支えになっていきます。

その他「ラボメン」

その他シュタインズゲートの主要メンバーも「ラボ」のメンバーに入っていきます。橋田至はラボメンの天才ハッカーで、巨大組織「SERN(セルン)」のコンピューターをハッキングし、真実を見つけます。その他未来でタイムマシンを発明するなどコンピューターについて精通しています。また、阿万音鈴羽は突然ラボの下で営んでいる大家の電気屋さんにバイトとして登場しますが、鈴羽もキーマンの一人です。

未来からやってきた鈴羽は、残酷な未来の世界を変えるためにタイムリープをしてきました。そのためには世界線を大きく変える「1%のβ世界線(ベータせかいせん)」にたどり着くために必死に躍動し、岡部倫太郎とラボメンに大きく関わっていくことになります。このβ世界線が「シュタインズゲート」と言われる世界になります。

シュタインズゲートの評価が高い理由は?

シュタインズゲートの評価が高い理由はたくさんあるのですが、その中でも「登場するヒロインとキャラクターが可愛い」「タイムパラドクスを駆使して最大限の面白さ」「各ストーリーの伏線がすごい」とレビューが多く、特に人気のアニメとなっています。

登場するヒロインとキャラクターがカワイイ

シュタインズゲートに登場する女の子キャラクターがそれぞれ違った個性でみんなカワイイのです。まゆりはとても明るく岡部倫太郎に誠実に向き合う姿が健気です。紅莉栖は岡部に好意を寄せますが、いわゆる「ツンデレ」キャラで頼りにもなる存在です。

その他、メイド喫茶で働く「フェイリス」や謎多きセクシーな大人の女性「桐生萌郁(きりゅうもえか)」や男の娘(おとこのこ)で巫女の「漆原るか」など、見る人が誰かのキャラクターに引き込まれていきます。感想やレビューに、どのキャラクターを応援しているかもたくさん出ているので、作品を見終わったあとに感想レビューを眺めるのも楽しい作品となっています。

タイムパラドクスを駆使した最大限の面白さ

タイムパラドクスと言って、今いる世界とは似ている世界に移動してしまう「タイムリープ」を繰り返していくのがシュタインズゲートです。事故死してしまうまゆりを助けるため、その事故現場に行かないよう、タイムリープをして助ける岡部倫太郎ですが、同じ時刻に違う結果によって、まゆりが助かりません。

またタイムリープをし、まゆりを助けるため奔走しますが、その中でまゆりの生存が1日伸びると、世界で違う不都合が起こってしまうという理不尽な結果になってしまいます。どの結果も受け止めきれない岡部倫太郎は、全てがうまくいく「1%のβ世界線(べーたせいかいせん)」を目指すことになります。

各ストーリーの伏線がすごい

シュタインズゲートの物語序盤は、大学生サークルのようなゆるい感じで日常が流れていきます。ですがそこから伏線がどんどん隠されており、後半になってから伏線を回収していく物語展開におもわず「なるほど!」と納得してしまう場面が多々あります。また、その伏線を回収しているそばから伏線が張られていたりと、一度だけではなく、二度三度繰り返してシュタインズゲートを見るファンも多い作品です。

シュタインズゲートアニメ版の評価や感想は?

シュタインズゲートアニメ版の評価は、高評価なレビューや感想が多いのですが、中には「ちょっと期待はずれだった」や「すこし物足りない」などのレビューや感想もあがります。評価の高いレビューと逆に低いレビューをご紹介いたします。基本的には評価の高い作品ですので、高評価シーンが多いです。

高評価な感想レビューシーンはココ

タイムリープに馴染みがない人でもわかりやすいように、@ちゃんねる(2ちゃんねる掲示板のようなもの)でのやり取りでわかりやすく演出しています。また、キーマンである「ジョンタイター」ですが、実際にネット掲示板に未来から来たとして盛り上がり、未来の予言が当たっていることでも有名な未来人も登場しており、見ているこちらの世界でも「ひょっとして」と思える感情移入が出来るのがシュタインズゲートです。

特に、オタク要素の多い作品で視聴するのをためらう人もいるかもしれませんが、一度シュタインズゲートを見るとそのオタク世界に引き込まれ、作品の面白さもあり世界観が広がることもあります。ネット掲示板だけではなく、オタクの祭典「コミックマーケット」に行くシーンや秋葉原ならではのストーリー構成は一見の価値ありです。

さらに、タイムリープを繰り返していくごとに、各キャラクターの気持ちがはっきりと現れたり、悲しい過去が明らかになったりと、切なく悲しいストーリー展開になっていきます。そんな過去を変えてあげるか、それとも理想的な未来を手に入れるのかを葛藤する岡部倫太郎の姿に心打たれるシーンが満載です。

また作品の中で大切なアイテムとして登場する「IBN5100」というパソコンですが、これは現実でもIBM5100というパソコンが1975年に発売されており、現在のパソコンから見ると全く想像のできない大きな機体です。作中の「IBN5100」を修理し、使えるようにする橋田至(通称ダル)はすごいというレビューが多いです。

評価の低い感想レビューシーンはココ

基本的には評価の高い作品なのですが、そんな中でも良くなかった点もあります。1つは、物語の序盤は伏線を張っていくため、どうしても物語の展開がなくつまらないな、という感想が多いです。もちろんそんなのも話を進めていくとあれよあれよと物語が展開していくので期待して見進めていただきたい作品です。

そして最終話の物語を完結させる場面は、岡部倫太郎が体を張って世界線を変えるのですが、ここは体を張るのではなく、物語のメインであるタイムリープと知性でなんとか解決策を見つけて欲しかったなというのが素直な感想です。ですが、体を張る岡部倫太郎に感情移入し感動してしまうのもしかり。最後まで物語の情景が目まぐるしく変わっていくので、終わってしまうとさみしい気持ちになってしまうこと間違いありません。

物足りなさを補う映画版シュタインズゲートと続編作品がある?

2013年4月には、劇場版「シュタインズゲート 負荷領域のデジャブ」が公開されています。劇場版ではシュタインズゲート(1%のβ世界線)に到達してから1年後の物語で、ラボメンが平和に暮らし、良好な関係で過ごしているところへ、岡部倫太郎がリーディングシュタイナー発動時の激しい頭痛に襲われます。特殊能力リーディングシュタイナーの多様による代償として「R世界線」に飛ばされてしまいます。

世界から岡部倫太郎の居ない世界になってしまい、まゆりや橋田でさえ、岡部の存在を忘れていたのですが、紅莉栖が「思い出せない何かがある」とし、思い出せないものはなんなのかを取り戻すためにタイムリープをします。そこでたどり着いたR世界線で岡部と再会し、元の世界へ戻れるか、そのまま世界に2人だけになるってしまうのかは劇場版をぜひご覧下さい。

続編「シュタインズゲートゼロ」も公開されました。こちらは紅莉栖を救出できなかった世界が舞台となっております。阿万音鈴羽が過酷な未来から、未来を変えるために現代にタイムスリップし奔走します。そのなかで紅莉栖のアメリカで通っていた大学の先輩である比屋定麻帆(ひやじょうまほ)が紅莉栖を助けるためタイムリープを決意し奔走していくストーリーです。こちらも見ごたえある作品になっています。

シュタインズゲートの評価が高い理由まとめ

シュタインズゲートアニメ版の評価が高い理由は「ストーリー展開」と「キャラクターそれぞれの個性」、そして「現実とリンクしている部分」での共感が大きいことがわかります。実際に「デジャブ」は違う世界線での記憶なのではないか、や正夢も違う世界線の記憶なのかななど、思考するとシュタインズゲートの世界にハマっている自分を自覚するとことが出てくるのではないかと話題になっています。

誰しもが思う「あの時こうしていれば」や「未来に行ったら、過去に行ったらこうしよう」という夢を実現する能力を持つ岡部倫太郎ですが、夢を実現するには何かを手放さなければいけないという人生の教訓も盛り込まれており、作品を見終わった時に考えされられる作品となっています。

また、作品に登場するシーンは伏線を回収していることが多く、2度3度繰り返して見ることをおすすめします。繰り返し視聴すると新しい発見や、納得する部分が出てくることの多い作品で、何度も楽しめるのはシュタインズゲートならではです。何度も楽しめるのが、評価の高い理由ではないでしょうか。皆さんもシュタインズゲートの世界にぜひ引き込まれてみてください。

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