【ヒカルの碁】ヒカルはあかりと結婚する？二人の関係やその後を考察

ヒカルの碁においてヒロインと言われるキャラクターが、藤崎あかりです。この記事では、ヒカルの碁の藤崎あかりについてネタバレありでまとめて紹介していきます。

ヒカルの碁は、1999年から2003年にかけて、週刊少年ジャンプにて連載された囲碁を題材とした漫画です。原作はほったゆみ先生、作画を小畑健先生が担当、さらに囲碁部分の監修として、日本棋院所属の女流棋士梅沢由香里さんが監修を担当しています。日本国内はもちろん、海外でも高い人気を誇る作品になっており、累計発行部数は2500万部を突破するほどの作品になっています。

ヒカルの碁は人気と共に評価も高い作品になっており、2000年には第45回小学館漫画賞、2003年には第7回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなどしています。メディアミックス展開も行われ、アニメ化やゲーム化、小説化などが行われました。また中国では2020年に実写ドラマの原作として扱われるなどもしている作品になっています。

運動が好きで、頭を使うことが嫌いな小学生の進藤ヒカルは、祖父の家での倉庫で古い碁盤を発見します。その碁盤についた血痕に気づいたヒカルに、碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士、藤原佐為が取り憑くことになるのです。当初は佐為にせがまれる形で囲碁を始めたヒカルでしたが、様々な経験を経て囲碁の世界にのめり込んでいくようになるのです。

藤崎あかりはヒカルの碁において、主人公のヒカルの幼馴染として登場したヒロインです。登場は早く、ヒカルが佐為に取り憑かれることになったヒカルの祖父の家の倉庫探しにも付き合うなどしていました。囲碁を始めたヒカルに引っ張られる形で囲碁を始めました。1986年5月17日生まれのO型で、家族には両親の他姉がいること、犬を飼っていることが明らかになっています。

基本的には明るく活発で、天真爛漫な性格をしていますが、芯の強さも持っている一面も持ち合わせています。また小学生の頃から中学2年生まではヒカルより背が高かったものの、中学3年生になる頃には追い抜かれていました。

ヒカルとあかりは幼馴染の関係にありますが、速い段階からあかりはヒカルへの好意を示していました。元々はヒカルの後ろで見ているだけだった囲碁ですが、最終的にはヒカルとの繋がりを感じるという理由で続けるようになっている程です。囲碁以外の部分でもヒカルへのアプローチを行っていますが、ヒカルの碁作中ではどんどん囲碁に夢中になっていくヒカルに結局思いを伝えることはありませんでした。

対するヒカルもあかりに対して高い信頼を持っていることは示されていますが、異性として意識しているという描写はありません。酷い時は、囲碁に集中するあまりあかりを邪険に扱ってしまう程なのです。物語的にもヒカルがプロを目指して棋院に入ったことで登場が少なくなりましたが、要所では登場するなどする形に留まっています。

ヒカルの碁は、比較的作中での時間の流れが速い作品であります。連載開始当初は小学生6年生だったヒカルですが、その後の物語の中で歳を重ねており、ネタバレすると最後のエピソードとなる北斗杯の時点では16歳になっているのです。とはいえ、まだ16歳であり、ネタバレすると残念ながら藤崎あかりとの結婚エピソードなどが描かれることはありませんでした。

ヒカルがプロを目指して棋院に所属することになって以来、中学囲碁部を辞めたことで藤崎あかりのヒカルの碁作中での出番は激減しますが、その後も要所に登場しています。その要所の1つになったのが中学卒業のエピソードです。ヒカルは中学在籍中にはプロ棋士になっているため、高校進学などの進路はありませんでしたが、囲碁部の面々の進路が描かれることになったのです。

そこで描かれた藤崎あかりの進路は高校進学でした。具体的な高校などは不明ながらも、囲碁は続けるつもりのようで、『高校に入ったら囲碁部に入る、なければ作る』という決意表明をしています。

アニメヒカルの碁で藤崎あかりの声優を担当したのが、かかずゆみさんです。元々は旅番組などのレポーターをしていましたが、1996年に声優デビューをすることになり、声優として活動するようになります。デビュー当初はヒロイン役が多くなっていましたが、徐々に大人の女性を演じる機会が多くなっており、2010年代には母親役などが増えるなどしています。

かかずゆみさんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『機動新世紀ガンダムX』のサラ・タイレル役、『創聖のアクエリオン』のシルヴィア・ド・アリシア役、『ポケットモンスター』のミカン役、『仙界伝封神演義』の妲己役、『バカとテストと召喚獣』の高橋洋子役、『ぬらりひょんの孫』の毛倡妓役、『Dr.リンにきいてみて！』の四条万里役などを演じています。

かかずゆみさんが近年演じたキャラクターとしては、『ワンピース』のヘラ役、『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』の法華津治子役、『シャドーハウス』のエドワードの女性声役、『ヒーリングっど♥プリキュア』の平光めい役、『魔入りました!入間くん』のアスモデウス・アムリリス役などを演じています。

ここからはヒカルの碁を既に読んでいる人のあかりについての感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。あかりが人気になる要因になったとも言えるのが、囲碁部でのヒカルとのやりとりだとする声は非常に多いです。自分のことだけを考えずに、状況を見て好意を抱いているヒカルを追い出す選択ができるのが、あかりの良さだとする声も多くなっています。

また作中でヒカルを『ヒカル呼び』する数少ないキャラクターにあかりが含まれているのが、2人の関係性を示していて良いとする声も多くなっています。扱いが雑な時すらあるヒカルに対し、それでも健気に向き合っているのを感じるとする声も多いです。また、年齢が上がったのと、ヒカルが棋院に行くことである程度距離ができてからも呼び方が変わらないのがいいとする声も見られる程になっています。

あかりは、ヒカルの碁の女性キャラクターの中でも特に人気の高いキャラクターです。しかし、その反面高校進学までは進路が描かれていますが、その後どうなったのか、ヒカルとの結婚を含めた関係性などは描かれていません。だからこそ気になるとする声は多くなっています。ヒカルについては26歳の姿が描かれたことがありますが、あくまでも1枚絵であったため近況などは分からずじまいとなっています。

ヒカルの碁は囲碁漫画なので、多くのキャラクターについては囲碁を続けているだろうことは想定できますが、あかりについては分からないことも多く、気になると言われることが多いです。今後、何かの記念などのタイミングなどで描かれることを期待したいとする声も見られる結果になっています。

ヒカルの碁のあかりは、1話から登場してヒカルの成長を見守りつつ、自らも囲碁を初めて囲碁部の部長を務めるなどしたヒロインです。ヒカルがプロを目指すようになってからはどうしても出番が減少してしまいましたが、要所で登場していました。ヒカルへの好意が冒頭からネタバレされているようなタイプのヒロインだっただけに、ヒカルとのその後、結婚などが気になると言われる結果になっています。

ヒカルの碁の連載終了時点でもヒカルやあかりはまだ16歳であり、完結までには結婚までは描かれていません。そしてその後についても描かれていないので、不明なのが現状です。ただ、近年のジャンプでは完結作品でも漫画連載周年企画などで描かれる可能性もあるので、今後もヒカルの碁の動向に注目してみましょう。