【オーバーロード】ツアレの子供はソリュシャンに食べられた？捕食シーンを考察

『オーバーロード』には、途中からツアレというキャラが登場します。ツアレは普通の人間にも関わらず、アインズの配下として働いています。ツアレはセバスが助けた人間で、さまざまな過程を経てナザリックの一員となりました。ツアレは子供をソリュシャンに食べられたといわれていますが、本当のところはどうなのでしょうか？

本記事では、ツアレの子供がソリュシャンに食べられたかどうかや、セバスとの結婚の可能性などをまとめています。まずは、オーバーロードの作品情報と、ツアレのプロフィールについて見ていきましょう。

オーバーロードはむちむちぷりりんさんによる作品で、悪役に相当するキャラを主人公としたダークファンタジー小説です。むちむちぷりりんさんは、現在では名義を「丸山くがね」に変更しています。オーバーロードはweb小説が発祥で、最初は小説投稿サイトのArcadiaで連載が始まりました。その後、小説家になろうでも掲載されるようになり、2012年には書籍版も刊行されるようになります。書籍版でのイラストは、so-binさんが担当しています。

オーバーロードは、2017年版の「このライトノベルがすごい！」の単行本・ノベル部門で1位を獲得しています。2021年12月時点での累計発行部数は、1100万部を突破しています。オーバーロードは漫画やアニメにもなり、原作同様人気の作品となりました。テレビアニメは第1期が2015年に放送され、現在では第4期までの放送が終わっています。また、公開日は未定ですが、「聖王国編」が劇場版アニメとして上映されることが決まっています。

VRゲームのユグドラシルにログインしていたモモンガは、ギルドの本拠地であるナザリックにいました。かつての仲間は1人ずつ姿を消し、ユグドラシルもサービス終了のときを迎えようとしていました。1人静かに最後のときを待っていたモモンガでしたが、サービス終了とともにゲーム内のキャラに転生してしまいます。モモンガは自我を持って動き出したNPCたちのためにも、ナザリックを守るための行動を始めるのでした。

オーバーロードのツアレは、金髪碧眼の愛らしい女性です。誕生日は下風月14日で、年齢は20歳前後です。ツアレは漆黒の剣のメンバーであるニニャの姉で、早くに両親を亡くしています。両親亡き後は姉妹で力を合わせて生きていましたが、ツアレは貴族の妾として連れ去られてしまいました。

そこからさらに娼館に売り飛ばされ、地獄のような辛い日々を送っていました。娼館でボロボロになるまで働かされたツアレは、複数の性病を患って廃棄処分されることになります。ツアレは顔の原型がわからなくなるほどに殴られ、袋に詰められて娼館の前に捨てられました。そこを偶然通りかかったセバスに助けられ、最終的にナザリックのメイドとなります。

オーバーロードのソリュシャンは、ナザリックの戦闘メイドの1人です。ソリュシャンはセバスと組んで、情報収集のために外部に派遣されていました。ソリュシャンはセバスが勝手にツアレを連れてきたことに驚き、怒りのような表情を浮かべます。アニメではセバスがツアレの名前を呼んでいることに不快感を表したり、ツアレを睨むような描写がありました。

そのため、アニメの視聴者からは「ソリュシャンはツアレに嫉妬している」といわれるようになりました。ただ、ソリュシャンが慕っているのは主であるアインズであり、セバスに特別な感情は抱いていません。ソリュシャンがツアレに対して良くない感情を抱いていたことは確かですが、これは嫉妬心とは関係ないものです。

ソリュシャンは人間を下等生物として見下しており、人間自体に嫌悪感を抱いています。ソリュシャンはツアレに嫉妬したわけではなく、下等生物である人間を目の前にして嫌悪感を露わにしていただけです。また、たかが人間ごときを大事に扱うセバスに対し、苛立ちや怒りも感じていました。

セバスがツアレを助けたことは任務に関係なく、「目立たないように行動しろ」というアインズの命令を裏切ったことにもなります。アインズの命令第一で動いているソリュシャンにとって、セバスの一連の行動は理解できないものでした。そのため、一層の不快感を募らせることになったのです。

オーバーロードのソリュシャンは、普段は金髪でバストの大きい美女の姿をしています。非常に美しい女性ですが、これはソリュシャンの本来の姿ではありません。ソリュシャンの正体はスライムで、普段は金髪美女に擬態しているのです。

スライムであるソリュシャンは、体内に物を収納したり捕食したりすることができます。ソリュシャンが捕食を行う理由は、ただの趣味です。ソリュシャンは何かが溶けていく様を、ゆっくりと観察することが好きなのです。

ソリュシャンは人間以外を捕食することもできますが、趣味として捕食するのは人間に限られています。特に生きている人間を捕食することを好み、人間が生きたままゆっくり溶けていく様子を見て楽しんでいます。ソリュシャンは人間の中でも、無垢な赤子や若い女性を捕食することを好みます。しかし、アインズやセバスから許可が下りないため、普段は拷問にかけられた男を捕食することで我慢しています。

オーバーロードのファンからは、ツアレの子供はソリュシャに食べられたという声が上がっています。本当に、ツアレの子供はソリュシャンに食べられたのでしょうか？ここでは、ツアレとソリュシャンが2人きりになるシーンを振り返り、ツアレの子供がソリュシャンに食べられたかどうかを考察してまとめます。

オーバーロードの書籍版では、ツアレの子供が食べられたとわかる直接的なシーンはありませんでした。ただ、寝ているツアレを見ながら、「セバス様が戻る前に食べてしまうとしますか」というセリフがあっただけです。その後ツアレは無事に体調も回復しているため、ツアレを捕食したわけではないことはわかります。

ソリュシャンはこのセリフを言う前、セバスにツアレの現状を説明していました。ツアレはあらゆる酷い性的暴力を受けており、梅毒などの病気にもかかっていました。セバスはソリュシャンの説明を途中で遮り、「あのような行為が行われる前の状態まで戻すように」と指示します。

ソリュシャンの説明は途中で終わってしまいましたが、最後まで説明が続いていれば、おそらくツアレが妊娠しているという報告もあったはずでしょう。セバスの指示通り性的暴行が行われる前の状態に戻すのであれば、お腹の子供も消す必要があります。ツアレのお腹の子供は、ツアレの状態回復のためにソリュシャンに食べられたのだと推察できます。

アニメでも、ツアレの子供がソリュシャンに食べられたシーンは描かれていませんでした。このシーンの描写はほぼ書籍通りで、ソリュシャンが「食べてしまうとしますか」と言った後に場面が変わります。何が食べられたかについてはまったく言及されておらず、このシーンを疑問に思った人も少なくないでしょう。

ただ、アニメでは原作と違い、ソリュシャンの指先が細く変化した様子が描かれていました。このときのソリュシャンの指は、人工妊娠中絶用の医療器具の形に変化していました。このことからも、ツアレの子供がソリュシャンに食べられたことは間違いないといえます。

オーバーロードのセバスがツアレを助けたのは、自分の創造主である「たっち・みー」の意志を継いだためです。たっち・みーは現実世界では警察官で、正義を愛していました。そのため、困っている人は助けるのが当たり前だという信条を持っていました。セバスは無惨に打ち捨てられたツアレを目の前にして、たっち・みーのこの信条を思い出したのです。

最初はたっち・みーの信条を裏切らないようにツアレを助けたセバスでしたが、ともに過ごすにつれて徐々にツアレとの絆を深めていきます。ここでは、セバスとツアレのお互いの気持ちや、将来結婚するかどうかを解説します。

オーバーロードのツアレは、自分を地獄のような場所から救い出してくれたセバスに恋心を抱きます。作中では、ツアレがセバスにキスをするシーンもありました。セバスもツアレのことを大事に思っていて、ツアレがアインズに殺されないように必死になっていました。ツアレとセバスの2人はお互いに惹かれ合っており、それは周囲から見てもすぐにわかるほどでした。

ツアレとセバスは両思いであることがわかっていますが、すぐに結婚できるわけではありません。セバスはアインズの執事であるため、アインズの許可がなければ結婚することができないのです。アインズからすればツアレとセバスが結婚することに異論はないはずですが、ひとつだけ大きな問題がありました。それは、ツアレが人間であるということです。

ナザリックには、人間を嫌悪しているNPCが多く存在します。彼らの感情を考慮すれば、アインズはツアレとセバスの結婚を簡単に許可できないでしょう。ただ、ツアレは後に、ナザリックではなくエランテルの邸宅でのメイド長になる予定です。ナザリックの外であればNPCたちとも頻繁に会わずにすむため、セバスとの結婚も可能ではないかと考察できます。

オーバーロードのアニメでツアレを演じたのは、声優の嶋村侑さんです。嶋村侑さんは少女から大人っぽい女性まで幅広いキャラを担当していて、儚げなツアレも上手に演じていました。ここでは、嶋村侑さんのプロフィールや、これまでに出演した作品と担当キャラを紹介します。

嶋村侑さんは、1985年4月18日生まれの声優です。出身地は東京都で、血液型はA型です。オフィス薫に所属していましたが、2008年に退所して賢プロダクションに移籍しています。嶋村侑さんの特技は水泳で、趣味はウクレレや映画鑑賞、スポーツ観戦などです。

嶋村侑さんは声優としての活動を始めた頃、OVAの『リーンの翼』のリュクス・サコミズ役に抜擢されました。その後、『機動戦士ガンダムAGE』のミレース・アロイや『進撃の巨人』のアニ・レオンハートなどを演じました。

2015年には『Go！プリンセスプリキュア』の春野はるか（キュアフローラ）役に選ばれ、それから主要キャラの担当も増えていきました。最近では『文豪ストレイドッグス』の与謝野晶子や『デジモンゴーストゲーム』のジェリーモン、『RWBY 氷雪帝国』のブレイク・ベラドンナなどを演じています。

オーバーロードでは、ツアレとセバスの組み合わせに人気が集まっていました。ツアレとセバスの話に泣いたというコメントや、早く結婚してほしいというコメントが見られました。ツアレを助けるセバスはかっこいいと評判で、改めてセバスに惚れ直す人も多かったようです。

オーバーロードのツアレには、「幸せになってほしい」というコメントが多く寄せられていました。ツアレのこれまでの人生は過酷で、セバスと出会うまでは生きたまま地獄にいるような状態でした。しかし、セバスと出会ったことで、ツアレは地獄から抜け出すことができました。これまで辛い人生を歩み続けてきたツアレだからこそ、これからは幸せになってほしいと願う人が大勢いました。

オーバーロードのツアレは、アインズのかつての冒険仲間だったニニャの姉です。ニニャは作中で残酷な殺され方をしており、ツアレは二度と妹と再会することができません。そのため、ツアレとニニャが姉妹だと知って苦しくなる人や、残酷な展開に胸を痛める人もいました。中には、ツアレとニニャに再会してほしかったという声もありました。

オーバーロードのツアレの子供が食べられたかどうかは、原作でもアニメでも明らかになっていません。しかし、アニメの描写からも、ツアレの子供はソリュシャンに食べられた可能性が高いです。ソリュシャンがツアレの子供を捕食したことで、ツアレはもとの健康体に戻ることができました。人間を捕食することが趣味のソリュシャンですが、ツアレの子供に限ってはセバスからの指示に従った結果捕食したにすぎないといえるでしょう。