【遊戯王】バトル・シティ編とは?デュエル大会の参加条件やルールは?

バトル・シティ編とは、数ある『遊戯王』の長編エピソードの中でも特にファンからの人気が高いエピソードの1つです。『遊戯王』のバトル・シティ編では、海馬瀬人が1つの町にデュエリストたちを集結させて開催したデュエル大会「バトル・シティ」での戦いが描かれました。ここでは、そのバトル・シティ編について紹介していきます。大会の参加条件やルール、あらすじについて詳しくチェックしていきましょう。

【遊戯王】バトル・シティ編とは?デュエル大会の参加条件やルールは?のイメージ

目次

  1. 遊戯王とは?
  2. 遊戯王のバトル・シティ編とは?あらすじを紹介
  3. 遊戯王のバトル・シティ編の海馬が開催したデュエル大会や矛盾
  4. 遊戯王のバトル・シティ編に関する感想や評価
  5. 遊戯王のバトル・シティ編まとめ

遊戯王とは?

遊戯王の概要

『遊戯王』は1996年から2004年にかけて集英社が発行する雑誌『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画作品です。作者は漫画家・イラストレーターの高橋和希です。1998年に、原作漫画初期のストーリーをベースとしたテレビアニメ『遊戯王』の放送が開始され、2000年にはカードバトルを軸としたストーリーをベースとしたアニメ『遊戯王デュエルモンスターズ』の放送が開始されました。

『遊戯王』は当初、主人公が様々なゲームで悪人と戦っていく物語でした。しかし、ストーリーが進むにつれて作中に登場する架空のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」が人気となり、中盤以降はカードバトルを主軸としたものに変わっていきます。作中のカードゲームは「遊戯王オフィシャルカードゲーム・デュエルモンスターズ」という名前で商品化され、世界で最も売れたカードとしてギネス認定されるほど大ヒットしました。

遊戯王のあらすじ

古代エジプトに起源を持つ謎のアイテム「千年パズル」を完成させた少年・武藤遊戯は、その身に卓越したゲームセンスを持つ別人格を宿すようになりました。遊戯に宿った別人格・闇遊戯は、様々な悪人たちに「闇のゲーム」を仕掛け、ゲームに勝利して相手に制裁を加えていきます。

遊戯王OCG デュエルモンスターズ

遊戯王のバトル・シティ編とは?あらすじを紹介

ここからは『遊戯王』で描かれた長編エピソードの1つであるバトル・シティ編について紹介していきます。『遊戯王』のバトル・シティ編がどのようなストーリーであったのか、その特徴とあらすじをチェックしていきましょう。

バトル・シティ編とは?

「バトル・シティ編」とは、漫画『遊戯王』とアニメ『遊戯王デュエルモンスターズ』で描かれた長編エピソードの1つです。原作漫画『遊戯王』の17巻から31巻、文庫版『遊戯王』の11巻から18巻、アニメ『遊戯王デュエルモンスターズ』の52話から97話までと122話から144話までがバトル・シティ編にあたります。バトル・シティ編で描かれたのは、海馬瀬人が開催した大規模なデュエル大会バトル・シティの様子でした。

バトル・シティには、主人公の武藤遊戯はもちろん、彼の親友である城之内克也、大会主催者であり遊戯のライバルでもある海馬瀬人も参加します。さらに、決闘者の王国で死闘を繰り広げた孔雀舞やインセクター羽蛾、ダイナソー竜崎などのデュエリストも、バトル・シティに参加していました。バトル・シティ編の特徴は、デュエリストたちがデュエルディスクというアイテムを使用する点です。

『遊戯王』の世界には、立体映像を使ってデュエルを楽しむことができるソリッドビジョンシステムが存在します。従来のソリッドビジョンシステムは設置型のもので、決まった場所でしかデュエルができませんでした。しかしデュエルディスクには、海馬が開発した次世代型ソリッドビジョンシステムが搭載されており、デュエルディスクを装着すれば、どのような場所でも立体映像を使ったデュエルが可能です。

バトル・シティはその名の通り、ある町の全域を舞台とした大規模なデュエル大会です。デュエルディスクが登場したおかげで、町のどこでもデュエルをすることが可能となり、様々なシチュエーションでのデュエルが描かれるようになりました。バトル・シティ編から登場したデュエルディスクは『遊戯王』のシリーズ作品で形を変えて使われ続けることになります。

バトル・シティ編のあらすじ

ある日、遊戯のライバルである海馬瀬人の前に、イシズという謎の女性が現れました。彼女は海馬に「神のカード」と呼ばれる伝説のレアカード3枚の内の1枚「オベリスクの巨神兵」を託し、残り2枚の神のカードを回収するよう依頼します。

そこで海馬はデュエル大会「バトル・シティ」の開催を決意。デュエリストたちを集め、神のカードを手に入れるべく動き始めます。神のカードは遊戯に宿る闇人格・闇遊戯の失われた記憶に繋がるキーアイテムでもありました。闇遊戯は自身の記憶を取り戻すため、熾烈な戦いに身を投じていきます。

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遊戯王のバトル・シティ編の海馬が開催したデュエル大会や矛盾

ここからは『遊戯王』のバトル・シティ編で描かれた大規模なデュエル大会「バトル・シティ」の内容について詳しく見ていきます。海馬が開催したバトル・シティの参加条件やルールはどのようになっていたのか、どのようなデュエリストたちが参加していたのかなどをチェックしていきましょう。

バトル・シティ編のデュエル大会の参加条件やルール

バトル・シティは、海馬が社長を務める海馬コーポレーションが主催したデュエル大会です。大会の舞台となるのは、遊戯たちが暮らしている町・童実野町全域。童実野町内であれば、公園や広場はもちろん、公共施設の中やビルの屋上など、様々な場所でデュエルを行うことができます。出場資格はレアカードを含めた40枚のデッキを用意し、海馬コーポレーションが開発した次世代デュエルディスクを所有することです。

デュエルディスクはカード専門店で取り扱われており、入手するにはある条件をクリアする必要があります。まず店の人間に名前を告げ、海馬コーポレーションから店に送られてきているデュエリストデータを確認してもらいます。そのデータには、デュエリストのレベルやレアカードの所有数が記載されており、レベル5以上の実力を持つデュエリストには、無料でデュエルディスクが渡されます。

デュエリストレベルの最高はレベル8で、遊戯はレベル8のデュエリストとして登録されていました。このシステムによって、腕の立つデュエリストだけが選別されるようになっているのです。ただし、送られてきたデュエリストデータは不正に書き換えることが可能となっていました。そのため、本来は参加資格を満たしていないのにバトル・シティに参加したデュエリストも存在しています。

大会のルールについてですが、バトル・シティでは「アンティ・ルール」が採用されました。「アンティ」とは賭けカードのことを指します。バトル・シティでは、敗者が勝者に自分のデッキの中で最もレアリティの高いカードを渡さなくてはなりません。勝ち進んでいけばいくほど、デッキが強化されていく仕組みになっています。

バトル・シティの予選では、レアカードと同時にパズルカードも賭けの対象となりました。パズルカードとは、デュエルディスクに取り付けられていた透明なカード。そこには童実野町の一部が描かれたパズルのピースが貼り付けてあります。このパズルカードを6枚集めて重ね合わせると地図が完成し、バトル・シティ決勝戦の場所がわかるようになっています。決勝に進むことができるのは8名です。

バトル・シティ編のデュエリストたちはオタク感がある?

バトル・シティの舞台となった童実野町には、当然ながらデュエリストではない一般市民が生活しています。彼らのほとんどは、町でカードゲームの大会があることを知りません。何も知らない一般市民の視点から見ると、デュエリストたちは不思議な機械を腕につけたカードオタクのように映っていました。

バトル・シティ編の矛盾は?遊戯もルール違反した?

バトル・シティを主催している海馬コーポレーションは巨大な企業です。バトル・シティを運営するために、海馬コーポレーションは相当な金額を使っていると考えられます。町1つを会場とし、参加者に無料でデュエルディスクを配布。さらには巨大な飛行船なども使っていることから、それは間違いないでしょう。それだけ金と手間をかけているにもかかわらず、バトル・シティでは不正が横行していました。

まず、レアカード強奪集団グールズがデュエルディスクを持って大会に参加し、さらには禁止されているコピーカードを使用していました。インセクター羽蛾は対戦相手のデッキに自分を有利にするためのカードを仕込み、エスパー絽場は弟たちを使って対戦相手の手札を盗み見ています。デュエリストレベル2である城之内が大会に参加できたのも、城之内のレアカードを狙ったグールズが彼のデータを不正に書き換えたためでした。

バトル・シティでは、主人公の遊戯もルール違反となる行動を取っています。「マジック&ウィザーズ」または「デュエルモンスターズ」のルールでは、ドローしたカードを見ることなくフィールドにセットする行為は禁止されています。遊戯は自身がドローしたカードが何か確認せずともわかっていたため、カードを見ることなくフィールドにセットしました。

審判はそれを指摘し警告しましたが、責任者である海馬が遊戯の行動を許したため、遊戯がペナルティーを受けることはありませんでした。遊戯が堂々とルール違反をしたことに驚いたファンは少なくなかったようです。

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遊戯王のバトル・シティ編に関する感想や評価

『遊戯王』のバトル・シティ編に登場した神のカードに関するコメントです。バトル・シティ編の見どころの1つが、神のカードが登場するところです。「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」の召喚シーンは迫力があり、数ある『遊戯王』の名シーンの中でも特に人気が高いものとなっています。

『遊戯王』のバトル・シティ編で描かれた海馬のワンシーンに関するコメントです。海馬はイシズとの戦いで神のカード「オベリスクの巨神兵」を生贄に、自身のエースモンスターである「青眼の白龍」を召喚しました。神のカードを手に入れて以降、海馬は神のカード頼みの戦い方をしていましたが、その神のカードを生贄にして本来のエースモンスターを頼りにした姿に感動したファンは少なくなかったようです。

『遊戯王』のバトル・シティ編は、様々な名デュエルが生まれた長編エピソードです。その中でも特に多くの人を感動させた人気のデュエルが、埠頭で行われた遊戯と城之内のデュエルです。遊戯と城之内の絆の強さがわかるデュエルとなっており、現在でも多くの人の心に残り続けています。

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遊戯王のバトル・シティ編まとめ

ここでは『遊戯王』で描かれた長編エピソードの1つ、バトル・シティ編について紹介してきました。バトル・シティ編は、漫画の連載とアニメの放送が終了して時が経った現在でも多くの『遊戯王』ファンの心に残っている、人気の長編エピソードです。興味を持った人は、漫画やアニメでバトル・シティ編をチェックしてみると良いでしょう。

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