【オーバーロード 】ブレインは最後死亡した？その後の復活の可能性を考察

オーバーロードに登場するブレイン・アングラウスは、リ・エスティーゼ王国の御前試合でガゼフ・ストロノーフと戦うまで常勝無敗だった剣の天才です。コキュートスとの戦いでは勇姿を見せています。そこで、ここからはブレインが最後に死亡したのか、その後の復活の可能性はあるのか？などブレインに関する疑問について考察していきます。それではまず、オーバーロードの作品情報から見ていきましょう。

• 小説タイトル：オーバーロード
• ジャンル：ダーク・ファンタジー、異世界、なろう系
• 著者：丸山くがね
• 出版社：KADOKAWA（エンターブレイン）
• 掲載サイト：Arcadia、小説家になろう
• 連載期間：2010年5月9日～（Arcadia）、2012年3月30日～（小説家になろう）

『オーバーロード』はライトノベル作家の丸山くがね（旧名はむちむちぷりりん）先生によるライトノベルです。当初はウェブ版として小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載されていましたが、このウェブ小説を下敷きにして新たな設定を加えた書籍版がのちにKADOKAWA（エンターブレイン）より刊行されています。その後アニメや漫画、ゲームなどさまざまなメディア展開がおこなわれました。

ここではオーバーロードのあらすじを簡単にまとめていきます。本作の主人公は、アインズ・ウール・ゴウンです。もともとアインズはVRMMORPG「ユグドラシル」をプレイしていたサラリーマンでした。しかしある日、ユグドラシルに似た世界に転移します。そこで、かつてのギルド名「アインズ・ウール・ゴウン」に名乗りを改め、ギルドの本拠地「ナザリック大墳墓」のNPCたちとともに行動を起こすこととなりました。

オーバーロードのブレインは、「武の求道者」と呼ばれている抜刀術の達人です。愚直に力のみを求める求道者で、半ば野盗の傭兵団「死を撒く剣団」を身の置き場としています。王国の御前試合において決勝で「王国最強の戦士」と呼ばれているガゼフ・ストロノーフと戦い、人生初の敗北を経験していますが、その試合がブレインの知名度を高めるきっかけとなっていました。

結論から言うと、オーバーロードのブレインは死亡しています。ブレインの死亡シーンは、オーバーロードの原作14巻「滅国の魔女」にて描かれました。オーバーロードの原作14巻ではアインズたち魔道国がリ・エスティーゼ王国に侵攻する様子が描かれています。魔道国による完璧な情報封鎖によって、王国が魔道国の侵攻に気づいたときにはすでに手遅れになっている状態でした。

王国の主要人物が次々に死んでいく中、王国の敗戦が濃厚となったため、ラナー王女の護衛として協力していた「青の薔薇」のメンバーも戦線離脱するべく転移しようとしています。そこに王女付きの兵士としてクライムと行動を共にしていたブレインがいました。すると転移直後のイビルアイはブレインに「ここから逃げたいか？」と問います。しかし、ブレインはこれを拒否。

その後ブレインは魔道王アインズに一泡吹かせるべく、出撃していきました。アインズのもとへ向かう道中、ブレインはナザリック第五階層「氷河」の守護を任された階層守護者であるコキュートスを発見しました。ブレインはコキュートスを一目見て魔道王と同様の「化け物」と認識します。コキュートスを討つことを決断したブレインは、コキュートスの前に姿を現し、自分の名を名乗りました。

コキュートスもブレイン同様、武の求道者でもあったため、ブレインを「覚悟を決めた戦士」であると認めたうえで自分の名を名乗りました。こうしてブレインはコキュートスと一騎打ちをすることとなります。ブレインは集中力を取り込む力の増大というタレントを持ち、抜刀術の達人でもありました。

ブレインはタレントによって己の限界を超えた抜刀術の一撃をコキュートスに加えようとしますが、その攻撃は届かず、コキュートスのカウンターの一太刀を受けて倒れました。コキュートスは「殺すには惜しかった」とブレインの強さと武人としての心構えを称賛します。さらに、ブレインに敬意を表したコキュートスは、部下に彼の遺骸を氷漬けにするように命じました。

オーバーロードのブレインはコキュートスとの戦いによって死亡しましたが、読者の中には「生き返って欲しい」との声をあげる方も多いようです。では、ブレインはその後復活する可能性はあるのか？ここからはブレインのその後の復活の可能性を考察していきます。

オーバーロードの作者である丸山くがね先生は、「作者雑感」という自らの感想を語るページを作っています。そこでブレインについて、「嫌いな人の少ない、良いキャラだったんじゃないでしょうか？」と語られていました。この感想からは非常にあっさりしている印象を受けます。

おそらく丸山くがね先生からすると、ブレインについてあまり思い残すことはないのでしょう。作者の言及からは、ブレインのその後の復活の可能性は低いと考えられます。

オーバーロードの主人公であるアインズは、蘇生魔法によって死亡した人物を復活させることができます。そこで考えられるのが、アインズがブレインを復活させる可能性です。まずアインズがブレインを復活させる場合、ブレインに敬意を表していたコキュートスがアインズに「ブレインを復活させてほしい」と頼む必要があります。なぜなら、アインズとブレインには接点がないからです。

では、コキュートスがアインズにブレインの復活を頼む可能性はあるのかというと、それはないと考えられます。コキュートスはブレインを殺す際、「できれば助け、アインズ様に服従させたかった」と発言していますが、結局ブレインを助けることはありませんでした。コキュートスがそうしなかったのは、ブレインが死を覚悟した武人であることを認めたからです。

そのようなブレインに対し、殺さずに助けるという行為はその覚悟をふみにじり、侮辱することであるとコキュートスは考えたわけです。したがってコキュートスがブレインを復活させるという侮辱行為をすることはあり得ないため、ブレインが復活する展開はないと考察できます。

先にコキュートスがブレインを復活させる可能性は「ありえない」と考察しましたが、一点気になる点があります。それはコキュートスが最後にブレインを氷漬けにしたという点です。

コキュートスは「忍びない」という理由で氷漬けにしていますが、氷漬けにするということは「死体が残る」ということを意味します。つまりコキュートスがアインズに復活を頼むことはないにしても、アインズではない誰かがブレインの死体を持ち帰り、蘇生魔法を使って復活させる可能性があるということです。

1つ目に紹介するオーバーロードのブレインの技は、初速から見えない速度で振るわれる超瞬速の斬撃「瞬閃」です。いかに相手との距離が離れていようとも威力が落ちず、あまりにも早いため斬られたことに気づけないほどの強さを誇ります。

2つ目に紹介するオーバーロードのブレインの技は、領域の強化版「神域」です。領域よりも感知できる範囲が大幅に拡大、感知性能も向上しています。ただ、その分精神力の消耗が激しいため、領域よりも使用時間が短いという欠点がありました。

3つ目に紹介するオーバーロードのブレインの技は、瞬閃の強化版「神閃」です。瞬閃よりも剣速が飛躍的に向上しており、それは英雄級の戦士にも見切ることは不可能とされるほどです。先制やカウンターで放たれれば確実に死ぬほどの強さを誇りますが、シャルティアには通用しませんでした。見てから反応されたうえ、自身に迫る斬撃を軌道の裏側から手を回し、刀の峰を指先で摘んで止められてしまっています。

4つ目に紹介するオーバーロードのブレインの技は、一撃を振るう僅かな時間に、周囲の敵に六度の斬撃を叩き込む神速の武技「六光連斬」です。もともとはガゼフが編み出した彼のオリジナル武技でした。命中率が低く、使用するたびに体を酷使するという弱点があります。

5つ目に紹介するオーバーロードのブレインの技は、一撃を振るう僅かな時間に、周囲の敵に四度の斬撃を叩き込む神速の武技四光連斬です。こちらも六光連斬と同様、もともとはガゼフが編み出した彼のオリジナル武技でした。また、六光連斬と同様の弱点があります。

6つ目に紹介するオーバーロードのブレインの技は、相手の動きを知覚する円形の不可視感知領域を展開する技「領域」です。領域内ではブレインにほぼすべての動きを知覚され読まれることとなるため、領域内に踏み込んだ相手は即座に迎撃されてしまいます。ただ、領域展開中は自分から積極的に動くことができないという弱点がありました。さらに、範囲外からの魔法や気による攻撃などに対応することができません。

アニメ版『オーバーロード』にてブレインの声を演じたのは、声優としてフリーで活動中の遊佐浩二さんです。遊佐浩二さんは1993年に『黄金勇者ゴルドラン』の舎弟役でアニメデビューを果たしています。アニメでは好青年、二枚目、クールな役などさまざまな役をこなしていました。また、声優として活動するジャンルは、主にアニメやゲーム、ドラマCD、洋画の吹き替えが中心となっています。

• 1996年～：超者ライディーン（鳥飼銀牙 / ライディーン・アウル 役）
• 1997年～：名探偵コナン（沖田総司 役）
• 1999年～：星方天使エンジェルリンクス（ニコラ 役）
• 1999年～：ポケットモンスター（ユウジ 役）
• 2003年～：ソニックX（シャドウ・ザ・ヘッジホッグ 役）
• 2003年～：超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説（アイアンハイド、スラスト 役）
• 2003年～：PAPUWA（ 役）
• 2004年～：Get Ride! アムドライバー（シーン・ピアース 役）
• 2004年～：BLEACH（市丸ギン 役）
• 2004年～：遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX（天上院吹雪 / ダークネス 役）

• 2005年～：アイシールド21（葉柱ルイ 役）
• 2006年～：Ergo Proxy（ビンセント・ロウ 役）
• 2006年～：マージナルプリンス〜月桂樹の王子達〜（エンジュ 役）
• 2007年～：一騎当千 シリーズ（左慈元放 / 王允子師、徐晃公明 役）
• 2007年～：鋼鉄三国志（諸葛瑾子瑜 役）
• 2007年～：魔人探偵脳噛ネウロ（笹塚衛士 役）
• 2008年～：絶対可憐チルドレン（兵部京介 役）
• 2010年～：薄桜鬼（原田左之助 役）
• 2014年～：テラフォーマーズ（アドルフ・ラインハルト 役）
• 2021年～：最果てのパラディン（トニオ〈アントニオ〉 役）

ここまでオーバーロードのブレインの最期や復活の可能性を考察しつつ、ブレインの技や声優をまとめてきました。では、最後にオーバーロードのブレインに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

こちらではオーバーロードに登場するブレインの死亡フラグに関する声があがっています。どうやら、この方はオーバーロードのブレインが死亡フラグを立てていると考察されているようです。

こちらではオーバーロードに登場するブレインのその後の復活の可能性を考察する関する声があがっています。どうやら、この方はオーバーロードのブレインがその後復活することを希望されているようです。

こちらではオーバーロードに登場するブレインのその後の復活の可能性を考察する関する声があがっています。どうやら、この方はオーバーロードの紅蓮によって王都がまるごと焼却されたために、氷漬けにされたブレインが復活することはないと考察されているようです。

本記事ではオーバーロードの死亡キャラであるブレインのコキュートス戦を紹介し、その後復活するのかを解説していきました。オーバーロードの漫画やアニメを見る際は本記事のまとめを参考にしつつ、ブレインの死亡シーンに注目していただければ幸いです。