【ハンターハンター】レオリオの名言集！名演説は東日本大震災被災地へのメッセージ？

ハンターハンターのレオリオ＝パラディナイトは、本作の主人公であるゴンの親友のハンターです。真面目で実直、時々熱血な性格をしたレオリオは、作中で多くの名言・名セリフを残しました。そこで、ここからはレオリオの名言・名セリフや名シーンをまとめつつ、東日本大震災へのメッセージだったのではないかと噂される名演説について考察していきます。それではまず、ハンターハンターの作品情報から見ていきましょう。

『HUNTER×HUNTER（ハンター×ハンター）』は、週刊少年ジャンプにて1998年14号より連載スタートしたダーク・ファンタジー漫画です。略称は「H×H」。シリーズ累計発行部数は8400万部以上の売り上げを誇り、長期間休載しているにも関わらず連載再開時にネットニュースに掲載されるなど大人気作品となっています。作中では仲間たちとの絆を深めながらハンターとして成長していく主人公ゴンの様子が描かれていました。

本記事で紹介するレオリオの初登場回は、ハンターハンターのハンター試験編です。ハンター試験編はハンターという職業に憧れを抱いていた主人公ゴンが、ハンターになるべくハンター試験が開催される試験会場に向かうところからスタートします。ゴンはその道中で同じくハンターを志すレオリオと出会います。その後クラピカとキルアを含めた4人で行動し、協力しながら試験合格を目指すこととなりました。

ハンターハンターのレオリオは、第287期ハンター試験合格者です。ゴンたちからおじさんと勘違いされるなど、一見すると30代の見た目をしていますが、実はまだ19歳でした。性格は単純で、酒や女、見え見えの罠やハッタリにも弱いです。その本質は義理人情や友情に厚く、他人のために自身の身を犠牲にするようなところがありました。また、コミュニケーション能力も高いため、他人と打ち解けるのが早いです。

それでは早速、ハンターハンターのレオリオ＝パラディナイトの名言・名セリフや名シーンを見ていきましょう。まずはじめに「なぜだ！？事実だぜ…」と続くレオリオの名言・名セリフから紹介します。

上記のセリフはハンターハンターのコミックス第7話にて、「人の命だって金次第だ」というセリフに対し、クラピカが「撤回しろ」と反論したときに放ったレオリオの名言・名セリフです。レオリオはお金に執着しているキャラクターですが、それは過去に法外な手術費を用意できずに友人を亡くしたことがあったからです。そのためこのシーンはレオリオがお金に執着する理由が明らかになった名シーンでもあります。

上記のセリフはハンターハンターのコミックス第20話にて、レルートの身体をまさぐって性別を確認したときに放ったレオリオの名言・名セリフです。レルートは第287期ハンター試験の第三次試験試練官で、レオリオに対して自分が女性であるか男性であるかの問題を出して対決しています。その結果、レルートが女性だと分かり、レオリオは嬉しそうな表情をしていました。

上記のセリフはハンターハンターのコミックス第36話にて、キルアの兄であるイルミの発言に対してブチギレたときに放ったレオリオの名言・名セリフです。義理人情や友情に厚いレオリオは、仲間のこととなるとたびたび危険を顧みず自らを投げ出すときがあります。そのようなところもレオリオの魅力の一つでした。このシーンはレオリオの良さをうかがい知ることのできる名シーンでもあります。

上記のセリフはハンターハンターのコミックス第71話にて、「レオリオは受験が終わってから覚えるんだよね？」とゴンから質問を受けたときに放ったレオリオの名言・名セリフです。まずゴンがレオリオに対して受験が終わってから念能力を覚えるのかどうかを質問しています。それに対しレオリオは念能力はすでに覚えていると答えているのですが、実際に覚えたのは纏で、念能力を使うのは相当先になっていました。

2023年5月現在はハンターハンターの暗黒大陸・王位継承編にて、カキン王子と守護霊獣によって王位継承戦がおこなわれている最中です。その前は亡きネテロがハンター協会の次期会長を「選挙」で決めるようにと遺言を残していたことにより始まった、会長直属ハンター「十二支ん」のメンバーによる会長選挙でした。それでは、ここから会長選挙編でおこなわれたレオリオの名演説について考察していきます。

レオリオの演説シーンはハンターハンターのハンター会長選挙編にて描かれました。ネテロ会長亡きハンター協会においてハンター会長の選挙は必要不可欠です。選挙戦ではレオリオが十二支んメンバーとして登場しています。そして、レオリオは投票権を持つハンターたちを前にして名演説を繰り広げました。

レオリオは演説で「瀕死のゴンを助けてくれ。とにかく考えろ。オレに出来ることがあるなら言え。なんでもやる」と迫真の演説を発表しています。ただ、ネット上ではレオリオの演説は東日本大震災の被災地へのメッセージだったという説が唱えられています。では、本当にレオリオの演説は東日本大震災の被災地へのメッセージだったのでしょうか？ここからはその疑問について考察していきます。

まずはレオリオが選挙戦で最終的に獲得した「311票」という投票数をもとに考察していきます。311という数字は東日本大震災が発生した2011年3月11日です。そして、レオリオの名シーンでもある演説はハンターハンターの原作32巻で、その発売日は2012年12月28日でした。詳細は不明ですが、おそらくジャンプ誌では2011年ごろに掲載されていたストーリーであると考えられます。

そのため2011年というジャンプ誌への連載タイミングと、投票数である311という数字を考慮すれば、レオリオの演説が東日本大震災の被災地へのメッセージであった可能性は十分にありえます。ちなみにレオリオの予想投票数「311票」はレオリオが演説した直後、チードルの語りが始まってから明かされました。

次にハンターハンターの作者である冨樫義博先生の出身地をもとに考察していきます。まず冨樫先生の出身地は山形県新庄市です。そして、東日本大震災が発生したときは多くの日本人が被災地の方々に起きた苦難に心を痛めました。東北出身者である冨樫先生にとって被災地は生まれ故郷であるため、故郷の苦難になおさら心を痛めていたことでしょう。

実際に冨樫先生は被災地の復興に向けて、ハンターハンターの主人公ゴンが右手の握り拳を心臓に当てているイラストを描かれています。さらに、イラストには「一日でも早い復興を願い、微力ですが支援していきます。冨樫義博」とのメッセージも添えられていました。

これらの事実から分かるように、冨樫先生は東日本大震災の被災地である東北の復興を強く願っています。そのため冨樫先生の性格を考慮すれば、レオリオの演説が東日本大震災のメッセージである可能性は高いと言えるでしょう。

前述のようにもしレオリオの演説が東日本大震災の被災地へのメッセージであれば、ゴンを被災地に例えたということとなります。ただ、レオリオのゴンへのメッセージは、メルエムへのメッセージだったと考察することもできます。まず、ゴンはハンターハンターのキメラアント編にてゴンとメルエムは対比されて描写されました。

ゴンとメルエムはハンターハンターの原作26巻「No.275 約束」と原作27巻「No.288 賞賛」にて、片膝をついて座り、左手を地面に地面につけるといったポーズをとっています。そして、メルエムはNGL（日本）で生まれ、北朝鮮がモデルとなった東ゴルトー共和国にいる目の見えない少女・コムギの「すべてを照らす光」となりました。言い換えればゴンへのメッセージはメルエムへのメッセージであると考察できるわけです。

まずメルエムの名前の由来は北朝鮮拉致被害者である横山めぐみさんのご家族から名付けられたのではないかと考察されます。めぐみさんのご家族の名前は、しげるさん（父親）、さきえさん（母親）、キム・ヨンナム（夫）で、「めぐみ」「しげる」「さきえ」「きむ」の中から順に「め」「る」「え」「む」と一文字ずつ取り、すべてをつなぎ合わせると「めるえむ」となるわけです。

メルエムは北の将軍様（金正日）をモデルにしたマサドルディーゴを速攻で肉塊にし、「木偶（でく）の為政（いせい）など百害を生むだけ痴愚生物の所行と言わざるを得ぬわ。」と吐き捨てました。このメルエムのマサドルディーゴに対する行為やセリフには頷けるものがあります。もしかすると冨樫先生は、レオリオの演説を通して横山めぐみさんとそのご家族に向けてメッセージを出したのかもしれません。

ここまで『HUNTER×HUNTER（ハンター×ハンター）』のレオリオ＝パラディナイトの名言・名セリフや名シーンをまとめつつ、東日本大震災や北朝鮮拉致被害者と関係があるとされるレオリオの名演説について考察してきました。では、最後にレオリオに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやら、ネット上ではレオリオの名言や名シーン、名演説に関する声が多くあがっているようです。

こちらではハンターハンターの「なぜだ！？事実だぜ…」と続くレオリオの名言に関する声があがっています。どうやら、この方は「なぜだ！？事実だぜ…」と続くレオリオの名言が心の温かさを示していると解釈されているようです。レオリオは不器用でまっすぐなキャラクターで、とても魅力に溢れていました。他にもレオリオの名言から彼の人柄に魅力を感じた方はきっと多いことでしょう。

こちらではハンターハンターのレオリオの名シーンに関する声があがっています。どうやら、この方は選挙会場にてレオリオとジンが問答するシーンを「名シーン」と高評価されているようです。ゴンの父親・ジンはゴンが喋れる状態でないのにも関わらず、レオリオに対して「アイツが自分から来て欲しいとでも言ったのか？」と放ちました。

レオリオはよくそんなセリフが親として言えるなとブチ切れ、「いっぺん死ね！！」とジンに向かって叫びました。レオリオの仲間のために怒ることができるレオリオの優しさがうかがえる名シーンとなっています。興味のある方はハンターハンターのコミック31巻「No.325 参戦」にてレオリオの名シーンに注目してみてください。

こちらではハンターハンターのレオリオの名演説に関する声があがっています。どうやら、この方はレオリオの演説が東日本大震災の被災地へのメッセージだったと解釈しているようです。他に投稿された感想でもレオリオの総投票数が「311票」だったということから、彼の演説は東日本大震災の被災地へのメッセージだと推測する声が多いです。これを機にレオリオの総投票数に注目してみるとよいかもしれません。

『HUNTER×HUNTER（ハンター×ハンター）』のレオリオの名言・名セリフや名シーンをまとめ、北朝鮮拉致被害者や東日本大震災被災地へのメッセージと予想されるレオリオの名演説を紹介してきました。レオリオの名言・名セリフや名シーンは、ハンターハンターのコミックス第7話・第20話・第36話・第71話にて見ることができます。

特にレオリオの演説は名シーンと言われており、レオリオに対する総投票数が「311票」だったことから、東日本大震災の被災地へのメッセージだとされています。レオリオの名演説はハンター会長選挙編にて見ることができるため、興味のある方は名言・名セリフや名シーンと併せてチェックしてみてください。