【オーバーロード】恐怖公は五大最悪の巨大ゴキブリ？声優はリヴァイ役の神谷浩史？

こちらの記事では、人気ライトノベル『オーバーロード（OVERLORD）』に登場する、五大最悪の恐怖公についての情報を紹介していきます。『オーバーロードの恐怖公は五大最悪の巨大ゴキブリ？』の項目では、五大最悪の恐怖公の見た目や性格を紹介しています。

また、『オーバーロードの恐怖公のアニメ声優はリヴァイ役の神谷浩史？』では、五大最悪の恐怖公の声を演じた声優・神谷浩史さんのプロフィールと声優として出演した作品を紹介しています。他にも、『オーバーロードの恐怖公のレベルや強さ』では、恐怖公がオーバーロードで見せた強さもまとめました。まずは、下記の項目で五大最悪・恐怖公が登場する作品、オーバーロードの作品概要と物語のあらすじをチェックしてください。

まずは、ゴキブリのような見た目をした恐怖公が登場する作品、オーバーロードについて紹介します。五大最悪の恐怖公が活躍するオーバーロードは、丸山くがね先生によるライトノベル作品です。オーバーロードが初めて公開されたのは小説投稿サイト『Arcadia』で、2010年5月9日に連載が開始されました。丸山くがね先生は、後に別の小説投稿サイト『小説家になろう』にもオーバーロードを投稿しています。

小説家になろうにてオーバーロードが連載開始したのは2012年3月30日です。その後、小説家になろう版のオーバーロードは2014年12月24日まで連載されましたが、2023年4月現在は小説家になろうとArcadiaでの連載は休止されています。現在は出版社・KADOKAWAから書籍版が発売されており、16巻まで刊行されています。

オーバーロードは原作小説も人気ですが、小説の内容をコミカライズ化したものも話題となっています。オーバーロードの漫画は、本編の内容に沿った同名漫画作品と、オーバーロードの登場人物の愉快な掛け合いが繰り広げられるスピンオフギャグ作品『オーバーロード 不死者のOh！』の2作品があります。こちらの漫画版も含めたオーバーロードのシリーズ累計発行部数は1100万部を突破する、人気作品として話題となっています。

"ユグドラシル"というゲームのプレイヤー・モモンガは、ある日、ユグドラシルを介して異世界に転移してしまいます。そこでは、ゲームの登場キャラクターたちが自らの意思で行動していました。モモンガは、自分が異世界に転移してしまったことに気づき、どのように行動しようかと考えます。その時、不用意に「世界征服」と口にしてしまったことで、彼の忠実な部下たちは、主・モモンガを世界の王にしようと動き出します。

オーバーロードには、"五大最悪"と呼ばれるキャラクターが登場します。五大最悪はその名の通り、"最悪"とされる事象に基づいた特徴を持つ5人のキャラクターたちのことを指します。そのうちの1人が、ゴキブリのような見た目を持つ恐怖公です。恐怖公は、見た目がゴキブリのような姿をしていることから、オーバーロードを見ている人から"外見最悪"と予想されることもあります。

しかし、実際には住処が最悪とされる"拠点最悪"と呼ばれている五大最悪のキャラクターです。こちらの項目では、五大最悪のうちの拠点最悪キャラクター、恐怖公の見た目や性格について紹介していきます。後の項目『オーバーロードの恐怖公のアニメ声優はリヴァイ役の神谷浩史？』と『オーバーロードの恐怖公のレベルや強さ』では、それぞれアニメの声優・神谷浩史さんの情報と、恐怖公のレベルと強さについても紹介しています。

恐怖公は五大最悪の"拠点最悪"として君臨している、ゴキブリの姿をしたキャラクターです。拠点最悪という名前は恐怖公が守護している領域・黒棺（ブラック・カプセル）に由来しています。「ゴキブリ」と「黒棺（ブラック・カプセル）」という単語から想像できるように、恐怖公が守護する黒棺はゴキブリを寄せ集めるためのものです。黒棺の中には恐怖公以外のゴキブリが大量に住んでおり、これが"拠点最悪"の由来です。

恐怖公が守護している黒棺は、シャルティアが守護者として受け持っている第2階層・墳墓の一角に存在しています。しかし、ゴキブリのような見た目から、上司であるシャルティアを含む多くの女性キャラクターから嫌厭されることが多い要です。蟲使いのエントマは唯一好意的に接してくれる人物ですが、恐怖公の眷属であるゴキブリたちを捕食しているところを見ると、利害関係からの好意の可能性が高いでしょう。

また、恐怖公は体長も判明しており、おおよそ30センチくらいの大きさです。名前の"公"という字の如く、赤いマントを羽織り、王冠を頭に乗、手には宝石のはめられた杖を持っています。見た目はゴキブリですが、直立し二足歩行が可能で、相手と目を合わせて会話することも可能です。種族が虫同士ということもあり、ナザリック地下大墳墓の第5階層を守護するコキュートスと仲が良い様子が描かれています。

人々から嫌厭される見た目をしている恐怖公ですが、性格においては、ナザリック地下大墳墓に在籍するキャラクターの中でも良い部類に入ります。オーバーロードの登場人物たちには"カルマ値"というものが設定されており、カルマ値がマイナスに寄っているほど邪悪な性質を持っています。ナザリック地下大墳墓の主であるアインズや、彼の側近たちのカルマ値は－500となっています。

一方で、善の心を持った人間キャラクターたちは50～100程度といった数値で設定されています。そして恐怖公はというと、マイナス値ではありながら－10という比較的人間に近い数値で設定されています。このことから、恐怖公の性格は人間に近い善の心も持っているといえるでしょう。作中でも、礼儀正しい姿勢を見せており、ナザリック地下大墳墓に侵入した者を生きて帰した様子も描かれています。

また、あらゆるマナーや礼儀作法にも詳しく、帝王学を学びたいと思ったアインズが頭に思い浮かべた人物でもあります。オーバーロードの作者である丸山くがね先生も「彼（恐怖公）は邪悪じゃないです」とコメントしており、ナザリック地下大墳墓に在籍するキャラクターの中では、作者お墨付きの善人の立ち位置となっています。

こちらの項目では、オーバーロードのアニメで恐怖公の声を演じた声優、神谷浩史さんのプロフィールを紹介します。恐怖公のアニメ声優を務めた神谷浩史さんは、声優事務所の青二プロダクションに所属されています。生年月日は1875年1月28日、身長は167センチで血液型はA型、出身地は千葉県であることを公表しています。

神谷浩史さんは、これまでに多くのアニメのメインキャラクターを務められており『進撃の巨人』のリヴァイ、『夏目友人帳』の夏目貴志、『化物語』の阿良々木暦の声優として有名です。また、神谷浩史さんアニメでの演技が高い評価をうけており、多くの声優賞を受賞されています。

アニメ作品で受賞されたものの一例には、『第17回アニメスクランブル』の最優秀男性声優賞、東京アニメフェア2010の『第9回東京アニメアワード』の個人賞、『声優アワード』の第6回から第10回までの最多得票賞受賞などがあげられます。

• 恐怖公（オーバーロード）
• リヴァイ（進撃の巨人）
• 夏目貴志（夏目友人帳）
• 阿良々木暦（化物語）
• 市ノ宮行（荒川アンダーザブリッジ）
• 松野チョロ松（おそ松さん）
• 赤司征十郎（黒子のバスケ）
• 斉木楠雄（斉木楠雄のΨ難）
• 折原臨也（デュラララ‼）
• トラファルガー・ロー（ONE PIECE）

ゴキブリの姿をしていることから、敵味方問わず、精神的ダメージを与えることができる恐怖公ですが、実際の強さはどれほどのものなのでしょうか？こちらの項目では、作中や作者の設定として公開されている、恐怖公のレベルや強さ・能力を紹介します。恐怖公の実力・強さを知りたい人は目を通してみてください。

まずは、恐怖公のレベルについて紹介します。オーバーロードでは、ナザリック地下大墳墓のそれぞれのキャラクターに種族レベルと職業レベルが設定されています。その数値をまとめたレベルが、各キャラクターの強さとして反映されます。恐怖公のレベルは、各項目で細かく設定されており、下記のようになっています。

• 昆虫の森祭司（種族レベル）：10.Lv
• その他 （種族レベル）：2.Lv
• ハイ・ドルイド（職業レベル）：5.Lv
• サマナー（職業レベル）：3.Lv
• ムシツカイ（職業レベル）：2.Lv
• ミニマム（職業レベル）：3.Lv
• その他（職業レベル）：5.Lv

各種族レベルと職業を合計した数値がそのキャラの基本レベルとなるため、恐怖公は合計で30となります。恐怖公は第2階層の一角・黒棺の領域守護者ですが、レベルが30と低いこともあり、純粋な戦闘能力では他のキャラクターたちに劣っていることが分かります。しかし、恐怖公には別の強さがあり、その能力で敵キャラクターを震え上がらせています。詳しくは、次の項目『恐怖公の強さや能力』をチェックしてみてください。

恐怖公は、レベルが他のキャラクターよりも低いため、上記の項目で紹介したように、戦闘で活躍することは難しいでしょう。しかし、恐怖公には、他のキャラクターにはない強さがあります。それは、自身の見た目がゴキブリということと、様々な大きさのゴキブリを召喚できることです。現実でもゴキブリは嫌厭されることが多い生き物ですが、オーバーロードでもその認識は同様のようです。

ナザリック地下大墳墓に侵入した者を、恐怖公が守護する黒棺に閉じ込めた際には、阿鼻叫喚の絵図となりました。黒棺には大量のゴキブリがおり、自分たちの縄張りに入ったものに襲いかかります。その相手が恐怖公の敵であれば、精神的ダメージに加えて物理的な攻撃も行います。また、相手が恐怖公の味方であっても、体を這う感触から精神的ダメージを与えることができるでしょう。

唯一、恐怖公のゴキブリ召喚能力が効かないのは、蟲使いのエントマです。エントマは自身が虫になれていることから、ゴキブリ程度では驚くことはありません。それどころか、恐怖公が召喚したゴキブリたちをおやつとして食べていることから、エントマからすればケーキバイキングのようなものとして認識されている可能性があります。

オーバーロードのアニメには、人気声優が多く起用されています。恐怖公の声優・神谷浩史さんもそのうちの1人で、これまでに進撃の巨人のリヴァイ役や、化物語の阿良々木暦役として活躍されています。そのような人気声優を、ゴキブリの姿のキャラクターにあてがうことに動揺しているアニメファンの姿が見られています。

こちらの方のツイートでは、オーバーロードの恐怖公の姿を思い出して気分が悪くなったとコメントされています。近年では、動画や画像に映す際にモザイク処理するといった扱いをうけることもあるゴキブリですが、オーバーロードのアニメや原作では堂々と描かれています。その姿形が目に焼き付いて、思わぬ時に思い出して気分が悪くなってしまうという人も少なくないようです。

ネットでは、許されざることをした者に対して「恐怖公送り」というワードが使われることがあります。恐怖公が統治する黒棺に閉じ込められた者は、大量のゴキブリが目に焼き付き、生涯忘れられないトラウマとなることでしょう。

以上、オーバーロードに登場する五大最悪の1人、恐怖公について紹介してきました。恐怖公は、住処がナザリック地下大墳墓で最悪とされる"拠点最悪"と呼ばれているキャラクターです。恐怖公はシャルティアが統治する第2階層・墳墓の一角にある黒棺の領域を任されている守護者です。この黒棺は"ブラック・カプセル"と読み、恐怖公のゴキブリの見た目からも想像ができるように、中には大量のゴキブリが生息しています。

その最悪の環境から、恐怖公は"拠点最悪"の異名を持っています。しかし、性格においてはナザリック地下大墳墓に在籍しているキャラクターの中でも善良な方で、侵入者を生きて帰すという一幕も見られています。アニメでは人気声優の神谷浩史さんが声を演じており、視聴者からは「ゴキブリの声を神谷浩史さんに演じさせる制作陣がすごい」と話題となっています。アニメでは第3期の7話「蜘蛛に絡められる蝶」に登場しています。