【今際の国のアリス】登場キャラの名前の由来を考察!元ネタは不思議の国のアリス?

今際の国のアリスに登場したキャラクターの名前の由来を考察していきます。不遇な人生を生きるキャラクターたちが、現実世界と隔絶した場所でデスゲームを受ける物語が描かれている今際の国のアリス。本記事では、今際の国のアリスの作品概要とあらすじや、登場人物のプロフィールと名前の由来をまとめていきます。また、今際の国のアリスの元ネタが不思議の国のアリスと言われている理由を考察していきます。

【今際の国のアリス】登場キャラの名前の由来を考察!元ネタは不思議の国のアリス?のイメージ

目次

  1. 今際の国のアリスとは?
  2. 今際の国のアリスのシーズン1のキャラの名前の由来を考察
  3. 今際の国のアリスのシーズン2のキャラの名前の由来を考察
  4. 今際の国のアリスの元ネタは不思議の国のアリス?
  5. 今際の国のアリスに関する感想や評価
  6. 今際の国のアリスの登場人物の名前の由来まとめ

今際の国のアリスとは?

今際の国のアリスの概要

登場人物の名前の由来や不思議の国のアリスについて知る前に、まずは「今際の国のアリス」の基本情報を紹介していきます。今際の国のアリスは2010年から2015年まで連載されていた漫画で、コミック18巻で完結しました。2014年にはOVAアニメが制作されており、「とある魔術の禁書目録」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」などの作品に携わっている「橘秀樹」が監督を務めています。

今際の国のアリスのあらすじ

今際の国のアリスでは、キャラクターたちがデスゲームを受ける物語が描かれています。今際の国は現実世界から隔絶された世界で、迷い込んだキャラクターたちは「滞在者」と呼ばれています。また、滞在者が生きるには「びざ」が必要になるため、びざを得るために「げぇむ」と呼ばれるデスゲームに参加していきます。

今際の国のアリス | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

今際の国のアリスのシーズン1のキャラの名前の由来を考察

ここからは、今際の国のアリスのシーズン1の登場人物を一覧で紹介していきます。今際の国のアリスの登場人物は様々な特技を持つため、特技を使った活躍が面白いと言われています。登場人物のプロフィールや、名前の元ネタを考察していきます。

名前の由来①アリス

アリスは本作の主人公で、本名は「有栖良平」です。裕福な家庭に生まれましたが、優秀な弟と比べられて家での居場所を無くしており、人生のどん底から引き上げてくれたカルベとチョータを信頼しています。また、観察力と洞察力が優れているため、敵対する相手の立ち回りを予測する活躍を見せています。今際の国のアリスの実写ドラマでは、俳優の山崎賢人がアリスを演じています。

有栖良平の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「アリス」と予想されています。アリスは本作の主人公で、白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込んだキャラクターです。好奇心旺盛な性格をしており、作品制作に携わった「アリス・リデル」がモデルと言われています。

名前の由来②ウサギ

ウサギは本作のヒロインで、本名は「宇佐木柚葉」です。高い身体能力を持つクライマーで、今際の国では父親から学んだサバイバル術で生活していました。また、生を渇望するアリスと出会い、アリスの想いに共感して共に生きることを決めました。今際の国のアリスの実写ドラマでは、女優の土屋太鳳がウサギを演じています。

宇佐木柚葉の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「白ウサギ」と予想されています。白ウサギは服を着て言葉を発するウサギで、公爵夫人のもとに急いでいる姿をアリスが目撃しました。キャラクターのモデルは、リデル家のかかりつけ医と言われています。

名前の由来③ボーシヤ

ボーシヤは「ビーチ」の支配者で、本名は「弾間剛」です。以前は歌舞伎町のホストをしていましたが、父親の店を受け継いだことで「帽子屋/ボーシア」というあだ名を付けられています。絶望を抱える滞在者を救うためにビーチを作りましたが、ビーチが巨大化したことで独裁者になりました。今際の国のアリスの実写ドラマでは、俳優の金子ノブアキがボーシアを演じています。

弾間剛の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「帽子屋」と予想されています。帽子屋は狂ったお茶会を開いているキャラクターで、女王の前で「きらきらこうもり」を歌って死刑宣告を受けました。ウサギは「帽子屋は気が狂っている」と発言しており、モデルはクライスト・チャーチの用務員と言われています。

名前の由来④チシヤ

チシヤは医大生で、本名は「苣屋駿太郎」です。人間の命に価値を感じないため、他人の命を奪うことに罪悪感を感じていません。また、「今際の国は不思議の国のアリスの世界」と称しており、「著者のニーズに答えられる人物が生き抜くことができる」という考えを抱いています。今際の国のアリスの実写ドラマでは、俳優の村上虹郎がチシヤを演じています。

苣屋駿太郎の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「チェシャ猫」と予想されています。チェシャ猫は不気味な笑みを浮かべている猫で、自由自在に体を出没させる能力を持っています。空中に頭だけを出没させてハートの女王を翻弄する様子が描かれています。

名前の由来⑤クイナ

ピンク色のドレスを着ている女性の画像

クイナはアパレル店員で、本名は「水鶏光」です。ドレッドヘアが特徴的で、トランスジェンダーであることを告白しています。父親が営む空手道場を継ぐ予定でしたが、ジェンダーの問題で家族と不仲になり、家を飛び出した形で父親と決別しています。今際の国のアリスの実写ドラマでは、女優の朝比奈彩がクイナを演じています。

水鶏光の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「ハートの女王」と予想されています。ハートの女王は第8章に登場したキャラクターで、フラミンゴとハリネズミを使ったクロッケー大会を主催しています。また、頻繁に「首を刎ねろ」と言っていますが、実際には誰も処刑していないことが分かっています。

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今際の国のアリスのシーズン2のキャラの名前の由来を考察

ここからは、今際の国のアリスのシーズン2の登場人物を一覧で紹介していきます。作中の「げぇむ」には攻略法があるため、登場人物の頭を使った戦いが面白いと言われています。登場人物のプロフィールや、名前の元ネタを考察していきます。

名前の由来①ヘイヤ

ヘイヤは特別編「すぺえどのなな」の主人公で、本名は「塀谷朱音」です。ヘイヤは浮気相手を自宅に連れ込む母親を見て育ったため、「ろくでなしの親の下に生まれた自分は幸せになれない」という考えを抱いています。また、他人に対して関心がありませんでしたが、負傷した際に生を渇望するようになりました。今際の国のアリスの実写ドラマでは、女優の塀谷朱音がヘイヤを演じています。

塀谷朱音の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「三月ウサギ」と予想されています。三月ウサギは狂ったお茶会を開いているウサギで、帽子屋とチェシャ猫から「気が狂っている」と称されています。続編の鏡の国のアリスでは、ヘイヤという名前で再登場しました。

名前の由来②ヤバ

ヤバはベンチャーキャピタルの社長で、本名は「矢場旺希」です。常に不敵な笑みを浮かべている自信家で、大学時代はアメフト部に所属していました。現実世界で金と名声、権力を手に入れましたが、それでも支配欲が満たされなかったため、今際の国を自らが支配するに相応しい世界と考えています。今際の国のアリスの実写ドラマでは、俳優の毎熊克哉がヤバを演じています。

矢場旺希の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「ジャバウォック」と予想されています。書物の詩「ジャバウォックの詩」の中で語られている架空の生物で、日本語では「蛇馬魚鬼」と表記されています。不思議の国のアリスでは剣で首を斬られて退治されており、ファンタジー作品ではドラゴンとして扱われることが多いようです。

名前の由来③バンダ

バンダは刑務所に収監されていた死刑囚で、本名は「盤田素那斗」です。不気味な笑みと穏やかな口調が特徴的で、誰に対しても「君」を付けています。心理学に精通しており、過去に4人の女性を殺害していることが分かっています。今際の国のアリスの実写ドラマでは、俳優の磯村勇斗がバンダを演じています。

盤田素那斗の名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「バンダースナッチ」と予想されています。バンダースナッチは「ジャバウォックの詩」の架空の生物で、素早い生物と記述されています。また、燻り狂った顎を持ち、顎で銀行家を捕らえようとしています。

名前の由来④ミラ

ミラは精神科医兼脳科学者で、本名は「加納未来」です。好奇心を行動原理にしており、人形のように表情を崩さない様子を見せています。また、思わせぶりな言動でアリスを翻弄しており、脳科学者の加納我文の姉であることが分かっています。今際の国のアリスの実写ドラマでは、女優の仲里依紗がミラを演じています。

ミラの名前の元ネタは、不思議の国のアリスの「ハートの女王」と予想されています。ミラはクロッケーの試合にアリスを誘っているため、ハートの女王と言動が一致しているという意見が挙がっています。

赤い背景のクエスチョンマークの画像

今際の国のアリスの他のキャラクターは、苗字や名前のカタカナ表記で呼ばれています。また、佐村隆寅は「ラスボスのように強い」という理由でラスボスと呼ばれているため、作中で例外的な存在になっています。全てのゲームは平仮名の表記になっているため、作者は表記に対してこだわりを持っているようです。

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今際の国のアリスの元ネタは不思議の国のアリス?

登場人物の名前の由来を考察した後は、今際の国のアリスの元ネタが「不思議の国のアリス」と言われている理由を考察していきます。また、不思議の国のアリスが元ネタの作品を紹介していきます。

不思議の国のアリスとは?

不思議の国のアリスは1865年に刊行された児童小説で、「少女のアリスが不思議の国に迷い込む」というストーリーが描かれています。作者のルイス・キャロルはイギリスの数学者兼作家で、「スナーク狩り」「シルヴィーとブルーノ」などの作品も発表しています。また、1871年には続編の「鏡の国のアリス」が刊行されました。

ルイス・キャロルはリデル家の三姉妹とピクニックに出掛けており、次女のアリスに「アリスという名前の少女の冒険物語」を聞かせました。この時の物語の続きが「地下の国のアリス」で、更に物語を仕上げたものが不思議の国のアリスになったようです。発行部数が10万部を超える大ヒットを記録しており、1800年代~1900年代には200を超えるパロディが作られたと言われています。

不思議の国のアリスを元ネタにした作品は他にもある?

ARMSは1997年から2002年まで連載されていた漫画で、不思議の国のアリスや鏡の国のアリスが物語のモチーフになっています。第44回小学館漫画賞を受賞しており、累計発行部数は1500万部を突破しています。作者の皆川亮二は東京都出身の漫画家で、学生時代に高橋留美子から大きな影響を受けたようです。

不思議の国のアリスは1903年に初めて映画が製作されており、これまでに10を超える作品が世に出されました。2010年に公開された「アリス・イン・ワンダーランド」の題材も不思議の国のアリスで、興行収入は10億ドルを突破しています。監督のティム・バートンは、1979年から活動している映画監督で、これまでに「シザーハンズ」「バットマン」などの作品も手掛けています。

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今際の国のアリスに関する感想や評価

パソコンを打っている女性の画像

登場人物の名前の元ネタや不思議の国のアリスについて知った後は、今際の国のアリスに関する感想をまとめていきます。今際の国のアリスは実写ドラマが話題になっているため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で考察した登場人物やストーリーに関する感想をまとめていきます。

感想:キャラクターがかっこいい!

今際の国のアリスのキャラクターは、それぞれが特技や能力を持っているため、「キャラクターがかっこいい」という感想が挙がっています。また、女性キャラクターが活躍している作品のため、「女性キャラクターが特にかっこいい」という感想も挙がっています。

感想:名前の元ネタが面白い!

本記事で考察したように、今際の国のアリスのキャラクターの名前は、不思議の国のアリスが元ネタと予想されています。そのため、「キャラクターの元ネタが面白い」「元ネタを変形させた名前が面白い」という感想が挙がっています。

感想:実写ドラマも面白い!

今際の国のアリスは2020年と2022年に実写ドラマが配信されており、視聴者から「実写ドラマも面白い」という感想が挙がっています。また、続編を作れる終わり方だったため、「続編を見たい」という感想も挙がっています。

今際の国のアリスはOVAアニメが制作されていますが、テレビアニメでは放送されていないため、「テレビアニメを制作してほしい」という感想が挙がっています。また、実写ドラマが話題になっているため、「アニメ化される日は近い」と考察されています。

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今際の国のアリスの登場人物の名前の由来まとめ

木のブロックにまとめの文字が書かれている画像

本記事では、今際の国のアリスに登場したキャラクターの名前の元ネタを考察していきました。今際の国のアリスの元ネタは、不思議の国のアリスと言われているため、キャラクターやげぇむの関係性が面白いと言われています。今際の国のアリスを読んだことがない方も、本記事を参考にしながら読んでみて下さい。

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