【今際の国のアリス】スペードのクイーンをネタバレ！ルールやリサのキャストは？

この記事では、窮屈な現実世界よりも自由な今際の国が好きというスペードのクイーン・リサと「チェックメイト」と呼ばれるゲームを特集していきます。これから、チェックメイトのゲームの内容やリサの正体に迫っていきますが、その前にまずは「今際の国のアリス」の作品情報をお届けします。最初に作品の概要説明、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

今際の国のアリス（いまわのくにのアリス）は、日本の漫画家・麻生羽呂による漫画で、小学館の週刊少年サンデーの2010年12月号に登場し、以降2015年5月号まで連載されました。その後、週刊少年サンデーに移籍し、2015年19号より2016年14号まで連載されています。

また、スピンオフ作品として「今際の路のアリス」が制作され、月刊サンデーGXにおいて2015年9月号から2018年3月号まで連載されました。その後、週刊少年サンデーでは、今際の国のアリスの新章となる「今際の国のアリス RETRY」を2020年46号から2021年8号まで掲載しました。

今際の国のアリスのメディア展開としては、アニメ化と実写ドラマ化が行われています。アニメについては、2013年に小学館のテレビCMシリーズ「サンデーCM劇場」として制作され、テレビアニメ「銀の匙 Silver Spoon」などの合間に放映されました。

また実写ドラマについては、山﨑賢人・土屋太鳳のダブル主演で制作され、2020年12月10日よりNetflixにて世界190か国に配信されました。配信とほぼ同時にシーズン2（2期）制作が発表され、シーズン2（2期）についてもNetflixにて2022年12月22日から配信されています。

主人公のアリスは、勉強もスポーツも苦手な冴えない少年です。ある日親友のカルベやチョータと共に、渋谷の繁華街に繰り出します。ところが、いつもは人でごった返している渋谷の街が閑散としているのです。3人は、それが謎の「げぇむ」への強制参加を意味するとは知らずに雑居ビルに侵入します。命からがらビルから脱出した3人は、この世界で生きていくには様々な「げぇむ」をクリアしなければならないことを知らされます。

ここからは、この記事のメインテーマであるスペードのクイーンの話題に入っていきます。スペードのクイーンは、「♠Q」という名のタンクトップを着た女性で、実写ドラマ「今際の国のアリス」のシーズン２（2期）に登場します。彼女は、窮屈な現実よりも自由な今際の国が好きと言う理由で今際の国の国民になっていました。

スペードのクイーン・リサは、次項で解説するシーズン2（2期）5話で始まるゲーム「チェックメイト」のシーンで登場します。ゲームは、階段が多く複雑な造りになっている工場のような建物の中で行われます。

続いて、今際の国のアリス・シーズン2の5話で登場する、スペードのクイーンのゲーム「チェックメイト」のルールについてネタバレで解説していきます。

チェックメイトは、2つのチーム、クイーンチームとチャレンジャーチームで行われるゲームです。クイーンチームは4名、チャレンジャーチームは16名でゲームを開始します。ルールとして、この時全員がボタンの付いた装置を背中に装着しなければなりません。

各チームは、１ターン5分間で全16ターンのルールで行います。その間に背中のボタンを押されてしまうと、次のターンからは敵チームのメンバーとして行動しなければならないルールになっています。ただし、チームの代表者「王」だけにはルールは適用されず、ボタンを押されても敵のメンバーにはなりません。

ゲームの勝敗は、16ターン終了時に残っているメンバーの数で決まります。メンバー数の多いほうが勝利を収めるルールです。ここでネタバレしますと、メンバー数が少なく負けたチームは王もメンバーも全員死亡します。

ネタバレしますと、スペードのクイーンのゲーム「チェックメイト」のシーンは、原作漫画にはなく実写ドラマ・シーズン2（2期）のオリジナルのお話です。ドラマで全容を現わしたスペードのクイーン「チェックメイト」の完成度は高く、オリジナルでここまで魅力的なストーリーとキャラを描いたことに驚きを禁じ得ないファンも多かったようです。

ここからは、今際の国のアリス・シーズン2（2期）のスペードのクイーンの結末やリサの正体をネタバレ解説していきます。最初はスペードのクイーンの内容と結末のネタバレです。

今際の国のアリスのゲームでは、トランプのマークに特別な意味があります。例えば、ハート（♥）は相手の心を読み合う心理戦であり、クラブ（♣）はチームワーク重視のバランス型、ダイヤ（♦）は知識や頭の回転を試される知能型といった具合です。そして、「チェックメイト」のスペード（♠）は、身体能力の勝負となる肉体型と呼ばれています。

また、すべてのマークに共通するルールは、数字の値が大きいほど難易度が高いということです。スペードのクイーンの結末については次項で詳しく解説しますが、ここでは、チャレンジャーチームがチームワークによる団結力で快勝したと述べるにとどめておきましょう。

スペードのクイーン・チェックメイトが開始され、ゲームの追加ルールが公表されます。このゲームでは暴力もOKで、無理やりボタンを押すことも可能だと言うのです。リサは、圧倒的な身体能力により敵チームメンバーの背中のボタンを次々に押していき、クイーンチームに取り込みます。クイーンチームのメンバー数が増加するに従い、クイーンチームに入りさえすれば生き残れると言って自ら志願する者すら現れます。

残り４ターンの13ターン目に入った時、16名いたチャレンジャーチームのメンバーは、「王」のコウタ、そしてアリスとウサギを残すのみになります。そしてゲームは、ハートのゲームのように心理戦の様相を見せ始めます。リサはアリスがタイプだと言って彼女を取り込もうとします。それを許すまじとウサギが肉弾戦で挑みますが、圧倒的な身体能力の差から叩きのめされてしまいます。

リサはわざとウサギのボタンを押すことをせず、時間をかけていたぶり続けます。それでもなお王のコウタを守ろうとするウサギに対して、リサが投げかけた言葉は「偽善者」でした。一方、アリスはクイーンチームに取り込まれたメンバーに、生き残ることよりも元の世界に戻ることの重要性を切々と説きます。

やがて、元チャレンジャーチームメンバーだった参加者たちの心に変化の兆しが現れます。残り2ターンとなった15ターン目に事件は起きました。アリスは、ターンの変わり目のタイミングを見計らい、クイーンチームに猛アタックを仕掛けます。決死の攻撃は見事に成功し、チャレンジャーチームはリサ以外の参加者全員を取り込むことに成功します。結局ゲームは1対19で、チャレンジャーチームの勝利で幕を閉じました。

ところで、敗軍の将となったリサの結末ですが、至って潔いものでした。ゲームに勝ったアリスが元の世界に戻れるのか尋ねても、それには直接答えず「元の世界に戻れるかは、全てのゲームが終わった後のお楽しみ」という言葉を残し、高いところから身を投げて命を絶ちました。最後までクイーンとしての矜持を失わなかったリサに対し、SNSではかっこいいとの評価が寄せられました。

ここからは、実写ドラマ「今際の国のアリス」のスペードのクイーン・リサを演じたキャストやロケ地などについて解説していきます。

ドラマ「今際の国のアリス」でスペードでのクイーン・リサ役を演じたキャストは、映画「キングダム」でのアクションシーンが話題となった女優・山本千尋（やまもと・ちひろ）です。山本千尋は、今際の国のアリス・シーズン2（2期）で「キングダム」を超えるほどのアクションシーンを披露しています。

このドラマ「今際の国のアリス」シーズン2（2期）にかけるキャストの山本千尋の意気込みは大変なもので、本人も筋肉を付けすぎたと語っているほどです。山本千尋が土屋太鳳の演じるウサギとのバトルシーンは必見の出来と言われています。

山本千尋は、幼いころから中国武術の訓練を受けており、中国武術の世界ジュニア大会では2部門で優勝を飾る輝かしい実績を残しています。ジャニーズJr.主演の舞台「JOHNNYS’ World Next Stage」では、中国武術の技術指導を務めました。今ではアクション映画にはなくてはならないキャストの1人となっており、またNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主要キャストとして出演を果たすなど俳優としての今後にも注目が集まっています。

次に、「今際の国のアリス」シーズン2（2期）でリサを演じた山本千尋のプロフィールを簡単に解説します。山本千尋は、1996年8月29日生まれで兵庫県神戸市東灘区出身のスターダストプロモーション所属の女優です。

3歳から中国武術を習い始め、世界ジュニア武術選手権大会では槍術と長拳で2個の金メダルを獲得しています。そんな山本が女優を目指すきっかけとなったのは、日本テレビの番組「スター☆ドラフト会議」にスター候補生として出演した時のことです。この時、彼女はアクション女優になることを勧められました。

その後、2013年に舞台「時空警察ヴェッカー1983」にて女優デビューを飾ります。翌2014年には、「太秦ライムライト」にて映画初出演を果たすとともに初ヒロイン役を演じます。この映画での演技が認められ、第3回ジャパンアクションアワード・ベストアクション女優賞受賞という華々しい栄誉を受けます。

2015年には、ハリウッドのアクション女優への憧れからアメリカ留学を決意し、ロサンゼルスのアクションスクールに入学し演技を学びます。帰国後は、数多くの映画やドラマ、そして特撮作品にアクション女優として出演し現在に至っています。

続いて、「今際の国のアリス」シーズン2（2期）のスペードのクイーン役のキャスト・山本千尋の主な出演作品と演じたキャラを一覧で紹介します。

舞台作品

• 新選組オブ・ザ・デッド（ヒロイン：火藤純役）

• 太秦ライムライト（ヒロイン：伊賀さつき役）
• 新選組オブ・ザ・デッド（ヒロイン：火藤純役）

• ウルトラマンジード（鳥羽ライハ役）
• BLACKFOX: Age of the Ninja（主演：石動律花役）
• EXTREME ACTION（主演：ユウナ役）

前述のように、スペードのクイーン・「チェックメイト」は、工場のような建物の中で行われています。スペードのクイーンのロケ地は、そうした作品の設定に沿って選ばれたようです。ロケ地として白羽の矢が立ったのは、北九州の火力発電所とされています。

工場内は迷路のように複雑になっており、参加者たちがリサから必死になって逃げ回る際には、複雑な構造が邪魔になったり味方をしたりして映像効果を上げていると言われています。また、工場にに設置された鉄梯子や柵は、リサとウサギのバトルシーンでパルクールのような動きを可能とし、臨場感を一層高めるのに一役買っていました。

ここまで今際の国のアリスのスペードのクイーン特集をお届けしてきましたが、最後にスペードのクイーンに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、今際の国のアリスのゲームの中で「チェックメイト」が一番面白いというツイートからです。とりわけ、スペードのクイーンの最後がかっこよかったそうです。

続いて紹介するのは、スペードのクイーン役の山本千尋・一押しの方のツイートからです。土屋太鳳演じるウサギとの戦闘シーンがかっこよいので是非とも見てほしいそうです。

今際の国のアリスのスペードのクイーンのネガな感想で多かったのが、「ルールが破綻している」というものでした。具体的には、このTwitterで指摘されていることなのでしょうか？

ここまで、今際の国のアリスのドラマ・シーズン2（2期）に登場するスペードのクイーンを特集し、リサのキャスト・山本千尋の紹介やゲームのルール・結末などをネタバレで解説してきました。

スペードのクイーンは、ドラマ「今際の国のアリス」シーズン2（2期）のオリジナルゲームです。ルールとしては、2つのチーム（クイーンチームとチャレンジャーチーム）で行われ、クイーンチームは4名、チャレンジャーチームは16名でゲームを開始します。参加者全員がボタンの付いた装置を背中に装着し、ボタンを押されると次のターンから敵チームのメンバーになります。

16ターン終了時に残っていたメンバーの多いチームの勝利となります。また、敗戦チームのメンバーは全員死亡するという厳しいゲームとなっています。ゲームの結末は、チャレンジャーチームが勝利し、負けたチームの代表・リサは潔く高所から身を投げ死亡しました。

また、ドラマでスペードのクイーン・リサを演じた山本千尋は、3歳のころから中国武術を習っていたアクション俳優です。中国武術の世界ジュニア大会で2つの金メダルを獲得する輝かしい実績を上げ、俳優業でもアクション作品はもとより、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演するなど今後の活躍に注目が集まっています。