【頭文字D】秋山和美は秋山渉の妹！いつきとのデートやホテルに誘われたシーンをネタバレ

『頭文字D』には、秋山和美というキャラが登場します。秋山和美は秋山渉の妹で、いつきとの関係が深いキャラです。登場シーンがそれほど多くないため、どういった人物か知らない人もいるのではないでしょうか？本記事では、秋山渉の妹である秋山和美について詳しくまとめていきます。まずは、秋山和美の基本的なプロフィールと、頭文字Dの作品情報をチェックしておきましょう。

頭文字D（イニシャル・ディー）は、週刊ヤングマガジンで連載していた漫画です。連載期間は、1995年から2013年までです。コミックスは全部で48巻発売されており、2022年12月時点での累計発行部数は5600万部を超しています。頭文字Dはテレビアニメや映画にもなり、作中で使われた車の市場価格が上がるなどの社会現象も巻き起こしました

主人公の藤原拓海は実家の豆腐屋の手伝いで、中学生のときから車で豆腐の配達をさせられていました。豆腐を崩さないように毎日峠道を走っていたことで、誰にも真似できないようなドライビングテクニックを身に着けます。拓海はある日赤城レッドサンズのNo.2である高橋涼介に勝ち、走り屋たちの間で有名な存在になっていきます。それまで運転が好きではなかった拓海は、徐々に運転することの魅力に取り憑かれていくのでした。

頭文字Dの秋山和美は、秋山渉の妹です。年齢は主人公の藤原拓海のひとつ上で、初登場時の年齢は19歳でした。高校卒業後に就職しますが、パワハラなどが原因で3ヶ月で会社を辞めてしまいます。秋山和美の家は埼玉県ですが、親戚の旅館を手伝うために一時期伊香保温泉を訪れていました。その際に、拓海や彼の親友であるいつきと出会います。秋山和美は気の強い女性ですが、儚げなところや幼さも併せ持っています。

町中で偶然出会った秋山和美といつきは、すぐに意気投合して仲良くなります。2人は何度かデートを繰り返し、時にはいつきの車で車中泊をすることもありました。いつきは秋山和美とのデートのために、いつも真面目に働いていたバイトを2度も早退しています。秋山和美も旅館のバイトをサボっていつきとデートしていましたが、そのことが原因で旅館のバイトをクビになってしまいます。

秋山和美といつきは2人でデートをしていますが、正式な恋人同士というわけではありませんでした。また、秋山和美が人生を見つめ直すために埼玉県に戻ってしまったため、2人の仲がそれ以上発展することはありませんでした。秋山和美との最後のデートで、いつきは何回も告白しようとします。しかし、何も言い出せないままデートは終わり、秋山和美と別れることになりました。

告白できないまま秋山和美と別れてしまったいつきでしたが、それから1年ほどして再び秋山和美と会うことになります。秋山和美と別れた翌年の夏、いつきは拓海が出場する交流戦の応援に来ていました。その交流戦には秋山渉も参加しており、秋山和美は兄の応援に来ていたのです。再会した2人は、また以前のように親密な仲になっていきました。

再会した秋山和美といつきは、再びデートをするようになります。いつきは高校時代に告白すらできなかったことを反省し、今度は積極的にアプローチしようとします。デート中に杉山和美が車で寝てしまったときは、不意打ちのようにキスをしたこともありました。そして、ある日のデートで、いつきは秋山和美をホテルに誘いました。

ホテル行きをOKした秋山和美でしたが、そのタイミングで最近まで付き合っていた彼氏がいた事実を告白します。その彼氏と10回以上もホテルに行ったことを聞いたいつきは、ショックを受けてしまいます。そこへ、兄の渉が秋山和美の元カレを連れて現れました。秋山和美の元カレは、秋山和美よりもだいぶ年上でした。元カレは年の差を気にして、どうせ秋山和美は自分から離れていってしまうに違いないと考えていたのです。

しかし、一度離れたことで秋山和美の大切さに気づき、もう一度やり直したい一心でここまでやって来たのでした。悩む秋山和美にいつきは、「本当に好きな男の胸に飛び込め」と言いました。秋山和美が自分のところへ来ると思っていたいつきでしたが、秋山和美が選んだのは元カレでした。こうしていつきはフラれ、それ以来秋山和美に会うことはありませんでした。

頭文字Dの後日談である『MFゴースト』には、大人になったいつきが登場します。MFゴーストのいつきは頭文字Dのときより20kgも太っていて、ぽっちゃりとした中年のおじさんになっていました。MFゴーストでは、いつきはすでに結婚して子供もいることがわかっています。

家族が漫画に登場することはありませんでしたが、作中でいつきが「家に帰れば子供中心の生活」「嫁さんはどんどん冷たくなる」と愚痴をこぼしているシーンがありました。いつきの結婚相手が誰かは明確になっていませんが、ファンの間では秋山和美とは別の女性だろうと考察されています。

頭文字Dで秋山和美役を担当したのは、声優の柚木涼香さんです。柚木涼香さんは1974年1月10日生まれのO型です。愛知県安城市出身で、身長は156cmです。柚木涼香さんは『E.T.』に触発されて役者を志し、永椎あゆみ名義で映画『櫻の園』でデビューしました。その後は角松かのり名義で、グラビアアイドルとしても活動しています。

『ビーストウォーズ超生命体トランスフォーマー』で声優デビューしてからは、声優としての活動が本格化していきました。声優としての活動が増えてから名義を柚木涼香に変更し、その後は多くのテレビアニメに出演しています。趣味は映画鑑賞や釣り、水泳などで、尊敬する人物は吉田理保子さんです。

秋山和美さんは、『カードキャプターさくら』の秋月奈久留（ルビー・ムーン）、『ファーブル先生は名探偵』のシャルロット、『サラリーマン金太郎』の末永美々などを演じてきました。他にも、『NARUTO-ナルト-』の山中いの、『武装錬金』の津村斗貴子、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の平塚静などを担当しています。

最近では、『かぎなど』の遠野美凪、『スローループ』の海凪ひなた、『ヤマノススメ Next Summit』の倉上舞なども演じています。劇場版アニメで出演した作品や演じたキャラは、『ONE PIECE 呪われた聖剣』のマヤ、『TAILENDERS』の御神楽トモエ、『魔法少女リリカルなのは Reflection / Detonation』のシャマなどです。

頭文字Dの秋山和美には、「かわいい」という感想が多く寄せられていました。頭文字Dには多くの魅力的な女性キャラが登場しますが、頭文字Dでは秋山和美が最もかわいいというコメントも見られました。

秋山和美といつきがホテルの話をしているシーンは、秋山和美の登場シーンの中でも人気がが高いシーンです。ホテルに行った回数を尋ねるいつきや、正直に回数を答えてしまう秋山和美に面白さを感じたというコメントがありました。いつきが秋山和美をホテルに誘うシーンを、おすすめのシーンとして推す人もいました。

頭文字Dの秋山和美に対しては、「嫌い」という感想も見られました。いつきは秋山和美に告白できませんでしたが、会うたびにデートに行くなどしています。しかし、再会後の秋山和美には1ヶ月前まで付き合っていた彼氏がいて、最終的には元カレのもとへと戻ってしまいます。この行動がいつきを弄んだように見え、嫌悪感を抱く人もいたようです。

頭文字Dの秋山和美のプロフィールや、いつきとの関係などをまとめました。いつきは秋山和美を好きになりますが、告白できないまま恋は終わりました。秋山和美は登場シーンはそれほど多くありませんが、読者に強烈な印象を残したキャラでもあります。頭文字Dの漫画やアニメを見るときは、秋山和美といつきの甘酸っぱい恋物語にも注目してみてください。