【オーバーロード】始原の魔法（ワイルドマジック）の使用者は？特性や効果を考察

『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣とは、竜王のドラゴンロードしか使用出来ない古の魔法です。そのため、｢始原の魔法｣の使用者は、｢スレイン法国｣で｢真なる竜王｣と呼ばれています。本記事では、｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣について、使用者のキャラや特性などを紹介します。まずは、『オーバーロード』とはどのような内容の作品なのかについて、簡単にまとめたので紹介していきます。

｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣が登場する『オーバーロード』とは、2012年に刊行が始まった｢KADOKAWA｣のライトノベル作品です。『オーバーロード』は魔王のようなキャラクターを主人公にしたアンチヒーロー作品であり、丸山くがねというライトノベル作家が手掛けています。丸山くがねが手掛ける『オーバーロード』は、｢Arcadia｣と｢小説家になろう｣の同名作品を原作としており、2023年4月現在も続いています。

2023年4月現在、『オーバーロード』は合計16巻の書籍が刊行されており、漫画や4コマ漫画も｢月刊コンプエース｣で作られています。『オーバーロード』はシリーズの累計発行部数が1100万部を超えるほど高い人気を博しており、これまで4期に渡るテレビアニメやゲームなどが制作されています。また、｢聖王国編｣の完全新作アニメ映画の制作も発表されているため、『オーバーロード』は人気を伸ばし続けています。

VRMMORPG｢ユグドラシル｣がサービス終了を迎えた日、｢モモンガ｣として名を馳せた主人公は最後の時を待っていました。しかし、主人公はサービス終了後も強制ログアウトせず、突然NPCが意思を持って動き出します。それを見た主人公は、別の世界に転移したことに気付き、自らの名前を｢アインズ・ウール・ゴウン｣に変えます。そして、主人公は異世界の秘密やプレイヤーの痕跡を探すため、世界征服に乗り出すのでした。

本記事で、使用者のキャラや特性などを紹介する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣とは、『オーバーロード』に登場する魔法です。『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣は、500年前に｢八欲王｣が世界を歪めるまで存在していた魔法であり、｢古の魔法｣や｢魂の魔法｣と呼ばれています。｢始原の魔法｣は世界で最上位の魔法となっており、｢聖者殺しの槍（ロンギヌス）｣に匹敵するほどの強さを持っています。

また、『オーバーロード』の世界には、｢始原の魔法｣で作られたアイテムが存在しています。しかし、｢始原の魔法｣は竜王（ドラゴンロード）しか使用出来ず、世界に使用者がほとんどいません。そのため、｢スレイン法国｣は｢始原の魔法｣が使えるかどうかで、｢真なる竜王｣を決めています。

最初に紹介する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣の使用者は、ツァインドルクス＝ヴァイシオンです。『オーバーロード』に登場するツァインドルクス＝ヴァイシオンとは、世界最強の竜王であり、｢白金の竜王｣や｢ツアー｣と呼ばれています。ツァインドルクス＝ヴァイシオンはアーグランド評議国の永久評議員を務めており、過去に｢白銀｣として｢十三英雄｣の1人に数えられていました。

過去の｢十三英雄｣であるツァインドルクス＝ヴァイシオンは、｢始原の魔法｣・ドラゴン専用クラス・｢ギルド武器｣の全てを保有しており、自分が魔導王や吸血鬼のホニョペニョコ以上だと語っています。『オーバーロード』の作中で、ツァインドルクス＝ヴァイシオンは｢リク・アガネイア｣と名乗り、偽物のアインズと一騎打ちを行いました。

2人目に紹介する使用者は、ドラウディロン・オーリウクルスです。『オーバーロード』に登場するドラウディロン・オーリウクルスとは、｢竜王国｣の女王を務めているキャラクターであり、｢黒鱗の竜王｣と呼ばれています。ドラウディロン・オーリウクルスはブライトネスドラゴンロードの血縁者であるため、｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣を使えるタレントを持っています。

しかし、ドラウディロン・オーリウクルスの｢始原の魔法｣は、他者の魂を犠牲にする必要があり、一度の使用で百万人の魂を消費します。また、ドラウディロン・オーリウクルスは戦闘能力も通常の人間並となっています。そのため、ドラウディロン・オーリウクルスは｢始原の魔法｣の使い手であるものの、強さが一般人レベルと評価されています。

3人目に紹介する使用者は、キュアイーリム＝ロスマルヴァーです。キュアイーリム＝ロスマルヴァーとは、『オーバーロード』の外伝『亡国の吸血姫』に登場するキャラクターであり、｢朽棺の竜王｣と呼ばれています。キュアイーリム＝ロスマルヴァーは｢滅魂の吐息｣という｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣を使用出来、ワールドアイテムの｢聖者殺しの槍（ロンギヌス）｣に匹敵する強さを持っています。

そのため、キュアイーリム＝ロスマルヴァーは『オーバーロード』の最強キャラの1人に数えられています。しかし、｢滅魂の吐息｣は強すぎるため、3回しか使用出来ません。もし、｢滅魂の吐息｣を3回以上使うと、キュアイーリム＝ロスマルヴァーは普通のゾンビになってしまいます。

『オーバーロード』に登場する位階魔法は、使用者の魔力を犠牲にしています。一方、｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣は使用者の魂を消費する必要があります。また、強力な｢始原の魔法｣は、使用者の魂を大量に消費してしまいます。そのため、｢始原の魔法｣は強力であるものの、連発することが出来ません。

『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣は、竜王（ドラゴンロード）か特別なタレントの持ち主しか習得出来ません。実際、『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法｣の使用者は、全員が｢竜王｣の名を冠しています。そのため、｢始原の魔法｣はいくらレベルを上げても、竜王以外が使えないことになっています。ちなみに、特別なタレントの持ち主でも、｢始原の魔法｣は完璧に使えません。

上述で紹介した通り、｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣は竜王（ドラゴンロード）と特別なタレントの持ち主しか使えない魔法です。しかし、｢始原の魔法｣の使用者は、位階魔法を習得することが出来ません。そのため、｢始原の魔法｣の使用者は、自らの魂を消費し続けています。ただ、アンデット化した竜王（ドラゴンロード）は、位階魔法の習得が可能となっています。

『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣の使用者は、｢ワールドコネクター｣というクラスを全員が習得しています。残念ながら、｢ワールドコネクター｣はどのようなクラスなのか一切判明していません。しかし、全員が習得していることから、｢ワールドコネクター｣は｢始原の魔法｣の使用に欠かせないクラスだと考えられます。

｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣は作中最強クラスの魔法であり、誰も防ぐことが出来ません。しかし、ワールドアイテムの保持者は、｢始原の魔法｣を完全に無効化することが出来ます。『オーバーロード』の外伝で、キュアイーリム＝ロスマルヴァーは｢滅魂の吐息｣を鈴木悟に放ちます。この時、鈴木悟がワールドアイテムの｢モモンガ玉｣を持っていたため、｢滅魂の吐息｣は無効化されました。

上述で紹介した通り、｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣はワールドアイテム保持者が最大の弱点となっています。しかし、｢始原の魔法｣の使用者は、ワールドアイテムの効果を無効化することが可能となっています。そのため、｢スレイン法国｣は｢始原の魔法｣の使用者について、ワールドアイテムが通用しない存在だと語っています。

『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣には、｢始原の魔法｣が気になるといった感想が多く寄せられていました。2023年4月現在、｢始原の魔法｣は『オーバーロード』で特に情報が少ない魔法となっています。そのため、｢始原の魔法｣は『オーバーロード』ファンの注目を集め続けています。

『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣には、強さが気になるといった感想も多く寄せられていました。｢始原の魔法｣は登場シーンの少なさから、強さが明確に分かっていません。しかし、｢始原の魔法｣は自身の魂を犠牲に、｢聖者殺しの槍（ロンギヌス）｣並の魔法を放つことが出来ます。そのため、｢始原の魔法｣は『オーバーロード』で最強の魔法といえるでしょう。

『オーバーロード』に登場する｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣には、階層守護者やアインズでも敵わないと考える感想も見受けられました。確かに、｢始原の魔法｣はワールドアイテムの保持者に無効化されます。しかし、｢始原の魔法｣はワールドアイテムを無効化出来、威力も｢聖者殺しの槍（ロンギヌス）｣レベルとなっています。これらを見ると、｢始原の魔法｣は階層守護者やアインズでも勝てるか分かりません。

本記事では、｢始原の魔法（ワイルドマジック）｣について、使用者のキャラや特性などを紹介しました。確かに、｢始原の魔法｣は未だ不明点が多い魔法です。しかし、｢始原の魔法｣はツアーの登場により、特性や効果などが明るみになってきました。そのため、｢始原の魔法｣は近いうちに、『オーバーロード』の本編で詳しく描かれることになるでしょう。